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ワンコに、食べられちゃいます!

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 ヌルヌルした蜜を塗りつけるように、グリグリと柚木くんのモノが擦りつけられる。最初は根元だけ擦り付けるだけだったのが、少しずつ上下に揺れ始める。

 ビクンッ

 あ、すごっ……感じ、る……

 イったばかりで敏感になってるところを擦られて、またイキそうになる。

「ハァ……美緒、先輩……」

 顔を上げた柚木くんが綺麗な眉を顰め、目を細めた。

 わっ、こんなセクシーな表情、するんだ……

 見上げた柚木くんの内側から溢れるフェロモンと切ない表情に、鼓動がトクトクと早鐘を打ち続ける。

 ヤバい……柚木くんへの想いが、どんどん大きくなってきて……抑えきれなくなってる。

 柚木くんが手で根元を握ると、先っぽを私のアソコにグリグリ…と円で描くように擦り付ける。

「あっ、ハァ……やっ……気持ち、いいっ……けどっ!」
「けど?」
「……早く、入れて……欲しい……///」

 もうずっと柚木くんのモノが欲しくて、疼きはもう限界超えちゃってる……

 柚木くんが顔を俯かせる。サラサラの茶髪から覗く耳は真っ赤だ。

「あ、あの……美緒、先輩」

 その後、

「……」

 続かない。

 え、どうしたの?

 コホン……と咳払いして柚木くんが小さく言った。

「今日、そうなると思ってなかったから……その……持ってなくて……」

 あ、アレか。

 分かった途端、私もこんなシチュエーションにも関わらず、なぜか照れる。

「……ベッドのサイドテーブルの上の引き出し、開けて……」

 柚木くんは少し身体を捻ると、引き出しを開けて中から封のあいていない箱を取り出した。

 聞かれてもいないのに、他に男がいるとかすぐヤラセル女とか思われたくなくて、言い訳する。

「柚木くんにチョコ渡した後にひょっとしたら何かあるかも、っていうか……もしもの時のために買っておこうかな、って。昨日、買っておいたの……」
「え……」

 箱を手に取ったまま、柚木くんの動きが止まる。

 あ。しまっ、た……

 言ってすぐ、落ち込む。

 何言ってんのよ、私……これじゃ、柚木くんとエッチしたかったの、バレバレじゃん……

「美緒先輩、俺とエッチしたいって思ってたんだ…?」
「……///」

 恥ずかしくて顔を合わせられずにいると、柚木くんにふわっと抱き締められた。

「俺、もしかして美緒先輩が酔った勢いでエッチな気分になっただけなのかもって、不安だったから……
 それ聞いて、すっげぇ幸せ、かも……///」

 柚木くんは「待ってて」と短く言った後、後ろを向いて準備をした。

 箱のフィルムを外す音や、繋がったコンドームの包装を切り離す音、包装を破る音を聞く度、緊張してドキドキすると同時に、中心部が期待に疼いて濡れる。

 柚木くんがこちらに向き直った。少し緊張した面持ちで、私の身体に覆い被さって来る。

「入れる、よ……」

 その言葉と一緒に、熱い柚木くんのモノがズブズブと私の中を掻き分けるようにして入ってくる。
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