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(37)惚れ薬売ってます⑥〜クーポン券から始まる不幸って〜
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「え?俺が勇者?有り得ません」
国が魔王討伐完了宣言をしてから数日後。
ジョルジオからケイトへ連絡が入った。ごくごく短い近況報告をし合った後で『会いたい』とケイトは誘われた。今までの事を鑑みるに、休息した方が良いとケイトは頑なにお断りをしたが、『今一番の休息は行きたい所に行く事です』心がスッキリします、と押し切られて現地で落ち合う事となった。
会って話して一段落付いての、開口一番、ケイトの質問に速攻でジョルジオが否定した。何故にそんな思考となったのか、と戸惑っている。その表情が嘘に見えなくて、ケイトは「色んな所で言ってたよ」と付け足した。
「まず、勇者様は生きてますし、魔王もいません。そもそも魔王がいての勇者であるので、討伐した今、勇者がいる必要性がありません。なので引退したから別の者がなれるかと言えばそうではないんです」
「でも」
「世界で勇者は一人だけです。魔王もただ一人だけ。なので今代はこれで終了です。……………そうですね、聞いた話ですが正勇者がいた場合、サブで勇者がいるって事はなくて、今回は稀なケースだそうでしたよ」
俺は色々勉強になりましたからね、とジョルジオが笑った。若干、勉強の一言に何かしらの含みが聞こえたのは気の所為か。
自分に前世とかでなく、生まれる前の記憶が残ったままに生まれ育ったように、勇者側でも何かしらの想定外な事態が起こったのかも知れない。分からないが。と言うか、あの例の神様だ。またうっかりミスとかあっても不思議ではない。ケイトの中で神様の信用度はゼロだ。
「俺の世間でのポジションほ勇者の協力者であって、次席でもスペアでも勇者ではないんです。それに、勇者でなくとも有害魔界人や魔獣とかの排除や駆除はこれからもするんで、俺のは特に変わりません」
そういうもんだろうか。
「で、一服盛った薬局のメールサービスですか」
ケイトがうん、と頷いた。
向かい合って座るのは今や老舗中の老舗。辺境伯カフェオレ王都支店。
以前、書物奉行書店本店で大昔から人気を未だに誇るカフェの話題になった時、ジョルジオは絶対にケイトと二人で来店したいと思っていて、虎視眈々と慌てなくてもいいのに狙っていたのが念願叶った訳である。ご褒美に、とは言わなかったが、それっぽいニュアンスが伝わって良かったなぁとジョルジオが内心ほくそ笑む。場所的にもデートしてるみたいだ。あくまで錯覚だが。
そう、錯覚というか願望だ。意識にかなり温度差があるので今回もデートではない。そこまで行ってない。行くはずがないのが現状であるが、今は、まあ、いい事にしておいた。焦るな、自分!と自分を宥める。
とは言え、魔王討伐が完了しても残務処理がある為、時間はまだ取れにくく、その間に何かあったらと思うと気が気でなかった。時期が悪い。魔王討伐完了宣言を聞いて、平気そうにしているが内心どうだか分からないし。
頼むから勇者様、全部解決してから行って下さいよう。この丸投げ勇者め。
心の中で悪態をつく。
幅広い年代の女性が楽しそうにキャッキャしている中で久し振りに会って近況の補足を報告し合った後、ケイトの口から出たのは大手有名ドラッグストアで通年やっているメール限定の割引セールの話題だった。条件はあるがクリアすれば大変お得な内容なのに、何故だか"不幸のメール"と言われている。
ジョルジオの端正な眉毛に山脈が出来た。
「………………誰です?こんな命知らずな事をやったのは」
「書物奉行書店の人だよ」
またあいつか!
ジョルジオの血圧は一気に最高値を記録する。と、その前に。
「……ケイトさん。何であの店員からメールが来るんです?」
「知られてしまったからデス」
だから!あいつとは会うなって言ってるでしょう!!
言ってないけど。
言いたい言葉を寸で飲み込む。
こんな事を言う事権利は自分にはない。まだない。許可して貰ってない。恋人でも彼氏でもない。現実は悲しい。
「…………どういう事ですか?ブロックすればいい話でしょう?」
「そうなんだけどね」
何でか来てしまうんだよ。
変だよね、と首を傾げるケイトをジョルジオが虚ろな表情で見つめた。
変だよね、じゃないですよ。心の中でツッコミつつ、
『あんにゃろうデジタルまで手懐けやがったのか!?』と怒りに燃えていた。
人間界生まれ育ちの魔族は侮れない。生まれた時からこの環境が当たり前なのだ。例えば持って生まれた魔力や魔道具で不自由はないが時代的に中世時代で育った魔族とは考え方が違う。魔界はまだ貴族が幅を利かせている世界だ。
だが、最近の魔族は昔より順応性というか適応能力が高くて、こちらの文化にすぐ馴染む者が多い。向こうの世界でも貴族至上主義一辺倒な思考から脱却している若者が多く、人間より寿命が長い彼等は幼い頃から人間の文化に触れている者も多く、下地が充分に育ってから人間界にやって来るから馴染みも早かった。
「でもあれは企業の販促の一環としてあるだけで、実際は不幸なんて誰にもならないっていう話でしたよね?」
「謎の栄養ドリンク買わされる時点で不幸だとも言うと思うけど」
「ああ、エナジーレンジャー」
「買った事ある?」
「有りますよ。買い物カゴ全部半額になるって言うので」
「飲んだんだ?」
「飲みましたよ」
「………………そう」
「!?………………何ですか今の間は」
「何でもないよ」
ここで『ジョルジオ君も若いもんね』とは流石に言えないケイトだった。モヤッとする。
「まだ魔王が生まれる前の話です。お金に困って投資のつもりで買いました」
オマケが付いて3本。その後すぐに魔族の討伐で疲れて全部飲んだ。仕事ははかどったけれど、その分疲労が半端なくて休みの日は1日中寝倒した。後々聞いた事には疲労が回復するのではなく、飲んだ成分が脳内に届くと錯覚を起こして元気が出た気になるだけで身体の疲労はそのままだそうな。若ければ睡眠を取るだけで回復するが、ジョルジオのその時は限界を超えていたらしかった。
「ジョルジオ君もクーポン券を誰かに送って不幸を回避したのかい?」
「俺に不幸なんて来ませんでしたよ?」
と答えて「むむ」と口に出さず唸る。
いやいやいや不幸は来た。
魔王じゃない、魔族殲滅作戦じゃない。本物勇者の元で実地訓練と称して唐突に現場に放り込まれるとか、治癒魔法無いのに体力ギリギリまで働かせられるとか、どこからか調達した高級冷えたポーションを飲み過ぎてお腹壊したとか、どっからともなく出した紙転移魔法陣にいきなり乗っけられ悪酔いしたとか、なんかもう子供っぽいし地味なんだけど単純に消耗した記憶がポロポロ出てくる。
総合すると、どう考えても当代勇者様がいた時代に被って生まれてしまったのが不幸の始まりだと思う。
いやいやいやいやいやいや、でも。
「………………………………俺に不幸は来ませんでしたよ……」
ジョルジオは胡乱な目付きで宙を見つめた。
不幸と幸福はペラペラの紙一重で、自分はそれを望んだのだった。……………忘れてない。
国が魔王討伐完了宣言をしてから数日後。
ジョルジオからケイトへ連絡が入った。ごくごく短い近況報告をし合った後で『会いたい』とケイトは誘われた。今までの事を鑑みるに、休息した方が良いとケイトは頑なにお断りをしたが、『今一番の休息は行きたい所に行く事です』心がスッキリします、と押し切られて現地で落ち合う事となった。
会って話して一段落付いての、開口一番、ケイトの質問に速攻でジョルジオが否定した。何故にそんな思考となったのか、と戸惑っている。その表情が嘘に見えなくて、ケイトは「色んな所で言ってたよ」と付け足した。
「まず、勇者様は生きてますし、魔王もいません。そもそも魔王がいての勇者であるので、討伐した今、勇者がいる必要性がありません。なので引退したから別の者がなれるかと言えばそうではないんです」
「でも」
「世界で勇者は一人だけです。魔王もただ一人だけ。なので今代はこれで終了です。……………そうですね、聞いた話ですが正勇者がいた場合、サブで勇者がいるって事はなくて、今回は稀なケースだそうでしたよ」
俺は色々勉強になりましたからね、とジョルジオが笑った。若干、勉強の一言に何かしらの含みが聞こえたのは気の所為か。
自分に前世とかでなく、生まれる前の記憶が残ったままに生まれ育ったように、勇者側でも何かしらの想定外な事態が起こったのかも知れない。分からないが。と言うか、あの例の神様だ。またうっかりミスとかあっても不思議ではない。ケイトの中で神様の信用度はゼロだ。
「俺の世間でのポジションほ勇者の協力者であって、次席でもスペアでも勇者ではないんです。それに、勇者でなくとも有害魔界人や魔獣とかの排除や駆除はこれからもするんで、俺のは特に変わりません」
そういうもんだろうか。
「で、一服盛った薬局のメールサービスですか」
ケイトがうん、と頷いた。
向かい合って座るのは今や老舗中の老舗。辺境伯カフェオレ王都支店。
以前、書物奉行書店本店で大昔から人気を未だに誇るカフェの話題になった時、ジョルジオは絶対にケイトと二人で来店したいと思っていて、虎視眈々と慌てなくてもいいのに狙っていたのが念願叶った訳である。ご褒美に、とは言わなかったが、それっぽいニュアンスが伝わって良かったなぁとジョルジオが内心ほくそ笑む。場所的にもデートしてるみたいだ。あくまで錯覚だが。
そう、錯覚というか願望だ。意識にかなり温度差があるので今回もデートではない。そこまで行ってない。行くはずがないのが現状であるが、今は、まあ、いい事にしておいた。焦るな、自分!と自分を宥める。
とは言え、魔王討伐が完了しても残務処理がある為、時間はまだ取れにくく、その間に何かあったらと思うと気が気でなかった。時期が悪い。魔王討伐完了宣言を聞いて、平気そうにしているが内心どうだか分からないし。
頼むから勇者様、全部解決してから行って下さいよう。この丸投げ勇者め。
心の中で悪態をつく。
幅広い年代の女性が楽しそうにキャッキャしている中で久し振りに会って近況の補足を報告し合った後、ケイトの口から出たのは大手有名ドラッグストアで通年やっているメール限定の割引セールの話題だった。条件はあるがクリアすれば大変お得な内容なのに、何故だか"不幸のメール"と言われている。
ジョルジオの端正な眉毛に山脈が出来た。
「………………誰です?こんな命知らずな事をやったのは」
「書物奉行書店の人だよ」
またあいつか!
ジョルジオの血圧は一気に最高値を記録する。と、その前に。
「……ケイトさん。何であの店員からメールが来るんです?」
「知られてしまったからデス」
だから!あいつとは会うなって言ってるでしょう!!
言ってないけど。
言いたい言葉を寸で飲み込む。
こんな事を言う事権利は自分にはない。まだない。許可して貰ってない。恋人でも彼氏でもない。現実は悲しい。
「…………どういう事ですか?ブロックすればいい話でしょう?」
「そうなんだけどね」
何でか来てしまうんだよ。
変だよね、と首を傾げるケイトをジョルジオが虚ろな表情で見つめた。
変だよね、じゃないですよ。心の中でツッコミつつ、
『あんにゃろうデジタルまで手懐けやがったのか!?』と怒りに燃えていた。
人間界生まれ育ちの魔族は侮れない。生まれた時からこの環境が当たり前なのだ。例えば持って生まれた魔力や魔道具で不自由はないが時代的に中世時代で育った魔族とは考え方が違う。魔界はまだ貴族が幅を利かせている世界だ。
だが、最近の魔族は昔より順応性というか適応能力が高くて、こちらの文化にすぐ馴染む者が多い。向こうの世界でも貴族至上主義一辺倒な思考から脱却している若者が多く、人間より寿命が長い彼等は幼い頃から人間の文化に触れている者も多く、下地が充分に育ってから人間界にやって来るから馴染みも早かった。
「でもあれは企業の販促の一環としてあるだけで、実際は不幸なんて誰にもならないっていう話でしたよね?」
「謎の栄養ドリンク買わされる時点で不幸だとも言うと思うけど」
「ああ、エナジーレンジャー」
「買った事ある?」
「有りますよ。買い物カゴ全部半額になるって言うので」
「飲んだんだ?」
「飲みましたよ」
「………………そう」
「!?………………何ですか今の間は」
「何でもないよ」
ここで『ジョルジオ君も若いもんね』とは流石に言えないケイトだった。モヤッとする。
「まだ魔王が生まれる前の話です。お金に困って投資のつもりで買いました」
オマケが付いて3本。その後すぐに魔族の討伐で疲れて全部飲んだ。仕事ははかどったけれど、その分疲労が半端なくて休みの日は1日中寝倒した。後々聞いた事には疲労が回復するのではなく、飲んだ成分が脳内に届くと錯覚を起こして元気が出た気になるだけで身体の疲労はそのままだそうな。若ければ睡眠を取るだけで回復するが、ジョルジオのその時は限界を超えていたらしかった。
「ジョルジオ君もクーポン券を誰かに送って不幸を回避したのかい?」
「俺に不幸なんて来ませんでしたよ?」
と答えて「むむ」と口に出さず唸る。
いやいやいや不幸は来た。
魔王じゃない、魔族殲滅作戦じゃない。本物勇者の元で実地訓練と称して唐突に現場に放り込まれるとか、治癒魔法無いのに体力ギリギリまで働かせられるとか、どこからか調達した高級冷えたポーションを飲み過ぎてお腹壊したとか、どっからともなく出した紙転移魔法陣にいきなり乗っけられ悪酔いしたとか、なんかもう子供っぽいし地味なんだけど単純に消耗した記憶がポロポロ出てくる。
総合すると、どう考えても当代勇者様がいた時代に被って生まれてしまったのが不幸の始まりだと思う。
いやいやいやいやいやいや、でも。
「………………………………俺に不幸は来ませんでしたよ……」
ジョルジオは胡乱な目付きで宙を見つめた。
不幸と幸福はペラペラの紙一重で、自分はそれを望んだのだった。……………忘れてない。
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