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3章:学園都市編

学園の手続き、そして

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さっそく、俺とリンは、推薦枠の受付に向かった。

「推薦状と身分証を出してください」って受付の男性がいう。
俺とリンはギルドカードとギルにもらった推薦状を渡した。

「シュン・グラント君とリン・グリントさんだね。 ギルドマスター推薦か、珍しい!」と言ってギルドカードを確認後、返却された。

「本来、男子寮と女子寮の案内なんだけど、君達がきたら学園長の所へ案内するようにって言われてるんだ。 案内するからついてきて」といわれたから、俺たちは頷いて、男性受付の後をついていく。

特に会話もないので、無言のまま俺たちは受付の後をついていく。 
30分ぐらい経過した時。。
「本当、この学園、広すぎなんだよね。 珍しいね、何も文句いわないなんて。」って受付の男。
「学園の案内書に書いてあったので、そういうものかと思ってました」ってリン。
「ちゃんと案内を読んでたのか。 うん、確かに書いてあるね。 ここが学園長室だよ。 ちょっとまっていてね。」 って、男性受付がドアをノックしながら言う。

「学園長、ギルド推薦の入学生2名つれてきました。 入ってもよろしいですか?」とドア越しにいうと「どうぞ」ドアの声が聞こえる。

男性受付がドアを開けて、「さ、入って」といい俺たちが部屋の中にはいると、その男性が「では、僕は、仕事があるので失礼します」といってドアを丁寧に閉じるのである。 

学園長の男は60歳近くダンディーな白髪まじりの男だ。 150年前の氷帝の面影がある。 魔力の質も似ているなって俺は思っていた。

「まぁ、立ってないで座ってください。 私は、アンガス・フローシアで、当学園の学園長を務めています。 ギルバート氏から聞いています。 シュン・グランド君とリン・グリントさん ギルバート氏から預かったお手紙を見せてもらってもよいですか?」といわれ、俺は手紙を渡しつつ俺達は座る。

__それから、アンガスが読み終えると、俺たちのほうを見る。

「まずは、ようこそ黒帝様の縁者様。 少しでも快適にお過ごしできるように、私も可能な範囲でご協力いたします。 ですが、在学中は他生徒、特に今年は第二王子、宰相の嫡男、騎士団長の息子に、魔法師団長の息子、そして竜騎士団の息子に上流貴族の子息子女が入学します。 上級貴族の中には、5大貴族の嫡男やら息女などもおられます。 ここで、黒帝の縁者様が公表されますと取り込もうなど躍起になる者が現れるかもしれませんので、大変申し訳ありませんが、私とお2人の秘密でお願いします。」

なんでそんなに貴族いんのかよー。と俺はごちりつつ、公表されたら迷惑なだけなので、アンガスの提案に俺たちは頷いておいた。

それからアンガスの話は続く。
「実際の学園の案内書には、2年目から専攻科目別でクラスがわかれるとなってますが、実態は貴族と平民とのトラブルをさけ王族、3大公と特待生はSクラスで食堂、寮も異なります。 人数が多いわけではないので、教室はAと同じになります。 クラスわけは、1年目はAーCの上流貴族、貴族の成績順ですね。 Dが貴族の出来が悪いといわれているのと、推薦、一般合格者の1部です。 E-Gが平民を含む一般合格者の成績順で分かれています。
 専攻科目には実は貴族子女用にマナーとかあったり、ダンスもあるんですよ。 非戦闘学科か補助魔法科が該当します。
 2年目になりますと希望者の中で、成績上位10名が竜騎士学科を専攻でき、その他上位20名が上流騎士科か高ランク冒険者科どちらかを選択可能でSクラスになります。 このクラスのみ実質戦闘能力が高いです。 1年時、Sクラスの生徒は、2年時は成績の有無にかかわらず、好きな選考科目を選びます。 あとは専攻科目ごとにクラス編成ですが、平民で戦闘能力が高い生徒はほとんどが冒険科で貴族は騎士科か攻撃魔法科ですからうまい具合にわかれます。
 なぜ、この話をするかと言いますと、ライナス・マクレーンが1-Dです。 なので、お2人ともDクラスにするでよろしいでしょうか? 混合クラスで、留学生もいます。 女性は3割と少ないのもこのクラスです。」と説明する。

「ああ、それなら問題ない。 敬語はなせねんだ。 悪いな」

「私は大丈夫です。 ただ、気にする先生もおりますのでお気をつけてくださいね。」
「考えておく」と苦笑いする俺だ。 敬語なんては話す気もないがな。

「お2人が何の目的でご入学するかは、聞きませんし詮索もいたしませんが、困った事がありましたらいつでもおっしゃってください。 で、こちらがお2人の寮の部屋です。 唯一の男女混合してますが、フロアでわかれてます。 そこの7階です。 このフロアは、お2人以外は入居者はおりませんし、お2人在学中は入りません。 地図はこれです。」といて地図と学生証を渡された。

「学生証が入館と部屋の鍵となっています。 食堂も購買もこちらで購入可能ですが、お2人は無料です。 清算するふりだけしてください。 これで、あらかた説明したと思いますがご質問ありますか?」

俺は、学生証の校則をパラパラめくり学園の校則を理解する。 やっぱり。。
「ああ、ある。 俺が女嫌いなのは知っているか?」
「はい。半径1M以内にはいるものは攻撃対象でしたね。 貴族関係なくグリントさん以外の女性、メスがだめと。 なるべく怪我のないように対処して頂けるのでしたら、武器の所持と使用は許可いたします。 見せていただけますか?」

といわれ、出したるは女避け棒だ。 受け取った、アンガスは棒を観察して、俺に返却する。
「よく考えられています。 これなら問題ありません。 許可証を用意します。 教師陣には伝えておきますし、席も配慮しますよ。」
「助かる。」

第一段階の問題はクリアだな。 校則に書いてあった実技以外の武器携帯の禁止はクリアした。
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