上 下
13 / 19
双子の姉を愛し、艶かしい彼女の躰に溺れた僕が辿る運命は……

13

しおりを挟む
 腰から乳房まで手を這わせ、揉みしだきながらその先端の紅い蕾に唇を寄せる。慎重に腰を揺らし、誤って蜜口に入れないように花弁の間を摩擦しながら通り、グリグリと花芽を刺激した。

「ぁ、や……これ……ハァッ、ハァッ……いい……」

 快感に溺れたトロンとした表情で見上げるミューの手を取ると、お姫様にするかのように口づける。けれど、それだけじゃ満足しない。


 その手を、真っ赤に色づいた蕾へと導いた。

「ほら、もっと気持ち良くなりたいんでしょ?」

 目線で肯定するミューは、たまらなく色っぽい。僕に誘導された手だけでなく、もう一方の手も持って行き、両方の指で硬く尖った蕾を摘み上げた。まるで、エロスの女神が降臨したかのようだ。

 自ら与えた刺激に快感で腰をくねらせるミューに、欲情が燃え上がってくる。

「類、類ぃ……キス、したい……ハァッ、ハァッ……」

 喘ぎながら、ミューが僕を求めてくる。

「そう。僕をもっと欲しがって……」

 唇を寄せると、ミューが唇に吸いついた。彼女の熱情が僕の野生を昂ぶらせる。舌を激しく絡ませ合いながら、呼吸を飲み込み、蜜を啜り合うと、ドクドクと互いの脈打つ欲情がジンジンと伝わって来る。ミューの硬く尖った蕾が僕の胸板に押し付けられ、下半身の中心がドクドクと激しく脈打った。

 あぁ、もうこれ以上我慢できそうにない……
 今すぐ、ミューの中に入れたい。ミューを、感じたい。

 僕の半身が、雌を求めて蠢いている。切っ先から蜜を溢れ出させ、熱く激しくビクビクと騒めき、快楽の入口を求めてはち切れんばかりに猛っている。

「ハァッ、もう……入れて……ハァッ、ハァッ……お、願……」

 ミューの艶めかしい声に顔を向けると、その表情はゾクリとするほど妖艶で、こんな瞳に囚われたら逃れられる筈などない。ビクンと大きく震える自身の猛りを握り、舌で唇を舐め回した。

「これが、欲しいの?」

 もし、キッチンにいた時に聞いていたら、ミューは絶対に欲しい答えは与えてくれなかった。

 けど、今は……

「欲しい……ハァッ、ハァッ……類の、頂戴……ハァッ」

 肉欲に侵されたミューは、普段では考えられない淫猥な言葉を発してくれる。

 あぁ、ミュー……どれだけ僕を、夢中にさせてくれるのさ。

 ソファの下からスラックスを拾い上げ、ポケットに手を突っ込むと、素早く包装を破いた。欲望で硬く猛ったピンクのそれを握ると先端に被せる。そこに寄せられる視線に気づき、慌てて掌をミューに押し付けた。

「ちょ、ガン見しない」

 ミューにカッコ悪いとこは見せたくない。中でも避妊具つけてるとこ見られるなんて、最悪だ。

 だからと言って、そのまま直接入れるようなことはしない。ミューが何より大事だから……ミューを傷つけるような行為はしたくなかった。

「ご、ごめん……」

 そう言いながらも、ミューはなんだか嬉しそうな表情だった。

「ミュー、入れるよ……」

  そそり勃つ猛りを握り、ミューのヌメヌメと光る蜜口に押し当てる。

「ンッ……」

 苦痛に歪むミューの表情に堪らなくそそられ、一気に串刺しにしたい気持ちを押し込み、少しずつ狭い蜜穴を押し開いていく。けれど、入口に入った瞬間、掴まれて絡まれ、触手のような襞の畝りにグイグイ奥へ奥へと引き込まれていく。

「あいっかわらず、凄いね……ミューの、中……きつく絡みついてくるハッ」

 汗が毛穴から浮き上がってくる。あまりの快感に蕩けていき、一気に絶頂まで駆け上がりたくなる。

「ハァッ、ハァッ……知ら、ない……」

 無垢な顔してそう告げる愛らしいミューが、少し恨めしくなるぐらい、猛り狂いそうな肉欲に抗えない。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

幼なじみとは百合になれるか

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:2

王女ミフェリア、勝手に婚約破棄してその身を滅ぼす。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:6

不思議な人がいるものだ

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:3

純粋で一途な命の恩人を50年放置してたらグレた。

BL / 完結 24h.ポイント:71pt お気に入り:577

コマンド探偵K&W

ミステリー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:3

スターゲイザー

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:2

処理中です...