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2章:少年期(イーストエンドでの生活)

王都に滞在

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変なご令嬢との遭遇があったが、俺たちは、それからは特に問題もなく順調に王都に到着した。
そして、王都に到着すると、すぐに、王都のガーネットのマナーハウスへむかった。
王都のガーネット家の家は、イーストエンドの屋敷とくらべると小さめだ。 ベルグは滅多に王都にこないので、このぐらいでちょうどいいらしい。

俺が到着したらマリーが喜んでいた。 貴族との連日のお茶会に辟易していたそうだ。 ちなみに料理長と従者数名、マーカスの弟子なのかナイジェルというのもいた。

夕食を食べながら報告をしてた。 例のご令嬢の話だ。
「ノアールを奴隷に。 許せませんわ!」って珍しくマリーが怒っている。
「マリー、その前に犯罪者でないものに、奴隷の首輪をつけさせること重罪だ。 早々に国王への謁見要請だ。 相手が、王太子の婚約者だから慎重にしないとな。 フィルも証言と例の証拠を持って同席してくれ。」
「はい、旦那様」

「俺、綺麗に食べた?」
「ええ、綺麗にたべたわよ。」っていうマリー。
「ベルグとマリーにプレゼント」ってそれぞれ箱にはいったのをあげた。
「「これは?」」
「マリーには、ブローチ、ベルグにはカフス。 昨日、ザックと作ったんだ。」
「旦那と奥さんが、王宮の舞踊会に出るって聞いて、魅了耐性と毒耐性を付与してあるんだ。 ノアールが作るって言ってな。」って補足してくれるザック。
「とても素敵。 でもこんな綺麗な宝石、どこで手に入れたの?」
「マリー、これは魔石だ。 魔石を磨いて綺麗にカットすると光の反射で宝石のようにも見える。 ジャイアントタイガーの魔石だな。 の、フィル討伐ご苦労。」
「い、いえ。」
「さすがフィルね。」
「王都のギルドに下ろすにもいろいろ報告が必要になるので、どうしようかと悩んでいたんです。 なので、ちょうどよい機会だったので、今回使わせていただきました。」というフィルだ。
「そ、そうだな。」ってベルグ。

って事で、俺が討伐した事にはなってない。
その後の俺の王都の滞在は、マリーが王都観光に連れて行ってくれたり、ザックが王都ギルドへ就任式にいっている間はフィルとマリーと王都へ買い物。
フィルがベルグと謁見しに行った日は、ザックと一緒に王都周辺の森へ魔物狩りだ。 俺のランクは今Cになってる。 Bは、盗賊討伐試験ってのをうけなきゃ行けないらしい。 

そうそう、ベルグとフィルが謁見にいってから、ガーネットの家には間者が夜くる。
(また、きたな)
≪王都は、飽きなくて面白いな。 ククク≫
ってサタン、喜んでいるよ。 今日は6人かって思いつつ殺しておく。
≪どこの家からとか尋問はいいのか? 全て灰にしてるが≫
(俺に害がある奴を殺しててるだけだ。 わざわざこいつらの出所を聞いて俺には特がない。 面倒に巻き込まれるだけだ)
≪そうだな。 にしても、ノアールは暗殺も得意なんだな≫
(今更、俺の前世は特攻及び諜報部隊だ。 なかには、国王の命令で貴族暗殺ってのもあったからな。 その前の前も似たような事したし。)
ってそんな会話してた、俺とサタンだ。
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