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激震!勇魔最終戦争…!
極限の闘い!
「………………やはりそうだった……人間には価値がまだあるじゃないか、カインよ、兄者よ! 貴様の計画は瓦解だ、プロジェクト:エターナルは終わりを告げる事になる!……この、人間によって!
やはり貴様の計画は完全に終わりだ……! 元より人間が不完全ゆえにと、人間には価値がない事が大前提の計画……貴様には荷が重すぎた……っ!」
「誰と話してやがるっ! 逃がすかぁぁぁぁあっ!」
「……こ……ふっ………」
互いの一撃は、それぞれお互いの身体を貫きあった。
2人して失墜する。
世界が、一瞬の一撃を以て崩れ去るように。
この2人も、どちらもかつて「救世主」と謳われた2人でさえも、あまりにも呆気なく、堕ちてゆく。
目を覚ませば、そこは地上。
すぐそばには、血を流し横たわっている……魔王が。
足は……よろけて上手く動かない。
それでも立ってみせる。
希望を見据えて。
「神威……きてくれ……」
もはや神威はエクスカリバーとしての輝きを失っており。
魔王も勇者も、正真正銘全てを、全力を出し尽くしていた。
手元に刀が収まる。
「終わりだ、魔王……俺の、いや、俺たちの、勝ちだ……!」
これは、1人でもぎ取った勝利じゃない、みんながいたからこそ、もぎ取れた勝利だ。
事実、誰1人でも欠けていれば、ここには到達できておらず、誰1人でもいなければ、俺はここまで頑張れなかった。
だからこそ、ここで終わらせる。
「おしまい……だ……!」
「他の魔族の為にも……まだまだ、終われんのでな……!」
「何———だとっ?!」
魔王はまるで死人のような、生気のない顔をして起き上がる。
「まだ来るか……!」
何度、コレで終わると思ったか。
もう全て、諦めかけた。
もちろん白だけに限らず、両者とも。だが。
覚醒したのは白だけではなかった。
「余は、嬉しい! 貴公のような強者と、人類の要を繋ぐ今の救世主と出会えた事がな!」
「うるせえ……いい加減にしてくたばっちまえ……!」
もう折れそうになった剣を。
既に息絶えそうになった刀を。
両者ともに、限界の最後まで酷使し使い果たす。
どちらかの剣が折れる、その時まで。
「背水の陣……!」
「させん……!」
一歩踏み出し、最期の力を振り絞り斬りかかる。
しかし、やはりというかその攻撃は防御され。
「さらばだ……!」
「終われないん……だよっ!」
神速を超える速さで繰り出された斬撃を、完全に受け流す。
攻め、守り、攻め、守り。
その繰り返しだったが、その先にこそ勝利はある……!
幾度となく続けられた打ち合いは、たった一撃の、最大出力の攻撃にて終わりを告げる。
「ガイア・コンソール……80%……!」
「神威、踏ん張ってくれ……!」
神核の込められた、2つの創世概念武装の衝突。
魔力を纏った斬撃の擦れる先に、赤雷がほとばしる。
逆光の先に。
「刀が……!」
「肉弾戦といこうではないかっ!」
両者の剣が、そのあまりにも凄まじい、神域のぶつかり合いに耐えられず後ろに吹き飛ぶ。
……が、戦う意志は、未だ折れず……!
「見よう見真似だ……多重幻覚境界面!」
「魔術領域か……! だがしかし、この神域の魔術師に通用するとでも……!」
多重幻覚境界面、ホロウミラーディメンジョン。
今まで見てきた技、つまり兄さんの技……!
……実際には見てはいないのだが、これが兄さんの技だと、この血が、この身体が、この神技がそう言っているのだから。
兄さん、少し技、借りるからなっ……!
「素晴らしい技術だが……無意味だっ!」
辺りに充満し始めた魔力がかき消される、しかし。
「ならば……背水の陣、手ノ項……!」
攻撃の手を休める訳にはいかない。
隙を見せれば、すぐさま斬首。
極限のせめぎ合い、もはや我慢比べ。
たったの一撃でも、ほんの少しでも多く、ダメージを与える!
「拳で余を止めようなどと……!」
魔王から発せられる、無数の紫の魔力斬撃。
「極ノ項……」
『白の世界』に入る。
目を閉じ、魔力の流動、空気の動き、僅かな音、それら全てを感知し完璧に攻撃を避ける。
もはや動かないと思われた身体に鞭を打ち、はち切れんばかりの脳髄をフル回転させる。
「避けられた……! 一体どうやって……!」
あまり俺を……
「ナメるなあっ!」
顔面に、その拳一発。
それもとびっきりのやつを。
「があっ……?!」
ここまで来たら、一気に畳み掛ける……!
「やられっぱなしな訳がなかろうっ!」
……が、一瞬にして自身の身体に叩きつけられる、魔王の拳の数々……!
「貴公と余では、くぐり抜けた死線が違う!」
「だから……何だってんだあっ!」
吐血しながらも、それでも倒れない。
絶対に、何があっても。
一度攻撃の手を休め、守りの体制に移る。
「怖気付いたか……?」
「違うな……見えたぜ、勝機……!」
迫り来る拳を避けながら、軽やかに後退する。
……そう、後ろには。
「……来い、神威……!」
ほんの少し、ほんの少しの勝機。
神剣は主を見つけた犬のように、すぐさまその右手に戻る。
だが、この一瞬が運命を分ける。
「……ぐ、はあ……っ!」
アルビオンアーマーが、その与えられた拳に耐えられず破損する。
同時に胸の骨も何本か折れる。
……がしかし、吹き出す熱気。
まるで燃え上がる今の決意のように。
「雪斬流……」
そう、今までの経験がものを言うこの戦い。
ならば、今こそ使う時だ。
「第一ノ奥義! 『月光雪下』!」
夜の闇に紛れ、その銀刃は轟く。
暗闇の中、雪降る夜に、一筋刺す月光の如く。
迫り来る金の残刀。
神の刃が今、煌めく……!
最後の一撃、月光雪下。
亡き師匠の、概念を形にした刃、無形的擬似概念武装。
できるかどうかは賭けだった。
しかし、やってみせた。
イメージから発動へ。
約1秒の間に、さまざまな思考が交錯する。
しかし残ったのは、決意のみであった。
「楽し……かったぞ、我が子孫、よ……」
歪曲する赤き血の弓。
最後に魔王は吐血し、それで完全に事切れた。
……訳ではなく、最後の悪あがきが残っていた。
やはり貴様の計画は完全に終わりだ……! 元より人間が不完全ゆえにと、人間には価値がない事が大前提の計画……貴様には荷が重すぎた……っ!」
「誰と話してやがるっ! 逃がすかぁぁぁぁあっ!」
「……こ……ふっ………」
互いの一撃は、それぞれお互いの身体を貫きあった。
2人して失墜する。
世界が、一瞬の一撃を以て崩れ去るように。
この2人も、どちらもかつて「救世主」と謳われた2人でさえも、あまりにも呆気なく、堕ちてゆく。
目を覚ませば、そこは地上。
すぐそばには、血を流し横たわっている……魔王が。
足は……よろけて上手く動かない。
それでも立ってみせる。
希望を見据えて。
「神威……きてくれ……」
もはや神威はエクスカリバーとしての輝きを失っており。
魔王も勇者も、正真正銘全てを、全力を出し尽くしていた。
手元に刀が収まる。
「終わりだ、魔王……俺の、いや、俺たちの、勝ちだ……!」
これは、1人でもぎ取った勝利じゃない、みんながいたからこそ、もぎ取れた勝利だ。
事実、誰1人でも欠けていれば、ここには到達できておらず、誰1人でもいなければ、俺はここまで頑張れなかった。
だからこそ、ここで終わらせる。
「おしまい……だ……!」
「他の魔族の為にも……まだまだ、終われんのでな……!」
「何———だとっ?!」
魔王はまるで死人のような、生気のない顔をして起き上がる。
「まだ来るか……!」
何度、コレで終わると思ったか。
もう全て、諦めかけた。
もちろん白だけに限らず、両者とも。だが。
覚醒したのは白だけではなかった。
「余は、嬉しい! 貴公のような強者と、人類の要を繋ぐ今の救世主と出会えた事がな!」
「うるせえ……いい加減にしてくたばっちまえ……!」
もう折れそうになった剣を。
既に息絶えそうになった刀を。
両者ともに、限界の最後まで酷使し使い果たす。
どちらかの剣が折れる、その時まで。
「背水の陣……!」
「させん……!」
一歩踏み出し、最期の力を振り絞り斬りかかる。
しかし、やはりというかその攻撃は防御され。
「さらばだ……!」
「終われないん……だよっ!」
神速を超える速さで繰り出された斬撃を、完全に受け流す。
攻め、守り、攻め、守り。
その繰り返しだったが、その先にこそ勝利はある……!
幾度となく続けられた打ち合いは、たった一撃の、最大出力の攻撃にて終わりを告げる。
「ガイア・コンソール……80%……!」
「神威、踏ん張ってくれ……!」
神核の込められた、2つの創世概念武装の衝突。
魔力を纏った斬撃の擦れる先に、赤雷がほとばしる。
逆光の先に。
「刀が……!」
「肉弾戦といこうではないかっ!」
両者の剣が、そのあまりにも凄まじい、神域のぶつかり合いに耐えられず後ろに吹き飛ぶ。
……が、戦う意志は、未だ折れず……!
「見よう見真似だ……多重幻覚境界面!」
「魔術領域か……! だがしかし、この神域の魔術師に通用するとでも……!」
多重幻覚境界面、ホロウミラーディメンジョン。
今まで見てきた技、つまり兄さんの技……!
……実際には見てはいないのだが、これが兄さんの技だと、この血が、この身体が、この神技がそう言っているのだから。
兄さん、少し技、借りるからなっ……!
「素晴らしい技術だが……無意味だっ!」
辺りに充満し始めた魔力がかき消される、しかし。
「ならば……背水の陣、手ノ項……!」
攻撃の手を休める訳にはいかない。
隙を見せれば、すぐさま斬首。
極限のせめぎ合い、もはや我慢比べ。
たったの一撃でも、ほんの少しでも多く、ダメージを与える!
「拳で余を止めようなどと……!」
魔王から発せられる、無数の紫の魔力斬撃。
「極ノ項……」
『白の世界』に入る。
目を閉じ、魔力の流動、空気の動き、僅かな音、それら全てを感知し完璧に攻撃を避ける。
もはや動かないと思われた身体に鞭を打ち、はち切れんばかりの脳髄をフル回転させる。
「避けられた……! 一体どうやって……!」
あまり俺を……
「ナメるなあっ!」
顔面に、その拳一発。
それもとびっきりのやつを。
「があっ……?!」
ここまで来たら、一気に畳み掛ける……!
「やられっぱなしな訳がなかろうっ!」
……が、一瞬にして自身の身体に叩きつけられる、魔王の拳の数々……!
「貴公と余では、くぐり抜けた死線が違う!」
「だから……何だってんだあっ!」
吐血しながらも、それでも倒れない。
絶対に、何があっても。
一度攻撃の手を休め、守りの体制に移る。
「怖気付いたか……?」
「違うな……見えたぜ、勝機……!」
迫り来る拳を避けながら、軽やかに後退する。
……そう、後ろには。
「……来い、神威……!」
ほんの少し、ほんの少しの勝機。
神剣は主を見つけた犬のように、すぐさまその右手に戻る。
だが、この一瞬が運命を分ける。
「……ぐ、はあ……っ!」
アルビオンアーマーが、その与えられた拳に耐えられず破損する。
同時に胸の骨も何本か折れる。
……がしかし、吹き出す熱気。
まるで燃え上がる今の決意のように。
「雪斬流……」
そう、今までの経験がものを言うこの戦い。
ならば、今こそ使う時だ。
「第一ノ奥義! 『月光雪下』!」
夜の闇に紛れ、その銀刃は轟く。
暗闇の中、雪降る夜に、一筋刺す月光の如く。
迫り来る金の残刀。
神の刃が今、煌めく……!
最後の一撃、月光雪下。
亡き師匠の、概念を形にした刃、無形的擬似概念武装。
できるかどうかは賭けだった。
しかし、やってみせた。
イメージから発動へ。
約1秒の間に、さまざまな思考が交錯する。
しかし残ったのは、決意のみであった。
「楽し……かったぞ、我が子孫、よ……」
歪曲する赤き血の弓。
最後に魔王は吐血し、それで完全に事切れた。
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※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
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