13 / 60
ラッキースケベ?
しおりを挟む
そして、三人で仲良く話していると……。
カツカツと音を立てて、ミレーユさんがやってきた。
その姿と雰囲気は、相変わらずの美女である。
「おや、ここにいたのか」
「ミレーユさん、どうもです。俺に何か用ですか?」
「ミ、ミレーユ様でしょ!?」
「イタっ!?」
急に、セリスに頭を叩かれた。
セリスを見ると、その表情は驚愕に染まっていた。
「えっ? なに? 知り合いなの?」
「し、知り合いもなにも……もう! 貴方ってば!」
「で、でも、わたしも知らないです……ごめんなさい」
「ううん、カレンは仕方ないわよ。あのね、この方は……」
すると、ミレーユさんが手を出してセリスの言葉を遮る。
「セリス、自分で自己紹介をするから平気だ。もう少し引っ張りたかったが、流石に可哀想だ。改めまして、ミレーユ-アストレイという。一応、王家の血に連なる公爵家の者だ」
「……これは失礼いたしました」
「いや、私も敢えて言わなかったしな。まあ、少し寂しい気もするが」
「じゃあ、こっちの方がいいですかね?」
「ほう……そうしてくれると助かる」
すると、セリスが俺を引っ張り顔を寄せてくる。
あの、どうでもいいけど……顔が近くて困るんですけど。
俺は今だに、男の子だと思ってたギャップがあるし。
「ちょっと? 何を考えてるの? 相手は我が国に二つしかない公爵家の、それも紅蓮のミレーユと言われる有名な方なのよ? それを、普通の先輩みたいに扱うなんて」
「だって、ここでは身分は関係ないんでしょ? それに、本人が良いって言ってるし」
「い、いや、それはそうなんだけど……それは建前というか」
「そうなの? でも、一番偉い先生が言ったってことはそっちが正しいよね?」
「……そうなのよね。うん、本来ならユウマの言ってることが正しい」
「まあまあ、二人とも。ひとまず、こっちを向いてくれるか? ふふ、仲がいいのはわかったけど」
その言葉に反応し、俺とセリスが飛び跳ねるように離れる!
今更だけど、めちゃくちゃ恥ずかしくなってきた。
「べ、別に仲良くなんか……」
「ふむ、初々しいことだ。それより、ユウマ君のいう通りだ。ここでは身分が関係ないと言っているのに、いつの間にかこんな風になってしまった。ユウマ君さえ良ければ、学校にいる時くらいは普通にしてくれるかな?」
「はい、俺でよければ」
「感謝する……本当に面白い子だ」
「別に普通ですよ。そういえば、何か用があったのでは?」
今更だけど、ここにめちゃくちゃ注目が集まっているし。
美少女と美女がいるから当然といえば当然か。
……あれ? 俺、今のところ女の子しか知り合ってなくない?
「ああ、君に用がある。試験が始まるからついてきてくれ」
「あれ? まだ呼ばれてないと思うんですけど」
「君は特別だからね。私が直に見ることになってる。だから昨日、また明日と言ったのだ」
「あっ、なるほど……では、お願いします」
「うむ、こちらに来るといい。そこの二人も見たいなら見て良い」
すると、二人が頷く。
そして四人で、体育館の横にある扉から、広場に出る。
そこは平地になっており、四方にはポールが設置されていた。
「あれは知ってるかな?」
「ええ、師匠と鍛錬するときに使いました。魔法の障壁を作る装置ですね。あと、魔法を食らってもダメージを軽減できるとか」
「なら説明はいらないか。君は私と魔法戦をしてもらう」
「わかりました。ルールはどうしますか?」
「別に戦闘が目的ではなく、君の力を測るだけだ。なので動かずに、その場で魔法の撃ち合いをする。君は私の魔法を防いだり、打ち消したりすれば良い」
「なるほど……いつもより楽ですね」
俺はエリスと魔法の打ち合いをしてから、ライカさんと近接戦闘の鍛錬をしていた。
魔力と体力が空っぽになるまでやらされていたなぁ……自分が頼んだこととはいえ。
よく見ると、バリアの外に校長先生がいた。
「ふむ、観客も揃ったようだね。では、英雄バルムンクの末裔の力を見せてもらおうか……行くぞ!」
「そう言われたら引くわけにはいかないですね。ええ、いつでもどうぞ」
「ならば! いでよ炎の玉——ファイアーボール!」
俺に向かって、人の頭くらいの火の玉が迫ってくる。
ふむふむ、その髪の色と同じ炎属性ってわけか。
「いでよ水の玉——アクアボール」
「ふむ、相性の悪い属性とはいえ、私の炎を打ち消すか。四大魔法の相性については?」
「知ってますよ。水が火に強く土に弱い、火が風に強く水に弱い、風は土に強く火に弱い、土は水に強く風に弱いでしたっけ」
「ああ、それであっている。あとは特質系である光、闇があるな。では、これはどうかな? 言っておくが、これを防げれば上等だ。炎の矢よ敵を射よ——フレイムアロー!」
これは貫通力が高そうな魔法だ。
相性が悪くとも、魔力の質の高さで防ぐのはきつそう。
そうなると……これかな。
「水の壁よ、我が身を守れ——アクアウォール!」
「ふふ、それで私の魔法を防げるとでも……なに?」
俺の水の壁は、炎の矢に貫かれつつも、最後の一枚で防ぎきった。
「ふぅ、二枚目を抜かれるとは思わなかったなぁ」
「なんと、あの短い間に三枚の水の壁を作ったというのか。その詠唱の速さと判断力、そして防ぐ魔力の質の高さ……なるほど、あの方が推薦するだけのことはある」
「推薦? そういや、俺って国王陛下に頼まれてきたんだっけ」
「ふっ、そのことを含めて後日きちんと話をしよう。さて、本来なら文句なしで合格なのだが……それではつまらない。もう一発、受けてもらえるかな?」
「ええ、良いですよ。俺も久しぶりに楽しいですし」
「それは良かった。では、参る………炎の槍よ、敵を燃やし貫け——フレイムランス!」
中級魔法であるランス系だけど、魔力量から察するにかなりの威力を持ってそう。
おそらく、普通の水魔法だと防げない……こっちも本気で行きますか!
「荒れ狂う水よ、敵を飲み込め——リヴァイアサン」
「なっ!? 水の龍!?」
俺の放った龍をかたどった水が、炎の槍を飲み込み——ミレーユさんに直撃する!
でも、ダメージはないから平気なはず。
「……これは参ったな。まさか、上級魔法とはいえ撃ち負けるとは」
「いえいえ、属性的な問題もありますから」
「やれやれ、これでも学校ではそれなりの腕前だったのだが……」
「へぇ、ミレーユさんでそれなり……あっ」
「どうしたのだ? ……っ~!?」
そこで同時に気づいた。
俺の魔法によってダメージこそないが、ミレーユさんがずぶ濡れだということに。
下着が透け、その豊満な身体のラインが出てしまっていた。
「す、すみません!」
「い、いや、これは不可抗力だ。何より、最後の勝負を仕掛けたのは私だ」
「と、とりあえず、これをどうぞ」
俺はなるべく見ないようにして、自分の上着をミレーユさんにかける。
なんというか、目に毒すぎるし。
「ふふ、紳士なのだな?」
「い、いえ、普通ですよ」
「ふむ、男ならチャンスだとばかり見ると思っていたが……本当に興味深い男だ。これは責任を取ってもらわねばなるまいか」
「いやいや! 無理ですって!」
「ははっ! 振られてしまったか……今日は楽しかった。では、これにて試験は終わりとしよう。あとは、明日の結果を待つと良い。ちなみに、これを借りても? 明日には返すと約束する」
「こちらも楽しかったです。はい、どうぞご自由にお使いください」
「感謝する。それでは、また後日改めて」
そして、校庭側に向かって歩いていく。
……めちゃくちゃエロかったと思ったのは内緒です。
カツカツと音を立てて、ミレーユさんがやってきた。
その姿と雰囲気は、相変わらずの美女である。
「おや、ここにいたのか」
「ミレーユさん、どうもです。俺に何か用ですか?」
「ミ、ミレーユ様でしょ!?」
「イタっ!?」
急に、セリスに頭を叩かれた。
セリスを見ると、その表情は驚愕に染まっていた。
「えっ? なに? 知り合いなの?」
「し、知り合いもなにも……もう! 貴方ってば!」
「で、でも、わたしも知らないです……ごめんなさい」
「ううん、カレンは仕方ないわよ。あのね、この方は……」
すると、ミレーユさんが手を出してセリスの言葉を遮る。
「セリス、自分で自己紹介をするから平気だ。もう少し引っ張りたかったが、流石に可哀想だ。改めまして、ミレーユ-アストレイという。一応、王家の血に連なる公爵家の者だ」
「……これは失礼いたしました」
「いや、私も敢えて言わなかったしな。まあ、少し寂しい気もするが」
「じゃあ、こっちの方がいいですかね?」
「ほう……そうしてくれると助かる」
すると、セリスが俺を引っ張り顔を寄せてくる。
あの、どうでもいいけど……顔が近くて困るんですけど。
俺は今だに、男の子だと思ってたギャップがあるし。
「ちょっと? 何を考えてるの? 相手は我が国に二つしかない公爵家の、それも紅蓮のミレーユと言われる有名な方なのよ? それを、普通の先輩みたいに扱うなんて」
「だって、ここでは身分は関係ないんでしょ? それに、本人が良いって言ってるし」
「い、いや、それはそうなんだけど……それは建前というか」
「そうなの? でも、一番偉い先生が言ったってことはそっちが正しいよね?」
「……そうなのよね。うん、本来ならユウマの言ってることが正しい」
「まあまあ、二人とも。ひとまず、こっちを向いてくれるか? ふふ、仲がいいのはわかったけど」
その言葉に反応し、俺とセリスが飛び跳ねるように離れる!
今更だけど、めちゃくちゃ恥ずかしくなってきた。
「べ、別に仲良くなんか……」
「ふむ、初々しいことだ。それより、ユウマ君のいう通りだ。ここでは身分が関係ないと言っているのに、いつの間にかこんな風になってしまった。ユウマ君さえ良ければ、学校にいる時くらいは普通にしてくれるかな?」
「はい、俺でよければ」
「感謝する……本当に面白い子だ」
「別に普通ですよ。そういえば、何か用があったのでは?」
今更だけど、ここにめちゃくちゃ注目が集まっているし。
美少女と美女がいるから当然といえば当然か。
……あれ? 俺、今のところ女の子しか知り合ってなくない?
「ああ、君に用がある。試験が始まるからついてきてくれ」
「あれ? まだ呼ばれてないと思うんですけど」
「君は特別だからね。私が直に見ることになってる。だから昨日、また明日と言ったのだ」
「あっ、なるほど……では、お願いします」
「うむ、こちらに来るといい。そこの二人も見たいなら見て良い」
すると、二人が頷く。
そして四人で、体育館の横にある扉から、広場に出る。
そこは平地になっており、四方にはポールが設置されていた。
「あれは知ってるかな?」
「ええ、師匠と鍛錬するときに使いました。魔法の障壁を作る装置ですね。あと、魔法を食らってもダメージを軽減できるとか」
「なら説明はいらないか。君は私と魔法戦をしてもらう」
「わかりました。ルールはどうしますか?」
「別に戦闘が目的ではなく、君の力を測るだけだ。なので動かずに、その場で魔法の撃ち合いをする。君は私の魔法を防いだり、打ち消したりすれば良い」
「なるほど……いつもより楽ですね」
俺はエリスと魔法の打ち合いをしてから、ライカさんと近接戦闘の鍛錬をしていた。
魔力と体力が空っぽになるまでやらされていたなぁ……自分が頼んだこととはいえ。
よく見ると、バリアの外に校長先生がいた。
「ふむ、観客も揃ったようだね。では、英雄バルムンクの末裔の力を見せてもらおうか……行くぞ!」
「そう言われたら引くわけにはいかないですね。ええ、いつでもどうぞ」
「ならば! いでよ炎の玉——ファイアーボール!」
俺に向かって、人の頭くらいの火の玉が迫ってくる。
ふむふむ、その髪の色と同じ炎属性ってわけか。
「いでよ水の玉——アクアボール」
「ふむ、相性の悪い属性とはいえ、私の炎を打ち消すか。四大魔法の相性については?」
「知ってますよ。水が火に強く土に弱い、火が風に強く水に弱い、風は土に強く火に弱い、土は水に強く風に弱いでしたっけ」
「ああ、それであっている。あとは特質系である光、闇があるな。では、これはどうかな? 言っておくが、これを防げれば上等だ。炎の矢よ敵を射よ——フレイムアロー!」
これは貫通力が高そうな魔法だ。
相性が悪くとも、魔力の質の高さで防ぐのはきつそう。
そうなると……これかな。
「水の壁よ、我が身を守れ——アクアウォール!」
「ふふ、それで私の魔法を防げるとでも……なに?」
俺の水の壁は、炎の矢に貫かれつつも、最後の一枚で防ぎきった。
「ふぅ、二枚目を抜かれるとは思わなかったなぁ」
「なんと、あの短い間に三枚の水の壁を作ったというのか。その詠唱の速さと判断力、そして防ぐ魔力の質の高さ……なるほど、あの方が推薦するだけのことはある」
「推薦? そういや、俺って国王陛下に頼まれてきたんだっけ」
「ふっ、そのことを含めて後日きちんと話をしよう。さて、本来なら文句なしで合格なのだが……それではつまらない。もう一発、受けてもらえるかな?」
「ええ、良いですよ。俺も久しぶりに楽しいですし」
「それは良かった。では、参る………炎の槍よ、敵を燃やし貫け——フレイムランス!」
中級魔法であるランス系だけど、魔力量から察するにかなりの威力を持ってそう。
おそらく、普通の水魔法だと防げない……こっちも本気で行きますか!
「荒れ狂う水よ、敵を飲み込め——リヴァイアサン」
「なっ!? 水の龍!?」
俺の放った龍をかたどった水が、炎の槍を飲み込み——ミレーユさんに直撃する!
でも、ダメージはないから平気なはず。
「……これは参ったな。まさか、上級魔法とはいえ撃ち負けるとは」
「いえいえ、属性的な問題もありますから」
「やれやれ、これでも学校ではそれなりの腕前だったのだが……」
「へぇ、ミレーユさんでそれなり……あっ」
「どうしたのだ? ……っ~!?」
そこで同時に気づいた。
俺の魔法によってダメージこそないが、ミレーユさんがずぶ濡れだということに。
下着が透け、その豊満な身体のラインが出てしまっていた。
「す、すみません!」
「い、いや、これは不可抗力だ。何より、最後の勝負を仕掛けたのは私だ」
「と、とりあえず、これをどうぞ」
俺はなるべく見ないようにして、自分の上着をミレーユさんにかける。
なんというか、目に毒すぎるし。
「ふふ、紳士なのだな?」
「い、いえ、普通ですよ」
「ふむ、男ならチャンスだとばかり見ると思っていたが……本当に興味深い男だ。これは責任を取ってもらわねばなるまいか」
「いやいや! 無理ですって!」
「ははっ! 振られてしまったか……今日は楽しかった。では、これにて試験は終わりとしよう。あとは、明日の結果を待つと良い。ちなみに、これを借りても? 明日には返すと約束する」
「こちらも楽しかったです。はい、どうぞご自由にお使いください」
「感謝する。それでは、また後日改めて」
そして、校庭側に向かって歩いていく。
……めちゃくちゃエロかったと思ったのは内緒です。
411
あなたにおすすめの小説
ダンジョン冒険者にラブコメはいらない(多分)~正体を隠して普通の生活を送る男子高生、実は最近注目の高ランク冒険者だった~
エース皇命
ファンタジー
学校では正体を隠し、普通の男子高校生を演じている黒瀬才斗。実は仕事でダンジョンに潜っている、最近話題のAランク冒険者だった。
そんな黒瀬の通う高校に突如転校してきた白桃楓香。初対面なのにも関わらず、なぜかいきなり黒瀬に抱きつくという奇行に出る。
「才斗くん、これからよろしくお願いしますねっ」
なんと白桃は黒瀬の直属の部下として派遣された冒険者であり、以後、同じ家で生活を共にし、ダンジョンでの仕事も一緒にすることになるという。
これは、上級冒険者の黒瀬と、美少女転校生の純愛ラブコメディ――ではなく、ちゃんとしたダンジョン・ファンタジー(多分)。
※小説家になろう、カクヨムでも連載しています。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!
ユーリ
ファンタジー
気がつくと、見知らぬ部屋のベッドの上で、状況が理解できず混乱していた僕は、鏡の前に立って、あることを思い出した。
ここはリュカとして生きてきた異世界で、僕は“落ちこぼれ貴族の息子”だった。しかも最悪なことに、さっき行われた絶対失敗出来ない召喚の儀で、僕だけが失敗した。
そのせいで、貴族としての評価は確実に地に落ちる。けれど、両親は超が付くほど過保護だから、家から追い出される心配は……たぶん無い。
問題は一つ。
兄様との関係が、どうしようもなく悪い。
僕は両親に甘やかされ、勉強もサボり放題。その積み重ねのせいで、兄様との距離は遠く、話しかけるだけで気まずい空気に。
このまま兄様が家督を継いだら、屋敷から追い出されるかもしれない!
追い出されないように兄様との関係を改善し、いざ追い出されても生きていけるように勉強して強くなる!……のはずが、勉強をサボっていたせいで、一般常識すら分からないところからのスタートだった。
それでも、兄様との距離を縮めようと努力しているのに、なかなか縮まらない! むしろ避けられてる気さえする!!
それでもめげずに、今日も兄様との関係修復、頑張ります!
5/9から小説になろうでも掲載中
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる