許嫁幼馴染が弟に純愛寝取られたので、俺は変わることにした。

wakaba1890

文字の大きさ
24 / 38

修学旅行1日目〜ウマブラ〜 不良仲間

しおりを挟む

「...ふぅ。」

 白木が入れてくれたお茶を飲みながら一息ついていると、自分の鞄が目に入り、あることを思い出した。

「あ、そういや、スイッチ持ってきたんだが、なんかやるか?」

「ほんと?!良いねっ!やろやろー」

 昨日の夜のこともあった中であったが、白木は変わらずどことなく距離が近かった。

「...お、おう。どれがいいか..」

「うーん、そうだね..二人で出来るゲームなら..」

 勢いそのまま、白木が背中に密着しており、白木は甘えるように、彼の肩に顎を乗せながら、スイッチの画面を見て、一緒にセレクションしていた、

(...近いっ!良い匂いっ!..可愛いっ!!)

 涼しい顔をなんとか保っていたものの、かなり危ぶまれるものだった。

 すると、白木は目星のゲームが見つかったようだった。

「...あっ!ウマブラやろーよ。」

「あー、そうだな。」

 正直、そのゲームは彼が前世から相当やり込んでいたゲームであり、正直フェアでは無いため少し躊躇した。

「やった、じゃあ、どうせなら何か罰ゲームが欲しいなー」

 しかし、彼の想定は杞憂に終わりそうで、白木はどこか自信満々にすでに勝気でいるようだった。

「へぇ、勝つ前提か..」

「うん!僕ウマブラで負けたことないからねっ!!」

 どうやら白木もかなりやるそうで、それは彼の強さを裏付けていた。

「ほぅ、その勝負、乗った。」

「じゃあ、罰ゲームは、負けた方が勝った方の願いを一つ叶える事でっ!」

「シェンロンかよ...」

「ふふっ、できる限りでいいよっ!」

「わかった・・ーー」

 白木はヨッシィーを選択し、俺は使い慣れた格ゲーのキャラを選択した。

「・・じゃあ、3先でやるか。・・ーー」

 3先で勝負した結果、2-1で彼が勝った。結構やりこんでいたゲームであったものの、かなり接戦で、次も勝てる保証は少なくともなかった位、白木はかなりの歴戦猛者だった。

「うわー負けこしちゃった...初めて負けたかも..」

「次やったら、勝てるかわからん..」

「ふふっ、称賛だと受け止めとくよ。」

「いや、本当だって.」

 正直、今回のマッチアアップは運も絡んだ勝利だったため、まだまだ白木の強さの底が見えなかった。

「..じゃあ、罰ゲームをしないとだね...」

 良い試合をした後の、心地の良い余韻に浸っていると、白木は思い出したかのようにモジモジとしながら、罰ゲームをどうするかと聞いてきた。

「..あー」

 久しぶりに好敵手と戦ったため、そのことを失念していた。

「...そうだな。」ちらっ

 何か一つお願いを叶えるとかだったなと、思い出しつつ、なぜか身を捩らせている白木を一瞥した。

「っ!....」

 すると、こちらの視線に気付いたのか、肩をビクッとさせ、目が合いそうになるとフイッと顔を逸らしていた。

(ちょっと、傷つくな..)

 嫌に思っているような意図はないのはわかっているが、いざ顔を逸らされると、嫌に傷つくものだった。

「....あんま無いな。」

 とはいえ、特に思い当たる願いはなかった。

「え..でも、その罰ゲームだから...」

 白木の真面目な性格ゆえか、言わば成すといったように、たとえ勝者の言葉といえども、それは帳消しにはならなそうだった。

「....うむ...そうだな...」

「..じゃあ、もう一戦やろうぜ。」

 しばらく考えていると、これだけで終わらせるのも勝ち逃げのようでずるいと思い、そう思い立った。 

「ぁ...うんっ!!」

 その後、結局、寝落ちするまでウマブラで戦った。

 正確には覚えていないが累計で44勝32敗で、なんとか勝ち越したがもう100戦やったら、マジで負け越しかねなかった。




「ーー・・ふぅ、やっぱ強いねー海道くん!」

「...白木もかなりヤるな。」

「へへっ、そうかな」

 白木は彼からの純粋な賞賛に照れながらも、未だ勝ち越せずにいる事から目の奥からは確かな闘志を燃やしていた。

「..飲み物切れたし、一旦休憩にするか。」

「うん。そうだね」

「じゃあ、コンビニでなんか買ってくる。」

「あっ、うん。・・ーー」

 白木はまだやり足りないようで、物足りなそうな顔をしていたが彼はもう行ってしまっていた。


「ーー・・ん、あれ...って」

 旅館の近所にあるコンビニに行くと、昨今の喫煙者の扱い具合を風刺しているように、かなり端っこで気休め程度の変装をした青鷺が気持ちよさそうにタバコを吸っていた。

 無警戒すぎる彼女に、彼は少し脅かしてやろうと一芝居打つ事にした。

「・・青鷺。お前、何を吸ってるんだ。」

「なっ!?..ちょ..これは...」

 先生に鉢あったと思った彼女は、帽子を深く被り直しながら一瞬で火のついたタバコを灰皿ポールに投げつけていた。

「...ふっ、動揺しすぎだ。青鷺」

 その様子が素直で、可愛らしくて、思わず笑みがこぼれた。

「なっ...なんだ...海道くんですか、びっくりさせないでくださいよ。」

 彼女は安堵のあまり大袈裟にしゃがみ込んでいた。

「..ったく、お前は無警戒にも程があるぞ。」

「えっ、いや、変装だって完璧ですし、アリバイ工作をしているので..」

 後者の文言は感心できるものであったが、彼女はどこか詰めが甘いというか、逆に目立つサングラスにサイズの合っていない帽子と半端な顎マスクと言った、奇抜な変装に仕上がっている様がそれを物語っていた。

「..いや、その変装で台無しだ。」

「えぇ...そんなに変ですかね..」

 スマホカバーの鏡で自らの様を確認するが、彼女からしたら至って普通に見えていたらしかった。

「...ちょっと、動くな。」

「うわっ...っと...」

 見かねた彼は、優しく彼女の帽子とサングラスとマスクを取って、彼がかぶっていた帽子を少し調節して彼女に深く被せた。

「..ほら、鏡で見てみろ。」

「おぉ...全然違いますね...」

 やったことといえばサングラスと、マスクをとって帽子を付け替えただけだが、それだけでも、夜という事や、メガネをつけていない事も相まって一目で彼女とは判別できなかった。

「てか、メガネなくても見えんのか?」

 そういえばと、初めてメガネをかけていない彼女の面を見たので、それが引っかかった。

「えぇ、タブレットに参考書を入れているので、あれはブルーライトカットメガネですね。ちなみに私は裸眼で視力は両目で2.0です。」

「そうだったのか..」

 今更ながら初耳で、未だ青鷺のみならずヒロインたちをそこまで詳細に把握していないと痛感した。

(..まぁ、ほとんど忘れちまったしな。)

「..あっ!これだと、海道くんの変装が...」

 心の中で言い訳をしていると、青鷺が無変装状態になってしまった彼を指摘した。

「あー...まぁ、大丈夫だろ。」

 しかし、彼は特になんとも思っていなかった。

「え、いや..無断外出なんてバレたら明日から先生と回る事になりますよ?!」
  
「まぁ...なんだ...揉み消せるし。」

 なんか嫌な感じに聞こえそうで、少々憚ったが事実を述べた。

「...あー..海道くんは、特生でしたね。」

 特生とは、主に学業面においてコンテストで優勝、入賞した生徒に与えられる特別資格であり、特生であればあらゆる事に融通が効くが、海道くんの場合は理事長の知人の知り合いなので、基本何も言われない。

「...まぁ...それもあるな。」

 彼はずっと見られている視線の先を一瞥した。

「ん?どうかしたんですか?」

「いや、別に。」

 彼女が彼がチラ見した方向を見るが、そこには何もおらずただ変なオブジェクトが建っているだけだった。 

(...まぁ、今も虎野関係の私設警備からガッツリ見張られてるし、変なとこに行かないよう、生徒の安全は担保されてんだろ。)

 虎野とかソフィアもそうだが、数学オリンピックや物理オリンピックに出てるような要人に近い生徒もいるため、過度な警備とまではいえなかった。

 などと考えていると、ふと手持ち無沙汰な彼女がクルクルと上手に回しているタバコが目に入った。

「...一本もらえるか」

「えっ...吸うんですか?やっぱ不良さんでしたか...どうぞ。」

 ただ、彼は興味本位で言ってみただけだったが、しっかり不良認定された。

「いや、そういうわけじゃねぇが...」

カチッ

 彼は彼女からタバコを一本もらい口に咥え、フィルターを噛んだ。

「いいんですよ、私達の仲ですから...」

カチッ

 そして、それに釣られるかのように彼女も自然にタバコを加え火をつけた。

「ほら、海道くんも....って、ライター切れちゃいましたね...」

「....。」

 丁度、彼女が火をつけたところでライターのオイルが切れたようだった。

「すみません買ってきま..ぇっ..」

 そして、彼女がコンビニに買いに行こうとしたところ、彼に肩を掴まれ体が硬直した途端、彼の顔が寸前まで近づいた。

「...あのっ..ぇ..」

 そういうつもりだと思い、覚悟が固まる間もなく無力に目を閉じるが、一向にそれを訪れなかった。

「..うごくな。」

 恐る恐る目を開けると、彼は彼女のタバコの火をもらっており、シガーキスであったが、彼女の思っていたものとは違っていた。

「...スゥ..パァー...まぁまぁだな。」

 十分に火元をもらった彼は、彼女の意外にもガッチリしている肩を離し、喫煙を反芻していた。

「...くぅ...び、びっくりさせないでくださいよぉ...」

 彼女は一杯一杯な様子で、腰が抜けるように再びしゃがみ込んでいた。

「?...仲間とこういうのやった事あるだろ」

「いや、あり、ありますけど...男性とはないですよぉ...もぅ。」ポンっ

 耳を真っ赤にさせながら、彼女はなけなしの抵抗として彼の肩にパンチした。

「ふっ...意外とウブなんだな。」

 暴走族の女といったら、大体の不良行為はやっていそうだが、どうやら彼女はそういう部類の不良ではなさそうだった。

「もぅ、勘弁してほしいです...」

 彼女はそう言いながらも、喫煙を中断することはなく、それが気になったためふと聞いてみる事にした。

「..それより、タバコやめられないのか?」

「え、えぇ...まぁ、やめたいとは思ってるんですけど。スパー..」

 嗜好品とは恐ろしいもので、やめたいと思っている最中でも喫煙を続行させてしまっていた。
 
「おいおい...」

「海道くんは、普段吸うんですか?」

 そういえばと彼の喫煙シーンを見るのは初めてであり、普段も喫煙者特有の匂いがしなかったことから疑問に思った。

「いや、吸わないな。これが初めてだ。」

「なっ?!..そうだったんですか?...わ、私はパンドラの箱を開けさせてしまった..」

 彼女が勧めたわけではないが、少なからず罪悪感を覚えていた。

「ふっ、それは心配ない。」

 彼はそう言ってタバコを灰皿ポールに捨てた。

「?...まぁ、あんまりハマらない人はハマらないですからね。」

 変に理性が強くなったせいで、こういった依存性の高いものにはハマりずらくなっていた。

「して、青鷺。お前、そのうちバレるぞ」

「っ..まぁ、そうですよね..」
 
 前回も今回も俺が鉢あっただけで不問として免れていたが、彼女がやめない限り、こういった事態は起こりかねなかった。

「それに、子供とかが困るだろ。」

「こ、子供っ?!...ま、まぁ...そうですけど...」

 そう子供は女にしか産めない。偉そうだが、もっと気を使って欲しかった。

「まぁ、これからそういうのにならないってなら、別だがな。」

 高度なマッチングサービスと、図らずとも最適化されたこの世界の日本は、少子化を克服していたものの、今はそういう時代でもないため、色んな生き方ができるのも事実であった。

「....そりゃ、その...欲しいですよ..いつかは...」

 しかし、彼女はそれに当てはまらなかったようだった。

「...ちょっと貸せ。」

「っと...まぁ、いいですけど。」

 それを聞いた彼は、彼女が咥えていた吸いかけのタバコを取り、ちょっとした催眠療法を施すことにした。

「火元をじっくりと見てみろ。」

「は、はい...」

 タバコの先端から段々と灰になっている様を注視させた。

「...この灰は、青鷺がこれからタバコにかける時間とお金と、健康だ。」

「...はい。」

「...ただ一時の惰性的な快楽を消費するためだけに、青鷺の子供や家族が犠牲になって...」

「...ぅ..はい。」

 嫌悪感をあらわにした表情をしていたが、ここで辞めては意味がないので続けた。

「...下顎タプタプのタバコ会社の重役を、ぶくぶくと太らせるだけの肥やしになる。」

「....うぅ...。」

「...だから、そんなものは今すぐやめろ。」

「....はい。」

 そう言って彼は持っていたタバコを灰皿ポールに投げ捨てた。

「..どうだ。」

「...うーん、何んか辞めれそうな気がしますっ!」

 彼女はそう言いながら、手に持っているタバコの箱をコンビニのゴミ箱に投げ捨てた。

「...運がいいな。」

 正直、催眠療法などは向き不向きがあるため、効き目があるかどうかは保証できなかったが、今回は運良くうまく行った。

「え?」

「いや、なんでも。」

 とにかく、このパターンであれば成功したと言ってもよかったので、フラグでもなんでもなく、とりあえず明日から彼女が隠れてタバコを吸うことはないと思えた。

「...うぅーん..なんだか、胸の奥がスゥーッと透き通った感じがします!」

「...そうか。」

 この時、ようやくチート能力が人のためになった気がし、夜風がいつもより心地よかった。

 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。

四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……? どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、 「私と同棲してください!」 「要求が増えてますよ!」 意味のわからない同棲宣言をされてしまう。 とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。 中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。 無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!

竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」 俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。 彼女の名前は下野ルカ。 幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。 俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。 だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている! 堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!

処理中です...