61 / 105
食いしん坊聖女とアグニ・フォルジュ
何を食べても美味しくない…。
しおりを挟む
「もう……ケルネリウス様が居なくなってから、一週間ね……」
ポツリと呟いたのは、メメント・ムーンの一人、ノアールだった。
目の前には、目の下に大きなクマを作ったアンネリーゼが、覚束ない足取りで歩いている。
「仕方ないわ……目の前で、相棒でもあるケルネリウス様が忽然と姿を消したんだもの」
そう言いながら、ノアールの隣に座るジュリナが、そっと飲み物を手渡す。
彼女もまた、メメント・ムーンの一人である。
二人は、アンネリーゼの背中を静かに見守っていた。
その背中は、いつもなら凛としているはずなのに――
今は、どこか折れそうなほど、頼りなく見えた。
そんな空気の中、エリザベッタが声をかける。
「アンナ……あなた、ちゃんと眠れてる? 最近、食欲もないみたいだし……」
「……うん……眠ってはいるんだけど……なんだか眠りが浅いのか、すぐに目が覚めちゃって……
それに、何を食べてもおいしく感じなくて……」
(本人は気づいていないようだけど……それは、ケルネリウスがいなくなったことが原因ね……)
少しだけ間を置いて、アンネリーゼはぽつりと呟いた。
「やっぱり……長年相棒だった鍋の蓋が原因かしら……」
「「「……え!? そこ!?!?」」」
エリザベッタの声に合わせて、ノアールとジュリナの声が大きく響いた。
三人そろってケルネリウスが原因でこんなことになっていると思っていたのだが、どうやら違ったらしい。
エリザベッタは大きくため息を吐く。
「はぁ…あなたねぇ……ケルネリウスが心配だったんじゃないの!?」
「え!? リース!? あの人なら大丈夫よ!!だって…そんな簡単に死ぬようなたまじゃないもの。」
その言葉は、どこから出てくるのか――
相棒として長く共に過ごしたからなのか…
長く共に過ごしたからなのか。
それとも、ただ信じたいだけなのか。
「それにね、私の勘が言っているの。リースは無事だって…。」
その声と瞳には――静かに灯る、揺るぎない信頼があった。
***
「では……始めるか」
そう言うと、イグナ・ヴァルスはマグマの中へと手を差し入れ、ゆっくりと一つの球を取り出した。
「こ、これは……なんだ?」
ケルネリウスが思わず身を乗り出すと、イグナ・ヴァルスは少し得意げに、しかしどこか言葉を探すように答えた。
「う、うむ……これはだな、“魂核”とでも呼んでおこう。この地に眠る者たちの、楽しかったことや、うれしかった気持ち――まあ、ざっくり言えば“陽気な感情のかたまり”ってところだな!」
イグナ・ヴァルスのように、どこか明るく、鮮やかな球。
それはキラキラと金色に輝き、まるで脈打つように微かに震えていた。
以前、デュオ-デキムやクラーケンといった魔物を浄化した時に見た光景に――どこか、よく似ている。
「要するに…負の感情には陽の感情をぶつける…そういうとか?」
「うむ…そういうことだ!」
胸を張って、偉そうに頷くイグナ・ヴァルス。
その顔には、“説明してやった感”が満ちている。
(……なんか、腹が立つな)
「……それで? これをどうするんだ?」
「うむ。これを――食べてもらう」
「食べる!?」
まさかの一言に、二人の間に重い沈黙が流れる。
球は、キラキラと金色に輝いていた。
美味しそうかどうかは、さておき――少なくとも、食べ物には見えない。
イグナ・ヴァルスはどや顔で頷くと、魂核を無理矢理ケルネリウスの口元に持って行く。
「そうだ! ほら……食え!!」
「いやいやいや!! 何も説明されてないのに、いきなり“食え”って言われて食えるか!!しかもこれ、どう見ても鉱石だろ!? 噛んだら歯が砕けるわ!!」
イグナ・ヴァルスは腕を組み、ふむと頷いた。
「……なら、丸呑みだな」
「解決策が雑すぎる!!」
そんなやり取りをしている間に刻々と時間だけが過ぎていく。
「はぁ、仕方がない。一度しか言わないからよく聞け。この魂核にはなシモンの記憶が詰まっている。シモンが苦しい時の記憶はすべてあの魔人が持っているからな。あくまでも陽の感情のみだ。それを食べることで、お前に一度シモンの魂を移すことができるのだ。」
「なぜここまで話さないとわからないのか…」とでもいうようにあきれた口調で話すイグナ・ヴァルスをみて思わず殴りそうになるケルネリウスだったが、
……その拳を、ぎりぎりのところで止めた。
「……っくそ……!」
ケルネリウスは顔をそむけ、深く息を吐く。
付き合いが長いというわけではないが、イグナ・ヴァルスが嘘を吐くようなやつではないということは、短い時間の中で理解していた。
(こういう説明が足りないところはアンネリーゼに似ているんだよな…。)
目の前にいるドラゴンをみて普段面倒を見ているアンネリーゼと重ねるケルネリウス。
(あいつは今…元気にしてるんだろうか…)
そんな想いを胸に、ケルネリウスは目の前の魂核に視線を戻した。
「……つまり、シモンの魂を一時的に俺に宿らせることで、俺が武器を作れるようになると…そう言いたいのか?」
イグナ・ヴァルスは、ケルネリウスの問いに満足げに頷いた。
「うむ。ようやく話が早くなってきたな。
お前の中にシモンの“陽の記憶”を一時的に宿すことで、
彼の魂が望んだ“かたち”――それが、お前の手を通して現れる」
「……魂が、望んだかたち?」
「そうだ。武器とは、ただの鉄の塊ではない。
想いが宿り、記憶が刻まれ、意味を持って初めて“力”となる。
そしてそれは、あの魔人の中に残された“苦しみ”に届く唯一の鍵だ」
ケルネリウスは黙って魂核を見つめた。
その金色の光は、どこか懐かしく、あたたかい。
まるで、遠い昔に交わした約束のように――胸の奥を、そっと照らしていた。
(……シモン。お前が本当に望んでいたものを、俺が形にできるのか?)
ふと、アンネリーゼの顔が浮かぶ。
彼女なら、こういうとき――きっと、迷わず前に進むだろう。
ケルネリウスは小さく息を吐き、拳を握った。
「……わかった。やってみる」
「よし! では、口を開けろ!」
「……やっぱり一発殴っていいか?」
「だめだ」
ケルネリウスは一度目を瞑って深くため息を吐くと、意を決して魂核を飲み込んだ。
ポツリと呟いたのは、メメント・ムーンの一人、ノアールだった。
目の前には、目の下に大きなクマを作ったアンネリーゼが、覚束ない足取りで歩いている。
「仕方ないわ……目の前で、相棒でもあるケルネリウス様が忽然と姿を消したんだもの」
そう言いながら、ノアールの隣に座るジュリナが、そっと飲み物を手渡す。
彼女もまた、メメント・ムーンの一人である。
二人は、アンネリーゼの背中を静かに見守っていた。
その背中は、いつもなら凛としているはずなのに――
今は、どこか折れそうなほど、頼りなく見えた。
そんな空気の中、エリザベッタが声をかける。
「アンナ……あなた、ちゃんと眠れてる? 最近、食欲もないみたいだし……」
「……うん……眠ってはいるんだけど……なんだか眠りが浅いのか、すぐに目が覚めちゃって……
それに、何を食べてもおいしく感じなくて……」
(本人は気づいていないようだけど……それは、ケルネリウスがいなくなったことが原因ね……)
少しだけ間を置いて、アンネリーゼはぽつりと呟いた。
「やっぱり……長年相棒だった鍋の蓋が原因かしら……」
「「「……え!? そこ!?!?」」」
エリザベッタの声に合わせて、ノアールとジュリナの声が大きく響いた。
三人そろってケルネリウスが原因でこんなことになっていると思っていたのだが、どうやら違ったらしい。
エリザベッタは大きくため息を吐く。
「はぁ…あなたねぇ……ケルネリウスが心配だったんじゃないの!?」
「え!? リース!? あの人なら大丈夫よ!!だって…そんな簡単に死ぬようなたまじゃないもの。」
その言葉は、どこから出てくるのか――
相棒として長く共に過ごしたからなのか…
