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48話 噂 その2
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ユアン様やバール様の居ないささやかなパーティーといったところだろうか。私達への噂は囁かれど、王族が近くに居る状態で面と向かって聞いてくる者が居るはずはない。私はベノム様との関係を深く尋ねられないことに安堵していたのだけれど……。
リュート王女様が悪い表情になっていた。なんだか、嫌な予感がするわ……。
「ベノム兄さま、少し向こうの方へ行きませんか? ジンギスカンと呼ばれるお肉が出ているようでございますのよ」
「ほほう、ジンギスカンか……それは楽しみだな」
リュート王女様の作戦? にベノム様はまったく気付いている様子はない。私は確信は持てなかったけれど、直観的に悟る……リュート王女様は私を一人にしようとしているのだと。
「では、シャルナ嬢……ジンギスカンを拝見しに……」
「いけませんわ、ベノム兄さま。ダイエット中の淑女に対して失礼ですわよ? シャルナはベノム兄さまの為に、よりスレンダーな体型の維持を目指しているのです」
「なに? そうだったのか……それは済まなかったな、シャルナ嬢。許してほしい」
「い、いえ……大丈夫です……はい」
そもそもダイエットなんてしてないんだけれど……。その部分を今言ってしまうと、リュート王女様に後からお仕置きされそうだった。そんな殺気みたいなものを彼女は放っている。とりあえず、ダイエットをしている体裁にしていると……。
「それでは、ベノム兄さま。少しだけジンギスカンを食しに参りましょうか」
「いや、しかし……」
「ほんの少しだけですってば」
「あ、ああ……。済まない、シャルナ嬢。少し席を外しても良いだろうか? 妹がどうしてもと言うのでな」
「はい、大丈夫でございます。どうぞ、楽しんできてくださいませ」
「済まないな、それでは……」
「それじゃあね、シャルナ。ふふふふふっ」
リュート王女様の怪しい笑みと共に、ベノム様も私から離れて行った。なんだろう……すごく不安になるわ。まるで護衛を完全に失ったかのような喪失感。実際には私の護衛は近くを警備しているけれど、何かが起きない限り、私に話しかけて来ることはない。
そう……例え、他の好奇心に満ちた貴族が話しかけて来たとしても……。
「シャルナ様でございますか?」
「は、はい!! そうですが……」
心配していたことがいきなり起きてしまった。貴族令嬢の一人が私に話しかけて来たのだ。
「うふふ、私はメリー・サンプライズと申します。以前にお会いしていますわよね?」
「サンプライズ? 確か伯爵家のメリー伯爵令嬢様ですね?」
「ええ、その通りですわ。覚えていただいて光栄にございます」
「いえ、そんなことは……」
メリー様と話すきっかけが生まれてしまった。このタイミングで話しかけられたということは、ベノム様達が居たから、話しかけづらかったというところかしら?
これも何かの縁かもしれない。私はメリー様との会話を楽しむことにする。
「シャルナ様、ベノム様をお選びしたと聞いた時は……とても驚きでしたわ。うふふ」
あ……なんだかとても嫌な予感がするわ……。
リュート王女様が悪い表情になっていた。なんだか、嫌な予感がするわ……。
「ベノム兄さま、少し向こうの方へ行きませんか? ジンギスカンと呼ばれるお肉が出ているようでございますのよ」
「ほほう、ジンギスカンか……それは楽しみだな」
リュート王女様の作戦? にベノム様はまったく気付いている様子はない。私は確信は持てなかったけれど、直観的に悟る……リュート王女様は私を一人にしようとしているのだと。
「では、シャルナ嬢……ジンギスカンを拝見しに……」
「いけませんわ、ベノム兄さま。ダイエット中の淑女に対して失礼ですわよ? シャルナはベノム兄さまの為に、よりスレンダーな体型の維持を目指しているのです」
「なに? そうだったのか……それは済まなかったな、シャルナ嬢。許してほしい」
「い、いえ……大丈夫です……はい」
そもそもダイエットなんてしてないんだけれど……。その部分を今言ってしまうと、リュート王女様に後からお仕置きされそうだった。そんな殺気みたいなものを彼女は放っている。とりあえず、ダイエットをしている体裁にしていると……。
「それでは、ベノム兄さま。少しだけジンギスカンを食しに参りましょうか」
「いや、しかし……」
「ほんの少しだけですってば」
「あ、ああ……。済まない、シャルナ嬢。少し席を外しても良いだろうか? 妹がどうしてもと言うのでな」
「はい、大丈夫でございます。どうぞ、楽しんできてくださいませ」
「済まないな、それでは……」
「それじゃあね、シャルナ。ふふふふふっ」
リュート王女様の怪しい笑みと共に、ベノム様も私から離れて行った。なんだろう……すごく不安になるわ。まるで護衛を完全に失ったかのような喪失感。実際には私の護衛は近くを警備しているけれど、何かが起きない限り、私に話しかけて来ることはない。
そう……例え、他の好奇心に満ちた貴族が話しかけて来たとしても……。
「シャルナ様でございますか?」
「は、はい!! そうですが……」
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「いえ、そんなことは……」
メリー様と話すきっかけが生まれてしまった。このタイミングで話しかけられたということは、ベノム様達が居たから、話しかけづらかったというところかしら?
これも何かの縁かもしれない。私はメリー様との会話を楽しむことにする。
「シャルナ様、ベノム様をお選びしたと聞いた時は……とても驚きでしたわ。うふふ」
あ……なんだかとても嫌な予感がするわ……。
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