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3章:学生編

学年末テスト:実技

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実技のテスト。

生徒は教室で待機しており、呼ばれたものからテストを別部屋で実技のテストを受けるのだった。
実技テストの内容が露点しないように、受けた後は教室には戻らず帰宅となる。

実技のテスト内容は、担当教師との模擬戦という事になっているが、詳細は不明。
そして、テスト結果は担当教師が採点する事になっている。

実技テストが始まって、徐々に教室にいる生徒の数が減っているが、シュンとリンはなかなか呼ばれなかった。 ようやくリンが先に呼ばれ、教室にはシュンのみとなる。

リンが呼ばれてから30分後、シュンがようやく呼ばれて、部屋にはいるとやや疲れたグランがいた。

「ノーマス、強いな。 誰もいないから、少し本当の実力みたかったが、こっちが疲れたわ!」
グランは、飲み物を飲みながらいっっていた。

「へぇー。 後で、リンにきいてぇみっかな。 んで、俺とはどーっすの?」
「そりゃ、今のレベルで本気でやるってのがいいだろ。 俺も生徒相手して、さっきはノーマス相手して疲れてるしよ。 お前は、魔力ハンデがあんだ。 ちょうどいいだろ」

「へー、んじゃぁ、俺が勝ったら、この後ランチおごれよ」
「おお、いいぜ」

木刀をシュンに渡していうグランだった。

3分後、試験部屋でくたばって、大の字になっているグランがいた。
俺は、息も切らさずに、木刀を肩に置いていた。
「おいおい、グラン、大丈夫か? って、俺の勝ちな!」

「まったく、歯がたたねぇー。 俺、自信なくすわー」

「グラン、俺との勝負に近接戦でくるからだろ。 魔法使えば、もう少し長引かせたのによ。 まぁ、ちょっとはこの後の任務の軽い準備運動にはなったな。 まぁ、グランも精進しろよ。」

「ランチいこーぜ」

そう言って俺はグランを回復させ、グランの部屋に転移するのだった。
ランチ中は、タバコをふかしながら、エールを飲むシュンとグランの姿があった。

その後、俺がリンに聞くと、グランは、リンとの対峙で結構魔法を使っていたらしい。
リン曰く、さすが風帝で隊長クラスだと感心していた。 グランとの対峙は、学生レベルに制御していたリンの負けだったらしく悔しそうであった。

こうして無事?シュンとリンは学年末のテストを終えのだった。
後日の終業式には、テスト結果が発表され、シュンとリンは、学年内で真ん中の順位という結果で無事2学年目進級が決まるのだった。

そして、2か月の休暇が始まる。
もちろん、休み期間中はギルドに戻り、討伐任務三昧明け暮れ、途中アークの所へ行くという日々を過ごす、シュンとリンであった。
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