長く共に過ごしたからなのか。
それとも、ただ信じたいだけなのか。
「それにね、私の勘が言っているの。リースは無事だって…。」
その声と瞳には――静かに灯る、揺るぎない信頼があった。
***
「では……始めるか」
そう言うと、イグナ・ヴァルスはマグマの中へと手を差し入れ、ゆっくりと一つの球を取り出した。
「こ、これは……なんだ?」
ケルネリウスが思わず身を乗り出すと、イグナ・ヴァルスは少し得意げに、しかしどこか言葉を探すように答えた。
「う、うむ……これはだな、“魂核”とでも呼んでおこう。この地に眠る者たちの、楽しかったことや、うれしかった気持ち――まあ、ざっくり言えば“陽気な感情のかたまり”ってところだな!」
イグナ・ヴァルスのように、どこか明るく、鮮やかな球。
それはキラキラと金色に輝き、まるで脈打つように微かに震えていた。
以前、デュオ-デキムやクラーケンといった魔物を浄化した時に見た光景に――どこか、よく似ている。
「要するに…負の感情には陽の感情をぶつける…そういうとか?」
「うむ…そういうことだ!」
胸を張って、偉そうに頷くイグナ・ヴァルス。
その顔には、“説明してやった感”が満ちている。
(……なんか、腹が立つな)
「……それで? これをどうするんだ?」
「うむ。これを――食べてもらう」
「食べる!?」
まさかの一言に、二人の間に重い沈黙が流れる。
球は、キラキラと金色に輝いていた。
美味しそうかどうかは、さておき――少なくとも、食べ物には見えない。
イグナ・ヴァルスはどや顔で頷くと、魂核を無理矢理ケルネリウスの口元に持って行く。
「そうだ! ほら……食え!!」
「いやいやいや!! 何も説明されてないのに、いきなり“食え”って言われて食えるか!!しかもこれ、どう見ても鉱石だろ!? 噛んだら歯が砕けるわ!!」
イグナ・ヴァルスは腕を組み、ふむと頷いた。
「……なら、丸呑みだな」
「解決策が雑すぎる!!」
そんなやり取りをしている間に刻々と時間だけが過ぎていく。
「はぁ、仕方がない。一度しか言わないからよく聞け。この魂核にはなシモンの記憶が詰まっている。シモンが苦しい時の記憶はすべてあの魔人が持っているからな。あくまでも陽の感情のみだ。それを食べることで、お前に一度シモンの魂を移すことができるのだ。」
「なぜここまで話さないとわからないのか…」とでもいうようにあきれた口調で話すイグナ・ヴァルスをみて思わず殴りそうになるケルネリウスだったが、
……その拳を、ぎりぎりのところで止めた。
「……っくそ……!」
ケルネリウスは顔をそむけ、深く息を吐く。
付き合いが長いというわけではないが、イグナ・ヴァルスが嘘を吐くようなやつではないということは、短い時間の中で理解していた。
(こういう説明が足りないところはアンネリーゼに似ているんだよな…。)
目の前にいるドラゴンをみて普段面倒を見ているアンネリーゼと重ねるケルネリウス。
(あいつは今…元気にしてるんだろうか…)
そんな想いを胸に、ケルネリウスは目の前の魂核に視線を戻した。
「……つまり、シモンの魂を一時的に俺に宿らせることで、俺が武器を作れるようになると…そう言いたいのか?」
イグナ・ヴァルスは、ケルネリウスの問いに満足げに頷いた。
「うむ。ようやく話が早くなってきたな。
お前の中にシモンの“陽の記憶”を一時的に宿すことで、
彼の魂が望んだ“かたち”――それが、お前の手を通して現れる」
「……魂が、望んだかたち?」
「そうだ。武器とは、ただの鉄の塊ではない。
想いが宿り、記憶が刻まれ、意味を持って初めて“力”となる。
そしてそれは、あの魔人の中に残された“苦しみ”に届く唯一の鍵だ」
ケルネリウスは黙って魂核を見つめた。
その金色の光は、どこか懐かしく、あたたかい。
まるで、遠い昔に交わした約束のように――胸の奥を、そっと照らしていた。
(……シモン。お前が本当に望んでいたものを、俺が形にできるのか?)
ふと、アンネリーゼの顔が浮かぶ。
彼女なら、こういうとき――きっと、迷わず前に進むだろう。
ケルネリウスは小さく息を吐き、拳を握った。
「……わかった。やってみる」
「よし! では、口を開けろ!」
「……やっぱり一発殴っていいか?」
「だめだ」
ケルネリウスは一度目を瞑って深くため息を吐くと、意を決して魂核を飲み込んだ。
24
あなたにおすすめの小説
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
ダンジョンに捨てられた私 奇跡的に不老不死になれたので村を捨てます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私の名前はファム
前世は日本人、とても幸せな最期を迎えてこの世界に転生した
記憶を持っていた私はいいように使われて5歳を迎えた
村の代表だった私を拾ったおじさんはダンジョンが枯渇していることに気が付く
ダンジョンには栄養、マナが必要。人もそのマナを持っていた
そう、おじさんは私を栄養としてダンジョンに捨てた
私は捨てられたので村をすてる
薄幸ヒロインが倍返しの指輪を手に入れました
佐崎咲
ファンタジー
義母と義妹に虐げられてきた伯爵家の長女スフィーナ。
ある日、亡くなった実母の遺品である指輪を見つけた。
それからというもの、義母にお茶をぶちまけられたら、今度は倍量のスープが義母に浴びせられる。
義妹に食事をとられると、義妹は強い空腹を感じ食べても満足できなくなる、というような倍返しが起きた。
指輪が入れられていた木箱には、実母が書いた紙きれが共に入っていた。
どうやら母は異世界から転移してきたものらしい。
異世界でも強く生きていけるようにと、女神の加護が宿った指輪を賜ったというのだ。
かくしてスフィーナは義母と義妹に意図せず倍返ししつつ、やがて母の死の真相と、父の長い間をかけた企みを知っていく。
(※黒幕については推理的な要素はありませんと小声で言っておきます)
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
無能だと追放された「雑用係」のハル、現代の知恵(ライフハック)を駆使したら、呪われた魔王城が聖域化して伝説の賢者と呼ばれ始めた
ユネ
ファンタジー
「君のような無能な掃除係は必要ない!」
勇者パーティーからゴミのように捨てられた雑用係のハル。だが彼女には、前世で培った【家事のプロとしてのライフハック】があった。
移り住んだのは、誰もが恐れる『呪われた魔王城』。しかしハルにとっては、ただの「掃除のしがいがある大型物件」に過ぎなかった!
重曹とクエン酸で呪いを浄化し、アルミホイルで魔物を除け、ジャガイモの皮で伝説の鏡を蘇らせる。
魔法より便利な知恵で、お城はいつの間にか世界一快適な聖域に。
一方、ハルを失った勇者たちは、汚部屋と化した拠点と自らの無知に絶望することになり――。
これは、一人の「掃除好き」が知恵と工夫だけで異世界に革命を起こし、最高のスローライフを手に入れるまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる