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学院中等部 8学年生
説明と自己嫌悪
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「お薬を処方されたのは昨日からです。昨日の手芸刺繍倶楽部のショーは見ておられまして?」
「いいえ。練習していましたので」
「熱心なのですね。私はショーに出演していたのですけれど、歩いている途中で足に力が入らなくなって、サミュエル先生に診ていただきました。診断は心因性の睡眠障害と、貧血。以前から軽いハーブティーは処方していただいておりましたが、今回は少し強いお薬を処方していただきました」
「強いお薬を?大丈夫ですの?」
「えぇ。常用性は無い物ですし、サミュエル先生もその辺りは考えてくださっておりますわ。私も自分で確認いたしました」
「自分で確認?」
「私が処方されたのは、睡眠導入剤です。オキシピナタニンが含まれるヘメロゥキャリスが主成分です」
「へめろう……?」
「寝付きを良くするお薬ですわね。私の場合、心因性の物だと原因は分かっておりますが、簡単に解決する事ではございませんので」
「心因性ってどうしたんですか?」
「大切な方が生死不明ですの。行方も分かっておりません」
「探さないんですか?」
「探したいのですけれど、お義父様の許可が降りませんでした。私が現地に行って、あの方の行方が分かるような技能があれば良かったのですけれど」
フレデリック・レイトンが黙ってしまった。
「もうよろしいですか?人の心に土足で上がり込んで、さらに踏みにじって満足されました?」
「え?」
「私は先ほどの質問は、答えたくない物ばかりでした。ですが、あなた様は答えないとさらに踏み込んでくるでしょうし、自らが満足さえすれば良いのでしょう?演奏にもそのような驕りがみえました。あなたの技術は素晴らしいと思います。道具のように正確で、楽譜通りの音を出すその技術は素晴らしい。ですが、心に響きません」
「キャスリーン様、その辺りで……」
「そうですね。私はレイトン様がここで終わるとは思っておりません。いつかもっと素晴らしい演奏を、聞かせてくださると期待しております」
呆然としているフレデリック・レイトンとノーマン様を残して、席を立った。
「キャスリーン様、お珍しいですわね。ああまで仰るのは」
一緒に出てきたガブリエラ様が気遣わしげに言う。それと同時に私は落ち込んでいた。最近本当に、感情の制御が上手く出来ない。
「言ってしまいましたわ」
「キャスリーン様?」
「ガブリエラ様、私あそこまで言うつもりではございませんでしたの」
「分かっておりますわ」
「最近、感情の制御が上手くいかなくて。言い訳になってしまいますが」
「私も3年程前はそうでしたわ。いつの間にか楽になりましたけれど。イグニレス様に愚痴を聞いていただいて、楽になりましたのよ」
「そうだったのですのね」
精神的な安定を得る手段は、人それぞれだ。
「私、どうすればいいのかしら……」
呟くとガブリエラ様が手を握ってくれた。
その日はそのまま帰る事にした。何もする気になれなくて、部屋に引きこもっていたら、リリス様とイザベラ様が来てくれた。
「キャスリーン様、お加減はいかがですか?」
「イザベラ様、リリス様」
「ガブリエラ様から聞きましたわ。レイトン様も何やら考えておりましたけれど、フェルナー嬢にお礼を言っておいてほしいですって。フフフ。いい方向に気付いたようですわよ」
それを聞いて、また落ち込んでしまった。
「キャスリーン様?」
「自分が嫌いになりそうです」
「もしかして、レイトン様に仰った事ですか?」
「お珍しいとは思いましたけれども、どうかなさいましたの?」
「最近、感情の制御が上手くいかなくて、些細な事にもイライラしてしまって、そのまま口に出してしまって、自分が嫌になります」
「それが正常だと、キャスリーン様が仰ったのですよ?私がイライラしてしまっている時に話を聞いてくださったのは、キャスリーン様です。私でよろしければ、お話をお聞きいたしますわ」
「私もです。私には何も出来ないけど、話を聞く事は出来ます。どうか話してください」
「……ありがとうございます」
愚痴を言うのはちょっと気恥ずかしい。それに聞かせた相手を不快にさせるんじゃないかとか、余計な事を考えてしまう。
芸術祭が終わって通常授業が始まった。お薬を服用しているからか、日中にも眠くなる時がある。それをサミュエル先生に言うと、別のお薬が処方された。同じ睡眠導入剤だけど少しばかり効果が穏やかな物だと説明された。
そんな中、学院を通して第2王子妃、サフィア様から二度話し相手になってほしいと要望が届いた。
「無理はしなくていいのですよ、フェルナー嬢。学院生をこのような事で呼び出そうとするなど、もう1度学び直させたい位です」
学院長先生が怒って言う。呼び出された私と反対側に立っているのは、王宮で見かけたサフィア様の侍女頭の女性だ。
「申し訳ございません。私もお諌めしたのですけれど」
「聞かなかったと?」
「はい。第2王子殿下がいつでも良いって言っていたと。1度断っているのだから、当然だと」
「フェルナー様は今は体調が優れないのですよ。私は反対です」
「学院長先生、私、まいりますわ」
「フェルナー様?」
「第2王子妃殿下もお寂しいのでしょう。ただし、婚約者と一緒に伺わせていただきますと、お伝え願えますか?」
おそらくは、サフィア様はサミュエル先生の事をよく分かっていない。第2王子殿下もサフィア様には話していないと思う。良くも悪くも王子らしいあの方は、自分に頭が上がらない人がいるとは言いたくないと思う。
「かしこまりました」
侍女頭が帰っていく。
「大丈夫なのかしら?」
「おそらくは。私は他の依頼でお会いしているのですが、第2王子妃殿下は思い違いをされておられるのだと思います」
「そう。十分に気を付けるのですよ。何かありましたら私も出ますからね?」
学院長先生が出ていったら、第2王子殿下も第2王子妃殿下も何も言えないだろうと思う。だってこの方、王姉殿下なのよ?知られていないけれど。少なくとも第2王子殿下は知ってるよね?
サミュエル先生に話をして、「無理をするなと言ったのに」とお小言を貰いながらも、招待された日に離宮を訪ねる。第2王子殿下もいらっしゃって、サミュエル先生を見て固まっていた。
「サミィ兄様……」
「この耳は飾りなようだね。前にも言ったけどフェルナー嬢はまだ学生なんだよ?私用で何度も呼び出すんじゃない。妃殿下もです。貴女も学院生だったでしょう?寮の規則も分かっているはずですよね?子供を大人の都合で振り回さないでいただきたい」
第2王子殿下の耳を引っ張りながら、玄関ホールでお説教はやめてあげてください。使用人がいたたまれないから。
「先生、その辺りで」
「そうかい?まだ言い足りないんだけどね。だいたい……」
「先生?」
「分かったよ。そこの君、さっさと部屋に案内してくれないかな?」
「先生、この離宮の主人は第2王子殿下です。女主人は第2王子妃殿下ですわよ。我が物顔で振る舞わないでくださいませ」
「だってね……分かったよ。こんな時だっていうのに、キャシーちゃんは冷静だね」
気を取り直したらしい第2王子殿下が、私達を部屋に案内してくれる。
「第2王子殿下、王子妃殿下、申し訳ございませんでした」
「い、いや、サミィ兄様は間違ってないと思うから。悪いね。身体の調子が悪いんだって?」
「そうですわね。芸術祭の1日目も本来はお伺いする予定だったのですが」
「倒れたと聞いたけど?」
「倒れてはおりませんわ。少し足に力が入らなかっただけでございます」
「力がって……」
「何かお話があったのでは?」
「あったんだけどね」
「いいえ。練習していましたので」
「熱心なのですね。私はショーに出演していたのですけれど、歩いている途中で足に力が入らなくなって、サミュエル先生に診ていただきました。診断は心因性の睡眠障害と、貧血。以前から軽いハーブティーは処方していただいておりましたが、今回は少し強いお薬を処方していただきました」
「強いお薬を?大丈夫ですの?」
「えぇ。常用性は無い物ですし、サミュエル先生もその辺りは考えてくださっておりますわ。私も自分で確認いたしました」
「自分で確認?」
「私が処方されたのは、睡眠導入剤です。オキシピナタニンが含まれるヘメロゥキャリスが主成分です」
「へめろう……?」
「寝付きを良くするお薬ですわね。私の場合、心因性の物だと原因は分かっておりますが、簡単に解決する事ではございませんので」
「心因性ってどうしたんですか?」
「大切な方が生死不明ですの。行方も分かっておりません」
「探さないんですか?」
「探したいのですけれど、お義父様の許可が降りませんでした。私が現地に行って、あの方の行方が分かるような技能があれば良かったのですけれど」
フレデリック・レイトンが黙ってしまった。
「もうよろしいですか?人の心に土足で上がり込んで、さらに踏みにじって満足されました?」
「え?」
「私は先ほどの質問は、答えたくない物ばかりでした。ですが、あなた様は答えないとさらに踏み込んでくるでしょうし、自らが満足さえすれば良いのでしょう?演奏にもそのような驕りがみえました。あなたの技術は素晴らしいと思います。道具のように正確で、楽譜通りの音を出すその技術は素晴らしい。ですが、心に響きません」
「キャスリーン様、その辺りで……」
「そうですね。私はレイトン様がここで終わるとは思っておりません。いつかもっと素晴らしい演奏を、聞かせてくださると期待しております」
呆然としているフレデリック・レイトンとノーマン様を残して、席を立った。
「キャスリーン様、お珍しいですわね。ああまで仰るのは」
一緒に出てきたガブリエラ様が気遣わしげに言う。それと同時に私は落ち込んでいた。最近本当に、感情の制御が上手く出来ない。
「言ってしまいましたわ」
「キャスリーン様?」
「ガブリエラ様、私あそこまで言うつもりではございませんでしたの」
「分かっておりますわ」
「最近、感情の制御が上手くいかなくて。言い訳になってしまいますが」
「私も3年程前はそうでしたわ。いつの間にか楽になりましたけれど。イグニレス様に愚痴を聞いていただいて、楽になりましたのよ」
「そうだったのですのね」
精神的な安定を得る手段は、人それぞれだ。
「私、どうすればいいのかしら……」
呟くとガブリエラ様が手を握ってくれた。
その日はそのまま帰る事にした。何もする気になれなくて、部屋に引きこもっていたら、リリス様とイザベラ様が来てくれた。
「キャスリーン様、お加減はいかがですか?」
「イザベラ様、リリス様」
「ガブリエラ様から聞きましたわ。レイトン様も何やら考えておりましたけれど、フェルナー嬢にお礼を言っておいてほしいですって。フフフ。いい方向に気付いたようですわよ」
それを聞いて、また落ち込んでしまった。
「キャスリーン様?」
「自分が嫌いになりそうです」
「もしかして、レイトン様に仰った事ですか?」
「お珍しいとは思いましたけれども、どうかなさいましたの?」
「最近、感情の制御が上手くいかなくて、些細な事にもイライラしてしまって、そのまま口に出してしまって、自分が嫌になります」
「それが正常だと、キャスリーン様が仰ったのですよ?私がイライラしてしまっている時に話を聞いてくださったのは、キャスリーン様です。私でよろしければ、お話をお聞きいたしますわ」
「私もです。私には何も出来ないけど、話を聞く事は出来ます。どうか話してください」
「……ありがとうございます」
愚痴を言うのはちょっと気恥ずかしい。それに聞かせた相手を不快にさせるんじゃないかとか、余計な事を考えてしまう。
芸術祭が終わって通常授業が始まった。お薬を服用しているからか、日中にも眠くなる時がある。それをサミュエル先生に言うと、別のお薬が処方された。同じ睡眠導入剤だけど少しばかり効果が穏やかな物だと説明された。
そんな中、学院を通して第2王子妃、サフィア様から二度話し相手になってほしいと要望が届いた。
「無理はしなくていいのですよ、フェルナー嬢。学院生をこのような事で呼び出そうとするなど、もう1度学び直させたい位です」
学院長先生が怒って言う。呼び出された私と反対側に立っているのは、王宮で見かけたサフィア様の侍女頭の女性だ。
「申し訳ございません。私もお諌めしたのですけれど」
「聞かなかったと?」
「はい。第2王子殿下がいつでも良いって言っていたと。1度断っているのだから、当然だと」
「フェルナー様は今は体調が優れないのですよ。私は反対です」
「学院長先生、私、まいりますわ」
「フェルナー様?」
「第2王子妃殿下もお寂しいのでしょう。ただし、婚約者と一緒に伺わせていただきますと、お伝え願えますか?」
おそらくは、サフィア様はサミュエル先生の事をよく分かっていない。第2王子殿下もサフィア様には話していないと思う。良くも悪くも王子らしいあの方は、自分に頭が上がらない人がいるとは言いたくないと思う。
「かしこまりました」
侍女頭が帰っていく。
「大丈夫なのかしら?」
「おそらくは。私は他の依頼でお会いしているのですが、第2王子妃殿下は思い違いをされておられるのだと思います」
「そう。十分に気を付けるのですよ。何かありましたら私も出ますからね?」
学院長先生が出ていったら、第2王子殿下も第2王子妃殿下も何も言えないだろうと思う。だってこの方、王姉殿下なのよ?知られていないけれど。少なくとも第2王子殿下は知ってるよね?
サミュエル先生に話をして、「無理をするなと言ったのに」とお小言を貰いながらも、招待された日に離宮を訪ねる。第2王子殿下もいらっしゃって、サミュエル先生を見て固まっていた。
「サミィ兄様……」
「この耳は飾りなようだね。前にも言ったけどフェルナー嬢はまだ学生なんだよ?私用で何度も呼び出すんじゃない。妃殿下もです。貴女も学院生だったでしょう?寮の規則も分かっているはずですよね?子供を大人の都合で振り回さないでいただきたい」
第2王子殿下の耳を引っ張りながら、玄関ホールでお説教はやめてあげてください。使用人がいたたまれないから。
「先生、その辺りで」
「そうかい?まだ言い足りないんだけどね。だいたい……」
「先生?」
「分かったよ。そこの君、さっさと部屋に案内してくれないかな?」
「先生、この離宮の主人は第2王子殿下です。女主人は第2王子妃殿下ですわよ。我が物顔で振る舞わないでくださいませ」
「だってね……分かったよ。こんな時だっていうのに、キャシーちゃんは冷静だね」
気を取り直したらしい第2王子殿下が、私達を部屋に案内してくれる。
「第2王子殿下、王子妃殿下、申し訳ございませんでした」
「い、いや、サミィ兄様は間違ってないと思うから。悪いね。身体の調子が悪いんだって?」
「そうですわね。芸術祭の1日目も本来はお伺いする予定だったのですが」
「倒れたと聞いたけど?」
「倒れてはおりませんわ。少し足に力が入らなかっただけでございます」
「力がって……」
「何かお話があったのでは?」
「あったんだけどね」
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