最弱属性魔剣士の雷鳴轟く

愛鶴ソウ

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第四章 傷痕編

98話 地獄の炎帝〈ヘル・フォース〉

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 雨刃と戦った後、少しだけ休憩をとって次はボーンマンとの訓練を始める事にした。と言ってもまずは模擬戦だ。俺の弱点や修行すべき点を洗い出してくれるらしい。


「それじゃあ、行くボーンよ?」


 細身のボーンマンはシルクハットを抑えながら颯爽と駆け抜ける。
 正直皮と骨しかないと思ってただけにここまで機敏に動けるのは意外だ。スピードもあるし、力も強いだろう。そんな筋肉があるのかと疑いたくはなるが、それすらも可能にする何かがあると考えるしかない。
 そもそも〈シルク・ド・リベルター〉において用心棒をしているリンや戦闘狂の雨刃を除いて、他のメンバーが戦闘を出来る事も意外だ。


 しばらく俺の周りをぐるぐると回っていたボーンマンは一気に飛び、上空へ移動する。真上から落下してくるボーンマンにカウンターを仕掛けるべくシュデュンヤーを構える。
 この間のグラキエースドラゴン戦の様に片方の剣が手元に無くなることも考慮し、今は一刀流で戦闘をしてみている。


「ボォォォーーン」


 思ったよりもスピードと重みのある一撃に、俺は回避を諦めて防御体勢を取る。腕をクロスさせてボーンマンの拳を受けるが、思ったよりも全然重い。受けてなお疑いたくなるような衝撃に俺は顔を歪ませながら後ろへ飛ぶ。
 なんとか体勢を立て直し再び構えるが、既にボーンマンは動いていた。迫り来るボーンマンへ、俺は一種の挑戦をしてみる事にした。
 シュデュンヤーを地面に突き刺し、手放す。
 代わりにテンペスターの鞘と柄を掴み、接近に備える。


「ボーン?」

「その速さと衝撃……勝負だ!」


〈雷帝流奥義 紫電一閃〉


 もう使い慣れてきた紫電一閃で、ボーンマンのスピードとパワーに挑む。
 イザベラさんの聖域サンクチュアリは破れなかったものの、同じ土俵の相手にも試してみたかったのだ。


 一瞬の攻防の末、すれ違いざまにお互いの技を叩き込んだ。結果としては……


「ぐふ……」


 俺はお腹を抑えて膝を付く。
 紫電一閃もどうやってかは不明だが、弾かれたらしく、すぐ近くでクレーターを作っている。対するボーンマンは、手の甲が少し切れているだけでほぼ無傷だ。
 おかしい……紫電一閃のスピードと衝撃を完全に殺して弾いたのに、手の甲にちょっと傷が出来ただけなんて……


「悪くない攻撃だボーン。だけど、その攻撃にはいくつかの欠点があるボーン。おまけに俺との相性は最悪、俺みたいな相手も想定した技が必要かもボーン」


 まず、ボーンマンについて。
 ボーンマンは体内の骨を自在に操るという人理限界を持っており、骨の密度を上げて硬質化したり、ポンプの様に体の動きに合わせて動かす事で跳躍力や衝撃を生んでいる。
 そして紫電一閃の弱点。
 それははつまり、一撃必殺過ぎる、という事だ。一撃に全てを込めている為、硬質化されて防がれれば次が無いという点。そして聖域サンクチュアリは別として、衝撃や雷の追加攻撃に対しても、連打で弾き飛ばされると無力化されてしまう。という点だ。
 つまるところ、一撃だけじゃ防がれた時終わるよ、という事だ。


「紫電一閃を二回連続で使う……か。一回でもかなりの集中力と魔力を使うんだが、それを最低でも二回か」

「焦る必要はないボーン。これで一先ず弱点は知れたボーンから、後は改良ボーン」

「ああ、そうだな」

「次は僕が相手をしよう」


 次の訓練相手はピエロ詐欺爽やか優男のグラブス。
 ボーンマンの時も思ったが、オリハルコン級のサーカス団になると、全員が戦闘能力を持っているのか。


「じゃあ、行くよ」


 ある程度距離を取ってお互いに向かい合う。
 グラブスの技はわからないが、周囲に手のひらサイズの球がいくつか飛んでいるので、それで戦うらしい。


〈雷帝流 雷斬砲・獄〉


 テンペスターとシュデュンヤーのクロス攻撃で先手を打つ。まずはどんな戦闘スタイルかを見極める事が必要だ。
 ボーンマンの時のように予想もつかないような仕組みだと厄介だしな。


