-桜蝶の総長様-

let's男子校3

瑠「乃愛、母さんが呼んでたぞ？」


乃「お母さんが？ わかった、ありがと瑠兄」


お母さんが私を呼ぶの、珍しい。
なにか用事かな？

とにかく一階に降りますか。


乃「じゃあお母さんのところに行ってくるね～」


瑠「あぁ、ほら俺等も行くぞ、雅也立てよ」


雅「……………」


瑠兄にそう言われ無言で立ち上がる雅兄。

あらら……。
まだ痛かったんだね、私の蹴り((笑

いつもなら平気なのに。
今日はいつもの10倍で蹴ったからかなぁ～？

まぁいいや、とりあえずお母さんのところに行こーっと。

トントントンシュタッ。


ただいま一階に到着。

無駄にでかいんだよね～この家。
リビングが遠い。


─────ガチャッ


？「乃愛～おはグハッ！！」


乃「…………………」


リビングのドアを開けた瞬間、親父が私に抱きついてこようとした、

から私はそんな親父を殴った。


…………そういえば雅兄にも同じことしてるわ。


いっか、二人ともうざいし。
（乃愛ひどい～～by親父、雅也）


父「乃愛～いきなり蹴るなんてひどいよ～」


乃「うるさい、黙れくそ親父」


蹴ったって親父はピンピンしてるじゃん。

そこがまたムカつくんだけど。


父「それにしても乃愛は今日も可愛いなぁ～」


乃「う・ざ・い！！」


はい、笑顔で言ってやりました。
親父がこうだから雅兄もこうなんだろうなと実感してる今日この頃。