悪役令嬢と言うか、悲劇のヒロインだよね!?

神々廻

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「王子、婚約破棄してくださいませ」

私の言った通り、メアリーは王子に婚約破棄のお願いしや。

「は!?何故そんな事言うんだ。あの平民に唆されたのか!?」


聞き捨てならない言葉が気消えたが.....

「いえ、DV男とは結婚できないと思いまして。それに私に散々醜いだの、婚約するんじゃなかったなんて言ってらっしゃったでは無いですか?」

「そ、それは.....」

「そんな方と生涯を共にしたくないんです」

「違う!好きだから心にも無いことを言ってしまったんだ!!本当だ、悪かった」


「ちょっとまっつぁあああああ!!何が悪かったやと!?あんたのせいでメアリーは、私の最推しはダメダメ悪役令嬢になったんだぞ!?」

この王子はやっぱり好きだからいじめてるんだ。



「話は聞かせて貰いました」



「お、お母様!?こっこれは」


パーーーン


「貴方何やったかわかってるの!?手紙を毎日のように書いていて、毎回惚気話をしているから大丈夫だろうって思ってたら.....」

「お母様、今叩きましたね!?」

「男でしょう!?叩かれたぐらいで泣くな!!」

この方は王子のお母様だった。

「っこっんのバカ息子がごめんなさいね。婚約破棄はこちら側の責任だわ。周りからは私から言っておくから大丈夫よ」


「メアリー!!俺は婚約破棄なんてしないぞ!!」


「婚約するんじゃなかったが口癖だった貴方と婚約し続けるなんて嫌ですわ」

「それじゃあ、また今度ねメアリーちゃん」


王妃かっけえ。
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