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魔法陣があぶない。

両性エルフの攻撃。

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 魔女の1番は焦る。 いきなりの攻撃だった。 あれが、両性エルフか? 魔力がハンパねえヤツだ。 数は10人ほどだが、魔法銃を撃って来る。 魔法の杖では、目標に当て辛いのだ。 それで、魔法銃だ。 話には聞いていた魔女達だが。 まさか、相手が魔法銃で、攻撃とは予想さえしていなかった。 数十人の魔女が撃たれて緊急治療のため魔法陣で、おマンコ異世界へ送り返した。 「ぎゃーっ。」 また、撃たれて倒れる魔女だ。 片腕が撃たれてなくなっている。 これでは、杖が使えない。 止血して、魔法陣で送り返す。 だんだん、魔女が減ってくる。 あたいだけでも最期まで戦うんだ。 魔女の1番は魔女界での序列が1位だ。 そのメンツに賭けても、撤退はできないのだ。 「ホホホホホホホッ、いいかげん降伏しなさいよ。」 と両性エルフが笑う。 そして、魔法銃を向けて魔法弾丸を撃ちだす。 「ドウン。」 また1人の魔女が倒れた。 音が変な爆発音だ。 魔女の首から上が無い。 「くそっ、ヤラれた。」 初めての戦死だ。 さすがに、再生医療が進んでも首から上は再生ができない。 涙が止まらない、魔法陣の警備を甘く見ていた、魔女の1番妻だった。 「ドウン。」 まただ、首から上のアタマが飛ばされた。 このままでは、魔法陣を盗られる。 そうなれば、帰れない。 本体の魔法陣は、おマンコ世界にあり、この両性エルフ界には転移された魔法陣があるだけなのだ。 これが、奪われれば、再生は不可能だ。 「う、う、あんた、あたいはどうしたら・・・」 魔女の1番は絶望で押し潰れそうだ。 「ぎゃ、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁー。」 変な悲鳴が聞えた。 少し、アタマを上げる魔女の1番だ。 あまり上げると、アタマを魔法銃で飛ばされるからだ。 見ると、両性エルフの1人が腹部分を飛ばされて、胴体が分かれている。 上半分が悲鳴をあげたのだ。 「えっ。」 と振り返る魔女妻だ。 ニタリと笑う番台女がミニモ機銃を構えている。 2両の高機動戦闘車が来てくれた。 「安心して、あたい達がきたわよ。」 危ないところだった。 魔女の1番は、安心して気絶した。 オレ達をエルフ爆弾で誘い、魔法陣を両性エルフで奪う作戦のようだ。 あぶない、あぶない、ヤラれるところだった。 番台女とコリカは次々と両性エルフを銃殺だ。 バラバラに飛散する両性エルフの腕や足や胴だ。 さすが、ミニモだ。 威力はパネえ。 銃声が収まった時、10人の両性エルフは全滅だった。 魔法銃を確保して番台女は調べるらしい。 魔法陣を守っていた魔女は半分ほどに減っていた。 首を飛ばされて、生き返れない魔女は(胴体だけが現場に残っている。)15人を数えた。 残った胴体だけでも、国(おマンコ異世界)へ送り返す。 壮絶な戦闘だった。 番台女が無線機で、魔法陣での両性エルフの急襲を連絡していた。 「すぐに、戻ろう。」オレは言う。 「イヤ、魔法陣は死守することが出来たわ。」 「ここは、いっきに進軍すべきだわ。」 なんと市松が進言だ。 「しかし、オレとオマエの2両とドーザーで?」 「え、え、あたいがいればイチコロよ。」 親指で、勝利のサインだ。 
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