1,684 / 2,487
第15章~些細なすれ違い~
第43話*
しおりを挟む
「まあでも、長時間使うのは身体に悪いみたいだからもう抜いちゃうね。お前の反応、もっと見てみたかったけど、また今度使ってみよう」
「……あ!?」
ずるり、と金属棒が出て行く気配がして、アクセルはびくんと身体を強張らせた。
抜いてくれるのは嬉しいが、今抜かれたら溜まった熱まで噴き出してしまう。
ただでさえイったばかり――それどころか、今もイき続けているところなのに――こんなところで抜かれたら解放感で失神してしまいそうだ。
「だ、だめ……兄上待っ……!」
「ありゃ、お前これ好きになっちゃった? 最初は『やだ』って言ってたのに」
「そ、じゃなくて……」
「何だかんだで、お前も結構な好き物だね。私によく似てる」
「っ……」
「でも、お前の『やだ』は煽ってるようにしか聞こえないんだよね」
戸惑っているアクセルを無視し、兄はそのまま棒を引き抜いた。
「あっ、あっ……はあああっ!」
次の瞬間、ぷしゃっと生温かいものが勢いよく飛び散る。思ったよりずっと水っぽく、匂いもいつもより薄かった。勢い余って首もとまで飛び散ったのを見て、初めて白濁ではないことに気付く。
これは一体……と動揺していたら、何故か兄は上機嫌に笑ってこう言った。
「わあ、すごいなぁ。ドライに続けて潮まで吹いちゃうなんて。道具でここまで感じられるのも、才能かもしれないね」
「っ……!?」
「今のお前の中、いつもよりすごいことになっていそう。もう挿れちゃっていいかな」
「あ、……くっ!」
「……あ!?」
ずるり、と金属棒が出て行く気配がして、アクセルはびくんと身体を強張らせた。
抜いてくれるのは嬉しいが、今抜かれたら溜まった熱まで噴き出してしまう。
ただでさえイったばかり――それどころか、今もイき続けているところなのに――こんなところで抜かれたら解放感で失神してしまいそうだ。
「だ、だめ……兄上待っ……!」
「ありゃ、お前これ好きになっちゃった? 最初は『やだ』って言ってたのに」
「そ、じゃなくて……」
「何だかんだで、お前も結構な好き物だね。私によく似てる」
「っ……」
「でも、お前の『やだ』は煽ってるようにしか聞こえないんだよね」
戸惑っているアクセルを無視し、兄はそのまま棒を引き抜いた。
「あっ、あっ……はあああっ!」
次の瞬間、ぷしゃっと生温かいものが勢いよく飛び散る。思ったよりずっと水っぽく、匂いもいつもより薄かった。勢い余って首もとまで飛び散ったのを見て、初めて白濁ではないことに気付く。
これは一体……と動揺していたら、何故か兄は上機嫌に笑ってこう言った。
「わあ、すごいなぁ。ドライに続けて潮まで吹いちゃうなんて。道具でここまで感じられるのも、才能かもしれないね」
「っ……!?」
「今のお前の中、いつもよりすごいことになっていそう。もう挿れちゃっていいかな」
「あ、……くっ!」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
801
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる