【白銀の黒帝：10】臨海国家と精霊の塔

2章：臨海国家

精霊の塔へ

精霊の塔は、臨海国家の中心街から60KM南下した所に4つの塔がそびえたっている。　
頂上付近は常に白い雲で覆われており何階建てかわからないが少なくとも600M以上の高さがある。　
４つの塔の周りは森だったが、人間たちが開拓して塀で囲まれており、検問所が設けられている。　
入口は貴族、軍、一般でわかれている。

塀のなかは小さな町になっており、ギルド、宿、武器・装備品、魔道具店などがある。
尚、臨海国家の中心街からは乗り合い馬車がでており片道2時間かかり1人銀貨2枚と高めだが、塔の検問所待ちがなくそのま塔の中の町までいけるため、利用者が多い。　
デュークもこれを使い塔へいく。　往復4時間かかって通っている。


塀の中には、冒険者たちがテントをはって寝泊まりする場所なども設けられている。
また塀の外には、各軍の施設が立ち並んでいる。

◇◇◇
シュン達は私服のまま、塀の中の小さな町をあるいているのである。　
検問？　並ぶのめんどーじゃねー。　ダニーが地図用意してくれたから、転移で食堂からいったほうがはやくねぇーという理由で検問はスルーしている。

俺はタバコをふかしながら、俺たちは町を散策中。
「いろんな屋台や出店があんだな」
「あー、怪しいのからな」ってリン。
「だぞー。　」ってシリルだ。

「俺、あそこのベンチでコーヒーのんでるから、リンとシリルでギルドいって情報収集してきてくれ。」
「ああ、わかった」
「わかったぞー」っていうリンとシリルは、ギルドに向かうのであった。

俺がギルドに行かない理由は、受付がだいたい女で人が多いから嫌だというその理由だけだ。