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裏側
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「ね、ねえ、宗介君。本当にこれで帰っちゃっていいのかな?」
桜荘に戻って帰り仕度を整えていると、光が不安そうに尋ねてきた。先ほどからずっと難しい顔で悩んでいたようだが、彼女の中ではまだ疑問が残っているらしい。
「いいに決まってんだろ。除霊は終わったんだから、これ以上こんな田舎にいる必要はねえよ。大体、俺は明日高校の終業式だしな」
宗介は右手に包帯を巻きながら、適当に返事をする。
三連休はすでに終わり、今日は連休明けの平日。
本来なら、宗介も学校に行っていなければいけない日だ。
「それが分かんないんだよ……。どうして除霊は終わったって言い切れるの? 木箱の呪いは、宗介君が解呪してくれたけど、その……はっきり言っちゃうと、乃恵ちゃんがまた呪いを再開する可能性だって考えられるよね?」
「じゃあ、何か? お前は今から戻って、乃恵にトドメを刺すべきだって言いたいのか?」
「そ、そんなこと言ってないじゃない! ただ、そういう可能性もあるのに、どうして終わったって言い切れるのかなって」
宗介はそこで包帯を巻き終わり、テープで包帯の端を止めた。右手を動かしてみると、痛みはあるが、ちゃんと全ての指が動く。
「多分、お前が疑問に思ってんのは、『どうして乃恵にキスをしたのか』ってことだろ?」
「ま、まあ、確かにそうなんだけど……」
「タクシーが来るまで時間があるし、教えてやるよ」
宗介はテーブルの上にあった鉛筆とメモ帳を手に取る。
そして、メモ帳に円を描き、その中を黒く塗りつぶした。
「この黒丸を消すためにはどうすればいい?」
「え? そんなの消しゴムで消しちゃえばいいじゃん」
光は「当たり前でしょ」といった顔で答える。
「下山乃恵の心は、この黒丸と同じさ。凶巫という深い闇で覆われた心だ。でも、鉛筆で書かれた黒丸と違って、心の闇は消しゴムじゃ消せない」
「じゃ、じゃあ、どうすればその闇を消せるの?」
「どうやったって消すことなんてできない。だから覆ってやるんだよ」
宗介は今しがた書いた円の周りを、先ほどよりも強い筆圧で塗り潰した。すると、今まで黒丸だった部分が、黒なのだが黒じゃないように浮き上がる。
「周囲を更に深い闇で覆う。そうすれば、見えなくなっていた心が、また浮かび上がってくる。俺が下山乃恵にやったのは、それと同じことだ、救い方としては下の下だけどな」
「えっ? でも、ちょっと待って! そうすると、宗介君は乃恵ちゃんよりも深い闇を持っているってことになるんじゃ……?」
「その通りだ。俺もあいつと同類なのさ」
「同類?」
「俺の母親が封印したヒツヤメの呪い。あれは今、俺の中にあるからな」
十七年前、宗介の母は蘇ったヒツヤメの呪いを再封印することに成功した。己の霊力と、その身を代償として捧げて。だが、出産に際して、ヒツヤメは母から宗介へと憑依した。母は最後の力で生まれたばかりの宗介に封印術式を施し、力尽きたと聞いている。
「ヒツヤメの呪いが宗介君の中に……。そうか、だから祠で見た凶巫の亡霊は、宗介君がくれた霊石に見入っていたんだ。ヒツヤメの呪い――その穢れを感じ取ったから」
「初日、美守が俺の腕に噛みついたのも同じ理由だな。今思い返すと、あの時が今回の除霊で一番肝を冷やした瞬間だったな」
「そういえばあの時、宗介君にしては珍しく焦っていたよね。大した怪我でもなかったのに、美守ちゃんのことを振り回しちゃって」
「あれは仕方なかったんだ。もし、俺の血が少しでも美守の中に入ってしまっていたら、彼女は間違いなく死んでいただろうからな。それくらい、俺の血も穢れているってことだ」
宗介自身も乃恵と変わらない宿命を背負っている。宗介の血は人を殺す凶器。故に、凶巫と同じく誰かと交わることもできない。風呂場で乃恵に手を出せなかったのも、極力一人でいることも、人を寄せ付けないために強い言葉を多く使うことも、ここに理由がある。
「こんな感じだが、お前が釈然としないって気持ちも分からねえでもねえよ。根本的な解決にはなってないし、呪いの犠牲になった人への償いはどうするのかって問題もある。でも、前者はそれこそ乃恵を殺すか、あるいは監禁するくらいしか手はないし、後者にしても法で裁ける問題じゃねえからな。俺たちにやれることは夜叉になりかけていた乃恵の心を、人間へと戻すことくらいだ。一応、木箱の呪いは解呪したわけだし、俺たちは胸を張って帰ればいいのさ。後は、乃恵自身と、あの家の問題だ。もし、また『助けて欲しい』と言われたら、金もらって助けてやればいいだけだ」
「そっか……。除霊自体に関しては分かったよ。でも、まだ疑問に思っていることがあるの」
光はいつになく真剣な目を宗介に向けてきた。
どこかしら敵意が込められているようにも思う。
「宗介君さ、呪いで倒れたはずなのに、いつの間にか治っていたよね? あれは、どうして?」
「今の説明を聞いていれば大体想像がつくだろ? 俺の中にはヒツヤメの呪いが封じられているんだ。凶巫の呪いくらいじゃ死なない。お前だって、俺の作った霊石が凶巫や子供たちの亡霊を消し去ってくれたって言ってたろ? 呪いとしての格が違うんだよ」
宗介が説明するも、光はまだ不満らしく、じぃっとジト目を宗介に向けてくる。
「それは分かるんだけどさ……別格なら別に倒れることもなかったんじゃないのかなって。あの時は、すごく驚いて焦っちゃったけど、よくよく考えると不自然だったような気もしないでも無くて」
「あ~、それな……。まあ、もう終わったからいいか。今回の除霊はさ、お前に経験と自信をつけさせることが本当の狙いなんだ。そのために利用されっぱなしっていうのも癪だったから、お前にもちょっと頑張ってもらおうと思ってな」
「えっ!?」
光は鳩が豆鉄砲をくらったような顔で固まる。
「始めからおかしかっただろ? 東京の、それも高校生の俺に白羽の矢が立つなんてさ。しかも、御堂家の次期当主であるお前と一緒になんて普通に考えればあり得ない。お前んとこの年寄衆は、そろそろお前にハクを付けておきたかったんだ。そのためには、年下の俺がうってつけ。例え、俺が案件を片付けても、周りで見ている人間には『御堂家の次期当主様が、高校生と一緒に難しい除霊を見事こなした』と映るだろうからな。これがベテランの除霊師となると、そうはいかないだろ。まあ、あれだ。俺がコナン君で、お前が毛利小五郎って感じだ」
「なんか、その例えすっごい腹立つんだけど……」
光は不服そうな顔をするが、宗介的には上手く例えられたと思った。
しかし、年寄衆の連中が、宗介がそこまで勘付くことまで読んでいた気がする。そういう意味では、宗介も光も大人たちの掌で踊っていたことになる。まあ、宗介にしてみれば、夏休み前の小遣い稼ぎが目的なので、正直どうでも良かったのだが。
その時、部屋の外から「タクシーが来ましたよ」という明美さんの声が聞こえた。
光が「は~い」と返事をし、先に部屋のドアへと向かう。
だが、ドアの前で、光はくるりと宗介の方へ向き直った。
「ねえ、宗介君」
「なんだよ?」
「ありがとう」
「は?」
「私、情けなかったよね。たくさん迷惑も掛けたよね。でも、宗介君はそんな私に最後まで付き合ってくれた。だから、ありがとう」
光は屈託の無い笑顔を見せる。
不覚にも、そんな光を見て、宗介はドキっとしてしまう。
年上の女性にときめいたのは、これが初めての経験だった。
「あれ? どうしたの? ちょっと顔赤いよ?」
「……なんでもねえよ。迷惑かけたと思うなら、次会う時まで、夜に一人でトイレへ行けるようにしとけよ」
宗介は光から目を逸らして応える。
こうして、五日間に渡る宗介たちの除霊は幕を閉じた。
桜荘に戻って帰り仕度を整えていると、光が不安そうに尋ねてきた。先ほどからずっと難しい顔で悩んでいたようだが、彼女の中ではまだ疑問が残っているらしい。
「いいに決まってんだろ。除霊は終わったんだから、これ以上こんな田舎にいる必要はねえよ。大体、俺は明日高校の終業式だしな」
宗介は右手に包帯を巻きながら、適当に返事をする。
三連休はすでに終わり、今日は連休明けの平日。
本来なら、宗介も学校に行っていなければいけない日だ。
「それが分かんないんだよ……。どうして除霊は終わったって言い切れるの? 木箱の呪いは、宗介君が解呪してくれたけど、その……はっきり言っちゃうと、乃恵ちゃんがまた呪いを再開する可能性だって考えられるよね?」
「じゃあ、何か? お前は今から戻って、乃恵にトドメを刺すべきだって言いたいのか?」
「そ、そんなこと言ってないじゃない! ただ、そういう可能性もあるのに、どうして終わったって言い切れるのかなって」
宗介はそこで包帯を巻き終わり、テープで包帯の端を止めた。右手を動かしてみると、痛みはあるが、ちゃんと全ての指が動く。
「多分、お前が疑問に思ってんのは、『どうして乃恵にキスをしたのか』ってことだろ?」
「ま、まあ、確かにそうなんだけど……」
「タクシーが来るまで時間があるし、教えてやるよ」
宗介はテーブルの上にあった鉛筆とメモ帳を手に取る。
そして、メモ帳に円を描き、その中を黒く塗りつぶした。
「この黒丸を消すためにはどうすればいい?」
「え? そんなの消しゴムで消しちゃえばいいじゃん」
光は「当たり前でしょ」といった顔で答える。
「下山乃恵の心は、この黒丸と同じさ。凶巫という深い闇で覆われた心だ。でも、鉛筆で書かれた黒丸と違って、心の闇は消しゴムじゃ消せない」
「じゃ、じゃあ、どうすればその闇を消せるの?」
「どうやったって消すことなんてできない。だから覆ってやるんだよ」
宗介は今しがた書いた円の周りを、先ほどよりも強い筆圧で塗り潰した。すると、今まで黒丸だった部分が、黒なのだが黒じゃないように浮き上がる。
「周囲を更に深い闇で覆う。そうすれば、見えなくなっていた心が、また浮かび上がってくる。俺が下山乃恵にやったのは、それと同じことだ、救い方としては下の下だけどな」
「えっ? でも、ちょっと待って! そうすると、宗介君は乃恵ちゃんよりも深い闇を持っているってことになるんじゃ……?」
「その通りだ。俺もあいつと同類なのさ」
「同類?」
「俺の母親が封印したヒツヤメの呪い。あれは今、俺の中にあるからな」
十七年前、宗介の母は蘇ったヒツヤメの呪いを再封印することに成功した。己の霊力と、その身を代償として捧げて。だが、出産に際して、ヒツヤメは母から宗介へと憑依した。母は最後の力で生まれたばかりの宗介に封印術式を施し、力尽きたと聞いている。
「ヒツヤメの呪いが宗介君の中に……。そうか、だから祠で見た凶巫の亡霊は、宗介君がくれた霊石に見入っていたんだ。ヒツヤメの呪い――その穢れを感じ取ったから」
「初日、美守が俺の腕に噛みついたのも同じ理由だな。今思い返すと、あの時が今回の除霊で一番肝を冷やした瞬間だったな」
「そういえばあの時、宗介君にしては珍しく焦っていたよね。大した怪我でもなかったのに、美守ちゃんのことを振り回しちゃって」
「あれは仕方なかったんだ。もし、俺の血が少しでも美守の中に入ってしまっていたら、彼女は間違いなく死んでいただろうからな。それくらい、俺の血も穢れているってことだ」
宗介自身も乃恵と変わらない宿命を背負っている。宗介の血は人を殺す凶器。故に、凶巫と同じく誰かと交わることもできない。風呂場で乃恵に手を出せなかったのも、極力一人でいることも、人を寄せ付けないために強い言葉を多く使うことも、ここに理由がある。
「こんな感じだが、お前が釈然としないって気持ちも分からねえでもねえよ。根本的な解決にはなってないし、呪いの犠牲になった人への償いはどうするのかって問題もある。でも、前者はそれこそ乃恵を殺すか、あるいは監禁するくらいしか手はないし、後者にしても法で裁ける問題じゃねえからな。俺たちにやれることは夜叉になりかけていた乃恵の心を、人間へと戻すことくらいだ。一応、木箱の呪いは解呪したわけだし、俺たちは胸を張って帰ればいいのさ。後は、乃恵自身と、あの家の問題だ。もし、また『助けて欲しい』と言われたら、金もらって助けてやればいいだけだ」
「そっか……。除霊自体に関しては分かったよ。でも、まだ疑問に思っていることがあるの」
光はいつになく真剣な目を宗介に向けてきた。
どこかしら敵意が込められているようにも思う。
「宗介君さ、呪いで倒れたはずなのに、いつの間にか治っていたよね? あれは、どうして?」
「今の説明を聞いていれば大体想像がつくだろ? 俺の中にはヒツヤメの呪いが封じられているんだ。凶巫の呪いくらいじゃ死なない。お前だって、俺の作った霊石が凶巫や子供たちの亡霊を消し去ってくれたって言ってたろ? 呪いとしての格が違うんだよ」
宗介が説明するも、光はまだ不満らしく、じぃっとジト目を宗介に向けてくる。
「それは分かるんだけどさ……別格なら別に倒れることもなかったんじゃないのかなって。あの時は、すごく驚いて焦っちゃったけど、よくよく考えると不自然だったような気もしないでも無くて」
「あ~、それな……。まあ、もう終わったからいいか。今回の除霊はさ、お前に経験と自信をつけさせることが本当の狙いなんだ。そのために利用されっぱなしっていうのも癪だったから、お前にもちょっと頑張ってもらおうと思ってな」
「えっ!?」
光は鳩が豆鉄砲をくらったような顔で固まる。
「始めからおかしかっただろ? 東京の、それも高校生の俺に白羽の矢が立つなんてさ。しかも、御堂家の次期当主であるお前と一緒になんて普通に考えればあり得ない。お前んとこの年寄衆は、そろそろお前にハクを付けておきたかったんだ。そのためには、年下の俺がうってつけ。例え、俺が案件を片付けても、周りで見ている人間には『御堂家の次期当主様が、高校生と一緒に難しい除霊を見事こなした』と映るだろうからな。これがベテランの除霊師となると、そうはいかないだろ。まあ、あれだ。俺がコナン君で、お前が毛利小五郎って感じだ」
「なんか、その例えすっごい腹立つんだけど……」
光は不服そうな顔をするが、宗介的には上手く例えられたと思った。
しかし、年寄衆の連中が、宗介がそこまで勘付くことまで読んでいた気がする。そういう意味では、宗介も光も大人たちの掌で踊っていたことになる。まあ、宗介にしてみれば、夏休み前の小遣い稼ぎが目的なので、正直どうでも良かったのだが。
その時、部屋の外から「タクシーが来ましたよ」という明美さんの声が聞こえた。
光が「は~い」と返事をし、先に部屋のドアへと向かう。
だが、ドアの前で、光はくるりと宗介の方へ向き直った。
「ねえ、宗介君」
「なんだよ?」
「ありがとう」
「は?」
「私、情けなかったよね。たくさん迷惑も掛けたよね。でも、宗介君はそんな私に最後まで付き合ってくれた。だから、ありがとう」
光は屈託の無い笑顔を見せる。
不覚にも、そんな光を見て、宗介はドキっとしてしまう。
年上の女性にときめいたのは、これが初めての経験だった。
「あれ? どうしたの? ちょっと顔赤いよ?」
「……なんでもねえよ。迷惑かけたと思うなら、次会う時まで、夜に一人でトイレへ行けるようにしとけよ」
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