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第二章 王子殿下の悪徳
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しおりを挟むおとぎ話のように、口付けで目を覚ますことはない。
ギスランは眠りに落ちたまま起きない。側から見ると、ただ眠っているように見える。けれど見えるだけだ。使用人達の様子からしても眠り込んでいるのは間違いないだろう。
十数日もなにも飲み食いしていないのに、肌艶は変わらない。もともと肉付きのよくない顔だが、窶れているようにも見えない。私をからかって遊んでいるのかと問い詰めたくなるほど、ギスランの容姿はなにも変わっていなかった。
不気味だ。ギスランは喉を撃ち抜かれても死ななかった。それと同じように飲み食いせずとも死なないのだろうか?
いや、そうではないはずだ。ギスランの体には死が近付いているに違いなかった。遅々とではあるが、死の魔の手が近付いている。
妖精がギスランに力を貸しているのならば、その妖精を通してギスランを目覚めさせることは出来ないだろうか。
必死で考えをまとめる。気を抜くとサガルやリストのことを思い出しそうになる。今は関係ない。ギスランのことに集中するべきだ。どうにかこの状況を打開する方法を思いつかなければならない。
清族を呼びつけてみるか?
だが、この家の人々も私のように考えたはずだ。結果は実を結ばなかった。再び同じことをしてもきっとギスランは起き上がらない。
トーマやダンなら? いや、あいつらだって来たはずだ。血の繋がりがある。二人でも解決できなかった、そう捉えるべきだろう。トーマやダンがダメならば、稀代の天才、ヴィクター・フォン・ロドリゲスでも手に余るのではないか。
くそっと悪態をついて、再び思案に溺れる。
いっそのこと、ヴィクター達の実験のように他の体に移し変えてやりたい。体を維持するために眠りについているのだ。根本を取り除けば、起き上がるのではないか。
暴論に近い案だ。これでは、父王と同じだ。
「……カルディア姫。少しいいですか」
壁に寄りかかり私の百面相を見ていたイルがおずおずと口を開く。
「なによ、今ギスランを起こす方策を考えているのよ」
「そりゃあいいですけど……。窓の外に、びしょびしょの毛むくじゃらがいますよ」
「はあ?」
窓の外に視線を動かすと、真っ白な毛むくじゃらがガラス窓に張り付いていた。
「わっ」
驚きながら窓を開くと、毛むくじゃらが中に入り込んできた。
ぶるぶると体を震わせ、水滴を飛ばす。濡れた毛からむわっと饐えた臭いがした。
飛んできた水滴をもろに受けて、ただでさえ濡れていた顔が気持ち悪い。
「ミミズク、お前ねえ……」
「ひさしぶり、はなおとめ!」
濡れた毛のままこちらに突撃してきた。ばさばさと音を立てる毛がひんやりと肌に張り付いて、草木にまとわりつかれているような不快感が広がる。
「ギスラン、死んだ? ならいっしょにあそぼ、あそぼ」
「……お前、ますますぼけぼけになっていない?」
こんなに幼気なやつだっただろうか? ギスランを目の前にして遊ぼうと言ってくるような奴だったか?
まあいい、いいところに来た。
「その濡れぞうきん、捨ててくるなら手伝いますよ」
「……魅力的なお誘いだけど、断るわ」
「ま、確かに喋るふくろうは珍しいですもんね。売りに出す方がいいか」
イルの言葉にミミズクはぎゃあと飛び上がった。白い塊が顎に突進して、すりすり頭を擦り付けてくる。
「やばん! はなおとめ、ひどい!」
「……緊張感がなくなる。それで、この喋るミミズクどうするんです?」
「こいつ、ギスランと同じ症状があるのよ。涙が宝石になる。なにか、参考になるのではないかと思って」
「そりゃあいい。涙が宝石に変わる仕組みが分かれば、ギスラン様は目覚めますものね」
皮肉げな言い回しにむっとする。イルが焦っているのは分かるが、専門家ではない私達に出来ることは少ない。そもそも、出来ることはやり尽くされているはずだ。ギスランはロイスター家の跡取りなのだから、手は尽くされているはず。
ならば、正攻法ではないやり方を模索するほうがまだ可能性があるだろう。
ミミズクを体から引き剥がして、大きな目を見つめる。人間姿になってくれないものかと思いながら、首の毛を撫でる。
「ミミズク、お前どうして涙が宝石に変わるの?」
「……ほうせきってなあに?」
「きらきらした石のことよ」
「きらきら!」
きらきら、きらきらと言いながら、部屋中を飛び回る。話にならない。やはりおかしい。こんなに喋れない奴だったか? 心は子供だったがもっと落ち着いていた気がする。
「話を聞くどころじゃあありませんね。……ん? 玄関が騒がしいな。少し見てきます。くれぐれもここにいてくださいね」
そう言って部屋の外に出たイルはすぐに戻ってきた。白い服装の中性的な男を連れて。
「なるほどねぇ。ミミズクが弾丸のように飛び出していった理由がやっと分かりましたわ。馬車から飛び出した時は何事かと思いました」
「ヴィクター・フォン・ロドリゲス」
「もう、ヴィクターでいいですわ。はなおとめ。ここで出会ったのも天帝様の思し召しね」
ぱちりと片目を閉じて私を見る。ミミズクが、ヴィクターの肩に乗ってうたた寝を始めた。野生でどうやって生きていたのか謎だ。
「ギスラン様のご容態は芳しくないようですわね。お目覚めにならない、とか」
「お前はギスランを診ていないの?」
「仕事が忙しくって……。それに、使用人だけでは出来ないこともございますわ」
深く目を瞑る。ロイスター公は相変わらず我関せずのようだ。息子の危機にも駆けつけたりしない。そもそも、社交シーズンにも関わらず王都にいないのだ。
愛しい妻と相変わらず領地に立てこもっているらしい。
女性の地位向上に尽力している母親も母親だ。女という大きな括りを尊ばせようとする癖に、自分の身近な人間を大切にしないのは何故だろう。男だから情けをかける必要はないのか?
使用人達は手を尽くしたのだろう。だが、彼らだけの力では限界がある。ヴィクターは新進気鋭の科学者だ。トーマやダンは血の繋がりがあったので呼べただろうが、ヴィクターは接点がなく、難しかったのか。
ぎちぎちと歯を食いしばる。
ギスランの両親の口添えがあれば、ヴィクターだって無視できなかったはずだ。どちらも、ギスランを助けようと動きはしなかったのか。
いつか本当に澄ましたあの顔を殴りに行ってやると心に決める。
「でも、いい機会ですもの、容態を診ますわ。少し、失礼。確か喉を撃ち抜かれたのでしたわよね?」
ヴィクターの手が包帯の巻かれた首を触る。包帯の上から喉仏に触れると、包帯を外してしまった。困惑しながら、目を瞬かせている。
「完治している。こんなの普通では考えられないわ」
「妖精が力を貸したから完治したのではないの?」
「そんなに妖精は万能の存在ではありませんわ。それに喉をやられて治したなんて聞いたことはない。頭はありますのよ、脳みそは美味しいらしいから」
「……どういう意味?」
目を見開いたヴィクターが気まずそうに下を向く。
「妖精がギスランを食べると言いたいの? でも、魔力を食べているのでしょう?」
「お知りではなかったのね。……清族のほとんどの者が、妖精と契約しております。彼らの目的は人の肉です。もちろん、魔力も食らいますがそれはお菓子のようなもの。主食は魔力を持った躰です」
「……ギスラン様が亡くなったら、どうなるんです?」
緊張が走った顔でイルが訊く。
「まず間違いなく、肉体は食われて残らないでしょうね。骨すら残らないかもしれないわ」
「――なんだよ、それ」
「イル、そういう契約を結んでいるのよ。これはギスラン様も納得されているの」
ギスランからそのことを打ち明けられたことはなかった。
あの男のことだ。何も言わずにはぐらかそうとしたに違いない。死ぬまで教えないつもりだった。
「……先ほども言いましたけれど。力のある妖精は魔力を使って、頭を再生させたことがあります。極上の脳みそを啜るために。けれど、再生された清族は脳死状態であることが分かりましたの。妖精は食べ物の見た目を綺麗に整えただけ。まるで捌いた魚の腹を縫いつけるや肉体を修復しただけ。蘇らせはしませんでした」
「ギスラン様はまだ生きている」
「ええ、だからおかしいのよ。傷が完治しているにも関わらず、ギスラン様は死んでいない。こんな例は初めてだわ」
「ギスランの意識はまだ戻っていないわ。このまま脳死してしまうのではないの?」
「……今はなんとも言えませんわね。ただ、気になることがあります。ギスラン様の周りに妖精がいないのです。普通ならば、体を覆うぐらい張り付いているはずなのに」
「ギスラン様を回復させた妖精はいないんですか? 食うために回復したはずだ」
ヴィクターは首を振る。
それはおかしい。食うために回復したはずなのにギスランは死んでいないし、妖精もいないのか?
どこかにいる食欲に頭が馬鹿になった妖精を睨みつけるように天井を見上げた。私のなかで、妖精達は腹を空かせた野獣の姿に変更していた。
「じゃあ、前提が間違っているのでは? 妖精が好意で助けた」
「契約以上のことを行うのは禁忌よ。自分の存在自体が希薄になり、消滅してしまう。人間が心臓が止まれば死ぬように、妖精は契約を穢せば消えてしまうの」
「じゃあ、この状態はなんだと? 女神が起こした奇跡だとでもいうつもりですか」
イルの言う通りだ。これはヴィクターの言葉と合っていない。
「……回復に関しては後回しにしましょう。問題は、ギスランが起き上がらないことよ。意識を戻さない。魔力は存命のために回しているから、魔力回路? というもので呼びかけられないと言っていたわよね」
「又聞きですけどね。そう清族――トーマ様は言っていたらしいです」
「……それはおかしいわ。魔力が枯渇しているから、呼びかけられないというのは聞いたことがあるけれど。それも外から魔力を流せば問題ではなくなるし」
「つまり、呼びかけられるってこと?」
でもどうして、トーマはそんな嘘をついたんだ? 清族の誰かに聞けばわかってしまうことなのに。起こしたくなかったということか?
「ええ。……いえ、待って。もしかしたら」
「なに?」
「はなおとめ、ギスラン様の余命についてはご存知かしら」
一瞬なにをきかれたか分からなかった。じわじわと言われたことを理解する。やはり、ギスランは長くないのか。前から懸念していたことだ。ギスランから、言質をとることはできなかったが。
「それは、ギスランが大病に罹っているってこと?」
「やっぱり、お知りではなかったのね。イルはどう? 少しは知らされているでしょう?」
渋面のまま額をこんこんと叩くイルは言いたくないとばかりに口を噛んでいる。
「イル」
「あー、はいはい。ちょっと待って下さいね。俺だって、よくは知らないんです。二十歳は越えられない。そう言われているだけで」
「……本当なの?」
「これ以上はギスラン様に口止めされています。俺の主はギスラン様だ。あの人を裏切るわけにはいきません」
「ヴィクターは知っているのでしょう? さっさと吐きなさい」
詰め寄るとヴィクターはイルに目配せしたあとに口を開いた。
「清族の呪いはご存知なのかしら」
「知っているわ。ギスランが話してくれた」
「なら話が早いわ。その呪いをおさえるための薬を服用したとき副作用が出ますの。誰にでもというわけではないのだけど、魔力が多ければ多いほど、その副作用は出やすくなる」
「どんな副作用のなの」
「魔力の量が膨れ上がる、そんな風に思って下さればいいわ。制御が利かなくなってしまうの。膨大な魔力は体を圧迫する。副作用で増幅される魔力量は並大抵のものではない。妖精達は多すぎる魔力のお礼にひとつだけ願いを叶えてくれるのです」
なんだか都合がいい話だ。
イルも同じように思ったのか、眉を上げて疑心のこもった瞳をしている。
「もちろん、なんでもではないわ。例えば探している薬草の在処だったり、書の在処だったり、たわいもないことよ。でも、その昔、厚顔な清族がいたのよ。俺の体はどれくらいもつ? そう聞いたのですわ」
「寿命をきいたのね」
清族は短命だという。昔からそうならば、なんでも叶えると言われてそう尋ねる奴がいてもおかしくないかもしれない。彼らは知識欲に優れている。なんでも知りたがるのだから。
「妖精はいつまで体が持つか答えてしまったのです。彼らにとって、食品の鮮度を見るのと同じことなのでしょうけれど、清族のほとんどが慄いたわ。勿論、本当に寿命が分かるわけではないの。病気に罹ったり、事故や事件に巻き込まれれば、もっと早く命を落とすこともある。けれど、自分の体が魔力に耐え切れず、自壊する。その期間が分かってしまった。それ以来、副作用の出た清族はほとんど自分がいつまで生きられるか、そう尋ねることが慣例となりましたの」
「……ギスランもそうなの?」
分かっていたのに聞いてしまう。
二十歳は越えられない。さっき、イルが言ったじゃないか。
理解していたというくせに、頭のなかはずっと否定する言葉が乱舞している。そんなはずない、ギスランは死なない。そんな言葉がぐるぐる回って、真実を覆い隠そうとしている。
「まず間違いないでしょうね」
「……それで、その呪いがトーマ様がギスラン様を起こさなかったことと関係があると?」
イルは苛立たしげだった。話の筋が見えないのは私も同じだ。ヴィクターを見遣ると、苦笑される。
「そう急かさないで。こういうことは順序立ててやるものですわ。……ギスラン様、吐血されているのでしょう? 体がもたなくなってきている証拠だわ。まだ周囲に隠せているようですけれど、それもやがて難しくなる。吐血はいつ頃から?」
「……鳥人間事件の少し前からでしょうか」
「はあ?! そんなの私は知らないわよ!?」
リナリナと会ったぐらいの時期か? そんな兆候は全くなかった。ギスランは鬱陶しいぐらい私の足元に縋りついてきていた。変わった様子は微塵も感じなかった。
「隠していらっしゃったんですよ。それに、そう頻繁でもなかった」
「けれど、この頃は頻度を増していらっしゃったのではなくて?」
「俺はなんとも。ギスラン様のお側には別の者がいたので。でも、そうですね、あまりお加減はよくなかったようです」
「やはり、考えていた通りのようですわ。トーマは意図的にギスラン様を起こそうとしなかったのでしょう。トーマはその方がよいだろうと判断したのでしょうね」
「なぜですか? ギスラン様が目覚めないことがいいとは俺には思えませんが。それとも、政治的な思惑でも? くそくらえだ」
荒っぽい口調で吐き捨てる。イルは我慢の限界だ。いらいらとしている感情がこちらにまで伝播しそうになる。
「今は、眠っていらっしゃる。けれど、一度覚醒してしまえば自分の体が壊れる苦痛と向き合うことになります。死ぬまで。それがどんな激痛か、想像できる? 人格が破壊されるような痛みなのよ」
「トーマ様にこそ、その言葉を向けるべきでは? あの方はまだ、吐血はしていないはずだ。痛さは知らないでしょう」
「先週ライが亡くなりました。最期は身も世もなく泣き叫び、呪詛を吐き捨てて死にましたの。トーマは毎日欠かさず、看病に行って、刻々と削られていくライの心を見たのです。息を引き取ったとき、ライの体は食い漁られた。止まった心臓だけが赤黒く染まった寝台の上にぽつりと残されていたの」
血の気が引いた。血を吐いていたとはいえこの間まで元気そうに笑っていた。そんな人間が死んだ。ライはもうこの世にいない。悶絶しながら死んで、死後に体中を食われた。棺の中に納められただろう真っ赤な心臓を想像する。拳のような大きさの心臓は、いずれ来るギスランの死骸だ。
起きたら、人格が破壊されるような痛みが待っている。死は私達の上に平等を教え込む。拒めない死が苦痛を伴うものだと知っていて、ギスランは目覚めたいだろうか。死んだあと、体が食われると知っていて最期の時を笑って過ごせるか?
「トーマの判断をわたくしは否定できませんわ。愛しいはなおとめにギスラン様も醜態を見せたくないはずです。なぜお前だけが生き続けると呪ってしまった日には、死にたくなるかもしれない」
「貴方はギスラン様じゃないでしょう。トーマ様だってギスラン様じゃない」
「そう……ね。わたくし達はギスラン様ではない。けれど、あらゆる清族の最期を見届けてきたわ。眠るとき、明日は目覚めなければいいと泣いた清族が、朝、絶望とともに目を覚ます。早く殺してくれと何度も懇願した清族は、自害を選んで妖精に体をまるごと食われてなにも残らなかった。人は死を克服できていない。けれど、死の道のりだけは選ぶことができるわ」
「そうだとしても、選ぶ権利があるのはギスラン様だ。ギスラン様を起こして決めるべきだ」
そうだろうとイルは私を見た。ヴィクターの視線も私に向けられる。
私は逃げるようにギスランを凝視した。
死ぬために起こすか、安らぎのために寝かせたままにするか。
ギスランが起き上がったら、あいつはきっと生きるだろう。どんなに痛みがあっても、いままで通りに生活しようとするに違いない。
起こすことはギスランに生きろということだ。
ギスランが苦しんで死ぬかもしれない。それなのに、起こすのか? 血を吐いて、錯乱したこいつを見届けるために?
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