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別大陸編

上位魔法を教える

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麗夜「おーい、来たぞ。」
ランネ「あら、早いわね。早速で悪いけど魔法を教えてくれるかしら?」
麗夜「ああ。どこか教える場所とかは有るのか?」
ランネ「あら、それならここで大丈夫よ?貴方なら好きになってくれるかもなんだけど他のみんなは分かってくれないのよね。」
麗夜「ん?何がだ?」
ランネ「この図書館ね。ある言葉を言うと形が変わって訓練場などに変わるのよ。今日は訓練だからあの言葉ね。見といて。」
『ヴァインズ』
ランネがその言葉を言うと、図書館が揺れ始め本棚が地面や壁に埋まっていき、再び出てきたと思うと壁は石に、地面からは魔法の練習用に使うような的がでてきた。
麗夜「おお!これはかっこいいな!俺もここら辺に家を作ってこの仕掛け作ろうかな?」
ランネ「ふふ。貴方ならそういう反応をしてくれると思ったわ。それにこの仕掛けによって家は大きくしなくても良いもの。」
麗夜「うーん、この大木を真似して作ってみようかな?」
ランネ「それならここの木をもっと大きくして二人で住むかしら?」
麗夜「お、それいいな。ここの図書館の本も読みたいと思ってたからな。なら、ギルドの方にゲートをつくるか。あ、そういえばガランってギルドに住むのか?」
ランネ「それなら大丈夫よ。あいつは結婚してるしね。」
麗夜「そうか。なら、別にいいか。...んじゃ魔法を教えていくが、おれの影達に教わってくれないか?外で。俺はここを大きくするから。」
ランネ「わかったわ。今日教えてもらうのはいくつあるの?」
麗夜「ん?全属性だ。」
ランネ「あら、それは嬉しいわね。何からやればいい?」
麗夜「うーん、炎が一番楽だと思うぞ。」
ランネ「わかったわ。それから始めていくわ。」
麗夜「んじゃ、それぞれの属性に特化した影を出すから頑張れよ。」
『闇属性魔法《影分身》×8』
麗夜「この色で属性が変わってるからな。んじゃ頑張れよ。」
ーーーーーーーーーーーーーー
ランネ「教わる前に何があるか聞いていいかしら。」
赤影「炎、水賢、嵐、岩、雷神、氷帝、聖光、暗黒の8つだ。簡単なのは炎、嵐だと思うぞ。」
ランネ「ならまずは炎からやりましょう。」
赤影「わかった。炎では《炎蛇》って言うのを教える。これは、炎を纏った蛇だな。イメージによって蛇の数が変わるが取り合えず1匹からだ。」
ランネ「蛇ね。わかったわ。」
『えっと、蛇のイメージを火ひに変換してから、よしできたわ。
炎魔法《炎蛇》』
ランネ「...あら?失敗かしら。」
赤影「イメージは合ってるが属性が間違っているな。火と炎は違うぞ。見本を見せるからよく見ておけ。まずは火からだ。」
ボと音をたててオレンジ色の火がゆらゆらと燃えている。
赤影「次は炎だ。さっきとの違いをみていろ。」
ボッとおとをたてて紅色の炎がメラメラと燃えている。
ランネ「火の方は優しい感じだけど、炎は怒りなどが混じっている感じね。」
赤影「属性には感情があると言っていただろ。火の感情が怒りと言うのはこれのことだ。これをイメージしてもう一度やれ。」
ランネ「わかったわ。」
『紅く燃え盛る炎が蛇を纏っているイメージで
炎魔法《炎蛇》』
するとメラメラも燃えた炎を纏った蛇が出てきた。
ランネ「やった♪成功だ。」
赤影「これをいくつも一度に出していくともっと強い魔法になる。見ておけ。」
『炎魔法《炎蛇》』
すると今度は、紅く燃え盛る炎を纏った蛇がいくつも出てきた。
赤影「このようにイメージ次第で威力や大きさなどが変わる。」
ランネ「これは面白いわね。次に行きましょう。」
緑影「次は嵐だ。嵐では《トルネード・メモリー》というのを教えるが、まずは《トルネード》からだな。イメージがしっかりとできるんなら《トルネード》は要らないんだがな。」
ランネ「竜巻ならイメージは出来るわよ。」
緑影「めんどくさいから実際に見せるわ。」
『嵐魔法《トルネード》』
すると、一点に風が集まり始めそれがだんだん大きくなりついには周りの物まで巻き込むほどに大きくなった。
緑影「これがトルネードだ。んじゃやれ。」
ランネ「これはすぐにできそうだわ。」
『一点に風を集めそれを上に一気に引き上げて
嵐魔法《トルネード》』
ランネ「うん、できたわ。じゃ、《トルネード・メモリー》を教えてくれるかしら。」
緑影「《トルネード・メモリー》はトルネードを自在に操る魔法だ。大きくしたり、小さくしたり、圧縮したりと色々なことが出来る。」
『嵐魔法《トルネード・メモリー》』
すると、トルネードが小さくなり影の手のひらにいった。
緑影「このように自在に操れる。武器に纏わせることも可能だ。取り合えずは小さくすることを考えて少しずつ練習すればいいだろ。」
ランネ「わかったわ。やってみる。」
『この嵐を出来るだけ小さくイメージをしてトルネードを標的にして
《トルネード・メモリー》』

ランネ「...出来た?」
緑影「成功だ。」
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