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断章Ⅱ〜最終兵器にアイの花を〜
真の絶望
「……まさか、この私が1回死ぬとは、思っても……いませんでした」
その声は、確実に———あの肉片より聞こえている。
……『1回死ぬ』だと?
まるで何回も死ぬ事が可能のような———否、おそらくそうなのであろう口振りが、最悪の予感を加速させる。
そうか、永遠不死者…………!
「まぁ……たった1度では、私を打倒など———無に等しく、あり得ない話ですが」
そう発せられた方角に、薄れかけた意識をもう一度傾けると———
上半身だけ再生した、男の姿が垣間見えていた。
「…………最……後、まで…………顔を、隠す…………なんて……」
……しかし、その顔は———やはり、右手に持った黒き仮面によって完全に隠されており。
結局男の正体については、白髪ということ以外には何も分からず。
まあ、そっか。
どこまでも敵わなかった、時間稼ぎになったかすら分かりはしない。
結局、その男にとっては———全て、茶番だったのだ。
「…………無意味、でしたね。……そんな事の為に命を散らさなければ、まだ貴方は生きられていたというのに」
「生きられていたのに」
くだらない言葉だった。
既に生に意味はない、期待など微塵もしていない私にとって、その言葉は何より無意味な言葉だった。
結局、私もアイツらと同じだった。
結局、私も人間だった。
だからこそ、死ぬ時はこうもあっさりと、こうも呆気なく、こうも無意味に———死んでゆく。
……でも、やっぱり今の私には、あの日々が———、
3番隊で、なんだかんだ仲良くやってたあの日々こそが、一番楽しかったんだな、と。
そう思ってしまったから、悪夢はここまで続いてしまった。
……でも、それも終わった。
死ぬ事を願われ、最後の最後で生きる事を願われた怪物は、たった今———死に絶えた。
その覚悟も、その決意も。
結局はどこまでも非力で、どこまでも無力で、どこまでも無意味だったのだ。
「……ツ…………バサ、君……………………分かった、今すぐ…………死んで、あげる……から、てんごくで………………まってて、ね……?」
ノイズに包まれてゆく、その薄れかけた景色は———私の心に安寧をもたらす。
「レイラちゃん…………怯え、ないで…………ね…………他人と接する事を…………やめた貴方、なんて……誰も、見たくはない…………でしょう、から……」
「…………さようなら、貴方は実に———よく働いてくれました」
———無惨にも、その身体は宙を舞った。
その声は、確実に———あの肉片より聞こえている。
……『1回死ぬ』だと?
まるで何回も死ぬ事が可能のような———否、おそらくそうなのであろう口振りが、最悪の予感を加速させる。
そうか、永遠不死者…………!
「まぁ……たった1度では、私を打倒など———無に等しく、あり得ない話ですが」
そう発せられた方角に、薄れかけた意識をもう一度傾けると———
上半身だけ再生した、男の姿が垣間見えていた。
「…………最……後、まで…………顔を、隠す…………なんて……」
……しかし、その顔は———やはり、右手に持った黒き仮面によって完全に隠されており。
結局男の正体については、白髪ということ以外には何も分からず。
まあ、そっか。
どこまでも敵わなかった、時間稼ぎになったかすら分かりはしない。
結局、その男にとっては———全て、茶番だったのだ。
「…………無意味、でしたね。……そんな事の為に命を散らさなければ、まだ貴方は生きられていたというのに」
「生きられていたのに」
くだらない言葉だった。
既に生に意味はない、期待など微塵もしていない私にとって、その言葉は何より無意味な言葉だった。
結局、私もアイツらと同じだった。
結局、私も人間だった。
だからこそ、死ぬ時はこうもあっさりと、こうも呆気なく、こうも無意味に———死んでゆく。
……でも、やっぱり今の私には、あの日々が———、
3番隊で、なんだかんだ仲良くやってたあの日々こそが、一番楽しかったんだな、と。
そう思ってしまったから、悪夢はここまで続いてしまった。
……でも、それも終わった。
死ぬ事を願われ、最後の最後で生きる事を願われた怪物は、たった今———死に絶えた。
その覚悟も、その決意も。
結局はどこまでも非力で、どこまでも無力で、どこまでも無意味だったのだ。
「……ツ…………バサ、君……………………分かった、今すぐ…………死んで、あげる……から、てんごくで………………まってて、ね……?」
ノイズに包まれてゆく、その薄れかけた景色は———私の心に安寧をもたらす。
「レイラちゃん…………怯え、ないで…………ね…………他人と接する事を…………やめた貴方、なんて……誰も、見たくはない…………でしょう、から……」
「…………さようなら、貴方は実に———よく働いてくれました」
———無惨にも、その身体は宙を舞った。
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