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本当のさよなら
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『私は…白川先生を好きになってしまったけど、七海先生にだって恐ろしい程の魅力があります!それは私が500%保証します』
私、なんでこんなに力説してるの?
熱くなってる自分が恥ずかしい。
『500%も。藍花ちゃんに言われたら自信になるよ』
七海先生は笑ってる。
その顔を見たら…少しホッとした。
『ありがとう、藍花ちゃんは優しいね。やっぱりすごく素敵な女性だよ。僕は、君を好きになって本当に良かったと思ってる。とにかく…白川先生と幸せになって。彼なら大丈夫だよ、必ず君を幸せにしてくれる。まあ、そんなこと、僕が心配しなくても大丈夫か…』
七海先生は冷めたコーヒーに口をつけた。
『ありがとうございます。今は私も幸せになりたいって思ってます。だから先生も…必ず幸せになって下さい。それが私の心からの願いです』
『…ありがとう』
先生は…ほほ笑みを浮かべながら、小さくうなづいた。
『私こそ今日は本当にありがとうございました。お会いできて、いろいろ話せてよかったです。お時間を作って頂いてすみませんでした』
『とんでもないよ。また…会えるといいね。藍花ちゃん、体に気をつけて、あまり無理をしないようにね。藍花ちゃんは頑張り屋さんだから』
『七海先生こそ無理なさらないでくださいね。産婦人科の先生は、いつ出産になるかわからないから本当に大変ですもんね。1日中気が張ってると思いますから、ちゃんとリラックスもして下さいね』
『気遣いありがとう。確かに大変だけど大丈夫。僕はいつでもこんなに元気だから』
笑顔で大丈夫だって言って…きっと私を安心させようとしてくれてるんだよね。
先生こそ私を気遣ってくれてる。
本当に…どこまで優しいの…
『私はずっと七海先生のこと忘れません。本当にすごく感謝してます。どうか、いつまでもお元気でいて下さい』
私は、敬意を込めて頭を下げた。
私、なんでこんなに力説してるの?
熱くなってる自分が恥ずかしい。
『500%も。藍花ちゃんに言われたら自信になるよ』
七海先生は笑ってる。
その顔を見たら…少しホッとした。
『ありがとう、藍花ちゃんは優しいね。やっぱりすごく素敵な女性だよ。僕は、君を好きになって本当に良かったと思ってる。とにかく…白川先生と幸せになって。彼なら大丈夫だよ、必ず君を幸せにしてくれる。まあ、そんなこと、僕が心配しなくても大丈夫か…』
七海先生は冷めたコーヒーに口をつけた。
『ありがとうございます。今は私も幸せになりたいって思ってます。だから先生も…必ず幸せになって下さい。それが私の心からの願いです』
『…ありがとう』
先生は…ほほ笑みを浮かべながら、小さくうなづいた。
『私こそ今日は本当にありがとうございました。お会いできて、いろいろ話せてよかったです。お時間を作って頂いてすみませんでした』
『とんでもないよ。また…会えるといいね。藍花ちゃん、体に気をつけて、あまり無理をしないようにね。藍花ちゃんは頑張り屋さんだから』
『七海先生こそ無理なさらないでくださいね。産婦人科の先生は、いつ出産になるかわからないから本当に大変ですもんね。1日中気が張ってると思いますから、ちゃんとリラックスもして下さいね』
『気遣いありがとう。確かに大変だけど大丈夫。僕はいつでもこんなに元気だから』
笑顔で大丈夫だって言って…きっと私を安心させようとしてくれてるんだよね。
先生こそ私を気遣ってくれてる。
本当に…どこまで優しいの…
『私はずっと七海先生のこと忘れません。本当にすごく感謝してます。どうか、いつまでもお元気でいて下さい』
私は、敬意を込めて頭を下げた。
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