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2章:幼少期編

ミゼラの町へ

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俺は書庫の本を読みつくしたから、ミュウに聞いたところミゼラの町に本屋があるって事で、ミゼラの中心街に初めて行く事にした。
そして到着したミゼラの町は想像以上にでかかった。 って俺のある数万年前の記憶と比べてだ。 そうそう、歴史で調べた結果『厄災の魔術師』がいた時代は、数万年も前の事。 それでも白髪が今も忌み子なのは、あの絵本のせいだと思う。

ミゼラの町の人口は、約5万人。 ホワイス王国は、勇者であるゼゲルト・ホワイスが建国した国らしい。 俺の過去の記憶じゃ、そんな名前の国はなかったけど。 この世界、魔物がいたりしている。 俺の前世の記憶じゃなかった職業、冒険者。 冒険者とは、魔物討伐やら採取とか護衛任務やらを請け負う職業らしい。 冒険者は、冒険者ギルトに登録すれば、ランクなんかあるみたいだけど、依頼を請け負う事ができるらしい。 ブライアンがそういえばいってたな。

って中心街までは、ミュウが御者して馬車で向かった。 舗装されてるし、馬車の揺れはない。 快適、快適。

「スヴェンぼっちゃま、ここからは歩きでしゅ」って、馬車の宿舎で降ろされた。 取りあえず俺は、帽子を深くかぶってから、馬車を降りた。

歩く事10分。 その間、ミュウが冒険者ギルドやら、美味しい店とか、紹介してくれたがはっきりいってミュウが興味ある場所のみだ。
「ここでしゅ」って案内されたのは、これは高い建物だ。 どうみても本屋じゃない。
「ここが本屋なのか?」って聞いた。
「ショッピングモールでしゅ。 服から本、そして武器まで売ってるでしゅ」って言われた。
「へぇ~、何でも屋なんだ」って俺は見上げた。 7階建ての建物は、この町に来た時から目立っていたからちょっとだけ気になっていた。 といっても、他の店も3階建てだったり宿屋も5階だてだったりで、かなり高層化してる。

数万年前から近代化していて当たり前だな。 なのに移動が馬車なのは昔から変わらない。
長距離移動用で魔導列車とかあるみたいだ。 ここから、王都までの列車が存在する。 俺の場合は、王都出禁みたいなものだから、乗る事はないんだろうけど。
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