56 / 125
第8章 結合の刑
第56話 壊れた玩具
しおりを挟む
その後、葵が茜の乳房の肉の欠片までを完全に切り落とすまでにそれほどの時間はかからなかった。実の姉に対する行いとは思えない程に残酷で、手際の良い作業。まるで豚や魚を解体する様な手付きで妹は姉の乳房を切り落としたのだ。
「おおきくて、やわらかくて……あはぁ……いやらしいねぇ……おねぇちゃんの、ここ……」
切り落とした乳房の感触を楽しみ、染み込んだ血と脂を舐め取る葵。
「……ァ……あ……」
そして、悲鳴を上げる事すら諦め、痴呆のように呻き声を垂れ流すだけの茜。
壊れてしまった姉妹の姿を目にし、僕の下半身は不本意ながら硬直していた。
そして、僕は僕の仕事を全うしなければならない。
茜の身体に刻まれた二つの傷。かつて乳房が存在していた部分に刻まれた赤黒く円型の傷。直に肉が露出したその部分へ、僕は先程切り落とした葵の乳房の残骸を縫い付ける。
葵の乳房の中に残っていた余分な脂肪を洗い流し、代わりに豊胸手術などで使用されるシリコン製のバッグを内部に埋め込んだ。そうする事で人工的とはいえ、一切の歪みの無い完璧な美を再現する事ができる。
そして、僕は理想の乳房を再現する事に成功する。少女らしい、控えめでありながら魅力を併せ持つ高貴な乳房。一切の歪みも無く、絶妙な膨らみが美しい。
しかし、実妹とはいえ他人の乳房をそのまま強引に縫い付けたのだ、痛々しい接合の跡や皮膚色の不適合など歪な部分は目立つが、今では生身と生身の結合を実感させてくれるその歪みですらも美しく感じられる。
「少々、歪ではあるが……僕好みではある。どうだい、葵? 君の一部がお姉さんの身体に取り込まれ、結合された感想は」
本物の少女の、未発達な身体を切り取り、結合させて再現した聖処女の乳房。
二人の美しい肉体が結合し、溶け合った成れの果て……限り無く美しい。
「うん……っ、おねぇちゃんが、おねぇちゃんじゃないみたい……っ、それで……それで……っ、わたしも、わたしじゃないみたいっ……っ……」
葵は頬を染め、涎を垂れ流しながら興奮気味に口走る。
今では自らに備わっていたはずの乳房は切り落とされ、姉の身体へと無造作に縫い付けられている。
妹と姉、葵と茜の肉体が溶け合い、結合している光景を目にし、葵の下半身が淫らに湿っていくのが分かる。
「えへ……これ、きれい? ……おねぇちゃんみたいに……きれい?」
そして、狂った葵は自らの肉体へ姉の一部……乳房を結合し、自らの肉体に姉を取り込もうとしていた。
床に落ちていた乳房の残骸。そこへ床に飛び散った、血と脂肪の混じった粘液を手で掬って再び姉の乳房へと詰め込んでいた。最早、どちらの血と脂なのかも判別がつかないが、茜の乳房は再び膨らみを取り戻す。
そして、その血と脂の詰まった乳房を……葵は自ら針を用いて自らの傷口、切り落とした乳房の跡へと縫い合わせている。
「おとなに……なった、みたい……あは……すごく、おおきくて……やわら……かい」
歪に縫い合わされた乳房を乱暴に揉み、葵は満足そうな表情を浮かべる。
……狂っている。今の葵を目にして、僕が抱いた率直な感想だった。
「……壊れきったか」
それと同時に、葵の終焉が近付いているのだと僕は感じ取る。覚醒剤の効力とはいえ、ここまで理性も人格も破壊されてしまえば、もう人間には戻れない。
家畜の様に、ただ僕の実験動物として生き長らえるしか葵の生きる道は無い。
「……っえ、なにぃ……? たかしろ、さん……なんか、いった……ぁ?」
接合された乳房を揉みながら、自らの下半身へも手を伸ばす葵。接合した他人の乳房の感触を楽しみながら自慰行為に及ぶその姿は、狂気そのものだ。
人間で無ければ、既に家畜ですら無いのかもしれない。
「いや、大した話じゃないさ。ただ、使い古して壊れた玩具をどう処理するかを考えていただけだから」
ただの、壊れた玩具だ。
そして、僕はこの葵と言う名の壊れた玩具を、どう処理……いや、再利用するかを考えなくてはならない。
「おおきくて、やわらかくて……あはぁ……いやらしいねぇ……おねぇちゃんの、ここ……」
切り落とした乳房の感触を楽しみ、染み込んだ血と脂を舐め取る葵。
「……ァ……あ……」
そして、悲鳴を上げる事すら諦め、痴呆のように呻き声を垂れ流すだけの茜。
壊れてしまった姉妹の姿を目にし、僕の下半身は不本意ながら硬直していた。
そして、僕は僕の仕事を全うしなければならない。
茜の身体に刻まれた二つの傷。かつて乳房が存在していた部分に刻まれた赤黒く円型の傷。直に肉が露出したその部分へ、僕は先程切り落とした葵の乳房の残骸を縫い付ける。
葵の乳房の中に残っていた余分な脂肪を洗い流し、代わりに豊胸手術などで使用されるシリコン製のバッグを内部に埋め込んだ。そうする事で人工的とはいえ、一切の歪みの無い完璧な美を再現する事ができる。
そして、僕は理想の乳房を再現する事に成功する。少女らしい、控えめでありながら魅力を併せ持つ高貴な乳房。一切の歪みも無く、絶妙な膨らみが美しい。
しかし、実妹とはいえ他人の乳房をそのまま強引に縫い付けたのだ、痛々しい接合の跡や皮膚色の不適合など歪な部分は目立つが、今では生身と生身の結合を実感させてくれるその歪みですらも美しく感じられる。
「少々、歪ではあるが……僕好みではある。どうだい、葵? 君の一部がお姉さんの身体に取り込まれ、結合された感想は」
本物の少女の、未発達な身体を切り取り、結合させて再現した聖処女の乳房。
二人の美しい肉体が結合し、溶け合った成れの果て……限り無く美しい。
「うん……っ、おねぇちゃんが、おねぇちゃんじゃないみたい……っ、それで……それで……っ、わたしも、わたしじゃないみたいっ……っ……」
葵は頬を染め、涎を垂れ流しながら興奮気味に口走る。
今では自らに備わっていたはずの乳房は切り落とされ、姉の身体へと無造作に縫い付けられている。
妹と姉、葵と茜の肉体が溶け合い、結合している光景を目にし、葵の下半身が淫らに湿っていくのが分かる。
「えへ……これ、きれい? ……おねぇちゃんみたいに……きれい?」
そして、狂った葵は自らの肉体へ姉の一部……乳房を結合し、自らの肉体に姉を取り込もうとしていた。
床に落ちていた乳房の残骸。そこへ床に飛び散った、血と脂肪の混じった粘液を手で掬って再び姉の乳房へと詰め込んでいた。最早、どちらの血と脂なのかも判別がつかないが、茜の乳房は再び膨らみを取り戻す。
そして、その血と脂の詰まった乳房を……葵は自ら針を用いて自らの傷口、切り落とした乳房の跡へと縫い合わせている。
「おとなに……なった、みたい……あは……すごく、おおきくて……やわら……かい」
歪に縫い合わされた乳房を乱暴に揉み、葵は満足そうな表情を浮かべる。
……狂っている。今の葵を目にして、僕が抱いた率直な感想だった。
「……壊れきったか」
それと同時に、葵の終焉が近付いているのだと僕は感じ取る。覚醒剤の効力とはいえ、ここまで理性も人格も破壊されてしまえば、もう人間には戻れない。
家畜の様に、ただ僕の実験動物として生き長らえるしか葵の生きる道は無い。
「……っえ、なにぃ……? たかしろ、さん……なんか、いった……ぁ?」
接合された乳房を揉みながら、自らの下半身へも手を伸ばす葵。接合した他人の乳房の感触を楽しみながら自慰行為に及ぶその姿は、狂気そのものだ。
人間で無ければ、既に家畜ですら無いのかもしれない。
「いや、大した話じゃないさ。ただ、使い古して壊れた玩具をどう処理するかを考えていただけだから」
ただの、壊れた玩具だ。
そして、僕はこの葵と言う名の壊れた玩具を、どう処理……いや、再利用するかを考えなくてはならない。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる