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第8章 結合の刑
第53話 醜悪なる演出
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茜の悲鳴が止み、静寂に包まれたガレージにはぐちゅぐちゅと深いな音が静かに響いていた。
無機質な刃が、乳房の肉と脂肪を切り開く音。葵は一心不乱に自らの乳房に肉切り包丁を差し込み、血と脂を撒き散らしながらその刃を切り進めている。
「いっ……っひ……ひ……ひ……」
葵はしゃっくりに近いような不気味な笑いを発しながら、自らの未発達の乳房を残酷に切り離そうとしている。
しかし、人間の身体は簡単には解体できるものではなく、少女の力と一本の包丁ではなかなかうまく事は進まない。
「ふむ、なかなか進まないものだね。やはり包丁一本ではこんなものか」
乳房の切除に苦戦する葵を眺めながら、僕は呟く。
本来ならば、乳房を切除する為の効率的なやり方はいくらでもある。だが、効率など問題ではない。
長い時間をかけ、葵が自らの手で自らの身体を傷付ける……その光景を茜の記憶に植え付け事が重要なのだ。
「やめ、て……やめ……」
そして、その光景をかれこれ数十分見せつけられている茜は叫ぶことを止め、ただうわごとの様に何度も同じ言葉を発し続けている。茜の言葉は葵に届く事もなく、力無く空中に消えていく。
「もっと目を凝らしてよく見るんだ、茜。君の妹がこんなに頑張っているんだ、応援してあげないと」
僅かでも視点をずらそうと抵抗する茜の頭部をさらに強く抑え込み、僕は言う。
そして、茜の視界の中には再び血塗れの葵の姿が現れる。茜はこの光景から逃れる事は決してできない。
「は……ぇ……ぁ……、たかしろ、さぁん……もう、はんぶん、くらいはぁ、きれた? はぁ……っ」
葵は僕に進行度を見せつけるかのように乳房の裂傷部を強引に切り広げる。ぐちゃあと肉と肉の間の血が滴る音が耳に届く。
葵の片側の乳房は既に下半分程が切り裂かれており、裂傷部からはどろどろとした血と脂の混合液が絶え間なく溢れだしていた。
「ああ、そのまま書き込んだ線に沿って、乳房を一周する様に刃を切り進めるんだ」
「うん……っ、で、も……はぁ……っ、すす、まない……あれっ……? ん……っ、ぜんぜん、きれない……っ」
僕は書き込んだ目印の線の通りに切り進めることを命じたが、葵の手は進まない。
どうやら、思い通りに刃が肉の中を進んでいかないらしい。葵が包丁を強引に動かそうとするたび、血だけがどくどくと溢れる。
「どれ、見せてくれ」
「っぎ……ぃ」
僕は一旦、刃の状態を確認すべく強引に乳房から包丁を引き抜く。
葵が喘ぐ。それは、痛覚ではなく快楽によるものだ。葵の表情が恍惚に染まる。
「ああ……乳房の脂肪で刃の切れ味が落ちているね。つくづく人間の身体は厄介というものだ」
引き抜いた包丁の刃には、夥しい量の血……そして、黄色の脂肪でべったりと濡れていた。
赤と黄色、血と脂が入り混じった刃は信じられないくらいに醜悪だ。
僕も葵も、思わずその醜悪な光景に釘付けになる。これが、人間の醜い部分なのだと。
「ひとまず、脂を取り除きながら切り進めていくしかないね。面倒だが、これも必要な『演出』だ」
一見、煩わしく面倒なだけの作業。だが、この煩わしく面倒な作業すら僕にとっては意味のある『演出』なのだ。そう、それは全て茜の為に用意したもの。
様々な趣向を凝らし、茜の心を痛めつけ、破壊する。僕にしかできない、残酷なやり方で。
「茜、口を開けて」
僕の言葉に放心状態の茜は当然、反応を示さない。目の前のあまりの残酷な光景に、脳の処理が追いついていないのだ。
ひとまず引き抜いた包丁を葵に渡し、僕は葵の口を強引にこじ開ける。
「では葵、茜にぜひ味合わせてあげよう。君の……身体の味……『脂肪』を念入りに」
「うん……っ、おねえちゃん……いく、よ?」
そして、血と脂に汚れた刃が葵の手によってゆっくりと茜の口内へと侵入していく。
葵の口が完全に刃が包み込まれ、口内に茜の血と脂肪の味が広がっていく。
「ん……っ、っぐ……ぅ……う……」
口内にとてつもない醜悪な感覚を覚え、茜の表情が一気に歪む。
味わった事の無い感触。反射的に茜は自らの口の中に広がる醜悪な味を感じ取ったのだ。
「う……っ、おええええええっ!」
その途端、茜はものすごい勢いで嘔吐した。血と、脂と、吐瀉物の混じった液体が周囲を汚す。
胃の中のものを全て吐き出し、葵は泣きじゃくりながら激しく咳き込む。その顔は涙と鼻水と脂汗でぐちゃぐちゃだ。
「美味しいかい? 人間の脂肪なんて食べたことが無いだろう? 君の妹による粋な『演出』だ、もっと味わってくれ」
「はぁ~い……すききらいしないで、いっぱいたべて……っ? おねぇちゃん」
葵は自らの乳房の裂傷部に指を突っ込み、ぐちゃぐちゃと脂肪を掻き出す。
そして、指で抉り取った脂肪の塊を葵の喉奥へと押し込んだ。
無機質な刃が、乳房の肉と脂肪を切り開く音。葵は一心不乱に自らの乳房に肉切り包丁を差し込み、血と脂を撒き散らしながらその刃を切り進めている。
「いっ……っひ……ひ……ひ……」
葵はしゃっくりに近いような不気味な笑いを発しながら、自らの未発達の乳房を残酷に切り離そうとしている。
しかし、人間の身体は簡単には解体できるものではなく、少女の力と一本の包丁ではなかなかうまく事は進まない。
「ふむ、なかなか進まないものだね。やはり包丁一本ではこんなものか」
乳房の切除に苦戦する葵を眺めながら、僕は呟く。
本来ならば、乳房を切除する為の効率的なやり方はいくらでもある。だが、効率など問題ではない。
長い時間をかけ、葵が自らの手で自らの身体を傷付ける……その光景を茜の記憶に植え付け事が重要なのだ。
「やめ、て……やめ……」
そして、その光景をかれこれ数十分見せつけられている茜は叫ぶことを止め、ただうわごとの様に何度も同じ言葉を発し続けている。茜の言葉は葵に届く事もなく、力無く空中に消えていく。
「もっと目を凝らしてよく見るんだ、茜。君の妹がこんなに頑張っているんだ、応援してあげないと」
僅かでも視点をずらそうと抵抗する茜の頭部をさらに強く抑え込み、僕は言う。
そして、茜の視界の中には再び血塗れの葵の姿が現れる。茜はこの光景から逃れる事は決してできない。
「は……ぇ……ぁ……、たかしろ、さぁん……もう、はんぶん、くらいはぁ、きれた? はぁ……っ」
葵は僕に進行度を見せつけるかのように乳房の裂傷部を強引に切り広げる。ぐちゃあと肉と肉の間の血が滴る音が耳に届く。
葵の片側の乳房は既に下半分程が切り裂かれており、裂傷部からはどろどろとした血と脂の混合液が絶え間なく溢れだしていた。
「ああ、そのまま書き込んだ線に沿って、乳房を一周する様に刃を切り進めるんだ」
「うん……っ、で、も……はぁ……っ、すす、まない……あれっ……? ん……っ、ぜんぜん、きれない……っ」
僕は書き込んだ目印の線の通りに切り進めることを命じたが、葵の手は進まない。
どうやら、思い通りに刃が肉の中を進んでいかないらしい。葵が包丁を強引に動かそうとするたび、血だけがどくどくと溢れる。
「どれ、見せてくれ」
「っぎ……ぃ」
僕は一旦、刃の状態を確認すべく強引に乳房から包丁を引き抜く。
葵が喘ぐ。それは、痛覚ではなく快楽によるものだ。葵の表情が恍惚に染まる。
「ああ……乳房の脂肪で刃の切れ味が落ちているね。つくづく人間の身体は厄介というものだ」
引き抜いた包丁の刃には、夥しい量の血……そして、黄色の脂肪でべったりと濡れていた。
赤と黄色、血と脂が入り混じった刃は信じられないくらいに醜悪だ。
僕も葵も、思わずその醜悪な光景に釘付けになる。これが、人間の醜い部分なのだと。
「ひとまず、脂を取り除きながら切り進めていくしかないね。面倒だが、これも必要な『演出』だ」
一見、煩わしく面倒なだけの作業。だが、この煩わしく面倒な作業すら僕にとっては意味のある『演出』なのだ。そう、それは全て茜の為に用意したもの。
様々な趣向を凝らし、茜の心を痛めつけ、破壊する。僕にしかできない、残酷なやり方で。
「茜、口を開けて」
僕の言葉に放心状態の茜は当然、反応を示さない。目の前のあまりの残酷な光景に、脳の処理が追いついていないのだ。
ひとまず引き抜いた包丁を葵に渡し、僕は葵の口を強引にこじ開ける。
「では葵、茜にぜひ味合わせてあげよう。君の……身体の味……『脂肪』を念入りに」
「うん……っ、おねえちゃん……いく、よ?」
そして、血と脂に汚れた刃が葵の手によってゆっくりと茜の口内へと侵入していく。
葵の口が完全に刃が包み込まれ、口内に茜の血と脂肪の味が広がっていく。
「ん……っ、っぐ……ぅ……う……」
口内にとてつもない醜悪な感覚を覚え、茜の表情が一気に歪む。
味わった事の無い感触。反射的に茜は自らの口の中に広がる醜悪な味を感じ取ったのだ。
「う……っ、おええええええっ!」
その途端、茜はものすごい勢いで嘔吐した。血と、脂と、吐瀉物の混じった液体が周囲を汚す。
胃の中のものを全て吐き出し、葵は泣きじゃくりながら激しく咳き込む。その顔は涙と鼻水と脂汗でぐちゃぐちゃだ。
「美味しいかい? 人間の脂肪なんて食べたことが無いだろう? 君の妹による粋な『演出』だ、もっと味わってくれ」
「はぁ~い……すききらいしないで、いっぱいたべて……っ? おねぇちゃん」
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