どうやら私はバッドエンドに辿りつくようです。

夏目

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第三章 嫌われた王子様と呪われた乞食

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「――それはそうと、カルディア。お前、フィリップを知らないか」

 リストの手を振り払って、距離を取った。心臓が変な音をたてている。息がし辛くて敵わない。
 しばらくの沈黙の後、リストが何事もなかったように口を開いた。
 苛立ちが募ったが、すぐに冷静になる。リストは私の反応を伺っていた。誘いに乗れば思い通りに惑わしてやるといわんばかりに凝視されていた。
 胸に手をあてて、深呼吸をする。リストと同じように何事もなかったように努めた。

「フィリップ兄様? そういえば、お前、サラザーヌ領はまた放置してここに来ているの?」
「あいつが仕事を放り出してこっちに来ているんだ。部下を迎えに行かせたら、王族に意見するつもりかと脅されたらしい。仕事を増やしてくれる」

 フィリップ兄様、お目付役のリストのことをあまりよく思っていないのだろう。
 リストはかなり、フィリップ兄様のこと苦手に思っているようだし。相性がよくないのかもしれない。

「というか、どうしてフィリップ兄様のことを私に訊くの」
「いや、この間のことがあったから、てっきりお前のほうに顔を出していると思ったんだが」
「そんなはずないでしょう。フィリップ兄様は私をお一人で見舞ったりしないわ」

 そうかと言いながらリストは顔を曇らせた。ではどこにと頭を悩ませているのだろう。サガルのところではないだろうか。そう思い問いかけたが、サガルのところにはさっき顔を出したばかりだという。

「サガル、少し変わったな」

 突然そんなことを言うものだから、変に咽せてしまった。

「変わった?」
「ああ、まだ会っていないのか」
「失明してから一度だけ会ったけれど、その時は酷く動揺していて。……それからは怖くなってしまって会っていないの」
「怖くなった、か。まあ、分からなくもないがな。俺もあいつの結末には思うところがある」

 それからリストはしばらく黙った。指を組んでから再び話し始める。

「あいつは花を飾るようになった。むせ返るような甘い香りのする白い小さな花だ。それを、部屋一面に。花の甘い臭いが、染み込むように纏わりついていた」

 サガルが花に囲まれた姿を想像する。優美でいつまでも見ていたいのだろう。けれど、同じぐらい目を逸らしたくなる神聖さがあるに違いない。

「使用人達が頭の上に花冠にしてのせると、心が落ち着いたように穏やかに笑って。あいつはゆったりとしているんだ。この世の楽園にいるような、そんな表情で」

 顔を伏せて、項垂れる。

「何か約束でもしてやったのか」
「どうして」
「天国を心の底から信じているような人間のように見えたからだ。あいつは今までそんな表情をしなかった」

 鬱陶しそうに、そしてそれを越えるぐらい羨ましそうに、リストが言う。

「あいつのああ言う顔は初めて見た。お前だって知っているだろうが、今だって男娼紛いの振る舞いをやめていないのにだ」
「……お前」

 誰もが、遠慮をして口に出さなかったことをリストははっきりと口にした。口の中を誤って噛んでしまった。血の味がする。

「どうした。今知ったと言うわけじゃないだろう」
「…………嫌味なのね」
「お前こそ、自分の兄がそんな目に合っているのによく平気で結婚式なんて挙げようと思ったものだな」

 息が止まるかと思った。
 ――頭にあったかと言えば嘘になる。
 ギスランに言った時、サガルのことは頭になかった。問題があること自体を忘れていた。リストに言われなければ考えもしなかっただろう。考えたくなかったから。

「サガルは、今も、なの」
「ああ、そうらしい。ランファには盲妹という盲目の娼婦がいると聞く。幼い頃に人工的に視力を奪うらしい。客を選り好みせずに相手をするそうだ。お誂え向きだな」
「盲目の娼婦」

