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番外編
treatment9~抱きしめて
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目が覚めて時計を探した。
カーテン越しから見える窓の外はまだ薄暗いから夜明けまでまだ時間があるのだろうか。ぼんやりとした思考で百合は身体を起こそうとするが自分の身体に巻き付く筋肉質な腕に拘束されて動けそうにない。
(か、かっこいい……彫刻みたいな寝顔……)
三嶌は寝るとき百合のことを絶対に離さない。眠っているはずなのに拘束する腕の力が強くて百合は本当に三嶌が寝ているのか疑うこともある。
締め付けられるくらい強い力は本音は苦しい時もある。それでも百合には幸せな気持ちの方が勝っていた。抱きしめてもらえるなら力いっぱい抱きしめてもらいたい、いつもそう思っている。
結局今が何時か確かめることもできないので抱きしめられた腕の中でもう一度瞳を閉じた。
目覚めたときには横に三嶌がいなかった。カーテンからは眩しい白い光が差し込んで寝起きの百合の瞼には刺激が強すぎる。
(ん……目が開けられない――)
「百合?起きた?」
甘い低音ボイスのした方に視線を送る。うっすらと目を開けると日差しよりも眩しい微笑みで三嶌が寝室に入ってきた。
「おはよう」
抱きしめられてこめかみに耳に、頬に、首筋にとくちびるが触れてくる。
「せ、せんせい……」
「百合はいつになったら名前で呼んでくれるの。もう百合の治療は終わっているのに」
「そ、そうだけど……」
「かわいい」
ちゅ、ちゅっと鎖骨に肩にとくちびるがどんどん落ちてくる。
「百合の肌は本当に白いね。かわいい、ねぇ、首筋はつけちゃダメ?」
「だ、だめ!!」
体中につけられた紅い刻印が消えることはない。消えそうになると新しく付けられて、百合の肌の服で隠される部分は三嶌によって真っ赤に染められている。百合が想像していたキスマークはもっとほんのり色づく赤色だと思っていた。しかし、実際三嶌につけられる刻印は紅いというよりは青紫になっており、キスマークという甘い呼び方よりかは皮下出血と呼ぶ方がすんなりくる、それくらいただグロい。
(全身内出血って感じで会社で着替えるとき本当に困ってるんだよね……)
ひと気がない時を狙って着替えをしていたらロッカー掃除のおばさんが急に入ってきておばさんは百合の体を見て悲鳴を上げた。
「ひぃぃ!あんた、それ……ぼ、暴力……DVでも受けてるの!?」
声を荒げられて必死で説明してなんとか納得してもらったが同じようなことがあると困るからもう少し控えてほしいと頼んだら三嶌は逆に肌を見たおばさんに怒りだしたのでもう言うのをやめた。実際人が見たら悲鳴を上げたくなるような肌なのに三嶌はとても満足そうに百合の身体を愛でている。最初は少し引いていた百合だが今ではもう慣れてしまった。
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三嶌は寝るとき百合のことを絶対に離さない。眠っているはずなのに拘束する腕の力が強くて百合は本当に三嶌が寝ているのか疑うこともある。
締め付けられるくらい強い力は本音は苦しい時もある。それでも百合には幸せな気持ちの方が勝っていた。抱きしめてもらえるなら力いっぱい抱きしめてもらいたい、いつもそう思っている。
結局今が何時か確かめることもできないので抱きしめられた腕の中でもう一度瞳を閉じた。
目覚めたときには横に三嶌がいなかった。カーテンからは眩しい白い光が差し込んで寝起きの百合の瞼には刺激が強すぎる。
(ん……目が開けられない――)
「百合?起きた?」
甘い低音ボイスのした方に視線を送る。うっすらと目を開けると日差しよりも眩しい微笑みで三嶌が寝室に入ってきた。
「おはよう」
抱きしめられてこめかみに耳に、頬に、首筋にとくちびるが触れてくる。
「せ、せんせい……」
「百合はいつになったら名前で呼んでくれるの。もう百合の治療は終わっているのに」
「そ、そうだけど……」
「かわいい」
ちゅ、ちゅっと鎖骨に肩にとくちびるがどんどん落ちてくる。
「百合の肌は本当に白いね。かわいい、ねぇ、首筋はつけちゃダメ?」
「だ、だめ!!」
体中につけられた紅い刻印が消えることはない。消えそうになると新しく付けられて、百合の肌の服で隠される部分は三嶌によって真っ赤に染められている。百合が想像していたキスマークはもっとほんのり色づく赤色だと思っていた。しかし、実際三嶌につけられる刻印は紅いというよりは青紫になっており、キスマークという甘い呼び方よりかは皮下出血と呼ぶ方がすんなりくる、それくらいただグロい。
(全身内出血って感じで会社で着替えるとき本当に困ってるんだよね……)
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「ひぃぃ!あんた、それ……ぼ、暴力……DVでも受けてるの!?」
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