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第11章~強くなるために~
第113話(フレイン視点)
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――うーん……結局行けなくなってしまったなぁ……。
自分だけでも行けばよかったのかもしれないけど、弟がいない状態で自分だけ挨拶に行ってもあまり意味がない気がする。バルドルはアクセルの顔を見たがっていたのだし。
まあ、日を改めて再度訪問すればいいか……と考え、もう一度ザザッと手紙に目を通してみた。
「……ありゃ?」
食事会の日付とカレンダーを照らし合わせ、曜日を確認してみる。なんか一日ズレているような……と思ったら、やはり一日ズレていたようだ。
――食事会って、明日だったんだ……。
どうやら曜日を間違えていたようだ。週の半ばって書いてあったから水曜日だと思い込んでいたけれど、神々の世界では月曜日から一週間をカウントするのが常識らしい。つまり、バルドルの言う週の半ばとは木曜日のことである。
――これはわかりにくいなぁ……。私じゃなくても勘違いしちゃうじゃないか。
やれやれ……と肩を落としていると、スープの鍋がぷしゅー……と吹きこぼれた音がして、慌てて火加減を弱めた。
仕上げに塩・こしょうで味を調え、完成したスープをピピに持って行く。今日は肉が多めのシチュー風に作ってみた。
「お待たせ、ピピちゃん。ご飯できたよ」
「ぴー」
美味しそうな匂いを嗅ぎつけ、ピピが小屋から出てきた。フレインも自分の昼食を皿に盛り、ベランダで食事をとることにした。
――これ、作りすぎちゃったなぁ……。
自分だけでも行けばよかったのかもしれないけど、弟がいない状態で自分だけ挨拶に行ってもあまり意味がない気がする。バルドルはアクセルの顔を見たがっていたのだし。
まあ、日を改めて再度訪問すればいいか……と考え、もう一度ザザッと手紙に目を通してみた。
「……ありゃ?」
食事会の日付とカレンダーを照らし合わせ、曜日を確認してみる。なんか一日ズレているような……と思ったら、やはり一日ズレていたようだ。
――食事会って、明日だったんだ……。
どうやら曜日を間違えていたようだ。週の半ばって書いてあったから水曜日だと思い込んでいたけれど、神々の世界では月曜日から一週間をカウントするのが常識らしい。つまり、バルドルの言う週の半ばとは木曜日のことである。
――これはわかりにくいなぁ……。私じゃなくても勘違いしちゃうじゃないか。
やれやれ……と肩を落としていると、スープの鍋がぷしゅー……と吹きこぼれた音がして、慌てて火加減を弱めた。
仕上げに塩・こしょうで味を調え、完成したスープをピピに持って行く。今日は肉が多めのシチュー風に作ってみた。
「お待たせ、ピピちゃん。ご飯できたよ」
「ぴー」
美味しそうな匂いを嗅ぎつけ、ピピが小屋から出てきた。フレインも自分の昼食を皿に盛り、ベランダで食事をとることにした。
――これ、作りすぎちゃったなぁ……。
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