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1.ギルド編
第38話 緊張感
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「っ!」
魔力強化を解いた僕が、ポイズンウルフに敵うわけがなく僕はごろごろと辺りを転がりながら必死に逃げていた。
僕は幾ら短期間に強くなったとはいえ、素の能力では恐らく魔術師らしきギルド職員に勝てるか程度だ。
贔屓目に見ても確実にCランクには及ばないだろう。
そしてそれに対して相手はCランクでも手こずるダイウルフ達のリーダーだ。
実力的にはこうやって必死に逃げに徹してようやく勝負になる程度。
「はぁ、はぁ、」
さらにどうやら魔力強化には精神的に強くする効果があったのか、それとも毒の効果か、僕は緊張感と死への恐怖ででいつもよりも激しく疲労していた。
死にかける思いなら、湿地で何度もしてきたのにも関わらずだ。
「やっと、分かったぞ……」
けれども、そんな状態でも第六感は今まで以上に働いていた。
ポイズンウルフの魔石の位置は背骨の中心。
その場所はダイウルフの魔石がある場所とは大幅に違う上に、通常よりも丈夫な背骨で魔石は守られている。
「それは普通分からないな……」
そしてそのあり得ないほどの場所に隠された魔石に僕は思わずそう漏らす。
けれども、分かった今決してポイズンウルフは敵では無いはずだった。
何せ僕の神経強化は達人さえも超える技を放つことができる技術だ。
決して楽な技ではないが、使えればとても強力なものとなる。
「あと、数秒使える程度か……」
……だが、僕の身体は毒に蝕まれて限界を迎えていた。
ポイズンウルフの爪や牙から出される毒、それはポイズンウルフが中に溜め込んでいる毒と比べればまさに雲泥の差としか言いようのない効果しかない。
けれども毒を受けながらまるで何の対応もせず動き回り、その上何度か爪や牙がかすり僕の身体には新たな毒が回っていた。
そしてその毒によって蝕まれていく身体の悲鳴に、魔力強化と神経系の強化を使えるのはあと数秒持ったらいい所であるということを僕は悟った。
魔力強化や、神経系の強化、それは決して簡単な技術ではない。
というのも、一歩間違えれば自身の身体を傷つけかねないものなのだから。
魔力強化のコンセプト、それは魔術の具現化だ。
いや、正しくいえば魔術こそが魔力強化の劣化版というべきか。
というのも、魔術とは魔力という力の循環で頂上の現象を起こす技術で、魔術の際空中に描かれる魔法陣こそがその魔術を通すための回路となる。
そしてその魔法陣を作るための詠唱と魔力の込め方でその魔法陣という回路を作る。
ーーー それに対して、魔力操作とは回路など関係なく身体に魔術を循環させ、自身の望む事象を起こす技術だ。
魔術を使うときに現れる魔法陣、それは使える魔術を固定し、それを回路として公式化することによって威力は下がるものの、安全に魔力を事象化できる。
だが、魔力操作は殆ど事象の具現化を操れない。
できることとすれば、魔力を身体の特定部分に回すことにより活性化させ、強化することだけだ。
よって魔力操作は魔術とは比にならない威力を持つが……
だが、少しでもミスをすれば身体を大きく傷つける。
魔力が暴走して傷つくことも、また、一部だけ活性化し過ぎて傷つくなど魔力操作の難易度は魔術の比にならない。
僕もシュライトに概念だけ教えられて、湿地という最悪の環境で何度も死にかけて……という地獄のようなメニューでやっと覚えたのだから。
……そしてそんな難易度を誇る魔力操作の中でも神経系の強化はその中でも超難易度を誇る。
まずそもそも僕以外概念が理解できいないので使えず、僕だって細い神経に魔力を通すのには繊細な魔力調整が必要となる。
何せ少しでも間違えるわけにはいかないのだ。
神経は肉体など比にならない脆さなのだから当然だ。
そしてその神経系の強化と肉体強化の両方の発動はもちろんのことながら、さらなる難易度を誇っており、今の僕の身体では少しでも発動できれば良い程度の状況だった。
つまり、現状は最悪だった。
「ガルッ!」
逃げ回る僕に対して、焦れたのか確実に息の根を止めようと構えるポイズンウルフ。
その姿には隙はない。
そしてそんな相手に対して僕は僅かな時間しか魔力強化を使えない。
さらに狙わなければならないのは硬い骨に隠された魔石だ。
普通に考えれば状況は最悪以外の何者でもない。
「こいよ」
ーーー けれども、何故かそのことがわかった瞬間僕の心から不安が消えた。
先程まで僕の心を支配していた緊張感、それは先程まで僕の手を震わしていたはずなのに、何故か最も緊張しているはずの今、僕の心は酷く落ち着いていた。
「ガルルッ!」
そしてその僕の様子、それを虚勢だと判断したのか、今まで動かなかったポイズンウルフが僕へと飛びかかってくる。
「うぉぉぉおおお!」
その瞬間、僕もポイズンウルフに応えるように魔力強化を行って飛び出していた。
それはまさに一歩までも間違えれば死に直結する、そんな場面。
そしてそのことを知る僕の心臓はばくばくと音を立てて鳴っていた。
けれど何故か僕の心はひどく冷静で。
……そして、そのちぐはぐさに何故か懐かしさを感じながら僕は剣を強く握りしめた。
魔力強化を解いた僕が、ポイズンウルフに敵うわけがなく僕はごろごろと辺りを転がりながら必死に逃げていた。
僕は幾ら短期間に強くなったとはいえ、素の能力では恐らく魔術師らしきギルド職員に勝てるか程度だ。
贔屓目に見ても確実にCランクには及ばないだろう。
そしてそれに対して相手はCランクでも手こずるダイウルフ達のリーダーだ。
実力的にはこうやって必死に逃げに徹してようやく勝負になる程度。
「はぁ、はぁ、」
さらにどうやら魔力強化には精神的に強くする効果があったのか、それとも毒の効果か、僕は緊張感と死への恐怖ででいつもよりも激しく疲労していた。
死にかける思いなら、湿地で何度もしてきたのにも関わらずだ。
「やっと、分かったぞ……」
けれども、そんな状態でも第六感は今まで以上に働いていた。
ポイズンウルフの魔石の位置は背骨の中心。
その場所はダイウルフの魔石がある場所とは大幅に違う上に、通常よりも丈夫な背骨で魔石は守られている。
「それは普通分からないな……」
そしてそのあり得ないほどの場所に隠された魔石に僕は思わずそう漏らす。
けれども、分かった今決してポイズンウルフは敵では無いはずだった。
何せ僕の神経強化は達人さえも超える技を放つことができる技術だ。
決して楽な技ではないが、使えればとても強力なものとなる。
「あと、数秒使える程度か……」
……だが、僕の身体は毒に蝕まれて限界を迎えていた。
ポイズンウルフの爪や牙から出される毒、それはポイズンウルフが中に溜め込んでいる毒と比べればまさに雲泥の差としか言いようのない効果しかない。
けれども毒を受けながらまるで何の対応もせず動き回り、その上何度か爪や牙がかすり僕の身体には新たな毒が回っていた。
そしてその毒によって蝕まれていく身体の悲鳴に、魔力強化と神経系の強化を使えるのはあと数秒持ったらいい所であるということを僕は悟った。
魔力強化や、神経系の強化、それは決して簡単な技術ではない。
というのも、一歩間違えれば自身の身体を傷つけかねないものなのだから。
魔力強化のコンセプト、それは魔術の具現化だ。
いや、正しくいえば魔術こそが魔力強化の劣化版というべきか。
というのも、魔術とは魔力という力の循環で頂上の現象を起こす技術で、魔術の際空中に描かれる魔法陣こそがその魔術を通すための回路となる。
そしてその魔法陣を作るための詠唱と魔力の込め方でその魔法陣という回路を作る。
ーーー それに対して、魔力操作とは回路など関係なく身体に魔術を循環させ、自身の望む事象を起こす技術だ。
魔術を使うときに現れる魔法陣、それは使える魔術を固定し、それを回路として公式化することによって威力は下がるものの、安全に魔力を事象化できる。
だが、魔力操作は殆ど事象の具現化を操れない。
できることとすれば、魔力を身体の特定部分に回すことにより活性化させ、強化することだけだ。
よって魔力操作は魔術とは比にならない威力を持つが……
だが、少しでもミスをすれば身体を大きく傷つける。
魔力が暴走して傷つくことも、また、一部だけ活性化し過ぎて傷つくなど魔力操作の難易度は魔術の比にならない。
僕もシュライトに概念だけ教えられて、湿地という最悪の環境で何度も死にかけて……という地獄のようなメニューでやっと覚えたのだから。
……そしてそんな難易度を誇る魔力操作の中でも神経系の強化はその中でも超難易度を誇る。
まずそもそも僕以外概念が理解できいないので使えず、僕だって細い神経に魔力を通すのには繊細な魔力調整が必要となる。
何せ少しでも間違えるわけにはいかないのだ。
神経は肉体など比にならない脆さなのだから当然だ。
そしてその神経系の強化と肉体強化の両方の発動はもちろんのことながら、さらなる難易度を誇っており、今の僕の身体では少しでも発動できれば良い程度の状況だった。
つまり、現状は最悪だった。
「ガルッ!」
逃げ回る僕に対して、焦れたのか確実に息の根を止めようと構えるポイズンウルフ。
その姿には隙はない。
そしてそんな相手に対して僕は僅かな時間しか魔力強化を使えない。
さらに狙わなければならないのは硬い骨に隠された魔石だ。
普通に考えれば状況は最悪以外の何者でもない。
「こいよ」
ーーー けれども、何故かそのことがわかった瞬間僕の心から不安が消えた。
先程まで僕の心を支配していた緊張感、それは先程まで僕の手を震わしていたはずなのに、何故か最も緊張しているはずの今、僕の心は酷く落ち着いていた。
「ガルルッ!」
そしてその僕の様子、それを虚勢だと判断したのか、今まで動かなかったポイズンウルフが僕へと飛びかかってくる。
「うぉぉぉおおお!」
その瞬間、僕もポイズンウルフに応えるように魔力強化を行って飛び出していた。
それはまさに一歩までも間違えれば死に直結する、そんな場面。
そしてそのことを知る僕の心臓はばくばくと音を立てて鳴っていた。
けれど何故か僕の心はひどく冷静で。
……そして、そのちぐはぐさに何故か懐かしさを感じながら僕は剣を強く握りしめた。
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