 おぞましさに吐き気がした。
 サガルはそんなものではない。けれど、どれだけ否定しようと、サガルが救われていないのは事実だった。

「――サガルはどうして。ずっとそんなことを続けているのよ」
「お前のためだと言ったら?」
「私の……」
「幸せを、体で買っているとしたら? お前のために身を捧げているとしたら? お前はサガルのために何でもしてやりたくなるのか。ギスランに同情を見せたように?」

 とんと胸を軽く押される。それだけなのに、ひっくり返ってソファーに倒れた。

「お前の愛はきっと他の言葉で代用可能なんだろうな。愛しているという言葉は、同情していますや助けなければに置き換えられる。それを愛や恋と呼ぶのは幼稚だが、まだいい。だが、お前はそれでいいのか。ギスランはそれで満足しているのか。お前の情動はすぐに揺すられ、敵にまで心を許すのに?」

 私はここでやっとリストがどうしてここに来たのかを知った。
 リストはハルから聞いてしまったのだ。私がジョージに襲われたことを。なのに、ジョージは罪人として罰を受けることなく、水葬された。
 フィリップ兄様のことを探しているのは本当かもしれないけれど、きっと重要だったのはサガルの話題に持っていくことだった。

「馬鹿な女。お前はジョージとかいう清族を救ってやった気でいるんだろうな。それが慈悲だと思ったのか? そんなわけがないだろう」
「リスト」

 リストの体が覆いかぶさってくる。硬く重い体に、身動きが取れなくなった。

「妖精に食い荒らされていたからな。全部をというわけにはいかなかったが。水葬で流されたあいつを見つけ出し、地面の下に埋めてやった。あいつの残した研究は、他の清族の名で発表されることに決まった。『カリオストロ』の信者だったということも、報告してある。今頃、あいつの血縁者達は血祭りだ」
「な、なんでーー」
「許されると思っていたのか? 王族をコケにして。許していいと本当に考えていたのか? 本当のことを水に流して、誰だか分からない生贄を用意するつもりで?」

 おかしい。こんなはずじゃなかった。
 だって、テウさえ黙っていればいいはずだった。
 犯人は立ち消えて、馬鹿な私をジョージが助けてくれただけ。そうなるはずだったのに。どうして。

「サガルも俺も馬鹿じゃない。お前の部屋の扉を誰が壊したのか。お前は誰に危害を加えられたのか。どうして清族の棟に行ったのか。全部推理して、答えを出した。簡単な問いだったよ。お前が籠絡されて、どうしようもない悪手をとったこともすぐに理解した」

 刺青をした顔が私に近付く。

「その時の憤りが分かるか。どうしてそういう選択しか出来ないんだ。情けをかけて、罪に目を瞑って、そうすれば満足か? そうだろうな。いっときの快楽を望めるかもしれない。だが、場当たり的な行動で結局は皺寄せが来る」

 どうしようもないなとリストは言った。いつものように甘やかすような声だった。けれど、声だけだ。甘やかすだけではない。甘い香りで獲物を捕まえる食花食虫花のようだと思った。

「自分の首を自分で締めて、ぎりぎりまで放置して、どうしようもなくなったときに目を向ける。こんなはずじゃなかった。もっと別の救い方もできたはずだった。言い訳ばかり吐くことになる」
「お前は……お前は何が言いたいの」
「おざなりにするなと言いたいんだ。後始末ぐらい自分でつけろ」
「そこらへんで勘弁して貰えませんかね、リスト様」

 リストが顔を上げて、声の主を確認した。
 本人は眼鏡をくいっとあげると微笑んだ。

「イル!」

 いつの間にか部屋に入り込んでいた。サリーとケイの姿もある。健康そうな姿に、無意識に頬が緩んだ。よかった。よくなったらしい。
 こんな格好でいたら、誤解されかねない。起き上がろうとするがリストに阻止された。

「本当に困りますよ。この状況、ギスラン様がいたら発狂しています。ほら、リスト様、離れて下さい」
「俺に指図するな、貧民」

 リストがイルを、貧民と突き放すのは初めてだ。
 流石のイルも困惑したように目を細める。

「お前、よくカルディアの元に戻ってこれたものだな」
「俺は護衛役ですので。……これ以上、乱暴を働くようでしたら実力行使することになります」
「――母親を殺して来たのだろう?」

 声が、出なかった。

「それがお前の復帰の条件だったはずだ。よかったな、自分の舌で喉を詰まらせて死ねと最初は言われていただろう? 守ると誓ったその舌で死ねと。俺がギスランに譲歩案を出したんだぞ」

 何を。

「ジョージを罪人として処罰し、親族皆、殺した。だが、あいつの怒りはおさまらなかった。お前を俺に譲ろうとまでしたな? だが、お前はそれを拒んだ」

 リストは何を言っているんだろう。
 イルはどうして、苦虫を噛み潰したような顔をしているのだろう。

「姫の前でその話題を持ち出す必要がありますか」
「ある。自分の選択がいかに愚かか知るべきだ。目隠しをして、可愛らしい、高貴だともてはやしていたいのだろうがな」

 サリーが物言いたげに前に出た。ケイが手で制する。リストはふんと鼻を鳴らした。

「拒んだ結果、そいつが来た。俺は知っているぞ、そこの男、間諜だろう? 元サラザーヌ公爵を探っていた男娼だった」

 ケイはにこりと笑みを浮かべて反論も否定もしなかった。

「そしてお前は自分の母親を殺しに行った。上手く殺せたのか」
「ま、待って! どうしてイルが母親を殺さなくちゃいけないのよ!」
「……殺せませんでしたよ」
「何だと?」

 おかしそうに、リストは口を歪める。

「馬鹿なことを。カルディアのために嘘をついているのか」
「本当です。……王都で話題になっていたでしょう、切り裂き魔。それの被害者になりました。俺が駆けつけたときにはもう、腹から子宮をとられて死んでいました」

 ぞっとして、リストの腕の隙間から、イルを見上げた。
 泣きそうな顔をしてはいなかった。ただ、呆然と心ここに在らずという様子でいた。

「姫のせいではありませんよ。俺が不甲斐なかっただけです。供養は貧民街の連中で行ってくれたようです。そのまま、犬に喰わせておかしくなかっただろうに。連続殺人鬼に殺されたら、皆憐んでくれる。欲求不満な安い男しか寄り付かなかった人なのに」
「イル」
「殺しに行こうとしたのは本当ですよ。いやあ、実は母のことを戦闘中に思い出して狼狽たんです。ギスラン様はそれをお許しにならなかった。ならばと覚悟を決めました。あの人の存在は俺の心にこびりついた垢だった」

 ぽっかりと空いた穴のような声でイルがこぼす。

「けれど、ずっとそのままなんでしょうね。殺されるぐらいならばこの手で殺したかった」

 かける言葉が見つからなかった。そもそも、私には肉親を殺そうとしたイルの気持ちが分からない。
 イルがどんな扱いを受けてきたのか、どんな人生を背負ってギスランに見出されたのか、想像しか出来ない。決していいものではなかったのだろう。
 けれど、情の残る相手だったに違いない。

「――馬鹿馬鹿しい。だとしても、元々の原因はこいつの浅慮だ。ギスランの怒りは、こいつらだけではなく、他の者まで及んだ。あの男め、ハルを縊り殺せと言ってきたぞ。正気ではない」
「ギスラン様の悪口ならば、受けて立ちますが。こちらは数の上で優位なのをお忘れなく、リスト様」

 ケイが唸るような警告を放つ。サリーもイルもぴりぴりと殺気立っていた。

「常軌を逸していると言った方がよかったか? 死期が近付き、耄碌したか?」
「お前ね、どうしてそう油を注ぐようなことを……」

 挑発してどうするつもりなのだろうか。リストでも三人相手は骨が折れるはず。というか、そろそろ体をどかせて欲しい。首が痛くなってきた。

「原因はお前だ。馬鹿」
「……分かっているわよ。選択が間違っていたってことぐらい。ジョージを罪人として裁きたくなかった。たったそれだけのこと。けれど、それだけのことじゃなかった」
「当たり前だ。誰もが己の行動の責任を負っている。死者であってもそれを取り上げることは許されない」

 それでも。
 ああ、これは言い訳だ。責められたくなくて、言葉を重ねてジョージを庇って貶めようとしている。あいつは私に庇ってくれと言わなかった。
 あいつと私は敵だった。私が勝手にあいつを憐んで、罪を取り上げた。
 裁きたくないなんて、傲慢だ。
 ジョージは死んでしまった。もう、蘇らない。天国も地獄もないのだ。もう会えない。この学校のどこかですれ違うこともない。再び殺されそうになることも。
 彼の親族は巻き込まれて裁かれる。胸糞悪く、忍びない。減刑を訴えるしかない。それでも、きっと死んでしまう。私は腐っても王族だから。恩赦は与えられない。
 与えられたとしても、カリレーヌ嬢のようになるのかもしれない。

「――そうね。本当に、本当に、馬鹿でみっともない。その場しのぎで情けない」

 テウを丸め込んで、めでたしめでたしで終わると思っていた自分に唾をかけてやりたい。

「それで、リスト様? そろそろ姫から退いてくれないと、本気でぶちのめしますよ」
「……無礼だな、本当にお前は」

 のそのそとリストの体が起き上がる。
 サリーもケイもイルも、凄い顔だ。今にもリストに掴みかかって殺してやると言わんばかりだ。

「お前が私に何を言いたくて、ここに来たかは分かったわよ。……指摘させてごめんなさい。お前にも、サガルにも、イル達にも、面倒をかけたのよね」
「……面倒をかけられるのは悪くないが、もうこんなことはやめてくれ。倒れるかと思った」

 倒れるだなんて、大袈裟な。

「お前な。普通自分を殺そうとした相手を庇うなんて真似はしない。公表してはまずい何かがあるのかと勘繰るに決まっているだろう」

 責めるような口調に頭を抱える。
 ……なるほど、リストは変な仲だったのではと勘繰っているのか。

「ジョージとはあの日初めて会ったわ。トーマから話だけは聞いていたけれど、それだけ」
「本当にそれだけならばいいんだがな」

 信用ならないという視線が向けられる。
 失敬だ。確かに、心を傾け過ぎている自覚はある。けれど、すぐに恋愛に繋げないで欲しい。

「――話は戻るのだけど、フィリップ兄様は本当に王都にまだいるの? マイク兄様のあとを追いかけたんじゃ……」

 それがあったかとはっとした顔をしている。フィリップ兄様のことだからやりかねないと思っているのだろう。

「あいつまさか、本当に……。いや、ありえるな」

 顔が蒼ざめ始めた。
 本当はフィリップにも大事な用があったのか?

「失礼致します。カルディア姫はいらっしゃいますでしょうか」

 扉を叩く音がして、威勢の良い声が聞こえてきた。サリーが受け答えして、中に通す。
 レオン兄様付きの近衛兵だった。顔に見覚えがある。ルークという名前じゃなかったか。

「これはリスト様。こちらにいらっしゃったのですね。姫、お騒がせしてしまい申し訳ございません」
「どうかしたの? 急ぎのよう?」

 背筋を伸ばして、近衛兵が大口を開けた。

「三時間ほど前にレオン殿下が突然、倒れられました」
「……え!?」

 部屋のなかに、私の叫び声が響く。
 レオン兄様が、倒れた……!?

「これよりフィリップ殿下がレオン殿下の代理を勤められます」

 代理を立てるほど、重症なのか。というか、フィリップ兄様はまだ王都にいたのか。

「フィリップ殿下より、ご伝言がございます。今後の話し合いをしたく、王宮にお越しいただきたいとのことです」


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