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オシャレ過ぎる産婦人科医に誘われて
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『で、でも私は特別明るいわけでも面白いわけでもないので…先生を元気にしたり出来ないと思いますよ』
『僕は別にそういうのを望んでるわけじゃないよ。ただ一緒に居るだけで心が温かくなって…元気になるってこと』
ただ一緒にいるだけで…
そんなこと言われたらすごく恥ずかしいよ。
私はその言葉に何だかキュンとした。
胸の真ん中あたりが…
ちょっとだけ熱くなった。
『七海先生、私のことあんまり知りませんよね』
『どうして?なぜ知らないって思うの?』
先生が微笑む。
この色っぽい笑顔、反則だよ。
『だって、先生は産婦人科のお医者さまなので、あまりお話する機会がないというか…』
確かに入院病棟は同じ階だから、他の先生方よりは会ってるかも知れないけど…
『たまに藍花ちゃんと話したりするよね』
『は、話すというか挨拶というか…』
『それで十分じゃない?』
『え?』
『僕はね、いつも藍花ちゃんの可愛い笑顔と、その優しい声に癒されてるんだ』
『そ、そんな、可愛いなんてとんでもないです!』
そうだよ、こんなイケメンに可愛いなんて思われるわけない。
先生、からかってるんだよね。
あたふたしていたら、七海先生は私のことをジーッと見つめ、そして、言った。
『可愛いよ、すごく。もしかして自分で気づいてないの?』
えっ?
とてつもなく甘い言葉が耳に届いた次の瞬間、七海先生の指が私の髪に…そっと触れた。
「キュン!」っていう音が漏れ出したんじゃないかっていうくらい、胸の辺りが変だった。
ち、近いよ。
目の前にある七海先生の顔…あまりにも綺麗。
『お、お世辞はやめて下さい。か、可愛い人なんて病院にはたくさんいます。特に産婦人科の看護師さんはみんな可愛いじゃないですか』
必死で話の的をずらそうとした。
『そうかな…僕の中での可愛い女性の定義に当てはまるのは、藍花ちゃんなんだけど』
『僕は別にそういうのを望んでるわけじゃないよ。ただ一緒に居るだけで心が温かくなって…元気になるってこと』
ただ一緒にいるだけで…
そんなこと言われたらすごく恥ずかしいよ。
私はその言葉に何だかキュンとした。
胸の真ん中あたりが…
ちょっとだけ熱くなった。
『七海先生、私のことあんまり知りませんよね』
『どうして?なぜ知らないって思うの?』
先生が微笑む。
この色っぽい笑顔、反則だよ。
『だって、先生は産婦人科のお医者さまなので、あまりお話する機会がないというか…』
確かに入院病棟は同じ階だから、他の先生方よりは会ってるかも知れないけど…
『たまに藍花ちゃんと話したりするよね』
『は、話すというか挨拶というか…』
『それで十分じゃない?』
『え?』
『僕はね、いつも藍花ちゃんの可愛い笑顔と、その優しい声に癒されてるんだ』
『そ、そんな、可愛いなんてとんでもないです!』
そうだよ、こんなイケメンに可愛いなんて思われるわけない。
先生、からかってるんだよね。
あたふたしていたら、七海先生は私のことをジーッと見つめ、そして、言った。
『可愛いよ、すごく。もしかして自分で気づいてないの?』
えっ?
とてつもなく甘い言葉が耳に届いた次の瞬間、七海先生の指が私の髪に…そっと触れた。
「キュン!」っていう音が漏れ出したんじゃないかっていうくらい、胸の辺りが変だった。
ち、近いよ。
目の前にある七海先生の顔…あまりにも綺麗。
『お、お世辞はやめて下さい。か、可愛い人なんて病院にはたくさんいます。特に産婦人科の看護師さんはみんな可愛いじゃないですか』
必死で話の的をずらそうとした。
『そうかな…僕の中での可愛い女性の定義に当てはまるのは、藍花ちゃんなんだけど』
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