最弱属性魔剣士の雷鳴轟く

愛鶴ソウ

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第六章 七星編

162話 人に化ける竜

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 その後、時折甲板に戻って体力と魔力を回復させながら大半の時間を空で過ごし、俺達は見張りを交代する為に再び甲板に降りた。流石に魔力の消費も無視出来ず、リュウとの交代に甘える事にした。


「じゃあ頼むぞ」

「何かあったらすぐ呼ぶよ」

「ああ」


 エヴァはやはり船上ではまともに活動出来ず、すぐに部屋に戻る事となった。俺もエヴァも流石に疲れていたので、ベッドに入るとすぐに眠気が襲ってくる。今日の戦いでそれなりに消耗したし、予定では明日にはレヴィアタンに邂逅する事になっているので、体は休めておかなければもたなくなってしまう。
 一人部屋なので、二人で寝るには少し狭いのだが、すっかり二人で寝ることが習慣になってしまったので特に何の違和感もなく俺の上にエヴァが乗る形で眠りにつく。今度はどうか起こされないことを願うな……





「様子はどう?」

「波、風、共に安定しています。シーサーペントの姿も確認出来ませんので、今夜は何事もなさそうです」


 エレルリーナが甲板の上で舵を取っていた航海士に状況を聞き、その報告に眉をひそめる。シーサーペントの行動を読み切れない事に加え、最も危惧すべき事がまだ解決していない。


「そう、見張りはリュウさんがしててくれるのね。貴方も少し休みなさい。予定では明日にはレヴィアタンと遭遇する事になるわ。順調にいけば……だけど」

「はいっ!」


 エレルリーナ自身も休息と考え事の為に船内に入る。


「皆さんの強さは予想以上、レヴィアタンを倒す事だけは信用出来る。けれど……」

「エレルリーナ?」

「貴女は……サエさん?」


 ぶつぶつと呟きながら廊下を歩いていると、反対側から現れたサエに声を掛けられる。少しぎょっとした様子だったが、すぐに平然を取り繕う。


「どうしたんですか? こんな夜更けに」

「ちょっとリュウに用事があって……って、エレルリーナ、その腕……何?」


 そんな事より、といった様子でサエが指さしたエレルリーナさんの腕には鱗に似たものが張り付いており、腕全体に及んでいる。片腕だけではあるが、少なくともサエは片腕だけ鱗が生えている人間を見た事がない。


「ッ!? ……いえ、何でもありません」

「何でもないわけないじゃない!」

「お願いします、サエさん。皆さんにはこの事はどうか内密に……」


 深々と頭を下げるエレルリーナを前に、サエはそれ以上踏み込めなくなる。クロトがあの時踏み込めなかった理由を、今体験し、理解した。


「わ、わかった……わよ」

「ありがとうございます」

「……」


 そのまますれ違い、二人とも無言で目的地に向かう。サエの目的地は変わり、リュウのところではなく、クロトの部屋なのだが……





「クロト」


 何か囁かれたような気がして目を開けると、ぼやけた視界に金色の何かが見える。眼をこするとドアの前にサエが居た。


「ん、どうした?」


 上に乗っていたエヴァを起こさないように起き上がり、サエの用件を聞く。


「……エレルリーナがレヴィアタンじゃないかしら?」


 突拍子もない話に、サエは寝ぼけているんだと思ったが、その目は真剣。恐らく何かしらの考えがあるんだろう。


「それは一体……なんでそう思うんだ?」

「さっき廊下でエレルリーナに会ったんだけど、その腕に鱗が生えていたの。皆には秘密にしておけって言われたんだけど……」


 人の腕に鱗。聞いたことがない。だがもしもレヴィアタンに偽装やそれに近い能力があるとすれば……


「……情報が少なすぎてまだ何とも言えない。一度リュウの所に行こう、あいつなら七頭のドラゴンにも詳しいはずだ」

「わかったわ」





「ええ!? エレルリーナさんがレヴィアタン!?」

「しーッ! 声がでかいわよ!」

「それにまだ確定したわけじゃない」


 リュウにサエの推測を話すと、予想通りといった反応を示した。甲板に団員は居ないが、この船の防音設備は皆無に等しい。木造だしな。


「それで、レヴィアタンにそういった人に化けるみたいな力はないか?」

「うーん……俺も海に住んでて、唯一統率力を持つ亜竜って事しか」


 統率力。恐らくシーサーペントらを操っているのがそれだろう。が、人に化ける説明にはならない。


「あ、そういえば昔は海の亜竜と言えばレヴィアタンとリヴァイアサンっていう二匹が居たんだって それも複数。最初鎧から分離したときは一組のレヴィアタンリヴァイアサンだったんだけど、それから増えたみたい」

「ん? そうなるとなんで今はレヴィアタンだけなんだ? しかも今から討伐する一匹だけなんだろ?」

「うん。俺の何代も前の出来事だから流石にわからないけど、ある時からレヴィアタンただ一匹だけになった。多分何かしらの外敵にやられたんじゃないかな」


 奇妙ではあるが、やはり人に変化はしないのだろう。


「……やっぱり気のせいとかじゃないのか? もしくは奇病とか」

「気のせい……ってことはないわ。でも奇病はあり得るかも。早とちりだったわね」


 サエも不可解な現象を理解出来ずに居たが、仕方ないという風に首をすくめる。


「リュウ、見張り変わるわ。って言ってももうすぐ夜が明けそう……だ、けど……」

「ん? どうしたの。サエちゃん」


 サエは何か別の事に気を取られるように目をきよろきょろと動かす。だが、サエが口を開くより早く、クロトやリュウにも分かった。
 とてつもない圧力を伴ったものが海底から上がってきている。避けきれない。


「伏せろ!!」


 叫ぶと同時に船のすぐ近くで巨大な水柱が立ち上った。
 何かが海から姿を現した時のそれではない。もっとデカいエネルギーが海底から打ち上げられたんだ。


「来るぞ、奴だ」


 突如として打ち上げられた水が雨のように甲板に打ち付ける中、俺達三人は水柱が立ったその地点から目が離せないでいた。
 まだ海中に居るが、わかる。これはシーサーペントではない。もう来ている、奴が、すぐそこまで。


「エレルリーナさんは?」

「廊下ですれ違ったきり見てないわ」


 何事かと大慌てで団員たちが甲板に出てきているが、エレルリーナさんは居ない。


「危ないから船内に! それから船室で寝ているエヴァを引きずり出してきてくれ!」


 団員にすかさず指示を出し、団員も逆らうことなくそれに従う。俺もシュデュンヤーを抜き、それが現れるのを待つ。


「奴が海面に姿を現すと同時に仕掛けるぞ」


獄化・地装衣インフェルノトール モード雷神〉


「わかった!」


〈竜鎧装 全身フルメイル


「任せて」


 リュウは鎧を呼び、サエは近くにあった樽を蹴り倒し、中に入っていた水を甲板にまき散らす。この辺りに設置された樽は全てサエが操れるようにした水が入っているものだ。毎回海に入って、大規模な水を操るのは燃費が悪い為、事前に準備しておいたのだ。


「来るぞ……」


 地震が起きているかのように波が荒れ、爆発したように海面が弾ける。姿を現したのは一見シーサーペントだが、その大きさは軽く三倍に近い。
 月明りを反射してギラギラと光る鱗に船であろうと食い千切れそうな鋭い牙。口部分に生えた数本の触角がにょろにょろと動いて、まるで周囲を探っているようだ。


「行くぞ!」


〈雷帝流不完全奥義 雷式・黒雷滅破〉


我龍弾カノン


激流龍咆哮カノン・オブ・レヴィアタン


 レヴィアタンが俺達を認識するよりも早く三人の技をぶつける。黒雷とエネルギー弾、そして高圧力の水の塊の合わせ技がレヴィアタンの顔面にヒットし、煙がレヴィアタンの本体を隠すほど立ち昇る。


「流石にこれじゃやられないか」


 煙の中で二つの瞳が光り、奴の健在を示す。
 モード閻魔は前回の事を考えるとここでは使えない。もし船を沈めてしまったら取り返しがつかないからだ。
 となればかなり攻撃の規模を抑えた状態で戦う必要がある。


「グルギャァァァァァ!!!」


 吠えると同時に煙から抜け出し、その鼻先で船を貫かんと迫る。あれは避けてはいけない。受けるか跳ね返すかしないと船が沈む。


「リュウ! 迎え撃つぞ。サエは海に行ってくれ、流石に二人じゃ止めきれない!」

「う、うん!」

「わかったわ!」


 リュウは槍、俺はシュデュンヤーを鞘にしまい、右手指を伸ばしてまっすぐ構える。レヴィアタンは俺とリュウに狙いをつけたらしく、まっすぐこちらへ迫る。
 その隙にサエは甲板から海に飛び降りる。


「獄気硬化……食らえ!」


武雷針ぶらいしん


「ハァァァァッ!!」


 最強の突きとリュウの全力の槍凪ぎ。それに対するレヴィアタンの頭突きが衝突し、強い衝撃が走る。両足が木製の甲板に食い込み、全身の骨が悲鳴を上げている。
 このままじゃ俺やリュウごと船を貫かれて終わりだ。ならば……


「開け! 地獄の鍵よ!!」


 右手の痣が光り、久方ぶりに門が開かれ、俺の体を通って地獄の瘴気が溢れ出す。獄気を右腕に集約し、黒雷の槍と化してレヴィアタンと拮抗する。


「クロト、リュウ。行くわよ!」


 サエの声と共にレヴィアタンの体が若干後ろに引っ張られ、こちらに余裕が出来る。とは言え、サエの力であってもシーサーペントの様に圧倒することは出来ない。力の強さもそうだが、単純な大きさが違い過ぎる。


〈氷術 氷の弾丸アイスバレット


 突如飛来した氷柱がレヴィアタンの左目に突き刺さり、痛みのあまり突進を止め、体を仰け反らせて吠える。


「エヴァ!」

「ごめん……遅れた」


 いや、ベストタイミングだ。
 すぐにエヴァを抱えて空へ飛びあがり、状況の把握とエヴァの復帰を待つ。レヴィアタンはサエの操る海流に乗せられ、徐々に船から離れている。リュウも俺に続いて空へ飛んでいる為、一旦船の心配をする必要がなくなった。


「いきなりで悪いが、行けるか? エヴァ」

「うん、任せて」


 エヴァが俺の腕の中から飛び出し、海に落下する。海に落ちる刹那、エヴァの胸の魔石が光り、海面が凍る。


〈氷術奥義 氷纏・姫装束イエロ・プリンセスコート


 氷の上に降り立ったエヴァは指を鳴らすだけでレヴィアタンを氷漬けにし、動きを封じる。真っ赤な目に長い黒髪。その上に乗った氷のティアラと真っ白なドレスが印象的なエヴァのもう一つの姿。


「ちょっと! すごく寒くなったわよ!」


 少し離れたところでサエが声を上げている。確かに海の中に居るサエにとってはたまったもんじゃないだろう。


「あ、今引き上げるよ」


 リュウがサエを引き上げに行き、俺とエヴァはレヴィアタンの様子を見る。この程度で死んだとは思えない。とどめを刺すなら迅速に……


「でもクロト、いいの?」


 エレルリーナさんの件をエヴァは知らないはずだが、その質問には様々な思慮が含まれている気がする。


「悠長なことは言ってられない……」


 シュデュンヤーを強く握り、レヴィアタンに向ける。氷の中で見開かれた目がぎょろっと動き、氷に亀裂が入る。


「エヴァ!」


〈黒氷術 黒き氷はシュバルツ・アイス・舞い踊る剣と成りイッヒ・マニフェスト・我に顕現せしシュバールト・タンツェン


 エヴァが投げた黒氷剣を受け取り、両手を振り上げてレヴィアタンに狙いをつける。氷から解放されたレヴィアタンは真っ先に俺目掛けて吠え、その強大な顎で嚙み砕かんと迫る。


「この一撃で沈め……」


〈雷帝流奥義 雷神式・霹靂神はたたがみ


 レヴィアタンを一撃で仕留めるにはこの技しかない。轟雷と黒雷を捩じる様にレヴィアタンに叩き落とす。剣自体の耐久力が氷であるためにそう強力な攻撃は剣が耐えられない。この一撃で沈んでくれ。
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