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2.記憶の中の愛しい人
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カタンと扉が閉まる音を確認すると、美羽は寝室のサイドテーブルの引き出しを慎重に開けた。ジュエリーボックスが置かれたその奥にしまってあるものを取り出す。
小型の電気マッサージ器。もし義昭に見つかってしまっても、言い訳出来るようにと購入したものだった。
事が済んだ義昭は、決して美羽の寝室に戻ってくることはない。
そう分かっていても、鍵をかけていない状況に、不安と怖さが募っていく。けれど、そのスリルもまた、興奮の材料の一部となっていた。
中断されてしまった妄想の続きに思いを馳せる。
類の女性のような細くて白い指、滑らかな指遣い、ぴったりと吸い付き合う肌の感触を思い出すだけで、砂漠のように乾ききった井戸から泉のように愛蜜が溢れ出す。
『ミュー……僕の愛しいミュー。大好きだよ』
記憶の中の声が、呼び掛ける。
あぁ、類。好き……大好き……私を、愛して……
シーツの隙間から、掌に収まるぐらいの小さな玩具をするりと滑り込ませる。妄想の中ではいつだって、これは類の手となり指となる。
電源を押すと、緩く細かな振動が手に伝わってきた。
全身をゆっくり愛撫したい欲に駆られつつも、美羽は少し開いた脚の間へとそれを近づける。くぐもったブブブ……という音が花芽に当てられることにより、消えた。代わりに、「クッ……」と美羽の喉の奥が鳴る音が静かな部屋に落とされた。
確実に押し当てられ、一定に揺らされる振動。揺さぶられる衝動。波が、少しずつ押し寄せて高まってくる。そう、これは類の指遣い。
あぁ、ダメ……く、くる……あぁ、類……!!
脚が引き攣り、指の先まで緊張する。脳髄が熱くなり、真っ白に塗り潰されていく。
『フフッ……ミュー、いいよ。イって……』
「ッカハ!! ハァッ、ッックゥ……」
きつく噛み締めた歯の隙間から漏れる声。ビクビクと痙攣する花芽に当たる振動が、絶頂に達してもなお、更なる快感を引き寄せようと手招く。
だが、美羽は電源を押してスイッチを切り、躰を弛緩させた。
また……しちゃった。
絶頂の余韻にふんわりと包まれながらも、罪悪感が黒雲のように心を覆い尽くしていく。
どうして、私は……
突き上がってくる胸の衝動に耐えきれず、俯せになると枕に顔を埋めた。まだ美羽の花芽が、満たされない欲を求めてドクドクと蠢いていた。
小型の電気マッサージ器。もし義昭に見つかってしまっても、言い訳出来るようにと購入したものだった。
事が済んだ義昭は、決して美羽の寝室に戻ってくることはない。
そう分かっていても、鍵をかけていない状況に、不安と怖さが募っていく。けれど、そのスリルもまた、興奮の材料の一部となっていた。
中断されてしまった妄想の続きに思いを馳せる。
類の女性のような細くて白い指、滑らかな指遣い、ぴったりと吸い付き合う肌の感触を思い出すだけで、砂漠のように乾ききった井戸から泉のように愛蜜が溢れ出す。
『ミュー……僕の愛しいミュー。大好きだよ』
記憶の中の声が、呼び掛ける。
あぁ、類。好き……大好き……私を、愛して……
シーツの隙間から、掌に収まるぐらいの小さな玩具をするりと滑り込ませる。妄想の中ではいつだって、これは類の手となり指となる。
電源を押すと、緩く細かな振動が手に伝わってきた。
全身をゆっくり愛撫したい欲に駆られつつも、美羽は少し開いた脚の間へとそれを近づける。くぐもったブブブ……という音が花芽に当てられることにより、消えた。代わりに、「クッ……」と美羽の喉の奥が鳴る音が静かな部屋に落とされた。
確実に押し当てられ、一定に揺らされる振動。揺さぶられる衝動。波が、少しずつ押し寄せて高まってくる。そう、これは類の指遣い。
あぁ、ダメ……く、くる……あぁ、類……!!
脚が引き攣り、指の先まで緊張する。脳髄が熱くなり、真っ白に塗り潰されていく。
『フフッ……ミュー、いいよ。イって……』
「ッカハ!! ハァッ、ッックゥ……」
きつく噛み締めた歯の隙間から漏れる声。ビクビクと痙攣する花芽に当たる振動が、絶頂に達してもなお、更なる快感を引き寄せようと手招く。
だが、美羽は電源を押してスイッチを切り、躰を弛緩させた。
また……しちゃった。
絶頂の余韻にふんわりと包まれながらも、罪悪感が黒雲のように心を覆い尽くしていく。
どうして、私は……
突き上がってくる胸の衝動に耐えきれず、俯せになると枕に顔を埋めた。まだ美羽の花芽が、満たされない欲を求めてドクドクと蠢いていた。
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