「アーティファクト起動」


風球ウィンド


 グラブスの手に合わせて、薄緑色の球が雷斬砲へ向かう。そして少し光ったかと思うと強力な風を巻き起こす。それこそ、風術なんて足元にも及ばない程の強靭な風だ。
 雷斬砲は風にかき消され、グラブスに届くことなく消えてしまった。


「な、何だこれ」

「まだまだ行くよ」


火球フレイム


 続いて薄緑色の球と入れ替わりで赤い球が出てくる。そして俺目掛けて一直線に炎が噴出される。だが、さっきの風に比べれば威力が落ちている気がする。


〈雷術 雷撃大砲プラズマキャノン


 剣の刃をクロスさせ、生み出した巨大雷丸を放出する。雷と炎が衝突し合い、爆発を引き起こす。


「僕のアーティファクトは魔石をベースに作られた魔道具なんだ」


 煙の向こうからグラブスが声を張る。


「だからこの球に予め魔術を込める必要がある上、その込めた力量次第で効果は大きく変わるんだ」


 つまりあの風はマスターボウが入れたってことか? 実際に戦っている所を見た事は無いが、〈風神〉と呼ばれるって事は相当な風属性の使い手なんだろう……


「そしてね、僕の強さはここにあると思うんだ」


 再び風が吹き抜け、煙が飛ばされる。
 そして現れたのは俺を囲む三つの球。茶色、赤色、水色。それらは既に光を発している。


土球ランド
火球フレイム
水珠アクア


 同時に発動した三属性の球が混ざり合い、爆発を引き起こす。





「レオ!」

「ん?」


 夜戦で浴びた血を洗い流し、すぐにセントレイシュタンまで来ていたレオを追いかけていたナイアリスがやっとのことで追いつき、声を掛けた。


「もしかして仕事?」

「ああ、依頼を受ければまた強者と会えるかもしれないからな」

「〈シルク・ド・リベルター〉と〈紅の伝説〉に会ってまだその意欲は消えないのね……私も行くわ!」

「別に来なくてもいいぞ」

「いいから行きましょ」


 そのままセントレイシュタンの冒険者ギルドに向かうべく、街の中央へ二人は向かう。
 巨大な木造の建物で酒場を兼ねている為、昼間っから酒の匂いが漂ってくる。ナイアリスは若干顔を歪ませたが、レオは構わずに中へ入る。


「中はどこもだいたい同じなのね」


 レオは何度も来ている為迷いなく足を進めるが、ナイアリスは始めて来る別の街の冒険者ギルドが珍しく、中を見回しながら呟く。内心、「アイゼンウルブスの方が綺麗だったしこんなにお酒臭くなかった」と思ったが、口には出さなかった。


「なんか強そうな奴と戦える依頼がいいな」

「じゃあ討伐系じゃないかしら」


 と、ナイアリスが指を指したのは三つ並んだ掲示板のうち、一番端っこの掲示板だ。大きな字で「討伐」と書かれている。


「強い奴なら人でもいいんだが……」

「これは?」


 ナイアリスが手に取ったのはセントレイシュタン北の山に生息する二級魔物、ベアーの討伐だ。報酬は一体銀貨五枚と良さげである。


「嫌だ」


 テリア山に登った際、ホワイトベアーと死ぬほど戦ったレオにとって、ベアーと戦うことは苦痛にすら感じてきている。
 もっと適当な性格なのかと思っていただけに意外とこだわりがあるんだ!……と、ナイアリスはますますレオに惹かれていくのだが、当人はそんな事に気づくはずもなく……


「どうせなら超級や伝説級と戦いたいんだがな」

「この前の皇帝鬼エンペラーオーガが特別なだけで普通はそんなレベルの魔物の討伐が依頼に上がってくる事なんて滅多にないわよ」

「そうなのか?」

「来たとしてもオリハルコン指名でしか来ないわ。元々この階級制度が実力不相応の者が危険な依頼を受けて失敗するのを防ぐための措置だし」

「……そうか」


 目に見えて落ち込むレオにどうにかしてあげたいと思うナイアリスだが、いくらなんでもそれは無理である。


「お?……お?お?お?」


 二人の背後から突然声を上げたのは体格の良い冒険者だ。
 刈り上げた頭にモヒカンが目立つ。ノースリーブのレザージャケットにゴテゴテの腕輪。いかにも不良って感じの成りで、後ろに控えてる数人の男も似た格好をしている事から、パーティを組んでいる事は容易にわかった。


「アイゼンウルブスの〈舞姫〉がこんな所で何してんだー?」

「お、お前は……」


 ナイアリスは顔を歪ませ、反射的に三日月刀を握ったが、そこで動きを止めた。
 この男とナイアリスは昔から関係があり、仕事先でよく喧嘩殺し合いする仲である。だが、急激に力をつけた男に敵わず、最近ではナイアリスに戦う事を躊躇させる程だ。
 こういう事情は全く知らないレオでも相手の闘志を感じ取り、銀月に手を当てている。


「んぁー? やるってか~? ナイアリスぅ~」

「おい、モヒカン野郎」

「レオ、やめて! こいつはこんな見た目だけど実力は本物よ。聞いた事無い? ミスリル級冒険者パーティ〈地獄の炎帝ヘル・フォース〉のリーダー、ダダン」

「知らん……が、ミスリル級か」


 この瞬間ナイアリスは激しく後悔した。レオに相手が強いからやめようという提案は逆効果。強い相手にこそ飢えているレオに、相手が強いと教えるという事は火に油を注ぐのと同じ事。


「なんだなんだ ナイアリスちゃんはナイト様に守ってもらうってかー!ハハッー! 〈舞姫〉が聞いて呆れるわ!」


 ダダンが笑うと、パーティメンバーも笑った。その様子を盗み見ていた冒険者や酒場の客達は背中に冷や汗が流れた。


「お前も大変だな。こんなか弱い姫様に目を付けられて」


 ダダンがレオの肩を叩いた瞬間、複数の出来事がいっぺんに起こった。まず目に入ったのは炎。ダダンとレオの間に炎が発生した。
 次に目に入るのは刀を抜いたレオ。そして手を大きく上へ上げたダダン。
 肩を叩かれたレオがその瞬間、手を斬り落とす勢いで銀月を振り上げたのだ。その斬撃は炎によって防がれたが、ダダンの腕を大きく弾く結果になった。


「テメ……」


 次に動いたのは〈地獄の炎帝ヘル・フォース〉のパーティメンバー。一斉にレオ目掛けて炎術を放ったのだ。
 五を越える数の炎が一斉に集まり、大爆発を引き起こす。





「そのアーティファクトってやつ、すごいな」


 雨刃、ボーンマン、グラブスとの修行を一段落させ、俺達は休憩していた。なお、雨刃は同じ場所をぐるぐると回りながら片手剣を振り回している。


「先に魔術を込めてもらう必要があるんだけどね。風球ウィンドに関してはうちのオーナーが入れてくれたからものすごい威力になってるんだよ」

「グラブスは生まれ付き魔術の才能がなかったボーン。でも、オーナーがお土産と言って持って帰ってきたアーティファクトでここまで強くなれたボーン」

「やめてくれよ、ボーンマン。僕は道具を使った、それも他の人から力を借りただけなんだから。……あ、そうだ。僕は少し用事があるから席を外すね」


 それだけ言うと、グラブスはブルーバードの中へ入ってしまった。


「ああは言ってるボーンが、あそこまであのアーティファクトを自在に操るのは間違いなくグラブスの努力あってのものだボーン」

「ああ、本当に強い人ばっかりだな……もう一戦、頼めるか?」

「任せろボーン」
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