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1章.現代
13.
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熱い。まるで風邪を拗らせて高熱が出ている感じが続いてる。水を飲もうとするが手が震えて溢してしまった。拭かないとと頭では思っているのに身体が熱くて考えがまとまらない。
何故かペニスが立ち上がっている。僕は自慰をしたことがなかった。知識としては知ってるけど困ったことがなかったから。
「…どうすれば…いいの?」
ズボンの中に手をいれてみる。立ち上がったものに手を添えると濡れている。そっと動かしてみると、今まで感じたことのない刺激が身体中に駆け巡る。しかも今まで排泄しか使わなかったアナルからドロッと何かが出てきた。
「なんで…濡れてるの?」
後ろを触るとすでにびっしょり濡れていた。気持ち悪さにズボンも下着も脱ぐ。ペニスからも先走りのカウパーが出ている。授業の知識しかない。どうすればいいのか分からないのに、どんどん身体が熱くなる。ペニスを擦ってみた。するともう手が止められなく一気にさっきの比ではない刺激がきた。気付くと精液が胸に飛び散っていた。少し落ち着けると思ったのに更に熱が集まる。すでに立ち上がっていて後ろも濡れて体液が垂れてきている。後ろがピクピクと痙攣している。中に何かを入れなくては、という考えしか思い付かない。
先生に説明を受けた機械を手に取る。男性のペニス形をしたバイブだった。後ろの穴にそっと当てて入れてみた。
「あーーっん。」
また、イってしまった。白濁した精液が飛び散っている。そこから記憶が曖昧になってしまった。何度擦っても止められなくて後ろもバイブをずっと入れたままだ。イッてもイッても収まらない熱を、ただただ何度も自分で慰めるしかなかった。
気づいた時には3日経っていた。最初のような何も分からなくなるくらいの熱は引いていた。だけどたまに熱がぶり返す。そうするとまた何度もイってしまう。体力がないせいか途中など意識がなくなり意識が戻ると自分で慰める行為が続いていた。
食事も色々揃えてあって1~2日は食べることもなかったが3日はさすがにお腹が空き温めて食事もした。お風呂も付いているので入った。色んな所に飛び散った体液を赤くなるまで何度も洗った。自分がとても汚いものに感じた。着替えもあり制服もクリーニングに出せるようになっていた。
オメガがアルファを求めてしまうということが、どういうことなのか身をもって実感した。発情期で僕はアルファを誘ってしまう。そして僕も求めてしまうことが怖かった。晴一はアルファだろうか?もしアルファであれば僕は晴一をフェロモンで誘い、あんな淫らな行為を求めてしまうのだろうか?
「無理だよ。晴一にこんなみっともない僕は見せられないよ。」
晴一は、誰かとこんな行為をしたことがあるのだろうか。あの身体で、あの声で、あの腕で、あの手で、誰かを抱いたことがあるのだろうか。そう思ったらまたあの熱がズンと身体中を襲う。
あの胸に抱き締められたら…あの手でここにと、ペニスに手を添える。晴一の手はもっと大きい。後ろもまた濡れだした。アナルにもまたバイブを入れてみた。お風呂に一緒に入ったときあそこは、かなり大きかった。平気で一緒にお風呂入っていたのが信じられない。晴一のあれをここに入れたら…?
「あ…っ。せいいち…おおきぃ…。」
もう止められなかった。晴一に抱かれたらと考え始めて何度も何度もイってしまう。しかも熱が引かない。「優。」と幻聴まで聞こえる。
「晴一。もっと…。」
『優。大丈夫。俺がいる。好きだよ。』
うん。夢のような時間。夢なんだけど晴一に抱かれる。僕は晴一と一緒にいたい。晴一こんな僕でもいいの?現実では言えない言葉が溢れ出す。
「晴一が、好き…」
言葉にすると、すとんと自分の気持ちがはまったような気がした。
それからもヒートが何度も襲ってきた。それでも、一週間経つと、もう熱くなることもなくなった。
「終わったのかな?」
部屋の中を見ると酷い有り様だった。ベッドもシーツもあの道具も臭いも酷い。とてもじゃないがこんな状態を見せられない。隅にBOXがありそこに汚れた物を入れられるようになっていた。そこに、とにかく詰め込む。スプレーも置いてあったので部屋中にかける。お風呂も入りそして着替えて、そして電話をかけた。
「終わりました。」
と伝えるとしばらくしてドアが開いた。
「お疲れさま。今、昼ですが家まで送りましょう。制服もクリーニングから返ってきてますよ。」
先生の車でマンションまで送ってもらう。
「今度藤崎くんに会ったらお礼を言って下さいね。あの子が俺を呼びに来たから。」
分かりましたと車を降りた。
扉を開ける。あの人が待っていた。
「帰ってこないから心配したじゃない。」
全く心配している感じではない。
「学校に電話したら発情期だって言うじゃない。とうとう…。あー嬉しい。あなたにふさわしいアルファ選んであげるから待ってなさい。」
そう言って出ていった。僕は何を夢見ていたんだろう。オメガはアルファにしか救ってもらえない。晴一がいいと夢を見た。絶対無理だと分かっていたのに…。
「晴一…。」
何故かペニスが立ち上がっている。僕は自慰をしたことがなかった。知識としては知ってるけど困ったことがなかったから。
「…どうすれば…いいの?」
ズボンの中に手をいれてみる。立ち上がったものに手を添えると濡れている。そっと動かしてみると、今まで感じたことのない刺激が身体中に駆け巡る。しかも今まで排泄しか使わなかったアナルからドロッと何かが出てきた。
「なんで…濡れてるの?」
後ろを触るとすでにびっしょり濡れていた。気持ち悪さにズボンも下着も脱ぐ。ペニスからも先走りのカウパーが出ている。授業の知識しかない。どうすればいいのか分からないのに、どんどん身体が熱くなる。ペニスを擦ってみた。するともう手が止められなく一気にさっきの比ではない刺激がきた。気付くと精液が胸に飛び散っていた。少し落ち着けると思ったのに更に熱が集まる。すでに立ち上がっていて後ろも濡れて体液が垂れてきている。後ろがピクピクと痙攣している。中に何かを入れなくては、という考えしか思い付かない。
先生に説明を受けた機械を手に取る。男性のペニス形をしたバイブだった。後ろの穴にそっと当てて入れてみた。
「あーーっん。」
また、イってしまった。白濁した精液が飛び散っている。そこから記憶が曖昧になってしまった。何度擦っても止められなくて後ろもバイブをずっと入れたままだ。イッてもイッても収まらない熱を、ただただ何度も自分で慰めるしかなかった。
気づいた時には3日経っていた。最初のような何も分からなくなるくらいの熱は引いていた。だけどたまに熱がぶり返す。そうするとまた何度もイってしまう。体力がないせいか途中など意識がなくなり意識が戻ると自分で慰める行為が続いていた。
食事も色々揃えてあって1~2日は食べることもなかったが3日はさすがにお腹が空き温めて食事もした。お風呂も付いているので入った。色んな所に飛び散った体液を赤くなるまで何度も洗った。自分がとても汚いものに感じた。着替えもあり制服もクリーニングに出せるようになっていた。
オメガがアルファを求めてしまうということが、どういうことなのか身をもって実感した。発情期で僕はアルファを誘ってしまう。そして僕も求めてしまうことが怖かった。晴一はアルファだろうか?もしアルファであれば僕は晴一をフェロモンで誘い、あんな淫らな行為を求めてしまうのだろうか?
「無理だよ。晴一にこんなみっともない僕は見せられないよ。」
晴一は、誰かとこんな行為をしたことがあるのだろうか。あの身体で、あの声で、あの腕で、あの手で、誰かを抱いたことがあるのだろうか。そう思ったらまたあの熱がズンと身体中を襲う。
あの胸に抱き締められたら…あの手でここにと、ペニスに手を添える。晴一の手はもっと大きい。後ろもまた濡れだした。アナルにもまたバイブを入れてみた。お風呂に一緒に入ったときあそこは、かなり大きかった。平気で一緒にお風呂入っていたのが信じられない。晴一のあれをここに入れたら…?
「あ…っ。せいいち…おおきぃ…。」
もう止められなかった。晴一に抱かれたらと考え始めて何度も何度もイってしまう。しかも熱が引かない。「優。」と幻聴まで聞こえる。
「晴一。もっと…。」
『優。大丈夫。俺がいる。好きだよ。』
うん。夢のような時間。夢なんだけど晴一に抱かれる。僕は晴一と一緒にいたい。晴一こんな僕でもいいの?現実では言えない言葉が溢れ出す。
「晴一が、好き…」
言葉にすると、すとんと自分の気持ちがはまったような気がした。
それからもヒートが何度も襲ってきた。それでも、一週間経つと、もう熱くなることもなくなった。
「終わったのかな?」
部屋の中を見ると酷い有り様だった。ベッドもシーツもあの道具も臭いも酷い。とてもじゃないがこんな状態を見せられない。隅にBOXがありそこに汚れた物を入れられるようになっていた。そこに、とにかく詰め込む。スプレーも置いてあったので部屋中にかける。お風呂も入りそして着替えて、そして電話をかけた。
「終わりました。」
と伝えるとしばらくしてドアが開いた。
「お疲れさま。今、昼ですが家まで送りましょう。制服もクリーニングから返ってきてますよ。」
先生の車でマンションまで送ってもらう。
「今度藤崎くんに会ったらお礼を言って下さいね。あの子が俺を呼びに来たから。」
分かりましたと車を降りた。
扉を開ける。あの人が待っていた。
「帰ってこないから心配したじゃない。」
全く心配している感じではない。
「学校に電話したら発情期だって言うじゃない。とうとう…。あー嬉しい。あなたにふさわしいアルファ選んであげるから待ってなさい。」
そう言って出ていった。僕は何を夢見ていたんだろう。オメガはアルファにしか救ってもらえない。晴一がいいと夢を見た。絶対無理だと分かっていたのに…。
「晴一…。」
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