83 / 125
第10章 快楽の刑
第83話 栄光と絶望
しおりを挟む
暗闇の中から、ティエラが葵の首根っこを掴み強引に引きずりながら姿を現す。
床を引きずられながらも、葵は全身に走る快楽を楽しみ、悶え、歪んだ笑みを浮かべながら虚空を見上げている。
「お待たせ、前戯は完璧」
「……っひ、……ひ」
ティエラに投げ捨てられ、床に転がる葵はしゃっくりの様な笑い声をくすくすと漏らし、不気味な笑顔を浮かべている。今、自分がどの世界にいるのか、自分が誰なのかすら理解できていないのかも知れない。
「そちらは準備が整った様だね。こちらは少し手こずってはいるが……まぁ、良い」
ティエラの『前戯』により、葵の肉体と精神は完全に快楽の虜となっていた。
一方、茜は襲い掛かる覚醒剤の快楽に飲み込まれぬよう、必死に肉体の快楽から目を背け続け、快楽に屈してしまいそうな心を奮い立たせていた。
「こっちは妹ちゃんと違って強情みたいね。流石はお姉ちゃん」
必死に理性を保つ茜の表情を、ティエラが小馬鹿にした様に覗き込む。
「……ッ!」
そして、ティエラが頰の辺りをそっと触れただけで、茜の身体はびくんと跳ね上がった。
全身の感度が高まっており、今の茜にとってはその程度であっても絶大な刺激となるのだ。
「さわ……る……な……ぁ」
「肌が触れただけで随分と大袈裟ねぇ、そんな事でこれからの『ゲーム』に耐えられるのかしら?」
茜は目に涙を溜めながら、僕とティエラを睨みつける。
体験した事の無いような規模の快楽に、茜は恐怖すら感じていたのかも知れない。
そして……姉妹が再び揃った今、ようなく僕の口から『ゲーム』の詳細が明らかになる。
姉妹の運命を更に大きく、無残に捻じ曲げ、そして……最後の最後まで破壊し尽くすであろう非情なる遊戯の詳細を。
「げー……む……?」
「そうだ、君たち姉妹の絆を試される『ゲーム』……そして、どちらかが生き残る為の『ゲーム』だ」
僕は倒れ込んでいる葵を引っ張り上げ、茜と葵が向かい合うよう椅子に座らせる。
椅子に座らされた葵の身体には力も入っておらず、だらんとだらしない姿勢で姉と向かい合う。
「あ、お……ぃ」
「……っひ、ひ……っ……ひ」
しかし、葵は目の前に座る姉には見向きもせず、ただ口の端から泡を吹きながら快楽に浸るだけ。
この廃人と化した少女達に与えるゲーム……それは、まさに生き地獄と呼べるものだろう。
そして、その生き地獄から生還できるのは、どちらなのか。
「ルールは簡単、君達は互いに『我慢』をすれば良い。何をされても、快楽に屈しなければ勝者、快楽に支配されれば敗者。何も難しい事はない」
我慢をした方の勝ち、できなかった方の負け。単純明快なゲームだが、そんなゲームをわざわざ行うのにも明確な理由が存在するのだ。
「単純明快なゲームだが、全力で取り組んだ方が良い……何故なら勝者には栄光を、敗者には……更なる絶望を与える事になるからね。もう、痛くて苦しい事ばかりの世界から抜け出したいのなら……目の前の姉妹を蹴落とすしかない」
それは、このゲームの中で……茜と葵を殺し合わせ、真の絶望を与える為だ。
床を引きずられながらも、葵は全身に走る快楽を楽しみ、悶え、歪んだ笑みを浮かべながら虚空を見上げている。
「お待たせ、前戯は完璧」
「……っひ、……ひ」
ティエラに投げ捨てられ、床に転がる葵はしゃっくりの様な笑い声をくすくすと漏らし、不気味な笑顔を浮かべている。今、自分がどの世界にいるのか、自分が誰なのかすら理解できていないのかも知れない。
「そちらは準備が整った様だね。こちらは少し手こずってはいるが……まぁ、良い」
ティエラの『前戯』により、葵の肉体と精神は完全に快楽の虜となっていた。
一方、茜は襲い掛かる覚醒剤の快楽に飲み込まれぬよう、必死に肉体の快楽から目を背け続け、快楽に屈してしまいそうな心を奮い立たせていた。
「こっちは妹ちゃんと違って強情みたいね。流石はお姉ちゃん」
必死に理性を保つ茜の表情を、ティエラが小馬鹿にした様に覗き込む。
「……ッ!」
そして、ティエラが頰の辺りをそっと触れただけで、茜の身体はびくんと跳ね上がった。
全身の感度が高まっており、今の茜にとってはその程度であっても絶大な刺激となるのだ。
「さわ……る……な……ぁ」
「肌が触れただけで随分と大袈裟ねぇ、そんな事でこれからの『ゲーム』に耐えられるのかしら?」
茜は目に涙を溜めながら、僕とティエラを睨みつける。
体験した事の無いような規模の快楽に、茜は恐怖すら感じていたのかも知れない。
そして……姉妹が再び揃った今、ようなく僕の口から『ゲーム』の詳細が明らかになる。
姉妹の運命を更に大きく、無残に捻じ曲げ、そして……最後の最後まで破壊し尽くすであろう非情なる遊戯の詳細を。
「げー……む……?」
「そうだ、君たち姉妹の絆を試される『ゲーム』……そして、どちらかが生き残る為の『ゲーム』だ」
僕は倒れ込んでいる葵を引っ張り上げ、茜と葵が向かい合うよう椅子に座らせる。
椅子に座らされた葵の身体には力も入っておらず、だらんとだらしない姿勢で姉と向かい合う。
「あ、お……ぃ」
「……っひ、ひ……っ……ひ」
しかし、葵は目の前に座る姉には見向きもせず、ただ口の端から泡を吹きながら快楽に浸るだけ。
この廃人と化した少女達に与えるゲーム……それは、まさに生き地獄と呼べるものだろう。
そして、その生き地獄から生還できるのは、どちらなのか。
「ルールは簡単、君達は互いに『我慢』をすれば良い。何をされても、快楽に屈しなければ勝者、快楽に支配されれば敗者。何も難しい事はない」
我慢をした方の勝ち、できなかった方の負け。単純明快なゲームだが、そんなゲームをわざわざ行うのにも明確な理由が存在するのだ。
「単純明快なゲームだが、全力で取り組んだ方が良い……何故なら勝者には栄光を、敗者には……更なる絶望を与える事になるからね。もう、痛くて苦しい事ばかりの世界から抜け出したいのなら……目の前の姉妹を蹴落とすしかない」
それは、このゲームの中で……茜と葵を殺し合わせ、真の絶望を与える為だ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる