16 / 17
15話
しおりを挟む
「リーシャ様。少しよろしいですか?」
「あなた達は・・・教養クラス1年生の・・・ナターシャさんと、マリエルさんでしたかしら?」
「はい!」
「名前を憶えて下さっているなんて、感激です!!」
覚えていますとも。
入学前、”身の安全の為には、周囲に居る者が、どこの誰なのか把握していることが重要だ!” とかオブシディアン卿に言われて、生徒名簿と大量の姿絵を照らし合わせながら、暗記させられて、それが学年が上がる度、毎年なのよ?
毎晩夢にまで出て来るのに、忘れるなんて出来ないわよ。
「それで、何か御用なの?」
「あ・・あの!このあと、わっ私達とお茶しませんか?」
「お茶?」
学院内での一年生の茶会の実践は、来学期からと記憶してたけど、変わったのかしら?
「実は。今日私達のクラスの女子生徒で、親睦会を開く事になったんです」
「それで、帰りにみんなで街のカフェに行くのですけど。リーシャ様もご一緒にいかがかと思いまして、お声を掛けさせていただいたのです」
「でも、私は学年もクラスが違うわよ?」
クラスの親睦会に、年上でクラスも違う私が混ざるのってどうなのかしら?
「そうなんですけど」
「リーシャ様の通われる、魔道クラスは女の子が少ないですよね?」
「えぇ。そうね」
「それに、同じ学年の女子は、平民だと聞いています。ですから貴族同士でないと、お話しできない事も有るのではないかと思って」
あぁ。この子達はあれね。
貴族至上主義の親御さんに育てられたのね。
2人ともお父君は軍閥で
確か・・・第一王子の派閥の方だった筈。
お父君から、私に取り入る様に言われたのかしら?
でも、このキラキラした瞳は、疚しい事はなさそうだし、本人達は良い事をしている積りなんだろうけど・・・・。
ハッキリ言って面倒臭いわ。
ラシール家は代々中立を保って来た家だし、学院内で平民に対する差別的な発言をする処も好きになれない。
まぁ。この子達は、社交の実践マナーを学びに来ている御令嬢だから、仕方が無いのかも知れないわね。
なんと言っても入学したての子供だもの、目くじらを立てる事も無いか。
「お誘いどうもありがとう」
ちょっと微笑んであげただけで、こんなに喜ぶなんて。可愛らしいわ。
「新入生の貴女たちは知らなくて当然の事なのだけど、私は護衛の方の都合もあるし、予定が沢山あって、急なお出掛けは出来ないのよ?」
「そうなんですか?」
「今日も放課後は王宮に行かなければならないの。そうね・・・レイン卿、次に予定が空いているのは、いつだったかしら?」
「新規では半年後になります。あとはキャンセル待ちです」
「まあ!」
「そんなにお忙しいのですね!」
驚いている新入生に、やれやれと首を振って見せたのだけれど、わざとらしく見えていないかしら?
「折角誘ってくれたのに、ごめんなさいね。次からは前もって誘ってくれるかしら?そうすれば、予定を調整できる事も有ると思の」
「はい。気を付けます」
「お忙しいのに、お時間を頂いてありがとうございます!」
ぺこぺこと何度も頭を下げながら、去っていく姿に胸が痛むわね。
「リーシャ様。本当に予定を調整して差し上げるお積りですか?」
「私の卒業までに、一度くらいは良いのじゃないかしら」
「面倒なのでしょう?」
「そうね・・・でも早い内なら、私もちょっとは楽だし」
本当は予定なんて、一日に一件しか入れない様にしているから、時間がない訳じゃなのよね。でも、私は面倒な事は好きじゃないし。自分の時間が取れないと、クサクサしてきちゃうの。
パパとアシンは、お父様にそっくりだって、笑って許してくれるけど、侯爵家の令嬢としても、癒し手としても、こんな事ではいけないよなあ。とは思って居るのよ?
これはパパとアシン。他の誰にも言って居ないのだけれど、癒し手の能力が発現してから、全てでは無いけれど、相手の気持ちや気分が分かる様になってしまって。一度に沢山の人と接すると疲れちゃうのよね。
成人してアシンと結婚したら、侯爵の妻として、お茶会とかパーティーとかに出席しなくちゃいけないのだと思うと、本当に気が重い。
いっその事、パパと領地に帰ってそのまま引きこもっちゃおうかな?
アシンは怒るかも知れないけど、パパは喜んでくれそうよね?
はぁ~。
駄目よね。
癒し手のお勤めも有るし、陛下が許して下さらないわ。
「では団長と相談してみます」
「レイン。団長が許すとは思えないけど」
「だけど、リーシャ様だってあと1年とちょっとで成人されるのだから、少しくらい好きにさせてあげても良いと思う」
「でも、あの団長だよ?」
「キャサリン。団長は上司だけど、私達が仕えて居るのはリーシャ様じゃないか。主の望みを叶えて差し上げる事を、優先するべきだと私は思う」
「そのリーシャ様に期待させて、がっかりさせてしまうのもどうかと思うよ?」
「2人とも、もういいわ。オブシディアン卿がどういう人なのかは、私も分かって居ます。それにあの子達と、どうしてもお茶したい訳ではないから、オブシディアン卿の指示通りにして貰って良いのよ」
「リーシャ様がそう仰るなら」
二人は顔を見交わして居るけど、そんなに気を使わなくていいのに。
私の行動に対する難関は、陛下とアシンだけじゃないのよね。
騎士団設立の時から、騎士さん達の入れ替えは何度かあったけど、団長はずっとオブシディアン卿のまま。
堅物で不愛想で無口で。
何年たっても笑った顔なんて一度も見たことが無くて、アシンと同い年だなんて信じられない。
まるで、全然懐いてくれなかった、オーブやオニキスを見て居るみたい。
だけど誰より強くて信頼できる人。
定期的に神殿に通っていた時にあった2度の襲撃も、オブシディアン卿が居てくれたから、私もジャネットも無事でいられたの。
あの時はジャネットも彼の強さに興奮していたけど、私もちょっと、かっこいいなって思ったのよね。
ジャネットが大好きな恋愛小説なら、その後二人は恋に落ちて・・・って事になるのだろうけど、彼みたいに会話が成り立たない男性と、恋愛できる女性なんているのかしら?
そもそも、彼って独身なの?
アシンと同い年で貴族なら、とっくに婚約とか、結婚していてもおかしくない年齢よね?
パパはオブシディアン卿の、出自が分からないのだと言っていたから、平民出身なんだとしても、平民の人達は結婚が早い人も多いって聞くから、やっぱり結婚していてもおかしくないと思う。
でも団長として公爵邸に来てから、長い休暇を取った事も、数えるくらいしかなかった様な・・・。
いけない!
そんな事じゃ、家族が崩壊してしまうわ!
奥さんがいるなら、夫婦の時間はちゃんと取らなきゃ駄目よ。
いくら物分かりの良い奥さんだって、こんなに放って置かれたら、愛想を付かされてしまう。
きっと面倒臭がられてしまうと思うけど、一度事実関係をはっきりさせて、それなりの対応をしなくちゃいけないわ!
「ねぇ。オブシディアン卿って結婚してるの?」
「へぇ?」
「なんですか?いきなり」
「オブシディアン卿って、長期休暇を取った記憶が無いの。もし奥さんがいるなら、改善するべきかな?って思って」
「あ~びっくりした」
「そういう事ですか」
なんでビックリするのかしら?
変な事言ったとは思わないけど。
「リーシャ様。実は私達も、その辺りの事は全く分からないのです」
「なんで?上司と部下ってそういう話はしないの?」
「いえ。普通は奥さんの惚気とか、お子様自慢、孫自慢を耳に蓋をしたくなるくらい、聞かせられるものなのですが」
「私達は団に配属されて、まだ1年ほどでしかないのですが、団長はご自分の事を全くお話にならないんです。と言うか会話そのものが成り立たない感じ?」
「あ・・・それはよく分かる」
「ですよね!ただ結婚指輪を付けていないのは知っています」
「だけど、騎士は剣を握るから、指輪を指に嵌めない事も多いので、独身かどうか判断できません」
「なるほど・・・じゃあ、本人に聞いてみる」
「えっ?」
「だめなの?」
「ダメではないと思いますけど・・・・ねぇ」
「あの団長ですから、まともな返事が返って来るとは、思わない方が宜しいかと」
「そうよね・・・でも何も取って食われる訳じゃないでしょ?一応聞いてみるわ」
不愛想なのは、私達にだけじゃなかったのね。こんな感じで、部下との意思疎通が出来ているのかしら?
私よりずっと大人なんだから、その辺の所はちゃんとしているのだろうけど。
オブシディアン卿って、本当に変わった人なのね。
「あなた達は・・・教養クラス1年生の・・・ナターシャさんと、マリエルさんでしたかしら?」
「はい!」
「名前を憶えて下さっているなんて、感激です!!」
覚えていますとも。
入学前、”身の安全の為には、周囲に居る者が、どこの誰なのか把握していることが重要だ!” とかオブシディアン卿に言われて、生徒名簿と大量の姿絵を照らし合わせながら、暗記させられて、それが学年が上がる度、毎年なのよ?
毎晩夢にまで出て来るのに、忘れるなんて出来ないわよ。
「それで、何か御用なの?」
「あ・・あの!このあと、わっ私達とお茶しませんか?」
「お茶?」
学院内での一年生の茶会の実践は、来学期からと記憶してたけど、変わったのかしら?
「実は。今日私達のクラスの女子生徒で、親睦会を開く事になったんです」
「それで、帰りにみんなで街のカフェに行くのですけど。リーシャ様もご一緒にいかがかと思いまして、お声を掛けさせていただいたのです」
「でも、私は学年もクラスが違うわよ?」
クラスの親睦会に、年上でクラスも違う私が混ざるのってどうなのかしら?
「そうなんですけど」
「リーシャ様の通われる、魔道クラスは女の子が少ないですよね?」
「えぇ。そうね」
「それに、同じ学年の女子は、平民だと聞いています。ですから貴族同士でないと、お話しできない事も有るのではないかと思って」
あぁ。この子達はあれね。
貴族至上主義の親御さんに育てられたのね。
2人ともお父君は軍閥で
確か・・・第一王子の派閥の方だった筈。
お父君から、私に取り入る様に言われたのかしら?
でも、このキラキラした瞳は、疚しい事はなさそうだし、本人達は良い事をしている積りなんだろうけど・・・・。
ハッキリ言って面倒臭いわ。
ラシール家は代々中立を保って来た家だし、学院内で平民に対する差別的な発言をする処も好きになれない。
まぁ。この子達は、社交の実践マナーを学びに来ている御令嬢だから、仕方が無いのかも知れないわね。
なんと言っても入学したての子供だもの、目くじらを立てる事も無いか。
「お誘いどうもありがとう」
ちょっと微笑んであげただけで、こんなに喜ぶなんて。可愛らしいわ。
「新入生の貴女たちは知らなくて当然の事なのだけど、私は護衛の方の都合もあるし、予定が沢山あって、急なお出掛けは出来ないのよ?」
「そうなんですか?」
「今日も放課後は王宮に行かなければならないの。そうね・・・レイン卿、次に予定が空いているのは、いつだったかしら?」
「新規では半年後になります。あとはキャンセル待ちです」
「まあ!」
「そんなにお忙しいのですね!」
驚いている新入生に、やれやれと首を振って見せたのだけれど、わざとらしく見えていないかしら?
「折角誘ってくれたのに、ごめんなさいね。次からは前もって誘ってくれるかしら?そうすれば、予定を調整できる事も有ると思の」
「はい。気を付けます」
「お忙しいのに、お時間を頂いてありがとうございます!」
ぺこぺこと何度も頭を下げながら、去っていく姿に胸が痛むわね。
「リーシャ様。本当に予定を調整して差し上げるお積りですか?」
「私の卒業までに、一度くらいは良いのじゃないかしら」
「面倒なのでしょう?」
「そうね・・・でも早い内なら、私もちょっとは楽だし」
本当は予定なんて、一日に一件しか入れない様にしているから、時間がない訳じゃなのよね。でも、私は面倒な事は好きじゃないし。自分の時間が取れないと、クサクサしてきちゃうの。
パパとアシンは、お父様にそっくりだって、笑って許してくれるけど、侯爵家の令嬢としても、癒し手としても、こんな事ではいけないよなあ。とは思って居るのよ?
これはパパとアシン。他の誰にも言って居ないのだけれど、癒し手の能力が発現してから、全てでは無いけれど、相手の気持ちや気分が分かる様になってしまって。一度に沢山の人と接すると疲れちゃうのよね。
成人してアシンと結婚したら、侯爵の妻として、お茶会とかパーティーとかに出席しなくちゃいけないのだと思うと、本当に気が重い。
いっその事、パパと領地に帰ってそのまま引きこもっちゃおうかな?
アシンは怒るかも知れないけど、パパは喜んでくれそうよね?
はぁ~。
駄目よね。
癒し手のお勤めも有るし、陛下が許して下さらないわ。
「では団長と相談してみます」
「レイン。団長が許すとは思えないけど」
「だけど、リーシャ様だってあと1年とちょっとで成人されるのだから、少しくらい好きにさせてあげても良いと思う」
「でも、あの団長だよ?」
「キャサリン。団長は上司だけど、私達が仕えて居るのはリーシャ様じゃないか。主の望みを叶えて差し上げる事を、優先するべきだと私は思う」
「そのリーシャ様に期待させて、がっかりさせてしまうのもどうかと思うよ?」
「2人とも、もういいわ。オブシディアン卿がどういう人なのかは、私も分かって居ます。それにあの子達と、どうしてもお茶したい訳ではないから、オブシディアン卿の指示通りにして貰って良いのよ」
「リーシャ様がそう仰るなら」
二人は顔を見交わして居るけど、そんなに気を使わなくていいのに。
私の行動に対する難関は、陛下とアシンだけじゃないのよね。
騎士団設立の時から、騎士さん達の入れ替えは何度かあったけど、団長はずっとオブシディアン卿のまま。
堅物で不愛想で無口で。
何年たっても笑った顔なんて一度も見たことが無くて、アシンと同い年だなんて信じられない。
まるで、全然懐いてくれなかった、オーブやオニキスを見て居るみたい。
だけど誰より強くて信頼できる人。
定期的に神殿に通っていた時にあった2度の襲撃も、オブシディアン卿が居てくれたから、私もジャネットも無事でいられたの。
あの時はジャネットも彼の強さに興奮していたけど、私もちょっと、かっこいいなって思ったのよね。
ジャネットが大好きな恋愛小説なら、その後二人は恋に落ちて・・・って事になるのだろうけど、彼みたいに会話が成り立たない男性と、恋愛できる女性なんているのかしら?
そもそも、彼って独身なの?
アシンと同い年で貴族なら、とっくに婚約とか、結婚していてもおかしくない年齢よね?
パパはオブシディアン卿の、出自が分からないのだと言っていたから、平民出身なんだとしても、平民の人達は結婚が早い人も多いって聞くから、やっぱり結婚していてもおかしくないと思う。
でも団長として公爵邸に来てから、長い休暇を取った事も、数えるくらいしかなかった様な・・・。
いけない!
そんな事じゃ、家族が崩壊してしまうわ!
奥さんがいるなら、夫婦の時間はちゃんと取らなきゃ駄目よ。
いくら物分かりの良い奥さんだって、こんなに放って置かれたら、愛想を付かされてしまう。
きっと面倒臭がられてしまうと思うけど、一度事実関係をはっきりさせて、それなりの対応をしなくちゃいけないわ!
「ねぇ。オブシディアン卿って結婚してるの?」
「へぇ?」
「なんですか?いきなり」
「オブシディアン卿って、長期休暇を取った記憶が無いの。もし奥さんがいるなら、改善するべきかな?って思って」
「あ~びっくりした」
「そういう事ですか」
なんでビックリするのかしら?
変な事言ったとは思わないけど。
「リーシャ様。実は私達も、その辺りの事は全く分からないのです」
「なんで?上司と部下ってそういう話はしないの?」
「いえ。普通は奥さんの惚気とか、お子様自慢、孫自慢を耳に蓋をしたくなるくらい、聞かせられるものなのですが」
「私達は団に配属されて、まだ1年ほどでしかないのですが、団長はご自分の事を全くお話にならないんです。と言うか会話そのものが成り立たない感じ?」
「あ・・・それはよく分かる」
「ですよね!ただ結婚指輪を付けていないのは知っています」
「だけど、騎士は剣を握るから、指輪を指に嵌めない事も多いので、独身かどうか判断できません」
「なるほど・・・じゃあ、本人に聞いてみる」
「えっ?」
「だめなの?」
「ダメではないと思いますけど・・・・ねぇ」
「あの団長ですから、まともな返事が返って来るとは、思わない方が宜しいかと」
「そうよね・・・でも何も取って食われる訳じゃないでしょ?一応聞いてみるわ」
不愛想なのは、私達にだけじゃなかったのね。こんな感じで、部下との意思疎通が出来ているのかしら?
私よりずっと大人なんだから、その辺の所はちゃんとしているのだろうけど。
オブシディアン卿って、本当に変わった人なのね。
11
あなたにおすすめの小説
幼い頃に、大きくなったら結婚しようと約束した人は、英雄になりました。きっと彼はもう、わたしとの約束なんて覚えていない
ラム猫
恋愛
幼い頃に、セレフィアはシルヴァードと出会った。お互いがまだ世間を知らない中、二人は王城のパーティーで時折顔を合わせ、交流を深める。そしてある日、シルヴァードから「大きくなったら結婚しよう」と言われ、セレフィアはそれを喜んで受け入れた。
その後、十年以上彼と再会することはなかった。
三年間続いていた戦争が終わり、シルヴァードが王国を勝利に導いた英雄として帰ってきた。彼の隣には、聖女の姿が。彼は自分との約束をとっくに忘れているだろうと、セレフィアはその場を離れた。
しかし治療師として働いているセレフィアは、彼の後遺症治療のために彼と対面することになる。余計なことは言わず、ただ彼の治療をすることだけを考えていた。が、やけに彼との距離が近い。
それどころか、シルヴァードはセレフィアに甘く迫ってくる。これは治療者に対する依存に違いないのだが……。
「シルフィード様。全てをおひとりで抱え込もうとなさらないでください。わたしが、傍にいます」
「お願い、セレフィア。……君が傍にいてくれたら、僕はまともでいられる」
※糖度高め、勘違いが激しめ、主人公は鈍感です。ヒーローがとにかく拗れています。苦手な方はご注意ください。
※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
行き遅れにされた女騎士団長はやんごとなきお方に愛される
めもぐあい
恋愛
「ババアは、早く辞めたらいいのにな。辞めれる要素がないから無理か? ギャハハ」
ーーおーい。しっかり本人に聞こえてますからねー。今度の遠征の時、覚えてろよ!!
テレーズ・リヴィエ、31歳。騎士団の第4師団長で、テイム担当の魔物の騎士。
『テレーズを陰日向になって守る会』なる組織を、他の師団長達が作っていたらしく、お陰で恋愛経験0。
新人訓練に潜入していた、王弟のマクシムに外堀を埋められ、いつの間にか女性騎士団の団長に祭り上げられ、マクシムとは公認の仲に。
アラサー女騎士が、いつの間にかやんごとなきお方に愛されている話。
死に戻ったら、私だけ幼児化していた件について
えくれあ
恋愛
セラフィーナは6歳の時に王太子となるアルバートとの婚約が決まって以降、ずっと王家のために身を粉にして努力を続けてきたつもりだった。
しかしながら、いつしか悪女と呼ばれるようになり、18歳の時にアルバートから婚約解消を告げられてしまう。
その後、死を迎えたはずのセラフィーナは、目を覚ますと2年前に戻っていた。だが、周囲の人間はセラフィーナが死ぬ2年前の姿と相違ないのに、セラフィーナだけは同じ年齢だったはずのアルバートより10歳も幼い6歳の姿だった。
死を迎える前と同じこともあれば、年齢が異なるが故に違うこともある。
戸惑いを覚えながらも、死んでしまったためにできなかったことを今度こそ、とセラフィーナは心に誓うのだった。
女王は若き美貌の夫に離婚を申し出る
小西あまね
恋愛
「喜べ!やっと離婚できそうだぞ!」「……は?」
政略結婚して9年目、32歳の女王陛下は22歳の王配陛下に笑顔で告げた。
9年前の約束を叶えるために……。
豪胆果断だがどこか天然な女王と、彼女を敬愛してやまない美貌の若き王配のすれ違い離婚騒動。
「月と雪と温泉と ~幼馴染みの天然王子と最強魔術師~」の王子の姉の話ですが、独立した話で、作風も違います。
本作は小説家になろうにも投稿しています。
兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした
鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。
☆他投稿サイトにも掲載しています。
☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。
二度目の初恋は、穏やかな伯爵と
柴田はつみ
恋愛
交通事故に遭い、気がつけば18歳のアランと出会う前の自分に戻っていた伯爵令嬢リーシャン。
冷酷で傲慢な伯爵アランとの不和な結婚生活を経験した彼女は、今度こそ彼とは関わらないと固く誓う。しかし運命のいたずらか、リーシャンは再びアランと出会ってしまう。
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
竜人のつがいへの執着は次元の壁を越える
たま
恋愛
次元を超えつがいに恋焦がれるストーカー竜人リュートさんと、うっかりリュートのいる異世界へ落っこちた女子高生結の絆されストーリー
その後、ふとした喧嘩らか、自分達が壮大な計画の歯車の1つだったことを知る。
そして今、最後の歯車はまずは世界の幸せの為に動く!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる