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第2章
第13話
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俺は冒険者として迷宮探索を二年以上続けてきたが、「宝箱」というもの自体、迷宮で実物を見るのは初めてだ。
第一迷宮のような低ランクの大迷宮は、過去の迷宮探索の歴史の中で、途方もない数の冒険者によって探索し尽くされている。
当初は迷宮に存在した宝物も、当然にすべて回収されているから、後発で探索をする現代の冒険者がそれに出会うことなどありえない──それが現代を生きる冒険者の常識だ。
現代ではもっぱら、こうした宝箱に出会う可能性があるのは、まだ探索が進んでいない第五迷宮か、せいぜいが第四迷宮の探索漏れ、あるいは稀に新たに発見される「小迷宮」のみと目されている。
だから現代において、第一迷宮に「宝箱」などというものが存在すること、それ自体が大事件だ。
これはもちろん、俺が世界で最初の【マスターシーフ】であり、世界で初めて【サーチ】のスキルレベルを10まで上げた冒険者だから、こういう事態に遭遇したのだろう。
俺は慎重に、宝箱のフタに手をかける。
もし宝箱に何らかの罠が仕掛けられている場合には、ここにも【サーチ】スキルの効果が発動するはずだが、そんな様子は見られない。
もっとも、何しろ宝箱なんてものを扱うのは初めてだから、経験に基づかない知識レベルでの「そのはず」なのだが……。
幸い、実際にも宝箱に罠が仕掛けられていることはなかった。
宝箱のフタを開くと、その中に入っていたのは──
「これは……ブーツか。といっても、ただのブーツじゃないだろうが」
宝箱の中に入っていたのは、一組のブーツだった。
膝下ぐらいまでの長さのもので、一見では革製に見える。
俺はそのブーツを凝視し、スキルを発動する。
「──【アナライズ】!」
このスキルを使用すると、未知の物品の名称や効果を知ることができる。
スキル発動と同時に、俺の頭の中に情報が流れ込んでくる。
手に入った情報は、このようなものだった。
【名 称】 神速のブーツ
【ランク】 A
【効 果】 装備者の【敏捷力】+50%
俺はごくりと唾を飲む。
「すげぇ、本物の神聖器だ……」
思わずつぶやきながら、宝箱の中のブーツを手に取る。
ユキがそんな俺の様子を、横から覗き込んできた。
「クリード先輩、シンセイキっていうのは……?」
「ああ、迷宮で発見された特殊なアイテムのことを、総じて『神聖器』と呼ぶんだよ。何らかの特別な力が宿っていることが多い。このブーツは『神速のブーツ』という名称の神聖器で、装備すると【敏捷力】がアップする効果があるらしい。実際に履いて試してみる」
俺はさっそく、履いていたブーツをその場で脱いで、【神速のブーツ】へと履き替えてみた。
少しサイズが大きいかと思ったが、実際に履いてみると大きさが微妙に変化したようで、俺の足にぴったりのサイズになった。
履いた感覚としては、大幅に体が軽くなった印象だ。
実際に体重が軽くなったというよりは、今まで以上に軽快に動けるという感じ。
「どうですか、先輩?」
「ん、なんとなくだが、効果はありそうだな。ちょっと動いてみるか」
俺はその場で、反復横跳びを始める。
シュババババッと動いてみてから、元のブーツに履き替えて、再び反復横跳び。
さらにもう一度、【神速のブーツ】へと履き替えてから、再度同じ動きをする。
納得したところでストップする。
「やはり【神速のブーツ】を履いているときのほうが、大幅に速くなっているな」
「あ、あのー、クリードの兄貴……? 兄貴の場合、もともとの動きが速すぎて、うちには見ててもよく分からないんすけど……」
「なんならルシアも履いてみるか?」
「え、いいんすか?」
俺は一度【神速のブーツ】を脱いで、ルシアに渡す。
ルシアは履いていたブーツを脱いで、【神速のブーツ】へと履き替えた。
「おおっ、ぶかぶかかと思ったら、履いたらぴったりになったっすよ! しかも体が軽いっす! おおおっ、速い速いっ!」
ルシアはキャッキャとはしゃいで、あたりを走り回り始めた。
一方でユキとセシリーが、それを羨ましそうにじーっと見つめていた。
「ユキとセシリーも、履いてみるか?」
俺が聞くと、二人はこくこくとうなずいた。
ルシアは一通り【神速のブーツ】の力を堪能した後、それを脱いで、まずはセシリーへと渡す。
セシリーはためらいがちに自身のブーツを脱いで、【神速のブーツ】に履き替えようとするが、そのときルシアが身をくねくねと揺らしてこんなこと言い出した。
「えへへーっ♪ うちクリードの兄貴と、間接ブーツをしちまったっすよ」
「妙な言い方をするな」
俺はルシアの後頭部にチョップを入れてツッコむが、その横では【神速のブーツ】を履こうとしていたセシリーが、それを聞いて頬を染め、目を丸くしていた。
セシリーはぶんぶんと首を横に振ってから、意を決したように【神速のブーツ】を履く。
「わあっ……!」
ブーツを履いて立った【ウィザード】の娘は、言葉少なだが、目をキラキラとさせて感動していた。
だが闇雲に動き回るのは恥ずかしいらしく、軽くぴょんぴょんと体感を確かめただけで、すぐにブーツを脱いだ。
最後にユキが、【神速のブーツ】を試す。
ユキはブーツを履くと、小部屋の外に出て格闘の動きを取りはじめる。
連続で蹴りを放ったり、小刻みに素早く動いてみたり。
そしてふぅっと息を吐くと、俺のほうへと振り向く。
「先輩、いいですねこれ! すごく気持ちいいです!」
それからユキは元の自分のブーツに履き替え、【神速のブーツ】を俺に渡してくる。
「ありがとうございました、クリード先輩! これ、お返しします」
「おう。……って、当たり前のように俺に戻されたが、このブーツは俺が使うってことでいいのか? それ以外の選択肢もあると思うが」
「もちろんです! こんなすごいアイテム、ボクたちが使っても宝の持ち腐れですし、先輩が使ってください。そもそも先輩の能力で見つけたものじゃないですか」
「そりゃあそうだが……まあいいか。じゃあ、ひとまず俺が使っとくわ」
何か必要があれば、その都度で装備者を変えればいい話だしな。
それにレベルが低いうちからこんなとんでもない神聖器を当たり前に使っていたら、フィーリングが狂いそうだ。
そういう意味でも、俺が使っていたほうがいいかもしれないな。
俺はユキから【神速のブーツ】を受け取ると、再びそれに履き替える。
そのときユキが、恥じらうようにちらちらと俺の方を見ていた気もするが、努めて気にしないようにした。
まったくルシアのやつ、言葉一つでこれだけ場を引っ掻き回すのは、ある意味でたいしたもんだわ。
そして俺は、三人を小部屋の外に出してから自分も出て、再び隠し扉の起動ポイントを触れる。
するとまた壁がゴゴゴゴッと音を立てて動き、元通りの何もない通路へと戻った。
「よし、じゃあ行くか」
俺たちはまた、何事もなかったかのようにダンジョンの探索を開始した。
第一迷宮のような低ランクの大迷宮は、過去の迷宮探索の歴史の中で、途方もない数の冒険者によって探索し尽くされている。
当初は迷宮に存在した宝物も、当然にすべて回収されているから、後発で探索をする現代の冒険者がそれに出会うことなどありえない──それが現代を生きる冒険者の常識だ。
現代ではもっぱら、こうした宝箱に出会う可能性があるのは、まだ探索が進んでいない第五迷宮か、せいぜいが第四迷宮の探索漏れ、あるいは稀に新たに発見される「小迷宮」のみと目されている。
だから現代において、第一迷宮に「宝箱」などというものが存在すること、それ自体が大事件だ。
これはもちろん、俺が世界で最初の【マスターシーフ】であり、世界で初めて【サーチ】のスキルレベルを10まで上げた冒険者だから、こういう事態に遭遇したのだろう。
俺は慎重に、宝箱のフタに手をかける。
もし宝箱に何らかの罠が仕掛けられている場合には、ここにも【サーチ】スキルの効果が発動するはずだが、そんな様子は見られない。
もっとも、何しろ宝箱なんてものを扱うのは初めてだから、経験に基づかない知識レベルでの「そのはず」なのだが……。
幸い、実際にも宝箱に罠が仕掛けられていることはなかった。
宝箱のフタを開くと、その中に入っていたのは──
「これは……ブーツか。といっても、ただのブーツじゃないだろうが」
宝箱の中に入っていたのは、一組のブーツだった。
膝下ぐらいまでの長さのもので、一見では革製に見える。
俺はそのブーツを凝視し、スキルを発動する。
「──【アナライズ】!」
このスキルを使用すると、未知の物品の名称や効果を知ることができる。
スキル発動と同時に、俺の頭の中に情報が流れ込んでくる。
手に入った情報は、このようなものだった。
【名 称】 神速のブーツ
【ランク】 A
【効 果】 装備者の【敏捷力】+50%
俺はごくりと唾を飲む。
「すげぇ、本物の神聖器だ……」
思わずつぶやきながら、宝箱の中のブーツを手に取る。
ユキがそんな俺の様子を、横から覗き込んできた。
「クリード先輩、シンセイキっていうのは……?」
「ああ、迷宮で発見された特殊なアイテムのことを、総じて『神聖器』と呼ぶんだよ。何らかの特別な力が宿っていることが多い。このブーツは『神速のブーツ』という名称の神聖器で、装備すると【敏捷力】がアップする効果があるらしい。実際に履いて試してみる」
俺はさっそく、履いていたブーツをその場で脱いで、【神速のブーツ】へと履き替えてみた。
少しサイズが大きいかと思ったが、実際に履いてみると大きさが微妙に変化したようで、俺の足にぴったりのサイズになった。
履いた感覚としては、大幅に体が軽くなった印象だ。
実際に体重が軽くなったというよりは、今まで以上に軽快に動けるという感じ。
「どうですか、先輩?」
「ん、なんとなくだが、効果はありそうだな。ちょっと動いてみるか」
俺はその場で、反復横跳びを始める。
シュババババッと動いてみてから、元のブーツに履き替えて、再び反復横跳び。
さらにもう一度、【神速のブーツ】へと履き替えてから、再度同じ動きをする。
納得したところでストップする。
「やはり【神速のブーツ】を履いているときのほうが、大幅に速くなっているな」
「あ、あのー、クリードの兄貴……? 兄貴の場合、もともとの動きが速すぎて、うちには見ててもよく分からないんすけど……」
「なんならルシアも履いてみるか?」
「え、いいんすか?」
俺は一度【神速のブーツ】を脱いで、ルシアに渡す。
ルシアは履いていたブーツを脱いで、【神速のブーツ】へと履き替えた。
「おおっ、ぶかぶかかと思ったら、履いたらぴったりになったっすよ! しかも体が軽いっす! おおおっ、速い速いっ!」
ルシアはキャッキャとはしゃいで、あたりを走り回り始めた。
一方でユキとセシリーが、それを羨ましそうにじーっと見つめていた。
「ユキとセシリーも、履いてみるか?」
俺が聞くと、二人はこくこくとうなずいた。
ルシアは一通り【神速のブーツ】の力を堪能した後、それを脱いで、まずはセシリーへと渡す。
セシリーはためらいがちに自身のブーツを脱いで、【神速のブーツ】に履き替えようとするが、そのときルシアが身をくねくねと揺らしてこんなこと言い出した。
「えへへーっ♪ うちクリードの兄貴と、間接ブーツをしちまったっすよ」
「妙な言い方をするな」
俺はルシアの後頭部にチョップを入れてツッコむが、その横では【神速のブーツ】を履こうとしていたセシリーが、それを聞いて頬を染め、目を丸くしていた。
セシリーはぶんぶんと首を横に振ってから、意を決したように【神速のブーツ】を履く。
「わあっ……!」
ブーツを履いて立った【ウィザード】の娘は、言葉少なだが、目をキラキラとさせて感動していた。
だが闇雲に動き回るのは恥ずかしいらしく、軽くぴょんぴょんと体感を確かめただけで、すぐにブーツを脱いだ。
最後にユキが、【神速のブーツ】を試す。
ユキはブーツを履くと、小部屋の外に出て格闘の動きを取りはじめる。
連続で蹴りを放ったり、小刻みに素早く動いてみたり。
そしてふぅっと息を吐くと、俺のほうへと振り向く。
「先輩、いいですねこれ! すごく気持ちいいです!」
それからユキは元の自分のブーツに履き替え、【神速のブーツ】を俺に渡してくる。
「ありがとうございました、クリード先輩! これ、お返しします」
「おう。……って、当たり前のように俺に戻されたが、このブーツは俺が使うってことでいいのか? それ以外の選択肢もあると思うが」
「もちろんです! こんなすごいアイテム、ボクたちが使っても宝の持ち腐れですし、先輩が使ってください。そもそも先輩の能力で見つけたものじゃないですか」
「そりゃあそうだが……まあいいか。じゃあ、ひとまず俺が使っとくわ」
何か必要があれば、その都度で装備者を変えればいい話だしな。
それにレベルが低いうちからこんなとんでもない神聖器を当たり前に使っていたら、フィーリングが狂いそうだ。
そういう意味でも、俺が使っていたほうがいいかもしれないな。
俺はユキから【神速のブーツ】を受け取ると、再びそれに履き替える。
そのときユキが、恥じらうようにちらちらと俺の方を見ていた気もするが、努めて気にしないようにした。
まったくルシアのやつ、言葉一つでこれだけ場を引っ掻き回すのは、ある意味でたいしたもんだわ。
そして俺は、三人を小部屋の外に出してから自分も出て、再び隠し扉の起動ポイントを触れる。
するとまた壁がゴゴゴゴッと音を立てて動き、元通りの何もない通路へと戻った。
「よし、じゃあ行くか」
俺たちはまた、何事もなかったかのようにダンジョンの探索を開始した。
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