用法用量を守って正しくお使いください

煮卵

文字の大きさ
18 / 19

18★

しおりを挟む
「少し待っていて?」
立ち上がると、ふと、キッチンの方へ行ってしまった。
何をするつもりなのかと思ったがすぐに戻ってきたので安心した。
その手には何かボトルのようなものを持っている。蓋を開けると中身を手の平に出した。
どうやらローションのようだ。

「あ・・・それ・・・」
「さっきの温感ローション。誠治さんに使ってもいい?」
そう言われて戸惑ったものの、こくりと頷く。

曽宮が赤い粒の混ざったピンク色の液体を甘いソースをデザートにかけるように田中の肌に垂らしていく。
ひやりとした感覚に身震いしたが、次の瞬間にはじんわりと温かくなってきた。
その不思議な感覚に浸っているうちに、大きな手で包まれるように全身に塗り拡げられていく。

一瞬の冷たい感触に敏感になった体がびくりと震えるのは一瞬でじわりとローションが熱を持つ。
乳首やペニスなどの性感帯を中心にしてまるで火が点いたかのように熱くなっていった。

「あぁん・・熱くなって・・」
「ふふ、気持ちい?」
そう言うと再び覆い被さってくる。今度はキスをしながらお互いの性器を擦り合わせた。
二人の先走り汁でぬるぬるになっているためスムーズに動くことができる。
擦れるたびに痺れるような快感が走った。

夢中で腰を振っていると、ふいに腕を掴まれて体を起こされた。
何事かと思っていると、膝の上に乗せられてしまう。

対面座位のような体勢になると、互いのペニスが触れ合うようになった。
二本まとめて握りこむようにして扱かれる。裏筋同士がこすれ合って気持ちがいい。
さらに親指を使って亀頭同士も刺激されるとたまらない気持ちになった。

二人の大量の精液が飛び散って顔にかかるが気にならなかった。
むしろ心地よいくらいだ。しばらく放心状態でいたが、その間に曽宮は次の準備を進めていたらしい。
いつの間にか背後に回っていた彼は、田中の尻穴に指を差し入れてほぐし始めていた。

最初は一本だけだったがすぐに二本目が追加され三本目が挿入された。
バラバラに動かされるたびに圧迫感が増すのだが、同時に快感も襲ってくる。
やがて指が引き抜かれると、今度はもっと太いものが押し当てられた。
思わず体が強張るが、宥めるように背中を撫でられながら少しずつ侵入してきた。
一番太い部分が通過したところで一旦動きが止まる。そこで呼吸を整えていると、
突然奥まで貫かれてしまった。あまりの衝撃に一瞬意識が飛びかける。

しかし休む間もなく激しいピストンが始まった。パンッという音と共に肌と肌がぶつかる音が響く。
その度に目の前がチカチカするような錯覚を覚えた。

何度も突き上げられているうちに痛みよりも快楽の方が勝り始める。気づけば自ら腰を振っていた。
「あぁっ!ああああ!」
自分でも驚くほど大きな声だった。

それを聞いて曽宮はさらに動きを速める。パンパンという音が部屋に響いた。
まるで獣のようなセックスだ。そう思った瞬間、ゾクゾクとした感覚が背筋を走る。
今まで感じたことの無い感覚だった。曽宮が動きを止めたかと思うと奥まで突き入れた状態で止まった。

次の瞬間、腹の中に温かいものが広がるのを感じる。そこでようやく二人とも射精したのだと理解した。
それと同時に強烈な眠気に襲われる。蘇宮の手が田中の頭を撫でる。
その手つきはとても優しくて心地良かった。
自然と頬が緩んでいくのが分かる。しばらくそうしていると耳元で囁かれた。
「おやすみ」
その言葉を聞くと意識を失ったのだった……。

ーーーー
↓↓エール、お気に入り、投票お願いします!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

仕事ができる子は騎乗位も上手い

冲令子
BL
うっかりマッチングしてしまった会社の先輩後輩が、付き合うまでの話です。 後輩×先輩。

黒の執愛~黒い弁護士に気を付けろ~

ひなた翠
BL
小野寺真弥31歳。 転職して三か月。恋人と同じ職場で中途採用の新人枠で働くことに……。 朝から晩まで必死に働く自分と、真逆に事務所のトップ2として悠々自適に仕事をこなす恋人の小林豊28歳。 生活のリズムも合わず……年下ワンコ攻め小林に毎晩のように求められてーー。 どうしたらいいのかと迷走する真弥をよそに、熱すぎる想いをぶつけてくる小林を拒めなくて……。 忙しい大人の甘いオフィスラブ。 フジョッシーさんの、オフィスラブのコンテスト参加作品です。

オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?

中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」 そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。 しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は―― ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。 (……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ) ところが、初めての商談でその評価は一変する。 榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。 (仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな) ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり―― なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。 そして気づく。 「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」 煙草をくゆらせる仕草。 ネクタイを緩める無防備な姿。 そのたびに、陽翔の理性は削られていく。 「俺、もう待てないんで……」 ついに陽翔は榊を追い詰めるが―― 「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」 攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。 じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。 【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】 主任補佐として、ちゃんとせなあかん── そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。 春のすこし手前、まだ肌寒い季節。 新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。 風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。 何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。 拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。 年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。 これはまだ、恋になる“少し前”の物語。 関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。 (5月14日より連載開始)

相性最高な最悪の男 ~ラブホで会った大嫌いな同僚に執着されて逃げられない~

柊 千鶴
BL
【執着攻め×強気受け】 人付き合いを好まず、常に周囲と一定の距離を置いてきた篠崎には、唯一激しく口論を交わす男がいた。 その仲の悪さから「天敵」と称される同期の男だ。 完璧人間と名高い男とは性格も意見も合わず、顔を合わせればいがみ合う日々を送っていた。 ところがある日。 篠崎が人肌恋しさを慰めるため、出会い系サイトで男を見繕いホテルに向かうと、部屋の中では件の「天敵」月島亮介が待っていた。 「ど、どうしてお前がここにいる⁉」「それはこちらの台詞だ…!」 一夜の過ちとして終わるかと思われた関係は、徐々にふたりの間に変化をもたらし、月島の秘められた執着心が明らかになっていく。 いつも嫌味を言い合っているライバルとマッチングしてしまい、一晩だけの関係で終わるには惜しいほど身体の相性は良く、抜け出せないまま囲われ執着され溺愛されていく話。小説家になろうに投稿した小説の改訂版です。 合わせて漫画もよろしくお願いします。(https://www.alphapolis.co.jp/manga/763604729/304424900)

初体験

nano ひにゃ
BL
23才性体験ゼロの好一朗が、友人のすすめで年上で優しい男と付き合い始める。

年上の恋人は優しい上司

木野葉ゆる
BL
小さな賃貸専門の不動産屋さんに勤める俺の恋人は、年上で優しい上司。 仕事のこととか、日常のこととか、デートのこととか、日記代わりに綴るSS連作。 基本は受け視点(一人称)です。 一日一花BL企画 参加作品も含まれています。 表紙は松下リサ様(@risa_m1012)に描いて頂きました!!ありがとうございます!!!! 完結済みにいたしました。 6月13日、同人誌を発売しました。

十年越しの恋心、叶えたのは毒でした。

碓氷雅
BL
支配や管理で愛情を伝えんとするDomとそれに応えることで愛情を伝えんとするSub。 そんなDom/Subユニバースの世界。 十年、忘れることはなかった初恋の相手を、とある会場で見かける。 「ワインのすべてに青酸カリを入れた!」その一言でパニックに陥った中のことだった。その相手はワイングラスを傾けていて――?! ▷◀▷◀▷◀▷◀▷◀▷◀▷◀▷◀▷◀▷◀▷◀▷◀▷◀▷◀ 第二章を書き終わりましたので小出しにしていこうと思います。

片思いしてた先輩が産業スパイだったので襲ってみた

雲丹はち
BL
ワンコ系後輩、大上くんはずっと尊敬していた先輩が実は産業スパイと分かって、オフィスで襲ってしまう。

処理中です...