元魔王と不死身少女

第6話 魔王の家 No2

私が目覚めた所は落ち着いた感じの木製の家だ。
ろぐはうす？という感じの家に近い。
それにしてもフカフカしてる。

少女「！！」

私が寝ていた所は貴族が寝ているベットである。

急いで起き上がろうとしたが ぜんぜん体が動かなかった。

「もう少し寝ていろ」

少女「私は奴隷なんです、こんな綺麗なベットで寝ていて良い人間じゃないです」

「やっと口を開けたか、安心しろそこはお前専用のベットだ。」

少女「ですが私は奴隷です。私は床で寝ても死にはしませんから、、」

「それでは命令だ、お前はそのベットで寝ろ」

少女「っ....」

何も言えなかった

「それで良い」

ネルメス様は魔法？で私の寝ているベットの上に机を出現させた。

少女「これは？」

「食事だ、お前はろくに食事が出来ていなかったと聞いた」

そういえばさっきから美味しそうな匂いがしていたことに初めて気づいた

出てきたものは私がこの19年間で食べたことの無い料理があった

少女「こんな美味しそうな料理は....」

「勿論お前の為に作った」

私には分からなかった。何故そこまでして奴隷である私にここまでしてくれるのか。
分からない

「遠慮せず食え」

流石にこれ以上何も言うまい
少女は美味しそうに食べていた

「お前の名前はなんだ」

少女「....イモータル・ペスト....です、」

「イモータル....不死という意味か、」

少女「はい....」

「縁起が悪いな....」

そう言ってネルメスは考えていた。

「ふむ、決めた、貴様の名前はレイン・シューリスだ。」

少女「え？」

「なんだ？嫌なのか？」

少女「いえ、でも何故私に名前を？」

「なに、簡単な事だ、私の所有物になったからにはそんな縁起の悪い名前ではなく私直々に名を付けてやろうと思ってな。 それに」

少女「それに？」

「レインという意味は雨、私は雨がすきなんだ。」

少女「それだけ？」

「それだけだ」

少女「あなたは....とても変わった人です」

「人ではないが、よく言われる」
そこから私とネルメス様の物語がはじまる