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ワンコに、食べられちゃいます!

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「あぁっ!! ハ、ァアッ……」

 指とは違うみっちりとした質量を押し込まれて、私のアソコにキュゥッと力が入る。

「ック、きっつ……先輩、力抜いて?」

 柚木くんの言葉にフワッと力を抜くと、柚木くんのモノが私のアソコに淫らな音をたてながら呑み込まれていった。大きく息を吐き出す。

 ハアッ……気持ち、いい……
 満たされた、気持ちになる。

「……先輩」
「ん?」
「波留、って呼んで?」

 柚木、波留。柚木くんの、下の名前。
 今まで一度も呼んだことのない、名前……

 ハ、ル……

 心の中で、そっと呼びかけてみる。柚木くんは私をじっと上から、甘い眼差しで見つめている。

 ずっと『柚木くん』って呼んでたのに……突然『波留』なんて、照れくさくて無理だよ。

「……なんで?」

 心の動揺を隠すように言った私に、柚木くんが私の中にズンッと突き上げてきた。

「ンハッ……ゆずっ!!」
「俺と、美緒先輩の距離を埋めたい。身体だけじゃなく、心の距離も……
 もっと、近づきたい……」

 トクン……

 柚木くんの頭がそっと私の胸に置かれる。

「美緒……」

 キュン…

 呼び捨て。でも大切に大切に呼びかける、切ないぐらい甘い響きに、心臓を鷲掴みにされる。

 呼び捨て、されて……でも、嫌じゃない。
 むしろ、ドキドキしてる……

 そっと、柚木くんの髪に指を差し込んで梳くと、小さく囁いた。

「波留……」

 見上げた柚木くんの驚いた顔があまりにも可愛くて……愛しさが内側から溢れ出た。柚木くんの腰がゆっくりと揺れ始め、私の温みの中で柚木くんのモノが蠢く。緩い快感に、吐息が漏れる。

「ハァ……」
「美緒……好き……」

 柚木くん……波留の言葉に、なぜか涙が出そうになる。

 でも、私は……

 波留の律動が力強くなり、息苦しくなるほどに強く抱き締められる。

「んんっ!! ハァッ……波留ぅっ!!」

 絞り出すような声が漏れる。

「なんで俺、年下なんだろう……
 可愛い後輩、だけじゃ……やっぱり嫌だ」

 波留の顔が苦しそうに歪んだ。

 波、留……

 ピクンッと波留のモノが私の中で震えて、私のアソコに振動する。

「あ、美緒……ハァッ、すっごい締め付けてくる……」

 波留が半身を起こして私の膝裏を抱えて腰を浮かすと深く繋がる。

「あぁっ、波留!!」

 気持ちいいとこを突かれて、私のアソコがビクビクと震える。

「ねぇ、美緒……
 美緒は俺のこと、ほんとは……どう思ってるの?」

 快感に捕われながらも、波留の切ない表情に意識を戻される。

 私の、本当の想い……

 波留が、好き。

 でも……いいの?
 その気持ちだけで、突っ走っちゃって……

 弱気な私が心にブレーキをかける。

 ズンッ!!

 さっきよりも更に奥深くに波留のモノが突き立てられる。

「ンンフッ!!」
「俺は、美緒が好き。
 美緒も俺のこと好きなら……余計なこと、考えないで?」

 ズクッ……

 また深く突かれる。

「あ、ハァッ……」
「俺だけ見て……俺のことだけ、考えて」

 波留が深く強い律動を繰り返しながら、加速する。波留のモノが奥まで当たって、その度にもの凄い快感が電流のように身体を穿く。

「ハアッハアッ……あぁっ!! ハァン……ハァッ、ハァッ……」

 激しい律動にただ喘ぎ声をあげるだけの私に、波留の艶を帯びた掠れた声が落ちる。

「ハァッ…好き。好き……ンッ…美緒……たまらなく、ハァ……好き。
 大好き……ハァッ、ハァッ……」

 胸が潰れそうな程、苦しくて幸せな痛みに私の目尻から涙が溢れる。

 あぁ……理屈、じゃないんだ。
 私の身体も心も……こんなに波留を求めてる。
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