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第二章
2-96 ギルマスの逆襲?!
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ギルマスからのお土産というか...なんというか...用意してくれたものは全てとんでもない物ばかり。
なんか...
『なんか、今まで私達がギルマスにかけた迷惑を倍にして返された感じだね...。』
「えっ?!スノー...一応迷惑かけているとは思ってたんだ...。」
『意外だな。』
『ええ。意外です。』
『意外だよ。』
『ハッ?!!』
兄弟達の言葉に思わず声を裏返らせながら...ゴン!バキッ!!パチン!ペチ!それぞれにお仕置きしつつも目の前の荷物という名の土産らを見つめる。
ギルマスが用意してくれていた物は...私の鑑定眼を使わなくても分かる程のまぁー素晴らしい品々ばかり。
どこから集めてきたのかと疑いたくなるような鉱石、宝石、化石、素材に武具など。
売ったら街どころか国すら買えるぐらいの品々ばかりだった。
中にはイワクツキのもあったが...それでもいい物ばかり。
そんな品々と一緒に付属する様に書類も添えられていた。
書類はそれぞれの品に関する情報が記されている物ばかり。
もちろんギルドを運営するにあたって必要な書類もちゃんと一式揃えてくれていたが...。
『それでも...これはないでしょ?
なに?あの人はここを貸金庫か何かかと勘違いしてるのかしら?』
私の言葉に他の兄弟達は目の前にある品々を見ながら
『まぁ~そんな感じじゃないのか?』
『ここほど安全な場所はないですからね。』
『ドラゴンが普通にいる所だよ?よほどのバカでも手を出すのには躊躇するよ。』
「まんまとしてやられたな。仕方がない。こんな事で少しでも恩返しが出来るならいいと思うしかないだろう。」
兄弟達の言葉に私は溜息を吐くしかなかった。
『とりあえず、これは全ての地下のあの部屋に入れるか?』
ブルーム兄さんがそう言って私に確認を取る。
このギルドにある地下室の中でも特別な一部屋がある。
そこは、私達兄弟以外の者が入る事が許されない部屋。
もし入れたとしても私達の許可ない者が入れば骨すら残らない部屋がある。
地下室を作るときにそんな部屋を一つ作っておいてほしいと国王陛下に言われたと言ってギルマスに頼まれて作ったのだが...。
まさかこれの為とは...。
『そこしかないでしょう...。こんなものを管理できるのは...。』
私がそう言うと兄さん達はそれならと言って荷物のを全てその特別室へと運んで行った。
『なんかやだなぁー...。』
思わず私がそう呟くと...
「おいおい。まだ、ギルドとして運営が開始してもないのに...。頑張ろう。な?」
フレアが珍しく優しく声をかけてくれたので、私は渋々荷物運びを手伝う事にした。
必要最低限の一部の書類だけを残して他は全て例の地下室へとしまい込む。
それが終わると今度はギルドとして必要な書類と物品を定位置に片づける事に取り掛かるのだった。
なんか...
『なんか、今まで私達がギルマスにかけた迷惑を倍にして返された感じだね...。』
「えっ?!スノー...一応迷惑かけているとは思ってたんだ...。」
『意外だな。』
『ええ。意外です。』
『意外だよ。』
『ハッ?!!』
兄弟達の言葉に思わず声を裏返らせながら...ゴン!バキッ!!パチン!ペチ!それぞれにお仕置きしつつも目の前の荷物という名の土産らを見つめる。
ギルマスが用意してくれていた物は...私の鑑定眼を使わなくても分かる程のまぁー素晴らしい品々ばかり。
どこから集めてきたのかと疑いたくなるような鉱石、宝石、化石、素材に武具など。
売ったら街どころか国すら買えるぐらいの品々ばかりだった。
中にはイワクツキのもあったが...それでもいい物ばかり。
そんな品々と一緒に付属する様に書類も添えられていた。
書類はそれぞれの品に関する情報が記されている物ばかり。
もちろんギルドを運営するにあたって必要な書類もちゃんと一式揃えてくれていたが...。
『それでも...これはないでしょ?
なに?あの人はここを貸金庫か何かかと勘違いしてるのかしら?』
私の言葉に他の兄弟達は目の前にある品々を見ながら
『まぁ~そんな感じじゃないのか?』
『ここほど安全な場所はないですからね。』
『ドラゴンが普通にいる所だよ?よほどのバカでも手を出すのには躊躇するよ。』
「まんまとしてやられたな。仕方がない。こんな事で少しでも恩返しが出来るならいいと思うしかないだろう。」
兄弟達の言葉に私は溜息を吐くしかなかった。
『とりあえず、これは全ての地下のあの部屋に入れるか?』
ブルーム兄さんがそう言って私に確認を取る。
このギルドにある地下室の中でも特別な一部屋がある。
そこは、私達兄弟以外の者が入る事が許されない部屋。
もし入れたとしても私達の許可ない者が入れば骨すら残らない部屋がある。
地下室を作るときにそんな部屋を一つ作っておいてほしいと国王陛下に言われたと言ってギルマスに頼まれて作ったのだが...。
まさかこれの為とは...。
『そこしかないでしょう...。こんなものを管理できるのは...。』
私がそう言うと兄さん達はそれならと言って荷物のを全てその特別室へと運んで行った。
『なんかやだなぁー...。』
思わず私がそう呟くと...
「おいおい。まだ、ギルドとして運営が開始してもないのに...。頑張ろう。な?」
フレアが珍しく優しく声をかけてくれたので、私は渋々荷物運びを手伝う事にした。
必要最低限の一部の書類だけを残して他は全て例の地下室へとしまい込む。
それが終わると今度はギルドとして必要な書類と物品を定位置に片づける事に取り掛かるのだった。
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