20 / 43

第20話 『ダークリング』を手に入れる

しおりを挟む
「カ、カゲト様っ!」

 エステルが俺に近づいてくる。

「う、ううっ……」

 俺はリッチの大雷撃(ハイ・ライトニング)をモロに食らって、割と致命傷だった。だが、当然のように死んだわけではない。ちゃんと意識はある。

「ま、待っていてください。今、ポーションを使いますから」

「あ、ありがとう……エ、エステル」

【エステルはポーションを使用した。ポーション×2個を消費。ポーションの残量が3個→1個に減少。カゲトのHPが100回復した】

「……はぁ……はぁ……はぁ。い、生き返った。エステル、ありがとう」

「い、いえ。リッチを倒せたのも、カゲト様が囮になってくれたおかげですから……」

 ちなみに、リッチが使役していたアンデッドたちは、主の魔力で動いていたからなのか。主であるリッチがいなくなった事で、魔力の供給が途切れて動かなくなったようだ。一瞬で無力化していた。

 だからこれで一件落着だ。……多分。リッチが復活とかしなければだが……。そんな事恐らくないと思うが……。

「あっ! 見てください! カゲト様っ!」

「ん?」

「リッチを倒した所に、何か、アイテムがありますっ!」

 アイテムか。そういえばリッチを倒せばレアアイテムが手に入るかもしれない、と言っていたな。

 俺はリッチが落としたアイテムを拾う。

【ダークリングを入手した】※ダークリング、装備品である。装備品の分類としてはアクセサリであり、通常、武器や防具を装備したまま身に着けられる。
※闇属性の攻撃に対する耐性を得られる。闇属性から受けるダメージを半減する。

「リッチが落としたのは装飾品みたいだ……どうする?」

「それはもう、カゲト様が装備されたら良いのではないでしょうか?」

「いいのか?」

「ええ、勿論ですっ!」

 エステルは笑顔で答える。

「じゃあ、遠慮なく」

 俺はリッチがドロップした【ダーク・リング】を装備した。

 ちなみにこの戦闘を終えて、俺のLVが上がり、Gを入手する事ができた。エステルは元々レベルが高かったのと、成長率が違う為上がらなかったのだろう。また、新しい技スキルを修得する事ができた。

======================================

 ※先ほどの戦闘でLVが上がりました また技スキルを修得しました

臼井影人 16歳 男 レベル:15(NEW)

職業:無職

HP:75(NEW)※以下、パラメーターは更新されています

MP:75

SP:75

攻撃力:75

防御力:75

素早さ:75

魔法力:75

魔法耐性:75

運:75

資金:1500G (NEW)
装備:銅の剣 ※ 攻撃力+5 銅の防具 ※防御力+5

装飾品:『ダークリング』※闇属性のダメージを半減する

資金:1500G→3000G (NEW)

スキル:『HP成長適正大』『MP成長適正大』『防御力成長適正大』『素早さ成長適正大』『魔法力成長適正大』『魔法耐性成長適正大』『経験値取得効率向上』『レベルアップ上限突破』『資金獲得効率大』『炎耐性大』『水耐性大』『雷耐性大』『地耐性大』『光耐性大』『闇耐性大』『全武器装備可能』『全防具装備可能』

『アイテム保有上限突破』『魔獣、聖獣使い(※ありとあらゆるモンスターを使役する事ができる)』『勇者の証(※勇者が取得できる全技が習得可能になる)』『解析(アナライズ)』※モンスターのデータを解析し、読み取れるスキル。

技スキル:一刀両断【敵単体に大ダメージを与える剣技】※使用SP10 

回し斬り【自身の周辺にいる複数体のモンスターにダメージを与える件技】※使用SP20

気合斬り【敵全体に大ダメージを与える。ただし、発動までにチャージタイムが必要。チャージタイム中にダメージを食らうと中断されるというデメリットも存在する】※使用SP30(NEW)

アイテム:

ポーション※回復力小のポーション。一回限りの使い切り。消耗品。×5→1(NEW)


======================================

「よし……」

 順調に強くなってきている実感があった。

「目的は達成したし、とりあえずは人のいるところに戻ろうか」

「はい、そうしましょうか」

 こうして、俺達は来た道を戻っていく。

 そして、俺はこの時知らなかった。まさか、あの勇者ハヤトとの思ってもみない再会を果たす事になるとは、俺は夢にも思っていなかったのだ。

しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました

かにくくり
ファンタジー
 魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。  しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。  しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。  勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。  そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。  相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。 ※小説家になろうにも掲載しています。

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~

名無し
ファンタジー
 突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。  自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。  もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。  だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。  グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。  人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!

椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。 しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。 身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。 そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……

karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。

処理中です...