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第2章
第21話
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俺は常人のおよそ十五倍の速度で、スキンヘッドの男の懐へと駆け込んでいく。
こちらもすでに大ダメージを負い、これ以上の被弾は許されない状態だ。
相手を翻弄するために余裕ぶってはいるが、一手もミスるわけにはいかない。
俺は集中力を研ぎ澄ませて、相手の動きを見極める。
「くっ──【轟刃乱舞】!」
俺のスピードに焦ったらしきスキンヘッドは、苦し紛れに連撃系の大技を放ってきた。
斧を猛烈な勢いで、連続して振り回す乱舞技だ。
「──悪手だな」
俺は瞬時に横手にステップして、スキンヘッドの正面から離脱する。
ひとたび連撃技を放てば、後戻りができない。
途中で動作をキャンセルしたとしても、反動で大幅な隙が生まれてしまう。
正面に向かって乱舞技を放ったスキンヘッドは、横手に回った俺に対して無防備だった。
「──【パラライズブレード】! 【パラライズブレードⅡ】」
「ぐはっ!」
俺はその隙に乗じて、両手の【神獣のククリ】による攻撃を二セット叩き込むと、一度ターゲットから距離を取る。
ターゲットは金属製の鎧を着ていたが、神聖器の短剣はそれをものともせずに引き裂いて、相手の胴に四条の浅くない爪跡を残した。
一度の交戦を終えたスキンヘッドは、傷口を手で押さえながら、苦悶の声をあげる。
「く、くそっ……! こんなの、短剣の攻撃力じゃねぇぞ、どうなってやがる……! こ、殺してやる、この野郎……!」
手負いの野獣のような目で、憎々しげに俺を睨みつけてくるスキンヘッド。
俺はそれに、温度のない声で返す。
「それはもう無理だと思うぜ。さっきまではまだ目があったが、もう終わりだ。勝負はついた」
「もう……勝負がついた、だと……! ──ふざけるな! まだ俺様より、テメェのほうがダメージはでかいだろうが! 勝った気でいるんじゃねぇぞ!」
「純粋な物理ダメージだけなら、確かにあんたのほうが傷は浅いかもな。──だがあんた自身、もう分かってるだろ。もう体がまともに動かないはずだ」
俺のその言葉に、スキンヘッドはぎりりっと歯を軋ませる。
「くそっ……! この体の痺れ……やっぱり【麻痺】だってのかよ……!」
「そういうことだ。しかも普通の【麻痺】じゃない。【マスターシーフ】の固有スキルによる、とっておきの代物──【強化麻痺】だ」
「き、【強化麻痺】だと……!?」
バッドステータスの【麻痺】を与えると、相手の体には軽度の痺れが出て、通常どおりには動けなくなる。
【シーフ】のスキル【パラライズブレード】は、対象に通常攻撃と同等のダメージを与えると同時に、【麻痺】を与えることができる。
加えて、【マスターシーフ】のスキル【パラライズブレードⅡ】は、通常の【麻痺】をすでに受けている相手に使うことで、さらに強力な【強化麻痺】を与える。
強力な痺れに侵食されたやつの体は、もはや通常の半分ほどの能力でしか動かないはずだ。
だがスキンヘッドは、それでもなお、闘志をむき出しにしてくる。
「み、認められるか……! 俺様は攻撃力最強──戦闘系上級職の【ウォーロード】だぞ! 探索職ごときに、これだけのハンデがあって負けるわけがあるかぁあああっ!」
スキンヘッドは夜空に向かって雄叫びをあげ、斧を振り上げて襲い掛かってくる。
だがその速度は、11レベル【モンク】のユキのほうが、よほど速いぐらいのものだ。
30レベルの上級職同士の戦いで、まともに通用する水準ではない。
「──だらぁあああああっ!」
「遅ぇよ」
俺は振り下ろされる大斧を、横に跳んで悠々と回避する。
そして二本の【神獣のククリ】を手に、手持ちで最も威力の高い攻撃スキルを発動。
「終わりだ──【サウザンドブレード】!」
──ズババババババッ!
二本の短剣を使った怒涛の連続攻撃で、スキンヘッドの男の全身を滅多切りにした。
「ぐわぁあああああっ……!」
全身から血を噴き出し、白目をむいて崩れ落ちるスキンヘッドの男。
冒険者だから死んではいないはずだが、確実に戦闘不能だ。
「──乱舞技ってのは、確実に決められるときに使うんだよ」
俺は両手の【神獣のククリ】をくるくると手元で回してから、腰の鞘に収める。
こちらの戦闘は終了だ。
そして、ユキとセシリーの戦いへと視線を向ける。
二人の戦いも、最後の締めくくりのようだった。
「これで終わりだ──【稲妻蹴り】!」
「ぐはっ……! バ、バカな……このガキっ……なんで、こんなに強く……」
「落ちなさい──【アイスジャベリン】!」
「ぐぁあああああっ……! あ、ありえ、ねぇ……」
少女たちからの攻撃を受けて、バタバタと倒れていく二人のチンピラ冒険者。
彼らが戦闘不能状態に陥ったのを確認して、ユキとセシリーはハイタッチで勝利を祝った。
だが二人は笑顔も束の間、俺の姿を見て、慌てて駆け寄ってくる。
「せ、先輩、その怪我は……!」
「大丈夫なの、クリード……?」
俺は心配してくれた二人に向かって、穏やかに笑いかける。
「ああ。見た目は派手だが、それほどのダメージじゃない。ま、そこそこ痛いけどな。──それよりもルシアのほうが重傷だ。命に別状はないと思うが……ユキ、セシリー、悪いが彼女を、宿まで運んで休ませてやってくれ」
「分かりました、先輩。……でも、先輩は?」
ユキが首を傾げて聞いてくる。
俺は倒れたチンピラ冒険者たちや、スキンヘッドの男を見据えて答える。
「俺には一つ、やるべきことが残っている。それが終わったら戻る」
「……それって、私たちがここにいては、いけないことなの?」
セシリーが瞳に真剣な色を宿して、俺の目をまっすぐに見てきた。
どうやら俺がやろうとしていることを、薄々察しているようだが──
「ああ。セシリーも、頼む。ルシアを連れて、ユキと一緒に宿に戻ってくれ」
「……そう、分かったわ。──行きましょう、ユキ」
「で、でも……!」
「わがままを言う子は、大好きな先輩に嫌われるわよ」
「はぁっ……!? な、なんだよそれ!」
「いいから、クリードが行けって言っているんだから、さっさと行くの。ほら、ルシアを背負って。ユキのほうが私よりも【筋力】があるでしょう」
「……わ、分かったよ。──先輩、それじゃあボクたち、宿で待ってますから!」
「ああ、俺も用事が終わったら、すぐに追いかける」
そうして俺は、ユキとそれに背負われたルシア、セシリーの三人を見送った。
しかる後に、森の中の広場に戦闘不能状態で倒れている、四人の男たちへと視線を移す。
「さて──」
俺がゴミを見るような目で見下すと、男たちはびくりと震える。
「ま、待て……! ま、まさかお前みたいな正義の味方が、俺たちのこと、殺したりはしねぇよな……?」
「わわわ、分かってんのか。ひ、人殺しは、犯罪だぞ!」
男たちが口々に、的外れなことを言ってくる。
俺はそれを鼻で笑いつつ、一度鞘にしまった二振りの短剣を抜いて、倒れている男たちのほうへゆっくりと歩いていく。
「まったく覚えがないんだが──俺はいつ正義の味方になったんだ? しかも人殺しは犯罪だって? 笑わせるなよ」
──ズシャッ。
まずは一人を始末、次へと向かう。
「街の外で起こることまでは、そうそう公権力の手の及ぶところじゃない。だからお前らだって、この場所を選んだんだろ? ──それが相手にとっても都合がいいなんてことは、考えもせずにな」
──ずぶりっ。
もう一人を始末、さらに次の一人へと向かう。
「警告は二度もした。一度目は冒険者ギルドで武器を抜いたとき、二度目は街中で出会ったとき。二度も警告だけで済ませた結果、ルシアが酷い目に遭った。俺の失敗だ。お前らに生存本能すら欠如しているとは思わなかったんだ。──そんな見込み違いをした俺が、危機感もなく三度目の慈悲を与えられると思うか?」
──ドシュッ。
三人目を始末、最後の一人に向かう。
すると最後の一人、スキンヘッドの男が必死に命乞いをしてきた。
「ま、待て。俺はテメェ……いやいや、あんたに手を出したのは初めてだ。この三人とは違う。俺が悪かった、もうあんたには、それにあんたの女にも、二度と手は出さねぇ。な、だから見逃してくれよ……頼むよ、へへへっ……」
俺はそんなスキンヘッドの首筋に、短剣の刃を押し当てる。
「ヒッ……!? な、なんで……!?」
「なんで、じゃねぇよ。都合のいいことばっか言ってんじゃねぇぞ。──いいか、テメェらは喧嘩を売る相手を間違えたんだよ。限度を知らないチンピラ同士の抗争に負けた、それだけの話だ。残念だったな」
──ズブシュッ!
最後の一人を始末した。
それから俺は、二本の短剣を鞘に収め、月の綺麗な夜空を見上げてふぅと一息をつく。
その後、骸を適当に近くの草むらへと放り込むと、俺は何食わぬ顔で街へと帰還した。
こちらもすでに大ダメージを負い、これ以上の被弾は許されない状態だ。
相手を翻弄するために余裕ぶってはいるが、一手もミスるわけにはいかない。
俺は集中力を研ぎ澄ませて、相手の動きを見極める。
「くっ──【轟刃乱舞】!」
俺のスピードに焦ったらしきスキンヘッドは、苦し紛れに連撃系の大技を放ってきた。
斧を猛烈な勢いで、連続して振り回す乱舞技だ。
「──悪手だな」
俺は瞬時に横手にステップして、スキンヘッドの正面から離脱する。
ひとたび連撃技を放てば、後戻りができない。
途中で動作をキャンセルしたとしても、反動で大幅な隙が生まれてしまう。
正面に向かって乱舞技を放ったスキンヘッドは、横手に回った俺に対して無防備だった。
「──【パラライズブレード】! 【パラライズブレードⅡ】」
「ぐはっ!」
俺はその隙に乗じて、両手の【神獣のククリ】による攻撃を二セット叩き込むと、一度ターゲットから距離を取る。
ターゲットは金属製の鎧を着ていたが、神聖器の短剣はそれをものともせずに引き裂いて、相手の胴に四条の浅くない爪跡を残した。
一度の交戦を終えたスキンヘッドは、傷口を手で押さえながら、苦悶の声をあげる。
「く、くそっ……! こんなの、短剣の攻撃力じゃねぇぞ、どうなってやがる……! こ、殺してやる、この野郎……!」
手負いの野獣のような目で、憎々しげに俺を睨みつけてくるスキンヘッド。
俺はそれに、温度のない声で返す。
「それはもう無理だと思うぜ。さっきまではまだ目があったが、もう終わりだ。勝負はついた」
「もう……勝負がついた、だと……! ──ふざけるな! まだ俺様より、テメェのほうがダメージはでかいだろうが! 勝った気でいるんじゃねぇぞ!」
「純粋な物理ダメージだけなら、確かにあんたのほうが傷は浅いかもな。──だがあんた自身、もう分かってるだろ。もう体がまともに動かないはずだ」
俺のその言葉に、スキンヘッドはぎりりっと歯を軋ませる。
「くそっ……! この体の痺れ……やっぱり【麻痺】だってのかよ……!」
「そういうことだ。しかも普通の【麻痺】じゃない。【マスターシーフ】の固有スキルによる、とっておきの代物──【強化麻痺】だ」
「き、【強化麻痺】だと……!?」
バッドステータスの【麻痺】を与えると、相手の体には軽度の痺れが出て、通常どおりには動けなくなる。
【シーフ】のスキル【パラライズブレード】は、対象に通常攻撃と同等のダメージを与えると同時に、【麻痺】を与えることができる。
加えて、【マスターシーフ】のスキル【パラライズブレードⅡ】は、通常の【麻痺】をすでに受けている相手に使うことで、さらに強力な【強化麻痺】を与える。
強力な痺れに侵食されたやつの体は、もはや通常の半分ほどの能力でしか動かないはずだ。
だがスキンヘッドは、それでもなお、闘志をむき出しにしてくる。
「み、認められるか……! 俺様は攻撃力最強──戦闘系上級職の【ウォーロード】だぞ! 探索職ごときに、これだけのハンデがあって負けるわけがあるかぁあああっ!」
スキンヘッドは夜空に向かって雄叫びをあげ、斧を振り上げて襲い掛かってくる。
だがその速度は、11レベル【モンク】のユキのほうが、よほど速いぐらいのものだ。
30レベルの上級職同士の戦いで、まともに通用する水準ではない。
「──だらぁあああああっ!」
「遅ぇよ」
俺は振り下ろされる大斧を、横に跳んで悠々と回避する。
そして二本の【神獣のククリ】を手に、手持ちで最も威力の高い攻撃スキルを発動。
「終わりだ──【サウザンドブレード】!」
──ズババババババッ!
二本の短剣を使った怒涛の連続攻撃で、スキンヘッドの男の全身を滅多切りにした。
「ぐわぁあああああっ……!」
全身から血を噴き出し、白目をむいて崩れ落ちるスキンヘッドの男。
冒険者だから死んではいないはずだが、確実に戦闘不能だ。
「──乱舞技ってのは、確実に決められるときに使うんだよ」
俺は両手の【神獣のククリ】をくるくると手元で回してから、腰の鞘に収める。
こちらの戦闘は終了だ。
そして、ユキとセシリーの戦いへと視線を向ける。
二人の戦いも、最後の締めくくりのようだった。
「これで終わりだ──【稲妻蹴り】!」
「ぐはっ……! バ、バカな……このガキっ……なんで、こんなに強く……」
「落ちなさい──【アイスジャベリン】!」
「ぐぁあああああっ……! あ、ありえ、ねぇ……」
少女たちからの攻撃を受けて、バタバタと倒れていく二人のチンピラ冒険者。
彼らが戦闘不能状態に陥ったのを確認して、ユキとセシリーはハイタッチで勝利を祝った。
だが二人は笑顔も束の間、俺の姿を見て、慌てて駆け寄ってくる。
「せ、先輩、その怪我は……!」
「大丈夫なの、クリード……?」
俺は心配してくれた二人に向かって、穏やかに笑いかける。
「ああ。見た目は派手だが、それほどのダメージじゃない。ま、そこそこ痛いけどな。──それよりもルシアのほうが重傷だ。命に別状はないと思うが……ユキ、セシリー、悪いが彼女を、宿まで運んで休ませてやってくれ」
「分かりました、先輩。……でも、先輩は?」
ユキが首を傾げて聞いてくる。
俺は倒れたチンピラ冒険者たちや、スキンヘッドの男を見据えて答える。
「俺には一つ、やるべきことが残っている。それが終わったら戻る」
「……それって、私たちがここにいては、いけないことなの?」
セシリーが瞳に真剣な色を宿して、俺の目をまっすぐに見てきた。
どうやら俺がやろうとしていることを、薄々察しているようだが──
「ああ。セシリーも、頼む。ルシアを連れて、ユキと一緒に宿に戻ってくれ」
「……そう、分かったわ。──行きましょう、ユキ」
「で、でも……!」
「わがままを言う子は、大好きな先輩に嫌われるわよ」
「はぁっ……!? な、なんだよそれ!」
「いいから、クリードが行けって言っているんだから、さっさと行くの。ほら、ルシアを背負って。ユキのほうが私よりも【筋力】があるでしょう」
「……わ、分かったよ。──先輩、それじゃあボクたち、宿で待ってますから!」
「ああ、俺も用事が終わったら、すぐに追いかける」
そうして俺は、ユキとそれに背負われたルシア、セシリーの三人を見送った。
しかる後に、森の中の広場に戦闘不能状態で倒れている、四人の男たちへと視線を移す。
「さて──」
俺がゴミを見るような目で見下すと、男たちはびくりと震える。
「ま、待て……! ま、まさかお前みたいな正義の味方が、俺たちのこと、殺したりはしねぇよな……?」
「わわわ、分かってんのか。ひ、人殺しは、犯罪だぞ!」
男たちが口々に、的外れなことを言ってくる。
俺はそれを鼻で笑いつつ、一度鞘にしまった二振りの短剣を抜いて、倒れている男たちのほうへゆっくりと歩いていく。
「まったく覚えがないんだが──俺はいつ正義の味方になったんだ? しかも人殺しは犯罪だって? 笑わせるなよ」
──ズシャッ。
まずは一人を始末、次へと向かう。
「街の外で起こることまでは、そうそう公権力の手の及ぶところじゃない。だからお前らだって、この場所を選んだんだろ? ──それが相手にとっても都合がいいなんてことは、考えもせずにな」
──ずぶりっ。
もう一人を始末、さらに次の一人へと向かう。
「警告は二度もした。一度目は冒険者ギルドで武器を抜いたとき、二度目は街中で出会ったとき。二度も警告だけで済ませた結果、ルシアが酷い目に遭った。俺の失敗だ。お前らに生存本能すら欠如しているとは思わなかったんだ。──そんな見込み違いをした俺が、危機感もなく三度目の慈悲を与えられると思うか?」
──ドシュッ。
三人目を始末、最後の一人に向かう。
すると最後の一人、スキンヘッドの男が必死に命乞いをしてきた。
「ま、待て。俺はテメェ……いやいや、あんたに手を出したのは初めてだ。この三人とは違う。俺が悪かった、もうあんたには、それにあんたの女にも、二度と手は出さねぇ。な、だから見逃してくれよ……頼むよ、へへへっ……」
俺はそんなスキンヘッドの首筋に、短剣の刃を押し当てる。
「ヒッ……!? な、なんで……!?」
「なんで、じゃねぇよ。都合のいいことばっか言ってんじゃねぇぞ。──いいか、テメェらは喧嘩を売る相手を間違えたんだよ。限度を知らないチンピラ同士の抗争に負けた、それだけの話だ。残念だったな」
──ズブシュッ!
最後の一人を始末した。
それから俺は、二本の短剣を鞘に収め、月の綺麗な夜空を見上げてふぅと一息をつく。
その後、骸を適当に近くの草むらへと放り込むと、俺は何食わぬ顔で街へと帰還した。
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