168 / 171
十一章 蓖麻子《ひまし》
17、石臼と小麦
しおりを挟む
「小麦の流通量の減少に関しては、司農寺卿と司農寺少卿の管轄です。我らにはどうすることもできません」
皇后の茶杯は空になったが、室の外に出た侍女を呼ぶことはしなかった。
遠くで赤子の泣く声がする。皇后の第一子である皇子だ。皇后はちらっと扉の方に目を向けた。
しばらくすると声は止んだ。乳母が乳をあげたのか、あるいはあやしたのか。桃莉と潔華は、赤子の側にいるはずだ。
本当ならば母親である皇后は、とんでいって息子を抱いてあげたいだろう。だが皇子と共に過ごす時間は決まっている。
乳母は奶子府という施設で教育された女官だ。皇后に求められるのは母親としての役割ではない。
「恐れながら申し上げます。皇后娘娘」
翠鈴は皇后に声をかけた。
先代や先々代、それ以前も皇后は、敬称である「皇后娘娘」は誰にでも呼ばせていたはずだ。だが、施暁慶皇后陛下は違う。彼女にとって娘娘という呼称は特別なのだろう。
ふと、翠鈴の頭に浮かんだのは娘娘廟だ。子宝に恵まれるという寺で、女性の参詣が多い。
皇后陛下は長らく妊娠できなかった。だからこそ子供を授けてくれる女神の廟と自分の呼び名が同じであることに悩んでいたのかもしれない。
だが真相を訊くわけにもいかず、今はその時でもない。翠鈴は話を進めることにした。
「専売されているのは本当に小麦なのでしょうか」
「どういうことですか? 翠鈴」
皇后と蘭淑妃が、怪訝な表情で顔を見合わせる。これまで小麦が市場に出回らないから高騰している、という話をしていたのに。納得できないのも当然だろう。
光柳だけは表情が違う。含み笑いを浮かべたような面持ちだ。「さて、翠鈴には何が見えているのかな?」と楽しんでいるかのように思える。
(少しは好奇心を隠してほしいんだけど)
小さくため息をこぼしてから、翠鈴は皇后に向き直った。
「米に関しては、もみ殻を除いた後に粒食にします。米を粉にして団子を作る場合もありますが。基本的には米粒をそのまま炊きます」
もっと南方であれば、製粉した米から麵を作ったりするのだが。新杷国では麺といえば小麦から作ったものを指す。
「小麦は粒のまま炊くことは、多くはありません。粉にしたものを水と練って加工します。饅頭、ぱりっと焼いた薄い餅、お菓子の月餅も酥も、かりかりに揚げた麻花兒など、種類も多いです」
そう。かさばる穀物を独占する必要はない。小麦を保管するための倉庫の数も膨大になるし、倉庫まで運搬するのも手間がかかる。使用人だけでは運搬も追いつかぬだろう。
しかも鼠に食われぬように、管理も大変になる。
「これはわたしの推測ですが。独占されているのは小麦ではなくて、石臼ではないでしょうか」
「石臼? どうして臼に話が飛ぶの?」
驚いた様子で問いかけたのは蘭淑妃だ。皇后も首をひねっている。さすがの光柳も「なぜ?」と言いたそうに、立ったままの翠鈴を見遣った。
(ああ、そうか。皇后陛下も蘭淑妃さまも光柳さまも、わたしとは出自が違う。名家のお嬢さまたちと、先帝の血を引くお坊ちゃまなのだから、小麦は石臼で挽くものだという認識がないのかもしれない)
小麦の粉が収穫できるわけではない、その知識は当然あるだろう。だが、畑で育った麦と小麦粉の間の過程が、すっぽりと抜けているのだろう。
重い石臼を回転させると、上下の碾き臼の隙間から潰された麦がこぼれ落ちる。それも一度碾いた程度では、きめの細かい粉にはならないので使用できない。
粉になった麦を臼に戻し、二度三度。ようやく饅頭や餅に使えるきめの細かい小麦粉となる。
故郷の村にいる時に、翠鈴は生薬などを薬研で挽くことは多かったが。小麦を碾くのも手伝うこともあった。
石臼をまわした翌日は、腕の筋肉が痛んだものだ。そのせいで、翠鈴のてのひらには硬くなった肉刺ができた。
后妃は幼少の頃から、そして長じても力仕事をする必要はない。
赤子の泣く声はもう聞こえない。乳母が務めを果たしたのだろう。
いかに「皇后娘娘」との呼び名を許されても。翠鈴は労働を提供する側、乳母よりも下の位なのだ。
まれに宮女でも皇帝に見初められて妃嬪になりたいと、野望を持つ者もいるが。夢物語に留めておいた方が幸せだ。
妃嬪としての教育は、年端も行かぬ幼女の頃から施されるのだから。
「石臼がなければ、いくら小麦があっても食べることができないんです。粒のまま炊いても、小麦はおいしくありませんから」
碾き割り小麦もあるが。それとて石臼で粗く潰す必要がある。
「そうなのね」と、蘭淑妃と皇后はうなずいた。
「臼でしたら重さはありますが、保管する場合に穀物ほどの場所を取りません。国中の臼を高額な値段で買い取ったり、あるいは臼を加工する石工の職人を囲い込む。そうすると、麦はあっても粉にするには多額のお金を払わねばなりません」
「小麦の流通が止まるなら、代わりに米をという訳にいかぬのですか?」
皇后に問われて、翠鈴は首を振る。
「米は麦に比べて収穫量も多いですが。食事の習慣は、簡単には変えられません。高くとも、食べ慣れたものを買うしかないのです」
「翠鈴の言う通りですね。確かにわたくしも南の離宮で米のご飯が続いた時は食が細くなりました」
専売されているのは麦とは限らず、石臼の可能性があることを皇帝に伝えると皇后は告げた。実家の施家でも様子を探ることも。
いずれ利益を貪ろうとしている犯人が見つかることだろう。
まだ遊んでいる桃莉公主を迎えに行き、翠鈴たちは寿華宮を辞した。
「石臼の専売か。目の付け所が違うな、翠鈴」
紅色の高い壁に挟まれた小路を歩きながら、光柳が話しかけてきた。
寿華宮の門番が、蘭淑妃たちに頭を下げる。
「……まぁ、わたしは労働と共に育ちましたから」
「卑屈になることはない。言葉は悪いが皇后陛下も含め、我らはどうにも地に足がついていない。その点を、私も雲嵐に指摘されることが多いのだ」
「はぁ」
前を行く桃莉は、母親の蘭淑妃に潔華と遊んだことを一生懸命報告している。よほど楽しかったのだろう、桃莉の足取りは軽い。
雲が上空の風に流され、形を変えていく。
「私は素直に感動したのだぞ。褒めるのが足りないなら、もっと言葉を尽くそうか? そうだな、未央宮まで距離もあることだし、いくらでも賛辞できるぞ?」
きっと冗談ではなく本気なのだろう。光柳なら、溢れる泉の如く、涸れぬ川の如く翠鈴を褒め続けることができるだろう。
「光柳さまのお気持ちだけで充分ですよ」
まったく、この人は。
そういうずれたところも可愛らしいのだから、しょうがない。翠鈴は苦笑した。
皇后の茶杯は空になったが、室の外に出た侍女を呼ぶことはしなかった。
遠くで赤子の泣く声がする。皇后の第一子である皇子だ。皇后はちらっと扉の方に目を向けた。
しばらくすると声は止んだ。乳母が乳をあげたのか、あるいはあやしたのか。桃莉と潔華は、赤子の側にいるはずだ。
本当ならば母親である皇后は、とんでいって息子を抱いてあげたいだろう。だが皇子と共に過ごす時間は決まっている。
乳母は奶子府という施設で教育された女官だ。皇后に求められるのは母親としての役割ではない。
「恐れながら申し上げます。皇后娘娘」
翠鈴は皇后に声をかけた。
先代や先々代、それ以前も皇后は、敬称である「皇后娘娘」は誰にでも呼ばせていたはずだ。だが、施暁慶皇后陛下は違う。彼女にとって娘娘という呼称は特別なのだろう。
ふと、翠鈴の頭に浮かんだのは娘娘廟だ。子宝に恵まれるという寺で、女性の参詣が多い。
皇后陛下は長らく妊娠できなかった。だからこそ子供を授けてくれる女神の廟と自分の呼び名が同じであることに悩んでいたのかもしれない。
だが真相を訊くわけにもいかず、今はその時でもない。翠鈴は話を進めることにした。
「専売されているのは本当に小麦なのでしょうか」
「どういうことですか? 翠鈴」
皇后と蘭淑妃が、怪訝な表情で顔を見合わせる。これまで小麦が市場に出回らないから高騰している、という話をしていたのに。納得できないのも当然だろう。
光柳だけは表情が違う。含み笑いを浮かべたような面持ちだ。「さて、翠鈴には何が見えているのかな?」と楽しんでいるかのように思える。
(少しは好奇心を隠してほしいんだけど)
小さくため息をこぼしてから、翠鈴は皇后に向き直った。
「米に関しては、もみ殻を除いた後に粒食にします。米を粉にして団子を作る場合もありますが。基本的には米粒をそのまま炊きます」
もっと南方であれば、製粉した米から麵を作ったりするのだが。新杷国では麺といえば小麦から作ったものを指す。
「小麦は粒のまま炊くことは、多くはありません。粉にしたものを水と練って加工します。饅頭、ぱりっと焼いた薄い餅、お菓子の月餅も酥も、かりかりに揚げた麻花兒など、種類も多いです」
そう。かさばる穀物を独占する必要はない。小麦を保管するための倉庫の数も膨大になるし、倉庫まで運搬するのも手間がかかる。使用人だけでは運搬も追いつかぬだろう。
しかも鼠に食われぬように、管理も大変になる。
「これはわたしの推測ですが。独占されているのは小麦ではなくて、石臼ではないでしょうか」
「石臼? どうして臼に話が飛ぶの?」
驚いた様子で問いかけたのは蘭淑妃だ。皇后も首をひねっている。さすがの光柳も「なぜ?」と言いたそうに、立ったままの翠鈴を見遣った。
(ああ、そうか。皇后陛下も蘭淑妃さまも光柳さまも、わたしとは出自が違う。名家のお嬢さまたちと、先帝の血を引くお坊ちゃまなのだから、小麦は石臼で挽くものだという認識がないのかもしれない)
小麦の粉が収穫できるわけではない、その知識は当然あるだろう。だが、畑で育った麦と小麦粉の間の過程が、すっぽりと抜けているのだろう。
重い石臼を回転させると、上下の碾き臼の隙間から潰された麦がこぼれ落ちる。それも一度碾いた程度では、きめの細かい粉にはならないので使用できない。
粉になった麦を臼に戻し、二度三度。ようやく饅頭や餅に使えるきめの細かい小麦粉となる。
故郷の村にいる時に、翠鈴は生薬などを薬研で挽くことは多かったが。小麦を碾くのも手伝うこともあった。
石臼をまわした翌日は、腕の筋肉が痛んだものだ。そのせいで、翠鈴のてのひらには硬くなった肉刺ができた。
后妃は幼少の頃から、そして長じても力仕事をする必要はない。
赤子の泣く声はもう聞こえない。乳母が務めを果たしたのだろう。
いかに「皇后娘娘」との呼び名を許されても。翠鈴は労働を提供する側、乳母よりも下の位なのだ。
まれに宮女でも皇帝に見初められて妃嬪になりたいと、野望を持つ者もいるが。夢物語に留めておいた方が幸せだ。
妃嬪としての教育は、年端も行かぬ幼女の頃から施されるのだから。
「石臼がなければ、いくら小麦があっても食べることができないんです。粒のまま炊いても、小麦はおいしくありませんから」
碾き割り小麦もあるが。それとて石臼で粗く潰す必要がある。
「そうなのね」と、蘭淑妃と皇后はうなずいた。
「臼でしたら重さはありますが、保管する場合に穀物ほどの場所を取りません。国中の臼を高額な値段で買い取ったり、あるいは臼を加工する石工の職人を囲い込む。そうすると、麦はあっても粉にするには多額のお金を払わねばなりません」
「小麦の流通が止まるなら、代わりに米をという訳にいかぬのですか?」
皇后に問われて、翠鈴は首を振る。
「米は麦に比べて収穫量も多いですが。食事の習慣は、簡単には変えられません。高くとも、食べ慣れたものを買うしかないのです」
「翠鈴の言う通りですね。確かにわたくしも南の離宮で米のご飯が続いた時は食が細くなりました」
専売されているのは麦とは限らず、石臼の可能性があることを皇帝に伝えると皇后は告げた。実家の施家でも様子を探ることも。
いずれ利益を貪ろうとしている犯人が見つかることだろう。
まだ遊んでいる桃莉公主を迎えに行き、翠鈴たちは寿華宮を辞した。
「石臼の専売か。目の付け所が違うな、翠鈴」
紅色の高い壁に挟まれた小路を歩きながら、光柳が話しかけてきた。
寿華宮の門番が、蘭淑妃たちに頭を下げる。
「……まぁ、わたしは労働と共に育ちましたから」
「卑屈になることはない。言葉は悪いが皇后陛下も含め、我らはどうにも地に足がついていない。その点を、私も雲嵐に指摘されることが多いのだ」
「はぁ」
前を行く桃莉は、母親の蘭淑妃に潔華と遊んだことを一生懸命報告している。よほど楽しかったのだろう、桃莉の足取りは軽い。
雲が上空の風に流され、形を変えていく。
「私は素直に感動したのだぞ。褒めるのが足りないなら、もっと言葉を尽くそうか? そうだな、未央宮まで距離もあることだし、いくらでも賛辞できるぞ?」
きっと冗談ではなく本気なのだろう。光柳なら、溢れる泉の如く、涸れぬ川の如く翠鈴を褒め続けることができるだろう。
「光柳さまのお気持ちだけで充分ですよ」
まったく、この人は。
そういうずれたところも可愛らしいのだから、しょうがない。翠鈴は苦笑した。
123
あなたにおすすめの小説
夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。
Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。
そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。
そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。
これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。
(1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
本物の夫は愛人に夢中なので、影武者とだけ愛し合います
こじまき
恋愛
幼い頃から許嫁だった王太子ヴァレリアンと結婚した公爵令嬢ディアーヌ。しかしヴァレリアンは身分の低い男爵令嬢に夢中で、初夜をすっぽかしてしまう。代わりに寝室にいたのは、彼そっくりの影武者…生まれたときに存在を消された双子の弟ルイだった。
※「小説家になろう」にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。