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3章:総大将の帰還
剣術の稽古
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Side:星也
昨夜、ジジイから、本家に樹さんという方が客人できていて、剣術の指導をしてくれるという事で外出届けだして、正人と一緒に電車にのって本家まできた。
ジジイがいて他3人、暖、亮、修人だ。
ジジイいわく、樹さんは烈様が幼少期修行した際の教育係だったそうだ。 今は、武者修行の旅にでていて、今回本家によったらしい。
どんな人なんだろう。
本家の地下道場につくと、あいつと一緒に紺色短髪の人がいる。 ジジイが樹さんを紹介してくれて、そのまま指導をうけることになった。
順番で1対1だ。
木刀同士で戦うけど、強い。 親父と同等か。
悔しい。 軸など修正がはいる。 全然勝てる気がしない。
深夜前には足腰がたたなくなった。
◇◇◇
Side:陸
今日の夜回りは早めに切り上げてきた。
「樹、指導ありがとうな」って俺。
「いえ、問題ないです」って樹。 まったく息があがってない。
それなのに若手5人は、足腰立たなくてうずくまってる。
「各自、鍛錬を継続して続けるように」って海。
動けないやつは、本家の奴がはこんでいった。
「樹、やるか?」ってきいたら、「お願いします」って打ち合いを始める。
疲労がたまったのか1時間でぶったおれたから、客間に運んでおいた。
俺も寝るか。
◇◇◇
Side:海
不甲斐ない孫の指導を総大将である陸の所にきている樹に頼んだ。
本当は、陸を尊敬していない若手に陸のすごさを見せるためにも、陸に頼みたかったが案の定嫌がった。
確かに、陸相手であいつらが10分もつかもわからない。
樹が対応してくれたが、やはり不甲斐ない。
交代でしているのに、深夜には足腰たたず動けなくなった。
「総大将の指導をうけられるのは、いつになるんだろうな」って独りごとだ。
「海さん、俺だって受けられるかわからなかったっすよ。 めずらしくうけてもらったっすからね。 親父もそうっすけど、相変わらずの化け物ぶりですし、今じゃ妖力さえほとんどはっせずやられっぱなっしっすよ」っていう樹だ。
俺は育と陸の勝負を少しみたが、陸がちょこっと妖力解放しただけで、異常なまでの強さだった。
あの育でさえたじろいだ。 本気で戦ったら、陸はどこまで強いんだ。
その後、若手を帰した。
そして、はじまる陸の指導。 まったくの隙がなく、樹が赤子のようにやられまくってる。
化け物がさらに進化した化け物だよ。 まったく、お前はどこまで強くなるのか。
これを若手がみればって思うが、陸がいやがるな。
彼らの打ち合いをみつつ、俺は本家をあとにした。
昨夜、ジジイから、本家に樹さんという方が客人できていて、剣術の指導をしてくれるという事で外出届けだして、正人と一緒に電車にのって本家まできた。
ジジイがいて他3人、暖、亮、修人だ。
ジジイいわく、樹さんは烈様が幼少期修行した際の教育係だったそうだ。 今は、武者修行の旅にでていて、今回本家によったらしい。
どんな人なんだろう。
本家の地下道場につくと、あいつと一緒に紺色短髪の人がいる。 ジジイが樹さんを紹介してくれて、そのまま指導をうけることになった。
順番で1対1だ。
木刀同士で戦うけど、強い。 親父と同等か。
悔しい。 軸など修正がはいる。 全然勝てる気がしない。
深夜前には足腰がたたなくなった。
◇◇◇
Side:陸
今日の夜回りは早めに切り上げてきた。
「樹、指導ありがとうな」って俺。
「いえ、問題ないです」って樹。 まったく息があがってない。
それなのに若手5人は、足腰立たなくてうずくまってる。
「各自、鍛錬を継続して続けるように」って海。
動けないやつは、本家の奴がはこんでいった。
「樹、やるか?」ってきいたら、「お願いします」って打ち合いを始める。
疲労がたまったのか1時間でぶったおれたから、客間に運んでおいた。
俺も寝るか。
◇◇◇
Side:海
不甲斐ない孫の指導を総大将である陸の所にきている樹に頼んだ。
本当は、陸を尊敬していない若手に陸のすごさを見せるためにも、陸に頼みたかったが案の定嫌がった。
確かに、陸相手であいつらが10分もつかもわからない。
樹が対応してくれたが、やはり不甲斐ない。
交代でしているのに、深夜には足腰たたず動けなくなった。
「総大将の指導をうけられるのは、いつになるんだろうな」って独りごとだ。
「海さん、俺だって受けられるかわからなかったっすよ。 めずらしくうけてもらったっすからね。 親父もそうっすけど、相変わらずの化け物ぶりですし、今じゃ妖力さえほとんどはっせずやられっぱなっしっすよ」っていう樹だ。
俺は育と陸の勝負を少しみたが、陸がちょこっと妖力解放しただけで、異常なまでの強さだった。
あの育でさえたじろいだ。 本気で戦ったら、陸はどこまで強いんだ。
その後、若手を帰した。
そして、はじまる陸の指導。 まったくの隙がなく、樹が赤子のようにやられまくってる。
化け物がさらに進化した化け物だよ。 まったく、お前はどこまで強くなるのか。
これを若手がみればって思うが、陸がいやがるな。
彼らの打ち合いをみつつ、俺は本家をあとにした。
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