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これが、八七式中戦車かっ!
これが、日本陸軍の量産戦車第1号だっ!
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ノモンハンから満州国のチチハルまでは騎馬で3日かかる。
馬車なら5日だ。(馬車は騎馬より速度が遅いからだ。)
ソ連軍の戦車隊から撤退した満州騎馬隊は態勢を整えるために・・・そして、内地(日本本土)からの新兵器を受け取るために・・・チチハルの前線駐屯地へ入ったのだった。
「どう、どう。」と、馬を落ち着かせる軍曹だ。
日本の軍馬は去勢(キンタマを取って無いから、気が荒いのだ。)していないそうだ。
欧州の馬車で使う馬は去勢してるそうだ。
駐屯地には馬の世話係がおり、蹄鉄も交換してくれるのだ。(毎月、交換する。)
「そうだ、内地からの荷は?」と、軍曹がせっつく。
「これは、軍曹殿ですか。」と、日本語の挨拶だ。
どうやら、内地からの技師と思える数人の工員が迎えてくれた。
「四菱重工の技官の安藤ともうします。」
「これは、ご丁寧に軍曹の藤川です。」
「それで、新兵器と聞いてるのですが。」と、軍曹がいう。
「車庫に置いてあります。」と、案内してくれるようだ。
「数は、どれほどですか?」と、聞く。
「え、え、3両ですが。」と、安藤技官だ。
「敵は10両ほどなんですが・・・」と、軍曹が・・・
「さすがに、ここまで運べる数は3両がギリなので・・・」と、言いにくそうな技官である。
内地から船便で大連港まで、そこから輸送トラックで・・・まあ、3両がギリだろう・・・
戦車を搬送できる輸送トラックなぞ・・・
何十トンもの重量物を搬送できる輸送車なぞ国内に無いから、あわてて造ったらしい。
車庫の側には、でかい輸送トラックが3台ほど鎮座していたのだ。
そして、給油タンク車が10台ほど・・・
どうやら、単なる兵器ではないようである。
車庫の扉が開く。
3両の新兵器が鎮座していた。
それぞれに、防犯色の防水布が掛けられている。
係官が防水布を取り除く。
深緑色の迷彩色の車台が現れる。
「日本陸軍の量産戦車の八七式です。」と、ドヤ顔で安藤技官が紹介する。
「これが、戦車という新兵器ですか。」
「ずいぶん、大きいんですね。」と、感想を述べる軍曹らである。
「車輪がついてますね。」「動くんですか?」と、失礼な質問だ。
ここは、ぐっとガマンして技官が答える。
「え、え、速度は最高で時速40キロほどです。」
「ほう、馬と同じくらいですか。」
「そうなりますね。」と、技官だ。
「馬と違うところは、休憩しなくても燃料があれば動きますよ。」と加える技官である。
馬は休み休みでないと遠征は無理だ。
なぜなら、動物だからである。
それで、騎馬兵は馬の疲れ具合を知らないと・・・馬を潰してしまうのだ。
「これは、鋼鉄ですか。」「え、え。」
「厚さは、何ミリですか。」と、軍曹だ。
「そうですね、三八式の銃弾なら傷ひとつ付かないです。」
「それなりの砲弾でないと、抜けないですよ。」
「まあ、厚さは軍事機密ですからマジな厚さは言えないです。」と、技官がドヤ顔だ。
「そうだ、ノモンハンで観たソ連軍の兵器に似てますね。」と、伍長が斬り込んだ質問だ。
ヒヤリとする技官連中である。
「なら、これでソ連軍とやり合っても勝てますか?」と、追加の斬り込みをする。
「まあ、伍長それくらいで・・・」と、軍曹がなだめる。
「でも、相手は10両だと・・・」
「でも、無いよりはいいだろう。」と、軍曹が慰める。
そうなのだ、日本軍は人員が足りない、兵器が足りない、しかし精神力だけは無双にあるという・・・なんとも、真っ黒な軍隊だったんだ。
しかし、日本軍は世界で一番古い国の軍隊である。
歴史と伝統は、どこの国にも負けないのである。
神武建国2600有余年・・・つまり、2600有余年前に日本という国が建国されて・・・王朝が代々続いているのである。
神武天皇はアマテラスの子孫なのである。
アマテラスは日本の最高神である。(伊勢の神宮の主神なのだ。)
よって、日本は女神様のすべる国なのだ。
女神様が最高神なのは・・・我が国だけであるのだ。(それなりの規模の国を比して。)
そして、日本軍(皇軍)は天皇陛下の軍であるのだ。
つまり、アマテラス様の軍隊なのである。
馬車なら5日だ。(馬車は騎馬より速度が遅いからだ。)
ソ連軍の戦車隊から撤退した満州騎馬隊は態勢を整えるために・・・そして、内地(日本本土)からの新兵器を受け取るために・・・チチハルの前線駐屯地へ入ったのだった。
「どう、どう。」と、馬を落ち着かせる軍曹だ。
日本の軍馬は去勢(キンタマを取って無いから、気が荒いのだ。)していないそうだ。
欧州の馬車で使う馬は去勢してるそうだ。
駐屯地には馬の世話係がおり、蹄鉄も交換してくれるのだ。(毎月、交換する。)
「そうだ、内地からの荷は?」と、軍曹がせっつく。
「これは、軍曹殿ですか。」と、日本語の挨拶だ。
どうやら、内地からの技師と思える数人の工員が迎えてくれた。
「四菱重工の技官の安藤ともうします。」
「これは、ご丁寧に軍曹の藤川です。」
「それで、新兵器と聞いてるのですが。」と、軍曹がいう。
「車庫に置いてあります。」と、案内してくれるようだ。
「数は、どれほどですか?」と、聞く。
「え、え、3両ですが。」と、安藤技官だ。
「敵は10両ほどなんですが・・・」と、軍曹が・・・
「さすがに、ここまで運べる数は3両がギリなので・・・」と、言いにくそうな技官である。
内地から船便で大連港まで、そこから輸送トラックで・・・まあ、3両がギリだろう・・・
戦車を搬送できる輸送トラックなぞ・・・
何十トンもの重量物を搬送できる輸送車なぞ国内に無いから、あわてて造ったらしい。
車庫の側には、でかい輸送トラックが3台ほど鎮座していたのだ。
そして、給油タンク車が10台ほど・・・
どうやら、単なる兵器ではないようである。
車庫の扉が開く。
3両の新兵器が鎮座していた。
それぞれに、防犯色の防水布が掛けられている。
係官が防水布を取り除く。
深緑色の迷彩色の車台が現れる。
「日本陸軍の量産戦車の八七式です。」と、ドヤ顔で安藤技官が紹介する。
「これが、戦車という新兵器ですか。」
「ずいぶん、大きいんですね。」と、感想を述べる軍曹らである。
「車輪がついてますね。」「動くんですか?」と、失礼な質問だ。
ここは、ぐっとガマンして技官が答える。
「え、え、速度は最高で時速40キロほどです。」
「ほう、馬と同じくらいですか。」
「そうなりますね。」と、技官だ。
「馬と違うところは、休憩しなくても燃料があれば動きますよ。」と加える技官である。
馬は休み休みでないと遠征は無理だ。
なぜなら、動物だからである。
それで、騎馬兵は馬の疲れ具合を知らないと・・・馬を潰してしまうのだ。
「これは、鋼鉄ですか。」「え、え。」
「厚さは、何ミリですか。」と、軍曹だ。
「そうですね、三八式の銃弾なら傷ひとつ付かないです。」
「それなりの砲弾でないと、抜けないですよ。」
「まあ、厚さは軍事機密ですからマジな厚さは言えないです。」と、技官がドヤ顔だ。
「そうだ、ノモンハンで観たソ連軍の兵器に似てますね。」と、伍長が斬り込んだ質問だ。
ヒヤリとする技官連中である。
「なら、これでソ連軍とやり合っても勝てますか?」と、追加の斬り込みをする。
「まあ、伍長それくらいで・・・」と、軍曹がなだめる。
「でも、相手は10両だと・・・」
「でも、無いよりはいいだろう。」と、軍曹が慰める。
そうなのだ、日本軍は人員が足りない、兵器が足りない、しかし精神力だけは無双にあるという・・・なんとも、真っ黒な軍隊だったんだ。
しかし、日本軍は世界で一番古い国の軍隊である。
歴史と伝統は、どこの国にも負けないのである。
神武建国2600有余年・・・つまり、2600有余年前に日本という国が建国されて・・・王朝が代々続いているのである。
神武天皇はアマテラスの子孫なのである。
アマテラスは日本の最高神である。(伊勢の神宮の主神なのだ。)
よって、日本は女神様のすべる国なのだ。
女神様が最高神なのは・・・我が国だけであるのだ。(それなりの規模の国を比して。)
そして、日本軍(皇軍)は天皇陛下の軍であるのだ。
つまり、アマテラス様の軍隊なのである。
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