258 / 405
2章:俺の双子たちの話
年始の挨拶周り
しおりを挟む
土蜘蛛一家と別れて、そして、今度は隠れ里へ。
「せっかくだ、京都によるか」ってオヤジ。
「そうだよ、オヤジ、母さんに会ってないだろ」って突っ込んでやった。
「そう言えば、そうだな」って、スマホでメール送ってるオヤジ。 まじ、どうなんてんだろう。
「今夜、大丈夫だってさ」ってオヤジ。 きっと母さんの事だから都合つけたと思う。
予定変更して京都。
場所は、いつものホテルのスイートルーム。
扉をあければ、「烈! あけましておめでとう」って蹴りで襲ってくる水無。
「おめでとう」っていいつつ防戦する俺だ。
オヤジと母さんは、笑ってみながら、会話してる感じ。 いつもと同じ雰囲気だ。
「おい、飯にするぞ」ってオヤジの声でやめる俺達。
「洋食だ」って俺。 ずっと和食続きだったから、久しぶりの洋食にちょっと嬉しい。
「うふふ、お正月でこちらずっと和食だったから、今日は私も久しぶりの洋食よ」って母さん。
「私も」って水無。
「うふふ、こうして4人で食事するのも久しぶりですわね」って母さん。
「そうよ、父さんがなかなかこないんだもん」って水無。
「悪いって、ちょっと忙しくてな」ってオヤジ、シャンパンのんでるし。
「陸様、乾杯の前に」って母さんに突っこまれてるし。
「あ、悪い。 あけましておめでとう。 乾杯」ってオヤジの合図でシャンパン乾杯して食事開始だ。
久しぶりだったけど、いつもの4人でも食事の風景だ。
オヤジは酒のんでるし、水無は翠ちゃんと初詣にいったらしくその会話。
それを聞いて微笑んでる母さんって感じだ。
そして、夜中には京妖怪たちと合流して、一条家で宴会。
辰巳さんも合流して、その後、卓巳さんが怒鳴り込んで合流って感じで朝まで宴会。
そしてホテルに戻って爆睡だ。
ただ、違うのは昼に起きたら、すでに高速舟の上にいた。
「オヤジ、おはよう。 もう出発だったのか?」って俺。
「ああ、お前の学園の始業もあるからな、早めにでた」ってオヤジ。
「去年は考えてなかったのに、珍しいな」って俺。
「今朝、久美にいわれたな」ってオヤジだ。
「ふーん、そうか」とかしか言えない。
それから、すぐに隠れ里に到着。
オヤジは育さんと話があるとかいって、屋敷にいったから俺はその間、樹さんとしのぎをけずっていた。
「烈、いくぞ」ってめずらしくその日、夕食たべた後に出発だ。
「ああ、でも学園は明後日からだけど?」って俺。
「明日ぐらいのんびりしたいだろ」ってオヤジ。
「確かに、宿題おわってないし」って俺だ。
こうして、オヤジと俺は高速舟にのって本家に戻った。 もちろんその日の夜の高速舟の警備は俺が率先してやることにした。
どう考えてもオヤジ、寝てないし。
なのに、オヤジも一緒に寝ないで警備してる。 ちょっといつもと違う挨拶周りになった。
「せっかくだ、京都によるか」ってオヤジ。
「そうだよ、オヤジ、母さんに会ってないだろ」って突っ込んでやった。
「そう言えば、そうだな」って、スマホでメール送ってるオヤジ。 まじ、どうなんてんだろう。
「今夜、大丈夫だってさ」ってオヤジ。 きっと母さんの事だから都合つけたと思う。
予定変更して京都。
場所は、いつものホテルのスイートルーム。
扉をあければ、「烈! あけましておめでとう」って蹴りで襲ってくる水無。
「おめでとう」っていいつつ防戦する俺だ。
オヤジと母さんは、笑ってみながら、会話してる感じ。 いつもと同じ雰囲気だ。
「おい、飯にするぞ」ってオヤジの声でやめる俺達。
「洋食だ」って俺。 ずっと和食続きだったから、久しぶりの洋食にちょっと嬉しい。
「うふふ、お正月でこちらずっと和食だったから、今日は私も久しぶりの洋食よ」って母さん。
「私も」って水無。
「うふふ、こうして4人で食事するのも久しぶりですわね」って母さん。
「そうよ、父さんがなかなかこないんだもん」って水無。
「悪いって、ちょっと忙しくてな」ってオヤジ、シャンパンのんでるし。
「陸様、乾杯の前に」って母さんに突っこまれてるし。
「あ、悪い。 あけましておめでとう。 乾杯」ってオヤジの合図でシャンパン乾杯して食事開始だ。
久しぶりだったけど、いつもの4人でも食事の風景だ。
オヤジは酒のんでるし、水無は翠ちゃんと初詣にいったらしくその会話。
それを聞いて微笑んでる母さんって感じだ。
そして、夜中には京妖怪たちと合流して、一条家で宴会。
辰巳さんも合流して、その後、卓巳さんが怒鳴り込んで合流って感じで朝まで宴会。
そしてホテルに戻って爆睡だ。
ただ、違うのは昼に起きたら、すでに高速舟の上にいた。
「オヤジ、おはよう。 もう出発だったのか?」って俺。
「ああ、お前の学園の始業もあるからな、早めにでた」ってオヤジ。
「去年は考えてなかったのに、珍しいな」って俺。
「今朝、久美にいわれたな」ってオヤジだ。
「ふーん、そうか」とかしか言えない。
それから、すぐに隠れ里に到着。
オヤジは育さんと話があるとかいって、屋敷にいったから俺はその間、樹さんとしのぎをけずっていた。
「烈、いくぞ」ってめずらしくその日、夕食たべた後に出発だ。
「ああ、でも学園は明後日からだけど?」って俺。
「明日ぐらいのんびりしたいだろ」ってオヤジ。
「確かに、宿題おわってないし」って俺だ。
こうして、オヤジと俺は高速舟にのって本家に戻った。 もちろんその日の夜の高速舟の警備は俺が率先してやることにした。
どう考えてもオヤジ、寝てないし。
なのに、オヤジも一緒に寝ないで警備してる。 ちょっといつもと違う挨拶周りになった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
付きまとう聖女様は、貧乏貴族の僕にだけ甘すぎる〜人生相談がきっかけで日常がカオスに。でも、モテたい願望が強すぎて、つい……〜
咲月ねむと
ファンタジー
この乙女ゲーの世界に転生してからというもの毎日教会に通い詰めている。アランという貧乏貴族の三男に生まれた俺は、何を目指し、何を糧にして生きていけばいいのか分からない。
そんな人生のアドバイスをもらうため教会に通っているのだが……。
「アランくん。今日も来てくれたのね」
そう優しく語り掛けてくれるのは、頼れる聖女リリシア様だ。人々の悩みを静かに聞き入れ、的確なアドバイスをくれる美人聖女様だと人気だ。
そんな彼女だが、なぜか俺が相談するといつも様子が変になる。アドバイスはくれるのだがそのアドバイス自体が問題でどうも自己主張が強すぎるのだ。
「お母様のプレゼントは何を買えばいい?」
と相談すれば、
「ネックレスをプレゼントするのはどう? でもね私は結婚指輪が欲しいの」などという発言が飛び出すのだ。意味が分からない。
そして俺もようやく一人暮らしを始める歳になった。王都にある学園に通い始めたのだが、教会本部にそれはもう美人な聖女が赴任してきたとか。
興味本位で俺は教会本部に人生相談をお願いした。担当になった人物というのが、またもやリリシアさんで…………。
ようやく俺は気づいたんだ。
リリシアさんに付きまとわれていること、この頻繁に相談する関係が実は異常だったということに。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
美醜逆転世界の学園に戻ったおっさんは気付かない
仙道
ファンタジー
柴田宏(しばたひろし)は学生時代から不細工といじめられ、ニートになった。
トラックにはねられ転移した先は美醜が逆転した現実世界。
しかも体は学生に戻っていたため、仕方なく学校に行くことに。
先輩、同級生、後輩でハーレムを作ってしまう。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる