13 / 105
食いしん坊聖女はプロセルピナ神殿へ行く。
毒入り紅茶のおもてなし。
しおりを挟む
「へぇ~…外は少し残念な感じでしたけど、中は思ったよりも綺麗なんですね。」
「「「「「(えっ!?ここで喧嘩売るの!?)」」」」」
中に入れば、他の神殿と変わらない見た目をしている。どうやら外観だけが他とは違うようだ。
思ったままの感想をそのまま口に出せば、他の聖女たちがアンネリーゼの方をバッと振り向いた。
「フォッフォッフォ。ここは神殿ですからのぉ…それなりに綺麗にしておりますじゃ。旅の疲れもあるじゃろうし、こちらで少しお茶を飲んでお待ちくだされ。」
食堂へと連れてこられたアンネリーゼ達は各々空いている席へと座る。
すると、どこに隠れていたのか分からないが、黒ドレスに身を包んだ女性達がお茶とお菓子を運んでくる。
(思っていたよりも、若い人たちばかりじゃない。)
ここにいる聖女は妙齢の方たちだけと聞いていただけになんだか拍子抜けだ。
人数を数えて見ると、10人以上はいるだろうか。
「「「「こちらをどうぞ。」」」」
一糸乱れぬ動きで目の前にクッキーと紅茶を置いていく女性たち。
「ありがとう。」
紅茶はまだ淹れたばかりのようで、湯気が出ている。
持ってきてくれた聖女に感謝の気持ちを伝えると、「どういたしまして。」と返ってくる。
他の人達も同じように感謝の気持ちを伝えているが、返ってくる言葉は決まって「どういたしまして。」のみ。
それから暫くしてクッキーと紅茶が全員に行き渡ると、腰を前に少し屈め、手を前に差し出しながら同じ方向、同じ角度に頭を傾けると同じ声色で一言…
「「「「どうぞ、召し上がれ。」」」」
とだけ言ってこの場を去っていく。
その姿に違和感を感じたアンネリーゼはふと聖女たちの足元を見た。
(あれ…影がない…。)
人形のような一糸乱れぬ動き。録音されたように同じ言葉だけを話し、影のない聖女たち。
先ほどまで感じていた違和感の正体に気づいたアンネリーゼは、急いで紅茶やクッキーに手を出さないように伝える。
「皆、紅茶とクッキーには手を出さないで!!!もし口に入れた人はすぐに吐き出して!!」
アンネリーゼの慌てぶりに驚いた聖女達は急いで紅茶を吐き出した。
(やられたわ…いつもだったら人から貰ったものに手をつけないように言っていたけど…神殿だからって油断していた…。)
「チッ…」
小さく舌打ちすると思っていた以上に響いていたのか、他の人達がびくりと肩を揺らす。
「おい…。リーゼ。イライラしているのが顔に出ているぞ?何があったか説明してくれ…。」
ケルネリウスがアンネリーゼのことをリーゼと呼ぶ時はアンネリーゼがキレている時やイライラしている時が多い。
何があったのか説明を求めればアンネリーゼは少し考えたあとポツリと言った。
「あれは聖女じゃないわ。恐らくあのおじいさんも…。」
足元を見るように目線を下げればケルネリウスもわかったのか眉間に皺を寄せた。
「アニデヴォーラか…。」
アニデヴォーラ。
人の魂と記憶を食べ、食べた相手に成り代わるという魔物で、魔物ランクはCランクからAランクと幅広い。
「えぇ…記憶も食べると聞くから、聖女が若いのは昔の頃なのだと思うわ。」
記憶まで食べられているため、食べた本人になりきって生活をしているせいか、見分けが付きにくく、アニデヴォーラに変わっていても気付かないことが多い。そのため人に紛れて一緒に生活をしている事もあると聞く。
一緒に暮らしていても最初のうちは問題ないのだが、相手の中身は魔物。瘴気に当てられて体調が悪くなったところを魔人になる前に魂ごと食べてしまうというかなり厄介な魔物だ。
しかも食べた人数、記憶の多さによって強さが変わってくるからタチが悪い。
「恐らく、ここにいる人たちはもう全員アニデヴォーラに食べられているわね。それで今度は私達を標的にしようとしたってわけ…あの紅茶もクッキーも毒入りだと思うわ…食べてたら今ごろ魂ごと餌食にされていたはずよ。」
アンネリーゼが粗方説明を終えれば待っていたかのように"パチパチパチ"と拍手の音が聞こえる。
気の抜けたような拍手が聞こえた方向を見れば先ほど出ていったはずのおじいさんがヨダレを垂らしながらこちらを見ていた。
「ぢゅるり…。お見事です。リーゼ様。」
ケルネリウスが"リーゼ"と読んでいたのを聞いていたのだろう。執事姿のおじいさんがこちらに近づいてきながら、先ほどアンネリーゼが話した事を話し出す。
「そうです。私たちはアニデヴォーラ。魂を喰らう者です。ここにいた方々は我々が美味しくいただきました。ここはすでに私達の住処…ですので貴方達にも私達の美味しい餌となっていただきましょう。」
そう言うやいなや、隠れていたはずのアニデヴォーラ達が出てきて聖女たちへと襲いかかろうとした。
その時…
「「「「キャー」」」」
叫び声と同時に遠くからペティナイフが飛んできて、アニデヴォーラの左胸と額に突き刺さる。
アニデヴォーラは魂と脳を喰らうため魔石が胸の辺りもしくは額にあることが多いのだ。
それを知っていたアンネリーゼは同時に両方を攻撃した。
すると実態を保っていられないのかその場に崩れ落ちた。
「私、ご飯を食べるのは好きだけど、ご飯にされるのは嫌なのよ。」
持っていたペティーナイフを舌で軽く舐める姿はまるで吸血鬼のようだ。
「だからね…私たちの代わりに死んでちょうだい?」
瞳孔が開いた状態で話す姿は魔王よりも怖い。
アニデヴォーラ達も同じことを思ったのかアンネリーゼから少し距離を取る。
「ざっと見た感じ…100体以上かしら。」
周りを見渡し、どの位いるのか目視で確認すると、頭の中で割り当てを考える。
戦えるのはケルネリウスを含む神官騎士5人と大神官1人。それと中聖女の3人のみ。
こめかみ辺りを人差し指でグリグリしながら何体ずつ倒せばいいか計算すると…
「うーん…ざっと1人10体倒せばいいから…うん。いけるわね!!」
「「「「(いや、無理だから!!)」」」」
1人10体倒せばいいと言われて心の中で叫ぶのはいつものお約束だ。
「10体か…それなら余裕だな。」
アンネリーゼの言葉にうなずき返すのはケルネリウス1人だけである。
「「「「(余裕じゃねぇーよ!!)」」」」
皆の言葉が一致するものの…実際はそんな余裕はなく苦い顔をしながら、一体ずつ、時間をかけてもいいから的確に倒していくのだった。
そしてその頃アンネリーゼはというと…。
「んふふ。さぁ、遊びはこれからよ?私と一緒に遊びましょう?」
ペティーナイフを片手に4本ずつそれぞれの指に挟みながら、1本ずつ丁寧に投げて額をぶち抜いていく。
「んふふ。リース。どっちがたくさん倒せるか競争しましょ?負けたら…一週間相手の言うことを聞くって言うのはどう?」
「あぁ、いいな。じゃあ今からスタートだ。」
ケルネリウスとアンネリーゼは悪魔のような笑みを浮かべながら次から次へとアニデヴォーラを倒していくのだった。
「お、お前は一体…なんなんだ。」
そして最後の一体である、アニデヴォーラの胸元にペティーナイフを刺せば、冷たい声色で言い放つ。
「私?私は王都を追われた大聖女よ。そこら辺にいる聖女と何も変わらないわ!!」
全ての実体がなくなり魔石になったのを確認すれば、使わなかったペティーナイフをクルクルと回しながらケルネリウスのところへ向かう。
「ふふふ。私は51体倒したわ!」
「くっそー!!また負けたか。俺は44体だ。」
「ふふ …この勝負、私の勝ちね!!」
その時の笑顔は14歳の少女らしい笑顔だった。
因みに他の聖女たちはと言うと…皆で一体ずつ倒すのがやっとで、この二人に敵うものは誰一人としていなかった。
「魔物より化け物ね…。」
誰かが呟いた一言に、皆が頷いた。
「「「「「(えっ!?ここで喧嘩売るの!?)」」」」」
中に入れば、他の神殿と変わらない見た目をしている。どうやら外観だけが他とは違うようだ。
思ったままの感想をそのまま口に出せば、他の聖女たちがアンネリーゼの方をバッと振り向いた。
「フォッフォッフォ。ここは神殿ですからのぉ…それなりに綺麗にしておりますじゃ。旅の疲れもあるじゃろうし、こちらで少しお茶を飲んでお待ちくだされ。」
食堂へと連れてこられたアンネリーゼ達は各々空いている席へと座る。
すると、どこに隠れていたのか分からないが、黒ドレスに身を包んだ女性達がお茶とお菓子を運んでくる。
(思っていたよりも、若い人たちばかりじゃない。)
ここにいる聖女は妙齢の方たちだけと聞いていただけになんだか拍子抜けだ。
人数を数えて見ると、10人以上はいるだろうか。
「「「「こちらをどうぞ。」」」」
一糸乱れぬ動きで目の前にクッキーと紅茶を置いていく女性たち。
「ありがとう。」
紅茶はまだ淹れたばかりのようで、湯気が出ている。
持ってきてくれた聖女に感謝の気持ちを伝えると、「どういたしまして。」と返ってくる。
他の人達も同じように感謝の気持ちを伝えているが、返ってくる言葉は決まって「どういたしまして。」のみ。
それから暫くしてクッキーと紅茶が全員に行き渡ると、腰を前に少し屈め、手を前に差し出しながら同じ方向、同じ角度に頭を傾けると同じ声色で一言…
「「「「どうぞ、召し上がれ。」」」」
とだけ言ってこの場を去っていく。
その姿に違和感を感じたアンネリーゼはふと聖女たちの足元を見た。
(あれ…影がない…。)
人形のような一糸乱れぬ動き。録音されたように同じ言葉だけを話し、影のない聖女たち。
先ほどまで感じていた違和感の正体に気づいたアンネリーゼは、急いで紅茶やクッキーに手を出さないように伝える。
「皆、紅茶とクッキーには手を出さないで!!!もし口に入れた人はすぐに吐き出して!!」
アンネリーゼの慌てぶりに驚いた聖女達は急いで紅茶を吐き出した。
(やられたわ…いつもだったら人から貰ったものに手をつけないように言っていたけど…神殿だからって油断していた…。)
「チッ…」
小さく舌打ちすると思っていた以上に響いていたのか、他の人達がびくりと肩を揺らす。
「おい…。リーゼ。イライラしているのが顔に出ているぞ?何があったか説明してくれ…。」
ケルネリウスがアンネリーゼのことをリーゼと呼ぶ時はアンネリーゼがキレている時やイライラしている時が多い。
何があったのか説明を求めればアンネリーゼは少し考えたあとポツリと言った。
「あれは聖女じゃないわ。恐らくあのおじいさんも…。」
足元を見るように目線を下げればケルネリウスもわかったのか眉間に皺を寄せた。
「アニデヴォーラか…。」
アニデヴォーラ。
人の魂と記憶を食べ、食べた相手に成り代わるという魔物で、魔物ランクはCランクからAランクと幅広い。
「えぇ…記憶も食べると聞くから、聖女が若いのは昔の頃なのだと思うわ。」
記憶まで食べられているため、食べた本人になりきって生活をしているせいか、見分けが付きにくく、アニデヴォーラに変わっていても気付かないことが多い。そのため人に紛れて一緒に生活をしている事もあると聞く。
一緒に暮らしていても最初のうちは問題ないのだが、相手の中身は魔物。瘴気に当てられて体調が悪くなったところを魔人になる前に魂ごと食べてしまうというかなり厄介な魔物だ。
しかも食べた人数、記憶の多さによって強さが変わってくるからタチが悪い。
「恐らく、ここにいる人たちはもう全員アニデヴォーラに食べられているわね。それで今度は私達を標的にしようとしたってわけ…あの紅茶もクッキーも毒入りだと思うわ…食べてたら今ごろ魂ごと餌食にされていたはずよ。」
アンネリーゼが粗方説明を終えれば待っていたかのように"パチパチパチ"と拍手の音が聞こえる。
気の抜けたような拍手が聞こえた方向を見れば先ほど出ていったはずのおじいさんがヨダレを垂らしながらこちらを見ていた。
「ぢゅるり…。お見事です。リーゼ様。」
ケルネリウスが"リーゼ"と読んでいたのを聞いていたのだろう。執事姿のおじいさんがこちらに近づいてきながら、先ほどアンネリーゼが話した事を話し出す。
「そうです。私たちはアニデヴォーラ。魂を喰らう者です。ここにいた方々は我々が美味しくいただきました。ここはすでに私達の住処…ですので貴方達にも私達の美味しい餌となっていただきましょう。」
そう言うやいなや、隠れていたはずのアニデヴォーラ達が出てきて聖女たちへと襲いかかろうとした。
その時…
「「「「キャー」」」」
叫び声と同時に遠くからペティナイフが飛んできて、アニデヴォーラの左胸と額に突き刺さる。
アニデヴォーラは魂と脳を喰らうため魔石が胸の辺りもしくは額にあることが多いのだ。
それを知っていたアンネリーゼは同時に両方を攻撃した。
すると実態を保っていられないのかその場に崩れ落ちた。
「私、ご飯を食べるのは好きだけど、ご飯にされるのは嫌なのよ。」
持っていたペティーナイフを舌で軽く舐める姿はまるで吸血鬼のようだ。
「だからね…私たちの代わりに死んでちょうだい?」
瞳孔が開いた状態で話す姿は魔王よりも怖い。
アニデヴォーラ達も同じことを思ったのかアンネリーゼから少し距離を取る。
「ざっと見た感じ…100体以上かしら。」
周りを見渡し、どの位いるのか目視で確認すると、頭の中で割り当てを考える。
戦えるのはケルネリウスを含む神官騎士5人と大神官1人。それと中聖女の3人のみ。
こめかみ辺りを人差し指でグリグリしながら何体ずつ倒せばいいか計算すると…
「うーん…ざっと1人10体倒せばいいから…うん。いけるわね!!」
「「「「(いや、無理だから!!)」」」」
1人10体倒せばいいと言われて心の中で叫ぶのはいつものお約束だ。
「10体か…それなら余裕だな。」
アンネリーゼの言葉にうなずき返すのはケルネリウス1人だけである。
「「「「(余裕じゃねぇーよ!!)」」」」
皆の言葉が一致するものの…実際はそんな余裕はなく苦い顔をしながら、一体ずつ、時間をかけてもいいから的確に倒していくのだった。
そしてその頃アンネリーゼはというと…。
「んふふ。さぁ、遊びはこれからよ?私と一緒に遊びましょう?」
ペティーナイフを片手に4本ずつそれぞれの指に挟みながら、1本ずつ丁寧に投げて額をぶち抜いていく。
「んふふ。リース。どっちがたくさん倒せるか競争しましょ?負けたら…一週間相手の言うことを聞くって言うのはどう?」
「あぁ、いいな。じゃあ今からスタートだ。」
ケルネリウスとアンネリーゼは悪魔のような笑みを浮かべながら次から次へとアニデヴォーラを倒していくのだった。
「お、お前は一体…なんなんだ。」
そして最後の一体である、アニデヴォーラの胸元にペティーナイフを刺せば、冷たい声色で言い放つ。
「私?私は王都を追われた大聖女よ。そこら辺にいる聖女と何も変わらないわ!!」
全ての実体がなくなり魔石になったのを確認すれば、使わなかったペティーナイフをクルクルと回しながらケルネリウスのところへ向かう。
「ふふふ。私は51体倒したわ!」
「くっそー!!また負けたか。俺は44体だ。」
「ふふ …この勝負、私の勝ちね!!」
その時の笑顔は14歳の少女らしい笑顔だった。
因みに他の聖女たちはと言うと…皆で一体ずつ倒すのがやっとで、この二人に敵うものは誰一人としていなかった。
「魔物より化け物ね…。」
誰かが呟いた一言に、皆が頷いた。
101
あなたにおすすめの小説
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
ダンジョンに捨てられた私 奇跡的に不老不死になれたので村を捨てます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私の名前はファム
前世は日本人、とても幸せな最期を迎えてこの世界に転生した
記憶を持っていた私はいいように使われて5歳を迎えた
村の代表だった私を拾ったおじさんはダンジョンが枯渇していることに気が付く
ダンジョンには栄養、マナが必要。人もそのマナを持っていた
そう、おじさんは私を栄養としてダンジョンに捨てた
私は捨てられたので村をすてる
薄幸ヒロインが倍返しの指輪を手に入れました
佐崎咲
ファンタジー
義母と義妹に虐げられてきた伯爵家の長女スフィーナ。
ある日、亡くなった実母の遺品である指輪を見つけた。
それからというもの、義母にお茶をぶちまけられたら、今度は倍量のスープが義母に浴びせられる。
義妹に食事をとられると、義妹は強い空腹を感じ食べても満足できなくなる、というような倍返しが起きた。
指輪が入れられていた木箱には、実母が書いた紙きれが共に入っていた。
どうやら母は異世界から転移してきたものらしい。
異世界でも強く生きていけるようにと、女神の加護が宿った指輪を賜ったというのだ。
かくしてスフィーナは義母と義妹に意図せず倍返ししつつ、やがて母の死の真相と、父の長い間をかけた企みを知っていく。
(※黒幕については推理的な要素はありませんと小声で言っておきます)
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
無能だと追放された「雑用係」のハル、現代の知恵(ライフハック)を駆使したら、呪われた魔王城が聖域化して伝説の賢者と呼ばれ始めた
ユネ
ファンタジー
「君のような無能な掃除係は必要ない!」
勇者パーティーからゴミのように捨てられた雑用係のハル。だが彼女には、前世で培った【家事のプロとしてのライフハック】があった。
移り住んだのは、誰もが恐れる『呪われた魔王城』。しかしハルにとっては、ただの「掃除のしがいがある大型物件」に過ぎなかった!
重曹とクエン酸で呪いを浄化し、アルミホイルで魔物を除け、ジャガイモの皮で伝説の鏡を蘇らせる。
魔法より便利な知恵で、お城はいつの間にか世界一快適な聖域に。
一方、ハルを失った勇者たちは、汚部屋と化した拠点と自らの無知に絶望することになり――。
これは、一人の「掃除好き」が知恵と工夫だけで異世界に革命を起こし、最高のスローライフを手に入れるまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる