黒の解呪録 ~呪いの果ての少女~

蒼井 くじら

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宗介の推理

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「そ、そんなことが……。どうして? 宗介君はどうして今までそんな大変なことを黙っていたの?」
「お前に話して何か状況が改善するのか?」
「そ、それはそうだけど……」
「別に俺が呪いをもらっても、やるべきことが変わるわけじゃない。美守にかかっている呪いを解けば、俺の呪いも解けるわけだからな。わーわー喚くようなことじゃねえよ」
 

 宗介はいらぬ不安を掻き立てぬよう、つとめて平静に喋る。


「それに、さっきの住職の話で呪いの真相はおおよそ推測できたからな」
「ほ、本当?」
 

 俯き加減で暗い顔をしていた光に明るさが戻る。


「ちょうど時間があるから、お前にも話しておいてやるよ。さっき子供たちの亡霊が美守に呪いを運んでいるって話はしたよな?」
「うん。その子供たちに宗介君も呪いをもらったんでしょ」
「ああ。だけどな、今回の件に『子供』が関わっていることは、俺が呪いをもらう前から考慮していたことでもあるんだ」
 

 宗介が説明すると、光は「え? どうして?」と首を傾げた。


「初日の夕食で砂かけババアが語った『オワラ様』の話を覚えているか?」
「うん。でも、最初に聞いた時は怖かったけど、今になって思い返すと結構有り触れた話なんだよね」
 

 光の言う通りである。
 
 キヨがすごむように語ったせいで、あの時は妙な雰囲気を纏った話になっていたが、民話としては月並みもいいところ。要約すれば、オワラ様という特別な力を持った輩が、ジゴクマダラという人に害を及ぼす怪物を退治しただけだ。鬼退治をした『桃太郎』や『一寸法師』のようなお伽噺と大差はない。
 
 だが、今回のケースは、有り触れた話であることが逆に厄介なのだ。


「妖怪、怪物、鬼、魔物、亡者といった人外の存在が登場する民話や昔話は腐るほど存在する。だが、その手の話が多い理由もちゃんとあるんだ。先に挙げた人に災いをもたらすとされる存在には、概ねモチーフが存在する」
「モチーフ?」
「ああ。多くの場合、化け物として具現化するのは、当時の人間を苦しめていた天災や人災、もしくは因習などだ。つまりな、オワラ様の伝承に当てはめると、かつて細入村の村人を悩ませていた問題が、ジゴクマダラという化け物として具現化されて後世に語り継がれた、ということになる」
 

 ここまでは光も話について来られているようで「うん、うん」と頷きながら聞いていた。


「村人たちが苦しめられたジゴクマダラの悪行を覚えているか?」
「え? え~っと、確か……口から毒の息を吐いて、右足で家畜や作物をなぎ払って、左足で女子供を攫っていったんだっけ?」
 

 意外にも光はしっかりと覚えていた。抜けているくせに、変なところで記憶力の良い奴である。


「毒の息を吐き出す口っていうのは、おそらく『疫病』の象徴だろう。当時、細入村で流行した病があったと推測される。右足は単純に『飢饉』の象徴だな。細入村は決して恵まれた土地じゃない。周囲を山に閉ざされ、水回りも良くなさそうだ。土砂崩れや水不足なんかの天災が引き起こす不作。そして、それに伴う貧困とは切っても切れない関係にあったはずだ」
 

 宗介はここで一度話を中断する。ここまでは、おそらく細入村に限らず他の村々でも抱えていた問題だろう。しかし、最後の左足は……。


「じゃあ、最後の左足は?」
「左足は……普通に考えれば『口減らし』だろうな。口減らしっていうのは、家計の負担を減らすために、子供を奉公や養子に出すことだ。でも、ジゴクマダラの悪行に例えられていることを考えると、『間引き』のようなこともやっていたんじゃないかと推察される」
「ま、間引き……」
「本来、間引っていうのは、経済的・食糧的事情から赤子を殺すことだ。それだけでも十分胸糞悪い話だが、俺の見た子供たちの亡霊はある程度年がいっていた。分別がつくような子供を間引くなんてのは、はっきり言って常軌を逸している。だが、細入村は山に囲まれた辺鄙な村。そういう風習があったとしても不思議じゃない」
 

 宗介が説明すると、光の表情が一気に強張った。


「そ、それじゃあ、美守ちゃんに纏わり付いている怨念は間引かれた子供たちの……?」
 

 当然、そう考えるのが普通だろう。宗介自身も最初に話を聞いた時は、その可能性を一番に考慮した。
 
 細入村にかつて存在した決して表には出せない悪習。その犠牲となった子供の無念や怨みが、裕福な家庭で暮らす美守に何かの拍子で取り憑いたのではないか、と。
 
 だが、宗介は首を横に振る。


「俺も最初はそう考えた。だけどな、そうすると『順番』がおかしいんだよ」
「順番?」
「オワラ様が潰した部位の順番だよ。覚えてるか?」
「うん。確か、最初に口、次に左足、最後に右足だったよね」
 

 光はすらすらと答える。ひょっとすると、これだけ記憶力がいいから恐怖体験が忘れられないのかもしれない。


「おかしいと思わないか? 左足、つまり間引きっていうのは、貧困が主な原因でなされるものだ。それなのに、話の中では、先に間引きの問題が無くなって、その後に飢えの問題が解消されたことになっている。普通は逆だ。食糧の備蓄なんかに成功して飢える心配がなくなったから、間引く必要が無くなるんだろ」
「そう言われれば……」
 

 宗介がキヨの話を聞いて抱いた違和感の正体がこれである。この疑問に対する答えを求めて訪れたのが、二日目の奈雲神社だ。そこで見た錫杖が宗介に一つの可能性を提示してくれた。


「昨日、奈雲神社へ行った時、俺はお前に腹痛の振りをしろって言っただろ?」
「あれは酷かったね……。でも、どうしてあんなことをしたの?」
「あの杖にどうしても触りたかったからだ。お前がトイレに行っている間に俺はあの杖を色々調べさせてもらった。それで分かったことだが、あの杖は霊具だ。つまり、かつてこの細入村には、俺たちと同じ霊力を備えた人間が存在していたということになる」
 

 少し話が飛躍しすぎてしまったようで、光は頭を整理するように視線を宙へ漂わせた。


「え、ええと……つまり、宗介君は『オワラ様が実在する人間で、しかも私たちと同じ除霊師だった』って言いたいの?」
「そうだ。だが、俺の考えでは、オワラ様は除霊師というより……『呪術師』だ。要するに、今回の呪いは、一人の最悪な呪術師と細入村の悪しき風習が交じり合った結果だと俺は推察している」
 

 宗介がそこまで話すと、光はいよいよ頭が混乱したらしく、難しい顔でこめかみの辺りを押さえた。流石に話を端折り過ぎてしまったようだ。


「順番に説明してやるよ。まず、細入村を訪れたオワラ様は、当時村に蔓延していた流行病を治療したんだ。まあ、この辺はどうやったのかは分からないけど、おそらく薬でも持っていたんだろう。そうして村人たちの信頼を勝ち取った」
「それならオワラ様は別に最悪でも何でもないじゃない。村人たちを助けたんだから」
「ここまではな。だけど、村人に歓迎されたオワラ様の狙いは、親に見捨てられた子供たちだった。ここでオワラ様は村人たちに『養えなくなった子供たちを引き取りたい』と申し出たのさ。村人にしてみれば願ってもない話だ。オワラ様は疫病から村を救った英雄。そんな人物に子供を預けられるんだからな。自らの手を血で汚すよりよっぽどマシ。村人たちは、喜んでオワラ様に間引く予定だった子供たちを託しただろう。これが飢えよりも先に間引きの問題が解消された理由だ」
「ちょ、ちょっと待って! じゃあ、そのオワラ様に引き取られた子供たちは……」
 

 ここまで説明すると、光もおおよその想像がついたらしい。
 
 宗介はここで一度コップのお茶に口をつけ、唇を湿らせる。
 
 正直、この先の話は、全くもって気分の良い話ではない。


「細入村は山々に囲まれた閉鎖的な村だ。移動手段が乏しかった昔ならば、それは巨大な『密室』だったと言っても過言じゃない。故に、中で何を行っても、外部に情報が漏れる可能性は低い。例えば……『人体を贄とした呪術開発』に取り組んでいたとしてもな」
「そ、そんな……。それじゃあ、オワラ様は自分の研究のために、子供たちの命を……」
「さっきの住職の話を覚えているだろ。細入村の噂を確かめに向かった勇敢な若者の話だ。彼はきっと行き着いてしまったんだろうな。オワラ様の呪術研究の現場に。惨殺した子供たちの死体で呪術を生成している場面を見てしまったのか、あるいは捕えられ呪術の実験体にされてしまったのか。どちらにしろ、呪いを目撃した若者が、その影響を受けて早死にすることは理に適っている」
「酷い……何の罪もない子供たちを自分の勝手な都合だけで殺めるなんて……」
 

 光はやりきれない表情で呟く。
 
 だが、話はここで終わりではない。まだ続きがある。


「いや、それがそうでもないのさ」
「えっ? どうして?」
「物事っていうのは、見る人間によって意味合いが全く違うものになるってことだ。それにな、呪いっていうのも使い方によっては富を生む。さっきの住職の話にもあっただろ? 祟りを恐れた領主や近隣の村々が、細入村に対してかなりの譲歩をしたって。現代においてだって、もし『確実に人を殺せる呪い』なんてものがあれば、大金を叩いてでも欲しがる人間は大勢いるはずだ」
「……宗介君、何が言いたいの?」
 

 これまで何度も宗介を窘めてきた光だが、この時に見せた彼女の目は、今までで最も厳しく冷たいものだった。


「オワラ様がやったことは、俺たちから見れば紛れもなく悪魔の所業だ。だけどな、細入村の人間から見れば、オワラ様はやっぱり神様みたいな存在だったのさ。流行病を治療し、間引く予定だった子供を引き取ってくれ、さらに編み出した呪術で村を豊かにしてくれた。細入村という枠で見れば、オワラ様がやったことは完全に悪とは言い切れない。少なくとも、当時の村人たちはオワラ様が悪人だとは微塵も思っていなかったはずだ。今でも信仰が続いているんだからな」
「宗介君、本気で言っているの? 本気でオワラ様がやったことを擁護しようと思っているの?」
 

 光の言葉には強い怒りが滲み出ていた。


「落ち着けよ。擁護しようなんて全く思ってない。一つの事実、美守に掛かっている呪いの背景として語っただけだ。それに俺たちがやるべきことはオワラ様を断罪することじゃなくて、美守の呪いを解くことだろ。目的を見失うなよ」
「それはそうだけど……」
 

 光はまだ納得のいかない様子。オワラ様の悪事を考えれば無理はない。宗介だって率直な気持ちを言えば、オワラ様のやったことは到底許すことなどできないのだから。


『完璧な正義は存在しない。だが、力を持った人間には「正しさとは何か」ということを一生に渡って自問し、考え続ける義務がある』
 

 除霊師としての修行中、宗介が父親に幾度となく言われた言葉。何気なく聞いていた言葉だが、今ならその言葉の重みが少しは理解できる。
 
 オワラ様はその義務を放棄し、力に溺れてしまった。そして、結果的に多くの罪なき命が失われ、強大な呪いが生み出されることとなった。力を有する者として、絶対に犯してはならない愚行。だが、いくらオワラ様を糾弾したところで過去が変わるわけではない。同じ力を持った人間として宗介たちがやるべきことは、呪いを解き過去から現在へと繋がる怨嗟の鎖を断ち切ることである。


「俺の見立てでは、細入村のどこかにオワラ様が編み出した呪術が今も残されているはずなんだ。それが美守に掛かっている呪いの元凶。そして、細入村の連中はその在りかを知っていて隠している」
「えっ?」
「いや、『細入村の連中』っていうのは言い過ぎだな。皆が皆、全てを知っているわけじゃない。知っているのは、おそらく、ごく限られた年長者だけ。そして、その真実は決して俺たちのような余所者には語られないはずだ。聞き出そうとしても、神社の神主の時みたく上手くはぐらかされるだけだろう」
「そういえば、宗介君は神社の神主さんに『オワラ様を祀っているのはここだけか?』って尋ねていたね。あれって、探りを入れていたんだ」
 

 宗介は「ああ」と頷く。
 
 あの時の神主の様子は、明らかにおかしかった。ほぼ間違いなく、オワラ様を祀っている場所は、奈雲神社の他にも存在する。そして、そこに祀られている、否、隠されているものこそオワラ様の残した呪術だと宗介は睨んでいた。


「これが今話せる全ての情報だ。推測による部分も大きいが、大筋は間違っていないと思う。でも……」
「でも?」
「何かしっくりこない部分があるのも事実なんだ。まだ見えていない、あるいは見落としてしまっている何か……そんな小骨が喉に刺さったような感覚が残っている」
 

 解呪への道筋は示された。けれど、その道には未だ濃い霧が立ち込めている感じがする。


(この歯車が噛み合っていないような気持ち悪さ……。おそらく隠されたピースがまだ残っている。でも、それは……)
 

 宗介が顎に手を置きながら考え事をしていると、不意に視線を感じた。振り向くと、光が気持ち悪いくらい真っ直ぐな眼差しを宗介に向けていた。


「なんだよ? 俺の顔に何か付いているのか?」
「あ、ううん。じろじろ見ちゃってごめん。何ていうか、すごいなあって感心しちゃって。私だったら、そこまで推理するどころか、呪われた時点でパニックになっちゃってると思うから」
 

 光は両手をパタパタと振りつつ、宗介のことを称賛する。だが、その表情にはどこか無理をして作った笑顔が浮かんでいた。もしかすると、光は光なりに自分の無力さを感じ取っているのかもしれない。


「別に大したことじゃねえよ。それに呪いをもらったから分かったこともあるわけだしな。やらなきゃいけない切羽詰まった状況に置かれたらお前だってこれくらいは――」
「あ、いたいた。お待たせしました、黒宮君、御堂さん」
 

 ちょうどその時、お御堂の入り口から猛の声が聞こえてきた。


「住職に聞いたら、こちらにいるとのことでしたので迎えに来ました。もう、用事の方はお済みですか?」
「ああ。もう終わってるよ。外は暑いから、ここで涼ませてもらっていたんだ」
「そうでしたか。お待たせしてしまったみたいですね」
「いえ、私たちの方こそ無理ばかり言ってすいません」
 

 そんなやり取りをしながら、宗介たちは猛の車へと向かう。
 
 だが、宗介はすでに立っているのも辛い状態だった。
 
 残された時間は少ない。
 
 それでも宗介たちは戻る。呪われた細入村へと。


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