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3章:学園都市編
2度目の学園生活、入学式は初めて
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入学式の日。
事前にクラスは、入学式手続きの際に通達されている。 入学式の席もクラスごとだ。
クラスの男女比は異様だ。 Aはやや女子が少ないがBがほぼ男子で、Cが半分以上が女子、以降は少なめで、全体の3割が女子だった。 竜騎士、上流騎士、高ランク冒険者を目指す名門校で、名門校を欲する上流貴族たちが、補助魔法科がある貴族子女のほとんどがそこへ行く。
学園都市には、別の学校もあり、文官、商業など非戦闘系、お嬢様学校、冒険者育成学園もある。 王都には、シュンとリンが行っていた、騎士・魔法学園も今だ健在である。 あと副都にも騎士・魔法学園、お嬢様学校、冒険者育成学園がある。 竜騎士だけはこの学園のみだ。 この学園、幼少期より英才教育を受けているものが多いため殆どが貴族で、2割が平民という構成だった。 しかし、そんなことシュンとリンはしらない。
入学式が始まる。
俺とリンにとって2度目の学生だが、入学式は初めてだなって思いつつ参加してみた。
長い来賓の挨拶、学園長のまぁまぁなお言葉があり、生徒会長の話。
新入生代表として第二王子が呼ばれると、ちょうどその時扉が開き、ピンク髪の小動物系の麗しくかわいい女生徒が「すみません。 道に迷ってしまい」といって半べそで入ってきた。 司会の人がクラス席に移動するとA組のようだ。 そして、そのまま第二王子の挨拶がはじまる。
その頃、俺とリンは念話で会話する。
シュン:「乙女ゲームの始まりみてぇーだな。 笑えんなー。 あと転生者ってのもいんだよな。 マジ、誰か分かんねぇー。 どうせあいつのシナリオだろ、イケメンだろうな。 今、壇上にいる奴、キラキラしておれ苦手ー」
リン:「あ、同意だ。 まぁ、顔面偏差値高いやつらが多いな。 男も女も。」
シュン:「俺の素顔ってキラキラしてねぇーよな?」
リン:「シュンの素顔は、別格だ。 キラキラしてないぞ。」
シュン:「俺、自分でわかんねぇーからよかった。」
リン:「シュン、見ろ 縦ロールもいる!」
シュン:「ホントだ、お蝶婦人っていうんだってアークがいってたぞ。 つーか、貴族ばっかじゃねぇー。 辞めてぇー」
リン:「ああ、多いな。 150年で貴族もかわったのか? 辞めるかどうかはライナス次第だろ? ライナスは見つかったか?」
シュン:「名前と同じクラスってだけだろ。髪色とか聞いときゃよかったよ。 魔力の質見て駄目なら速攻姿消したのにな。 一応、クラスにいんだよ、いい質が。 ほれ、あそこの暗めの銀髪だ」
リン:「あれか。 シュンの銀髪よりは確かに暗めだ。 魔力量も少し多めだ。」
シュン:「ああ、銀髪ふえたな。 俺、地毛でもよかったか?」
リン:「シュンの銀髪はまたとない色だ。 目立つぞ。」
シュン:「そうなのか。 今回は濃紺でいくか。 お、終わったみてぇーだ」
結局、入学式の壇上にいる人の話は聞かず、リンと念話して終わった。
事前にクラスは、入学式手続きの際に通達されている。 入学式の席もクラスごとだ。
クラスの男女比は異様だ。 Aはやや女子が少ないがBがほぼ男子で、Cが半分以上が女子、以降は少なめで、全体の3割が女子だった。 竜騎士、上流騎士、高ランク冒険者を目指す名門校で、名門校を欲する上流貴族たちが、補助魔法科がある貴族子女のほとんどがそこへ行く。
学園都市には、別の学校もあり、文官、商業など非戦闘系、お嬢様学校、冒険者育成学園もある。 王都には、シュンとリンが行っていた、騎士・魔法学園も今だ健在である。 あと副都にも騎士・魔法学園、お嬢様学校、冒険者育成学園がある。 竜騎士だけはこの学園のみだ。 この学園、幼少期より英才教育を受けているものが多いため殆どが貴族で、2割が平民という構成だった。 しかし、そんなことシュンとリンはしらない。
入学式が始まる。
俺とリンにとって2度目の学生だが、入学式は初めてだなって思いつつ参加してみた。
長い来賓の挨拶、学園長のまぁまぁなお言葉があり、生徒会長の話。
新入生代表として第二王子が呼ばれると、ちょうどその時扉が開き、ピンク髪の小動物系の麗しくかわいい女生徒が「すみません。 道に迷ってしまい」といって半べそで入ってきた。 司会の人がクラス席に移動するとA組のようだ。 そして、そのまま第二王子の挨拶がはじまる。
その頃、俺とリンは念話で会話する。
シュン:「乙女ゲームの始まりみてぇーだな。 笑えんなー。 あと転生者ってのもいんだよな。 マジ、誰か分かんねぇー。 どうせあいつのシナリオだろ、イケメンだろうな。 今、壇上にいる奴、キラキラしておれ苦手ー」
リン:「あ、同意だ。 まぁ、顔面偏差値高いやつらが多いな。 男も女も。」
シュン:「俺の素顔ってキラキラしてねぇーよな?」
リン:「シュンの素顔は、別格だ。 キラキラしてないぞ。」
シュン:「俺、自分でわかんねぇーからよかった。」
リン:「シュン、見ろ 縦ロールもいる!」
シュン:「ホントだ、お蝶婦人っていうんだってアークがいってたぞ。 つーか、貴族ばっかじゃねぇー。 辞めてぇー」
リン:「ああ、多いな。 150年で貴族もかわったのか? 辞めるかどうかはライナス次第だろ? ライナスは見つかったか?」
シュン:「名前と同じクラスってだけだろ。髪色とか聞いときゃよかったよ。 魔力の質見て駄目なら速攻姿消したのにな。 一応、クラスにいんだよ、いい質が。 ほれ、あそこの暗めの銀髪だ」
リン:「あれか。 シュンの銀髪よりは確かに暗めだ。 魔力量も少し多めだ。」
シュン:「ああ、銀髪ふえたな。 俺、地毛でもよかったか?」
リン:「シュンの銀髪はまたとない色だ。 目立つぞ。」
シュン:「そうなのか。 今回は濃紺でいくか。 お、終わったみてぇーだ」
結局、入学式の壇上にいる人の話は聞かず、リンと念話して終わった。
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